「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2005年4月-




4月30日(土)

連休の中日ということで、千葉の家から近くのライブスチームの聖地、「ひめはるの里」に行く。ゴールデンウィークは、毎年「こいのぼりまつり」で、谷間にある広場の両尾根の間にワイヤを渡し、空一面にこいのぼりが泳ぐさまは圧巻。常設のミニSLになっているOS製5インチの0-6-0も、ほぼフル回転で客をさばく。エンドレスの周回はかなりの距離があるとともに、けっこうスピードも乗る。こういう遊具としての使用の中でも、ライブスチームとしては相当な酷使と思われるが、淡々とこなしているということは、元の設計が相当しっかりしているということか。

4月29日(金)

今日からゴールデンウィーク。早速家族で千葉に行く。某模型店のジャンク箱にあった、格安のユニトラックの4番ポイントを組み込み、常設お座敷の貨物線の留置線の一本を出発線にする。微妙に手持ちの端数レールでは差分を作れないことが判明。早速近くの「緑川模型」に買い出しに。こういうときは、実に便利。端数レールでできる組合せでは、実は1.5mmほど長くなってしまうはずなのだが、各線の有効長そのものが2m近くあるので、ユニトラック特有の、プラレールでいうところの「なじませ継ぎ」で、ぐにゅぐにゅとやっているうちに収まってしまう。こういうところは、実に便利だなあ。

4月28日(木)

TMSのミッシングリンクの中の一冊、60年代初期の号が、比較的リーズナブルな価格で出ていたのでGET。これで「生まれて以降、76年までのTMSを揃える」というシバリを達成するまでにあと二冊。こっちも時間の問題だな。金さえ出せばブツは比較的あるので、いかに「お手ごろ」に入手するかという課題を課さないと面白くない(笑)。でも、まあ、今年中には出てくるでしょうな。「先人の遺品」も多く出てくる昨今であるし。

4月27日(水)

ちょっと思うところがあり、日本人の立ち姿の乗客人形を求める。バリエーションが少ないのは、まあ「織り込み済み」なのだが、どうしてみんな冬姿なの?それも、コートとか厚着で。駅員はシャツ姿とかいるのに(笑)。プレイザーのオリジナルのヤツだと、半袖Tシャツとか、タンクトップとかいろいろあるんだけど。まあ、仕方ないけど、これだと使うときに日射しを冬っぽくしないと。

4月26日(火)

ザ・レイルの52号他、数冊書籍を買って帰る。東海道線の電化という、余り専門分野ではない特集なのだが、いままで見たことのない写真が大量にフィチャーされているのにはビックリ。これに限らず、最近はこの手の「発掘資料」が実に多い。しかし、掘り起こすとでてくるモンですね。確かに、昭和30年代とか現場で活躍されていた方は、当時の若手でももはや70代。情報も資料も、今まとめておかなければ、そのまま散逸してしまう(資料はさておき、情報は当事者がなくなられてしまう前に記録しておかなければ、永遠に謎のままではある)。そういう意味では、このところ、この手の「昭和の鉄道の記録」がある程度ブームとなり、市場性もでてきているというのは、タイムリーだということもできるだろう。

4月25日(月)

尼崎で福知山線が大事故。原因はまだ調査中ということだが、ほとんど見たことのないタイプの脱線事故であることは確か。しかし、またもやJR西日本である。JR西日本は本州3社として、JR東日本、JR東海と並び称されるが、企業経営と鉄道と両方に関心のあるヒトからすると、鉄道会社の格として、他の2社より明らかに一段落ちる。そもそも鉄道会社は、あたかも木の育ち方が、日照、水分、地味など、生えている立地に大きく影響を受けるように、立脚している沿線の状況や競合状況に大きく影響を受ける。歴史や伝統ではどうしようもないものがある。それが、横並びを保っているということは、ずいぶん無理をしているのが現実だ。それが直接にどうこう、というわけではないが、なんらかの遠因になっていることは充分に考えられる。

4月24日(日)

イロイロ手を尽くして、ウマい具合に茶色のナロ10を入手。これまた芸風と違うのだが、一連のPEMPの「茶色の客車」を活かすには、最低限「茶色の優等客車」がなくては絵にならなかっただけに、ラッキー。一応短いながら、昭和30年代の昼行急行か臨時特急みたいな編成にはなった。でもこういう編成って、つなげてみると、どうにも「子供のころの16番」を思い出しちゃうんだよね。つぼみ堂のブリキ製の客車シリーズを、鉄道模型社のEF58が牽引したりとか。

4月23日(土)

この週末は、音楽関係で忙しくて、鉄分は薄くならざるをえない。例のプラットホームの屋根をうっかり落としたら、見事にパカっと二つに割れてしまう。さすがにプラが劣化していたのね。東欧のプラ製品は、70年代のものだとけっこう劣化しているのが多いけど、オーストリアも、ハプスブルグ家で半分東欧みたいなモノだからなぁ、と妙に納得。しかし、それだけに修復は慣れたモノ。流し込みタイプの接着剤で、アッサリ復元。

4月22日(金)

ということで、デトは、けっきょく会社の机の上にある「お立ち台」にかざることに。前はなぜか持ってた、カトーの16番のC56を置いていたのだが、選手交代。なかなかいい感じ。ということで、ワンカット。それにしても怪しい本ばっかり(笑)。情報管理の関係もあり、机上には「仕事とは関係ないモノ」しか出しっぱなしにはできないので、そういうモノしか出ていないんだけど。実は、「記録写真 蒸気機関車」の先には、韓国語、中国語、ロシア語、ドイツ語の辞書があったりして、もっと怪しいかも。

4月21日(木)

ちょっと寄り道した模型店に、乗工社の京王デト2917の出物が。全然芸風ではないのだが、なんか妙に可愛くて心引かれてしまう。おまけに安い。ということで、お買い上げ。実物は1372mmなので、厳密にはHOゲージでは「ガニ股」になってしまうのだが、こと、デトについては、そのほうが愛敬があるいう気も。はて、どう使おうか。

4月20日(水)

久々に雨、だが通りかかったので今日も覗く(笑)。こういうときはえてして獲物があるものだが、案の定。東独時代のSchicht製の客車が7輌。DRが4輌、MAVが3輌。どちらも箱付きで、持っていないタイプ。80年代初期のモノではないかと思われる。おまけに安い。この手のモノに触手を伸ばす人間も限られているとは思うが、「鉄のカーテン」時代のものはやはり気になる。ということで、まとめてGET。そういえば、最近は欧州型はこの手の輩しか物欲をかきたてられなくなってきたなぁ。そもそも、なかなかタマがでてこないけど。

4月19日(火)

今日は趣味誌発売日につき、天賞堂へ。行きがかり上、JR有楽町方面からのアプローチだったので、その前にはじめてレモン社の模型コーナーを覗く。カメラでは何度もお世話になったことがあるのだが、模型コーナーははじめて。外国型が充実しているのは、なかなかイメージ通りだが、値段の付け方がバラバラ。相場より全然高い強気のモノもある半面、かなりお買い得といえる「出物」もそれなりにある。まあ、専門ではない分、委託出品者の言い値が通っているんだろうし、出す方も、鉄道模型は余技という感じなので、あまり相場に引きずられないということなのだろうが。

4月18日(月)

プラットホーム工事に、一応の区切りをつけるべく基本部分を固める。小道具やギミックについては、まだ全然考えていないので、ひとまずの目標は、誰が見ても「プラットホームに見える」こと。部材は各部分ごとに一応塗装まで完成しているので、細かいところの色入れをしながら組んでゆく。高さを日本型に合わせて、かなり詰めたのが功を奏したのか、なかなかいいバランスに仕上がった。17〜8m級の電車2連とか、丁度似合いそう。しかし、こうやってみると、確かに1930年代に開通した近郊電車のホームの風情がある。流石ドイツ製というか、バウハウスみたいなモダニズムの影響がストラクチャーキットにも感じられる。その頃、その影響をうけて日本でもさかんに建設された、「高架線」とかにありそうなイメージだ。この線でディティールをつけることにしよう。

4月17日(日)

ガキの入学祝い(というわけではないのだが)に、交通博物館に行く。一年ぶり以上になるが、このへんで行けるときに行っておかないと、大宮移転のための休館前に行けなかった、なんてことにもなりかねないので。模型パノラマの解説も、今回は「実物の80分の1のサイズで作られています」とだけで、ゲージ論は一切回避のシンプルなモノ(笑)。しかしこれでは逆に、「新幹線は87分の1だろうが」と突っ込みたくもなってしまう。で、丁度タイミングが良かったので、映画ホールで東北・上越新幹線開通時のPR映画を見る。実は、この映画ホールで映画を見るのって、小学生、それも下級生のとき以来なのだ。なんと40年ぶり。ここも実は、万世橋から移る前に一度押えておきたかったので、ラッキー。

4月16日(土)

山の手線の205系が、明日でラストランとのこと。どんどん231が増えていることは感じていたものの、毎日のように使っているだけに、かえっていつなくなるか、とか意識しにくいところがある。少なくとも、今月になってから一度乗っているし。最後に残ったのは、初期車の二段窓の編成のようである。いつの間にか、JRも民鉄も、首都圏は209/231シリーズだらけになっちゃうのね。

4月15日(金)

オーストリア・ホフマン社製の、プラ製電車ホームの工事の続き。実はこのキット、小学生の時に作ったことがあるんだよね。入手したものも、70年代の製品のようだし。で、メインの部分と同じ規格で、切り離したスロープの上面を利用し、延長部分を作る。電車区間では、JRでも民鉄でも、改築や延長のたびに違う工法をとっているホームが多いが、それをヒントに、ちょっと構造を違えてメリハリをつける。また、そのまま組むと、日本型にしては上屋の背が高くなりすぎるので、建築限界を参考に多少切り詰める。アスファルト部分と、コンクリート部分に塗り分けて一気に塗装すると、まあ、それっぽい感じが出てくる。この辺の気楽さが、プラットホームのいいところか。昔のエンドウのブリキのストラクチャーでも、一番ツブシが利いたのはプラットホームだったよな(爆)。

4月14日(木)

昼休みに、早速フライシュマンのレールを敷いて試してみる。実は、会社の書類のキャビネットの天板が、広さも高さも、まさに模型を走らせるのに絶好ではないか、とニラんでいたのだが、実際に敷いてみると実にいい感じ。Nや欧州型のHOには、ちょうどいい。グレーで完全な平面というのも、Models IMON原宿店のHOレンタルレイアウトみたいな感じで、なかなかオツなモノ。この手の趣味は、あまり公然とやるのはさすがに気が引けるが、そのケがあることについてはカミングアウトしているので、問題なし(笑)。

4月13日(水)

4Fで、フライシュマンのHO線路の出物。一本200円内外なので、ほぼN並。輸入品屋さんでの元の値段を考えれば、なかなかリーズナブル。欧州型用に、家にはかなりフライシュマンのシステムで線路を揃えてあるのだが、まあこの値段ならと、会社に一組置いておくべく、エンドレス相当分をGET。机の上に飾ったりするべく、何輌かは会社のロッカーの中に入っているので、本当に走らすかどうかは、あとパワーパックがあればできない話ではない。このあたりは、公然の秘密ということで(笑)。丁度適当そうな場所は見当をつけてあるのだが、誰かそういう趣味のお客さんがやってきたら、試してみますか(爆)。

4月12日(火)

久々に何か手を動かそうかという気に。とはいうものの、やっぱりストラクチャーのほうに気を引かれてしまう。ということで、中古展のジャンクコーナーで、ジャンク値段で出ていた、ヨーロッパもののプラットホームのプラキットを改造して、日本風に組むことに。このキット、ヨーロッパ製にしては珍しく、列車区間用のいかにもヨーロッパ然としたものではなく、都市部の電車区間の駅のようなイメージで作られている。UバーンやSバーンということなのだろうか。従って、高さを調整し、色と小物を工夫すれば、井の頭線や池上線のような、都市部のちょっとマイナーな電車の駅のようなイメージが湧いてきそうだ。ということで、12mmの電車用の建築限界をベースに、ひとまずホームのかさ上げをしながら、主要な躯体部分を組み上げる。まあ、なんとか行けそうか。

4月11日(月)

花見のシーズンといえば、昨年作成した「どこでも花見」をフィーチャーしたセッションを行いたい。まあ、縁起物なので、できればホントの桜が咲いているうちがいい。ということで、桜満開のフォトセッション。舞台はまたもや、このところ出ずっぱりの感のある、ウッドランドシーニックス社のジオラマお試しキット。車輌は、黒ずくめより、色気があった方がいいだろうということで、暖色系の面積が一番広いDF50。実は、月曜は雨というコトなので、急遽日曜の夕方に撮ったのでした。ということは、厳密には昨日の出来事なのだが、お許しを。

4月10日(日)

早朝、起き抜けは曇っていたものの、だんだん晴れてくる。これ幸いと、庭にGゲージの線路を敷き出す。前回以降、線路の本数も増えてきたので、一周約19メーター。スケールで500メーター近いので、これならテーマパークとかの「乗り物」の鉄道といい勝負。で、早速プレイモビルの客車を牽かせ、おまけの人形も乗っけて走らせる。一輌1000円にしては、思った通り、テーマパークの「おとぎ鉄道」みたいな感じで、なかなかいい。仮設ではあるが、花が咲きまくっているところで、汽車を走らせて楽しむというのは、庭園鉄道の醍醐味を味わえる。

4月9日(土)

この週末は、久々に家族で千葉方面へ。その途中で、千葉の家の近くにある、さくら名所百選の一つ、茂原公園で花見をする。かなり葉桜になってからは一度行ったことがあるのだが、満開のときに行ったことがないので、ぜひ行ってみたかった。これでもか、これでもか、と山中満開で迫る咲きっぷりは流石。トイレを借りに、茂原公園内にある美術館・郷土資料館に入ると、いつもは展示コーナーの奥に保存されている「千葉県営人車軌道」の人車(とはいっても、台枠のないダルマだが)が、手を触れることができるところに出ている。ほぼ同じ路線を走っていた「南総鉄道」と合わせて、簡潔だが要を得た解説がついていた。で、その足でショッピングセンターに寄ると、前オモチャ屋だったところが、食玩屋になっている。鉄関連のアイテムは少ないが、プレミアムがついていないのは良心的。最近は、秋葉の食玩屋では、鉄系に人気のアイテムはけっこう高めだし。で、商店の持っていないのを一つ購入。これで4軒並ぶ。ということで、記念ショット。在来線はボンネットで決まりだが、新幹線は0系がギリギリというところか。おまけに、人車軌道の「ダルマさん」のショット。暗いところで、それも携帯で撮ったので、今一つぼんやりしてますが。

4月8日(金)

久々にちょっとだけ細工物。とはいっても、このところ買い込んでいた客貨車の補修。部品を付け替えたり、カプラーを取り付けたり、デカルを貼ったり、といっただけなのだが。なんか工具を触るのや、ラッカーの臭いを嗅ぐのが、久しぶりという感じ。このあたりから、おもむろに今年度始動と行きたいところだけど。

4月7日(木)

TMS特集シリーズの「ミキスト」、昭和37年初版が、多少表紙が汚いということで、安く出ていたので購入。特集シリーズ自体は、そのほとんどを子供の頃リアルタイム買っていたので、ガキが何百回と読みまくってボロボロではあるものの、今でも持っているのだが、ミキストだけは買っていなかった。ガキにはあまりに高尚過ぎて、その意味や価値を理解できなかったというのが正解だろう。で、新鮮な気持ちで読む。5〜60年前の記事ではあるのだが、ある意味で書かれていることは今でも通用する。それが古典というモノなのだろうが、山崎氏の慧眼さには改めて敬服する。しかし改めて読んでみると、戦前から「ゲージ論争」や「模型クラブの排他主義」は連錦としてあり、模型界自体が狭かった分、ある意味今のそれよりずっと濃くて根深いモノだったということがよくわかる。なんというか、人間の業というか、バカの壁というか(笑)。

4月6日(水)

ガキの入学式。暑いくらい天気がいい。節制のない天気だこと。ということで、本日も鉄分なく過ごす。そもそもなんだか忙しい。その一方で、時間を作って模型店とか覗いても、全然出物がない。今日も、午後から会社に行く途中で4階を覗いたのだが、やはり収穫なし。年度の変わり目はこんなものか。なんか、正月もなかなか始動できなかったけど、新年度も、なかなか始動できそうにない。金を浪費せずに済むのはいいのだが(笑)。

4月5日(火)

どうも雑誌のバックナンバーというのは、くせ者である。一番コレクションしやすいというか、あの一冊づつミッシングリンクが埋まってゆく快感というのは、なかなか他で得がたいモノがある。「とれいん」が揃っちゃってから、ちょっとそっち方面では危険な状態が続いていたのだが、近くのBook offに、90年代のRMMがけっこう。90年代半ばに「出戻った」当初は、Nをやって、気に入った記事があるときにRMMを買うという感じだったので、くしの歯が抜けるようなカタチである程度の冊数がある。チェックすると、ウマい具合に持ってない号がけっこうあったので、つい買ってしまう。買ってからヤバいと気付くが、もう遅い(笑)。買っていた時期の穴を埋める限りにおいて、集めることにしよう。といっても、レイルマガジン増刊の頃からあったりするのだが。

4月4日(月)

家の中の階段で子供がコケて、けっこうなケガをしてしまい散々な一日。けっきょく、縫合する必要はあったものの、ケガそのものはそれほどリスキーなものではなかったのだが、子供の形成外科がある病院というのが少なく、それを探して、そこまで行って治療してもらうのに、ケガしたのが朝8時で帰ってきたのが15時なので、ほぼ一日がかり。休みを取ったのだから、鉄分ナシというのもシャクなので、看病しながら、車輌のデカルをちょっと貼る。今日はこれだけ。

4月3日(日)

雨の予報だったのが、なぜか快晴。本来ならこのあたりでお花見のまっさかりなんだろうけど、まだ咲いてないから雨でもいいか、と思っていたのが一日得した感じ。で、急遽千葉にまた農薬を撒きに行く。ついでに、LGBの機関車に例のプレイモビルの客車をつないで様子を見る。とはいっても、室内で最低限の線路だけ。で、思わぬ発見。客車がトイっぽいメルヘンさを持っている分、かえってテーマパークや遊戯施設の保存運転を思わせて、逆に「リアル」な生々しささえ感じられる。そう考えてみると、ナローの蒸気って、こういう施設の中でしか、火が入っているのを見たことがないからね。ちょうど、西武山口線で、コッぺルがおとぎ電車の客車を牽くようなものかな。窓にガラスが入ってないのも、かえってそれっぽいし。

4月2日(土)

散歩しながら「1分咲き」の花見を楽しんでから、「記憶の中の鉄道風景」のネタ探し。新たな素材を作れないものだけに、どうしても「宝探し」が必要になる。どこに何が入っているかは全く記憶にないだけに、けっこうこのプロセス自体がワクワク楽しかったりする。で、手付かずのネガを整理しつつ、中身を探ると、ワリとサクサク材料が見つかる。これでほぼ夏ぐらいまでは材料がそろった計算。考証もあまり問題がなさそうなネタだし。なんか、世界の石油資源の埋蔵量みたいな感じ。絶対的には有限なんだけど、当面の利用可能な資源がある程度見えていれば、それでひとまずは安心しちゃう、みたいな。

4月1日(金)

帰りがけにFABに寄るべく、東上線に乗る。と、やってきたのは、旧塗装のリバイバルの8000系。東上線は一見縁がないようだが、実は、学生時代に免許を取ったのが東上線沿線の教習所だったのだ。で、池袋から成増まで通っていた。その頃はもちろん、あの決して美しいとは思えない旧塗装。とはいうものの、8000よりは、準急で池袋・成増間をノンストップですっとばす、吊掛の7800とかのほうが印象に強いけど。まあ、東武自体が旧国鉄と相通じるような「レトロ」な体質があるので、こういう企画が妙にフィットしてしまうような気も。




(c)2005 FUJII Yoshihiko


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