好きなアーチスト





さて次は、好きな音楽アーチストのといってみましょうか。まあギタリストについては、別項でタップリやってますから、ここではシンガーソングライター系のヒトを中心にいってみましょう。まずは国内の男性シンガー系から。これは、カラオケの十八番を見ればわかるって(笑)。浜田省吾と氷室京介が双璧ですね。彼らのナンバーにはお世話になってます。それぞれ毛色は違うけど、「格好つければつけるほど、泥臭くなってくる」ところがいいんだよね。その分「地」というか、ネイティブなオリジナリティーが出てくるようで。共感するわけですよ。そういう意味じゃ、矢沢御大もいいですね。カラオケじゃ唄わないけど。ぼくが唄うと、モロ演歌になっちゃうから(笑)。

これが、女性になるとちょっと視点が変化する。自分自身と生きざまやスタイルをオーバラップさせるわけにはいかないから、もっと純粋にそのヒトの持ってるオリジナリティーや個性だけを見れる。やっぱりスゴいのは、「一人ワールドミュージック」中島みゆきさん。持ってる世界観から、価値体系から、唯一無二のオリジナリティの塊だからね。特にアルバムバージョンでは、やはり個性あふれる名うてのミュージシャンをあつめて異種格闘技戦してるのがスゴいです。美空ひばりさんなき後、個性一本勝負の女性シンガーとして、存在感ありますね。そういう意味ではスケールは小さいけど、広瀬香美なんかも、何にも似てないしマネしてない、という意味で評価してます。

海外系だと誰でしょうね。海外系だと好きなヒトにはバンド系が多いから限られちゃいますね。そういう意味では、やっぱりデイヴィッド・ボウイでしょうか。「声」のところでも書いたけど、その手の方々(誰かさんが「ロキシー・ミュージック」というジャンルだと思ってたヤツ)はみんな好きですけど、その中でも別格のスケールがありますからね。いろいろな表現スタイルに挑戦する姿勢がいいし、それで出てきたものがやっぱり個性あふれているのもいいし、その上生理的にノレる好みのノリでやってくるれるときては、おいしいところです。

最後に、別格。これはなんといってもジョン・レノン。ぼくなんかだと、後半ではあるけれど、ビートルズ現役時代をリアルタイムで体験できた世代なんだよね。そこで見た時代は同時に、ポップグループ、アイドルグループ的に「売れて」いた彼らが、ロック・アーチストとしてのアイデンティティーを確立してゆくプロセスでもあったわけ。特に、ジョン・レノンが自分自身の内面との葛藤や、それを乗り越える脱皮をくりかえしてゆくプロセスそのものが作品に表れてくる状況を、ローティーンの頃に見ちゃうっていうのは、人格形成上影響が大きいよ。時代的にはパラレルだけど、ポコっとジミヘンやクリーム聞かされても、当時の状況では理解できなかっただろうけど、それを自分自身の変化のプロセスというカタチで、ジョン・レノンが「ロックという世界があるんだ、それはスゴいんだ」って見せてくれたから、今のロックな自分があるんだと思う。入口を開いてくれたという意味で、彼は特別な存在ですね。




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