Canoscan D660U Test
report
大抵の店には在庫があるのに、何故かgooでもInfoseekでもテストレポートがひっかから
ない不思議なスキャナ、D660Uを、購入してしまったのを機会に自分で作って上げてみました。
ただ、Webmasterは修羅場逃避中なので、1時間程度で作ったごく簡易なものです・・・のはずでした。
なお、OSはWindows2000、ドライバ・ToolBoxFAUは2001年1月上旬現在の最新版を使用しています。
<Sample1 1200dpi ドライバお任せモードでのスキャン>
クリックすると、XGAサイズの画像(約70kB)が表示されます。
撮影データ Title : Light up!(Night scape of Haneda airport )
Date&Place : Dec 1998 at Haneda airport farewell deck
Camera : Nikon F301 + SIGMA - 24-50mm Zoom
Scanner : Canon D660U (using FAU) at 1200dpi
Retouch : StudioMap JTrim Ver.1.10
Copyright: Taken and Edited by Kawazoe Yuji(albatros@t3.rim.or.jp)
Comments
だいたい六切りでプリントした程度の解像度はあるみたいです。
さすがにNikonのCoolscanIII(エントリークラスのフィルムスキャナ)と比べる
とつらいところもありますが、\17,800という価格を考えるとそれは酷な話でしょう。
逆に色補正は、開発年度がだいぶ新しい分こちらの方が上手かもしれません。
好みの差だとは思いますが・・。
結論としては、少なくともXGAサイズまでであれば、フィルムスキャナとしての使用に
十分耐えるだけの性能を持っています。
<Sample2 1200dpi マニュアル・お任せ両モードでのスキャン結果比較>
◇ マニュアルモード 1200dpi
あらら!?・・全体的にピントが眠い。
※1/14 2001 追加!
最新(Nov
2000)のTWAINドライバ、最新版のToolbox FAUで
トリミング時のものを含めて、問題は解決されました。。
◇ マニュアルモード 最新TWAINドライバ(5.8.10)+最新のToolbox FAU(2.5.1)

自動で読みとった画像(↓)と、遜色ない画像になりました。
ただし、どちらも最新版を使わないと、
トリミングしたときに最初の画像と同じようになります。
◇ ドライバお任せモード
<総評> updated at 1/14 2001
¥17,800(透過原稿ユニット内蔵)という価格で、これだけの画質を実現したCanonの技術力には恐れ入ります。800*600で見られる画像であれば・・・程度の希望だったのですが、良い意味で完全に予想を裏切ってくれました。後は、異常に動作音が小さくて、ホントにスキャンしているのか?といった感じだったのが妙に印象に残っています。
ただ、2つほど欠点もあります。
まず、ドライバに完全お任せモードにしないと、どうやってもピントがボケボケで補正もできないのはかなり問題です。
フィルムスキャナを使ったことのある人は、間違いなくマニュアルモードでスキャンしようとするはずですから。
雑誌のテストレポートで、やはり”ピントが甘い”となっているのはあるいはこのせいかもしれません。
(製品附属のドライバを使った場合)
※1/14 2001
追加!
ドライバとToolbox FAU
の両方を最新版とすることで、この問題は解決しました。
ドライバはcanon-salesの
このページにあります。
それから、USBを使用している以上仕方がないのかもしれませんが、高解像度での取り込み時のCPU負荷は非常に高いです。フィルムスキャン完了直前だと、FEPでの入力すらほとんど効かなくなるほどレスポンスが低下します。
SCSIスキャナだとどうなのか知りたいところです。
・・・む、やはり2時間弱はかかってる・・(泣)
※オマケ
1 93年頃松ヶ枝に入港した、ポルトガル帆船の乗組員

2 保存形式でjpegを選んだ際の、何も編集していない生画像です。
1700*1100で、110kB程度あります。被写体は厚木のP3Cの機首部アップです。
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