21世紀の曖昧論

第一章 あいまいさの復権  「正確さ」を生み出す「あいまいさ」  コペルニクス、ケプラー、そしてニュートンの発見  科学の成長  東洋と西洋の考え方の違い  「あいまいさ」の定義 第二章 「あいまいさ」の探訪  脳は未知なる世界  蟻の行動原理とは  ミトコンドリアの母系支配  ミトコンドリアの呉越同舟  数の原理  景気は必ず循環するか  混沌からの秩序 第三章 日本人に息づく「あいまい」  さらに変化する世界情勢  われら中高年層の神髄  「自分」という"とまどい"  米作と集団性  「身心」から「心身」へ  文化混合の時代   第四章 「あいまいさ」から生まれる日本人の能力  左脳と右脳の役目  欧米人と日本人の実験結果の違い  日本語の創作性  日本文化のあいまいさ  画像処理される算盤  江戸の科学  日本人のあいだに漂う「空気」  外国を理解するキーワード  「空気」で育つ日本人  自然に左右される神  緑に満たされた国  日本に対する希望的観測  論理の天才は精神世界を目指す  求められる察知する能力  リーダーの条件「自利と利他」 終章 「あいまいさ」と「明確さ」のタペストリー  生命の進化、社会の進化  利己的な遺伝子から生まれる利他的な社会  資本主義が生んだ地球環境問題  流行も混沌のなかに  互恵的利他主義  「あいまいさ」がつくる未来

つなぶちようじの生息域