毎年のように御蔵島に行き、野生のイルカと泳ぐ。
海中にいるとイルカの鳴き声が聞こえる。
声が聞こえれば彼らは近い。
回りを見回す。
たいてい彼らは群をなしてやってくる。
彼らは気まぐれだ。
機嫌がいいと遊んでくれるが、
機嫌が悪いとただ通り過ぎていく。
機嫌のいいときはもちろん楽しい。
一緒にクルクルと回って泳いだり、
深くへと潜ったりする。
機嫌の悪いときは横をしばらく一緒に泳いで別れる。
実際に機嫌が悪いのかどうかはわからない。
彼らはただ、こちらの相手をせずに泳いでいく。
人間の相手をしないで通り過ぎるイルカを人は「機嫌が悪い」と呼ぶ。
実際にイルカは何を考えているのだか。
勝手に想像すると笑えてくる。
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