「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2005年7月-




7月31日(日)

ちょっと調べたいデータがあったのだが、流石にこういうときに「とれいん」が全部揃っていると役に立つ。どの号かはうろ覚えだったのだが、総合索引からあっさり発見。見事、問題解決。で、帰ってきてから、上屋のフィニッシュ。基本的に塗って組むだけなので、塗料が手に入ればこれはカンタン。今月はこれまで。

7月30日(土)

てなわけで、今回は、運転もNの常設お座敷だけにして(これも、運転席が奥まっているので、白昼はけっこう暑いのだが)、鉄分少な目。ドライブ中、例の「緑川模型」に寄る。「外房雑記録」の田中さんのジオラマを確認しつつ、波板屋根用の塗料をここで調達。田宮のラッカーなら、ほんとに全国津々浦々手に入るので重宝。プラモを扱っているなら、オモチャ屋さんとかにもあるし。

7月29日(金)

本日より3日間は、花火大会にあわせて千葉へ。買い換えた新しいクルマの試し乗りを兼ねているので、多少出る時間が、いつもよりは遅め。つくなり庭の草刈。終わったら、夕方からGゲージをやろうと思っていたのだが、あまりに蒸し暑く、とても線路を敷くどころではない。Gゲージ線路の敷設・撤収は、移動する距離×回数がハンパじゃないので、けっこう体力を使う。常設の庭園鉄道は別として、夏場の庭での運転というのは、条件的にかなりキビしいものがあることを、あらためて実感。草刈がいらないことも含めて、冬〜春がシーズンですなあ。

7月28日(木)

土用の丑の日。上屋を組み上げる。経年変化によるホゾ孔の伸び縮みか、多少ハマリが悪いところがあったが、カッターで多少削ればOK。支柱は、駅舎の桟でてこずっただけに、これならまあまあ。一旦ハマってしまえば、接着剤なしでも問題ないくらい。で、屋根まで作ったが、ここで問題。波板の屋根を塗っていた塗料に、ほとんど残量がない。ここは、組み立てる前に塗装しておかないとマズいところ。仕方ないので、今日はここまで。

7月27日(水)

中古屋さんで、お中元。というか、蔵買いで引き取ったモノの中で、売り物にしようのない、使いかけのストラクチャー用のステッカーを、よろしければ、といただいてきた次第。エコーのヤツを中心に、ホウロウ看板やポスターなど、1/80だが、基本的にジャストスケールではないので、問題なく使える。「カクイわた」があるとよかったのだが、それは流石にない(笑)。スキャンしてもいいのだが、けっこう網版が粗いので、それには耐えなさそうだが。

7月26日(火)

台風、関東直撃。というわりには、いつの間にか、房総沖へ抜けてしまっていた。拍子抜け。本日から、プラットフォームについてきた、上屋の製作にはいる。まずは柱の塗装。とはいっても、これは完全に側壁のない「あずまや」作りなので、柱を組み立ててしまえば、あとは屋根を載せるだけというお手軽さ。本来は、プラットフォームの上板に空いている穴に差し込んで位置決めをする方式なのだが、長さが不定なので、サクッと、プラットフォームの上ならどこでも置けるように改造しよう。

7月25日(月)

中古店のジャンク箱の雑誌コーナーを覗くと、珍しくRMMの創刊号が。値段も一般の古誌並で、最近のBook offより安い。一部のマニア向け古書店では、これ、けっこういい値段がついているんだけど。ということで、買ってくる。パラパラとめくると、これがなかなか充実した内容。「車輌模型」でなく、「鉄道模型」を楽しもう、という趣旨は、ぼくがいつも思っているコトに近いし。そういえば、「出戻りはじめ」はこの頃だし、初期にはNから復帰したこともあり、RMMを読んでいたコトを思い出す。それにつけても最近は……。

7月24日(日)

ガキも小学生になったので、この夏は久々にレジャーに繰り出そうという計画。それに便乗して、懸案の「デジタル一眼レフ」を購入しようと、量販店へ。当然レンズの関係から、Nikonのヤツを物色する。最近話題のD50、D70sを見るのだが、イマイチ物足りない。で、ちょっと隣のD2xやD2Hsをいじって見ると、圧倒的に萌える。いじっているうちに、ハタと判明。要は、ぼくが「デジタル一眼レフ」に期待しているのは、マニュアル操作がしやすいデジカメ、ということだったのだ。しかし、流石にD2シリーズは、旅行に持ってゆくのには大きいし、値段も高過ぎる。ということで、すっきりと割り切り、ハイエンド・コンパクトに趣旨替え。ちょうど、現行機種であるLUMIX FZ5の中古の出物があったので(今日買い取ったばっかりとのこと)、サクッとそちらをGET。接写時もレンズの歪曲が少ないので、模型の写真もちょっとグレードアップ出来そう。

7月23日(土)

FABに行くついでに、C55の26号と34号を持ってゆき、店内のレイアウトで走らす。なかなか、目線の高さで、なおかつ、ヒキで走るところを見るチャンスはないだけに、あらためてIMON製C55のプロポーションのよさを再認識。そんなこんなで記念写真を撮る。Sカーブの築堤を通ってゆくトコなど、なかなかいい感じ。川田氏も、門デフのパシフィックには、けっこうムラムラ(旧TMS用語)きてる感じ。と、そのとき地震が。といいつつも、どういう揺れに、模型がどう動くのかを、けっこう冷静に見てしまったりしたのだが。

7月22日(金)

この程度のモノに、あんまりゆっくり時間を掛けていてもはじまらないので、ホームをひとまず完成させるべくラストスパート。とはいうものの、上面も多少合いが悪いことに気付く。仕方がないので、これも凹凸をペーパーで仕上げることにする。しかしここでも、この材料は意外にペーパーのかかりがいいコトを再認識。どうせ、縁石とバラストペーパーを張り込んでしまうところなので、気楽に削れる。そんなこんなで、ひとまず完成。それなりの見栄えにはなっているかな。

7月21日(木)

打ち合わせがあって、丸の内パシフィックセンチュリープレイスに行く。ここの会議室は、東京駅サイドだと、最高のロケーションで、とても会議どころではない。ちょっと期待して行ったのだが、残念ながら、会議の場はAVプレゼンテーションルームで、窓すらなし。まあ、そのほうが会議に専念できていい、とは負け惜しみ(笑)。

7月20日(水)

ということで、昨日の続きで部材の修正。木端を削って長さを短くする修正が、4箇所。これは、あっさりクリア。厚みを薄くする修正が2箇所。なんかどんな感じか不安もあったが、ラッカーで固まったプレスボードは、ほとんど木材なので、けっこう違和感なし。板材を薄くする加工は、木工ではよくあるし。ということで、かなり回り道をしたが、一応四角くなる。ホームの端の部分と、中央の部分の2つがセットだったのだが、どうやら、もう一つ端の部分がないとサマにならない模様。例によって、結果的に散財につながってしまうパターンか。

7月19日(火)

先日見つけた出物のストラクチャキットの中から、ヒルマのホームの組立を開始。基本的に、ただ四角くするだけなので、作りはじめれば一瞬と思いきや、部品のサイズが合わないぞ、こりゃ。多分、十年ぐらいデッドストック状態だったと思われるので、その間に伸縮して誤差が拡がったモノと思われる。それも0.5〜0.6mmという、なんとも悩ましい誤差。それ以下なら、なじませてゴマかせるし、それ以上なら切断して修正可能なのだが。ということで、例外的にその部分はラッカー塗装とし、ラッカーを充分染みこませて固化させてから、ペーパーをかける手法で対応することに。今日は、ラッカーを染みこませるまで。

7月18日(月・祝)

今日はすっかり夏の陽射し。いよいよ梅雨明け。朝から暑い。陽射しに誘われてフォトセッション。いつものジオラマだが、本日は、前からおなじみのC12が、出物を拾ってきたC12(珍しくファクトリーメイド・下回りをどう調整しているのかという興味もあわせて、安かったのでコレクション的に購入)を従えて、重連での登場。ぼくらの世代だと、谷あいをC12の重連がゆくというだけで、即、足尾線となってしまいますね。イマジネーションを盛り上げやすいシチュエーション。となると、カルバートからは、鉱毒でも流れ出してきそうな感じでしょうか(笑)。

7月17日(日)

この3連休は、いろいろ用事があっていそがしい。そんな合間に、BOOK OFFに本を売りに行く。値踏みの間、雑誌のところを覗くと、TMSとその増刊、特集シリーズがならんでいる。例によって105円から315円だろうと思って手にとって見ると、増刊ではあるものの、なんと1200円。こんなのはじめて。鉄道専門の古書店じゃなんだからさぁ。前には、「陸蒸気からひかりまで」のソフトカバー版を100円で買ったこともあるというのに。多少商売っ気を出してきたということなのだろうか。

7月16日(土)

メーカーズプレートの一件で気がついたのだが、ぼくの場合、「特定番号機」への視点というのは、かつて蒸気の撮影にゆき、「引き」で撮った写真でナンバーが読み取れないものを、各種装備の様子から何号機か考証するところから始まっている。こだわりのあった北九州の9600とか南九州のC55、C57については、どんなカットであっても、ほぼ機番を同定することができるだけのポイントを、自分なりに押えていた。だから、そこを押えてしまえば、自分にとっては特定番号になる。この辺が、クラフツマンが、特定の題材を徹底的に作り込もうという動機から作る「特定番号機」と違うところ。模型店のマスターとこの会話で話題にしたら、確かに特定番号機にコダわるヒトには両タイプいるし、模型の作り方も両者で違う、という結論に。

7月15日(金)

ということで、あきらめて16番用のだるまや製の蒸気用メーカーズプレートを買うべく、Models IMONに立ち寄る。どのタイプが欲しいのか説明するのも難儀なので、ストックの引出しごと見せてもらう。と、なんと在庫の中に1/87スケールのメーカーズプレートがあるではないか。そういえば、1/87用のヤツが製品としてある、という話はちらっとアタマの隅に残っていたような気もする。それにしてもラッキー。よく見ると川車のプレートは、昭和12年となっているが、これはまあ仕方ないか(ホンモノは昭和11年)。

7月14日(木)

蒸気の写真集を見ていると、C55の26号機には、珍しく川車のメーカーズプレートが残っていることを発見。流改でメーカーズプレートが残っているのは珍しく、こういうところは、けっこうコダわりたい。パイピングの引き回し以上に、個性になっている。とはいうものの、これも16番用のヤツを流用するとなると、ただでさえ16番用のナンバーが場所を占めているキャブの側面が、一段と狭くなってしまいそう。まあ、毒を喰らわば皿までか。

7月13日(水)

○天の3階に、早くもプラ製キハ20系の試作品が展示されていた。タラコのキハ20と、標準色のキハ22という組合せなので、Webに写真が上がっていた現物と思われる。もともとハコモノは、プラ製との相性がいいので、そこそこバランスがとれた上りにはなっている。しかし、KATOやTOMIXと比べると、やはり製品としてはレベルが落ちるのも確か。16000円前後の値付けということだが、1〜2割高くしても、もう少しツメた方が良かったんじゃないかなという気も。まあ、こっちは買う可能性は皆無なので、その辺の心理はよくわからないのだが。ところで、これ最小通過半径はどのくらいなのかな。ヨーロッパ製の組線路にあるような急カーブが切れるのなら、単行でも使えるし、そこそこ新しいターゲットもつかめる気がするが。

7月12日(火)

京浜東北線に乗ろうとすると、ADトレインがやってきたが、何だこれは。窓上は日本テレコムの買い切りなのだが、中吊りの代わりに液晶モニターがついている。無線ネットワークを活用した、車内メディアの配信実験だって。と、その時は「またか」という感じだったが、帰って調べて見ると、なんと今日からスタートした実験で、2編成しかないうちの一本らしい。これは、なんか得した気分。まあ、気分だけなのだが(笑)。

7月11日(月)

先月の獲物が相当に充実していた反動か、このところ比較的タマに出会わなかった。まあ、これで豊作が続いていたら、フトコロの方がソコをついてしまうので、なにごとにもメリハリが肝心。と思っていたら、時々出てくるヒルマの出物を、かなりまとまって発見。おまけに、こんなのもあったの、という感じの余り見ないアイテムが中心。ないモノを一通り漁る。最近は作風も固まってきたので、手をつければ速い。どこかでまとめて作るコトにしよう。

7月10日(日)

朝起きると、まばゆい陽射しが。これは、フォトセッションができる、とばかりに準備をはじめたものの、準備ができる頃には、段々雲がでてきちゃった。ま、折角だから、それでもワンカット。またまたC5526の登場。16番用のナンバープレートも、なんか見慣れてきちゃったよ(笑)。お立ち台はいつものジオラマだが、今回は久々のトンネルモードでの登場。そういえば、日豊本線の宮崎以南の区間って、こういう石積みのトンネルポータルが多いのを思い出す。そういう記憶もあるせいか、なかなかパシフィックには似合っているのでは。こういう線路際からのショットでは、昔得意技だった、85mm〜100mmぐらいの、ちょっと長めの玉で狙った感じにしてみる。気分よし。

7月9日(土)

雨が、いつ降り出してもおかしくないような天気。ということで(でもないか)、車輌のDCC化と、それを使ったDCCのテストを行うことに。テストベンチは、地鉄モジュールでも利用可能ということで、銚子デハ300と東横モハ1を題材にする。もともと全軸集電なので、そっちの条件もOK。ライトもついていないので、取り付けはカンタン。で、走らしてみる。パルスモジュレーションで速度コントロールをしているらしく、かなりスローが効くが、超スロー時の音もかなりのもの。しかし、一つの線路で、二つの車輌が別々に動くというのは、なんとも魅力的。予想通り、続行運転と入換というのが、いちばんメリットが活きそう。でも、スチルじゃ肝心のところが表現できないなあ。

7月8日(金)

朝、田園都市線で電車を待っていると、東京メトロの8009Fがやってきた。VVVF改造車に乗るのは、これがはじめて。確かに、音や乗り心地が違う。内装も、08系を意識したコーディネートに更新されている。しかし、照明器具(蛍光燈そのものも)と冷房の吹き出し口は旧来のままで、微妙にくすんだままなのが、ちと興醒め。で、朝なので先が詰まっているので、全然加速しない。ということで、肝心の速度域でのサウンドは楽しめず。これまた残念。まあ、乗れただけ運がいいと思っておこう。

7月7日(木)

Models IMONのポイントアップセールが今日までなので、ベーシックでいつかは必要になりそうなパーツをまとめ買いしようと思い立つ。で、買いに行ったのだが、買おうと思っていたアイテムは、ことごとく品切れ。ううむ、人間考えることは同じなのか。そういえば、星占いは最凶であった。ま、今回のセールはかなり売上に貢献したので、もう充分ということかな。

7月6日(水)

天4が、開店10周年記念。さすがに、その世界のプライスリーダーたるには、それだけの歴史と実績があるということか。10周年記念は、3万円以上お買い上げの方にプレゼントする、○天おなじみの七宝のタイピン。さすがにタイピンそのものとしての使い勝手はさておき、ピンバッジ的にとらえれば、毎回なかなか凝っていてよいのでは。エバグリーン10周年は、グリーンにかけて、緑のC59、79号機。ついに、タイピンも特定番号機ですか(笑)。頂いてきましたが、限られた表現の中では、なかなか特徴を押えていて面白い。年末セールのより出来はいいけれど、製作点数も断然少ないとのこと。その数だと、常連・準常連で打ち止めになっちゃうんじゃないのかな。

7月5日(火)

このところやっと梅雨らしい天気が続いていたが、午後から久々に太陽が顔を出す。週間予報だと、この先またくずれるようなので、C55のデフを塗るならこのタイミングしかない。やり出したからには、気合が続いているうちに一気に仕上げないと、仕掛りで止まってしまうのが常。今回は元手がかかっているだけに、早くカタチにしてしまおう。湿度が激高で、ちょっとイヤな感じもするが、つや消し黒なので、比較的耐性は強いハズ。ということで、気迫で塗装を仕上げる。蒸気のレトロフィットパーツの塗装は、つや消しのトーンを揃えるのがカギだが、比較的出し易い色調なのがラッキー。塗装が必要な部分だけを、マスキングして吹く。蒸気のマスキングなんて、なんか妙。けっこう複雑なテーピングになってしまった。ということで、ひとまず一丁アガり。ついでに、記念写真も撮っておく。公式側は、余計なパイピングがちょっとある以外は、ほぼこのままの装備でイケてるので、なかなか感じよし。

7月4日(月)

ガキが、昨日改造したC55を見て曰く「この機関車は、世田谷公園の保存機関車の仲間だ」と。「どうして?」と聞くと、両手を耳の脇に持っていってかざすしぐさ。おお、それは門デフということではないか。確かに、世田谷公園で保存されているD51272号機は、かつては熊本機関区のアイドルといわれた、K-7デフを装着したキレイなカマである。別に教えたワケではないが、門デフというのは、子供にも鮮烈な印象を与えるものだと、あらためて感心。実は、ぼくにとって一番印象の深い「吉松区」は、10、26、27、33、34と、「流改の天国」だった時代。おまけに流改は全部門デフつきだった。昭和40年代の吉松区は、2〜3年おきに面子が入れ替わっており、C51にはじまり、一桁ナンバーのC55一次型、流改天国、流れてきたC57に最後のC55と。どの時代が一番なつかしいか、というのは微妙に初期体験に影響されるもの。まあ、流改へのこだわりの原点はこのアタりにあるのかも。

7月3日(日)

午後に3時間ほど時間があり、気温もそこそこなので、昨日からの続きで、一気呵成に計画遂行。今回の計画は、MONTAのアウトレットで、流改34号機の見切り品を入手したところが発端。標準門デフの流改はいつか欲しいと思っていたのだが、あのキットの構造を見ると、組み上げには一体どれだけ時間がかかるのか、と萎えてしまうので、悶々としていたのであった。そこに、難あり品ではあるが、まさにキット価格以下で出物というのは天啓。一応、塗装をハガして組みなおそうかとも思ったのだが、写真集を見ていると、26号機なら、パイプの引き回しと、清缶剤投入装置の装備に若干の違いはあるものの、個体識別のカギとなる主要構造はほぼ共通ということを発見。これなら、レトロフィットのデフ変更だけで感じが出そう、とばかりに作業に入ったという次第。早速、ステイ他パーツを作って、デフを半田付け。最低限の塗装剥がしで、塗面を痛めないように付けるのは、けっこうコツがいるが、このレトロフィットのパーツ取り付けというのも、これまた昔とった杵柄の一つだなあ。も一つおまけとばかりに、かつての16番のジャンクパーツの中を探すと、たしかあったと覚えていたC5526号のナンバープレートを発見。もちろんオーバースケールなのだが、ないよりはマシと、それを切り出して貼る。かつての16番での、ナンバープレートサイズのいいかげんさを知っている世代としては、「まあそんなものか」という感じには収まっているかな。あとは、デフの塗装と白線入れだが、雨が降ってきたので、これは後程。ということで、ひとまず今日できたところまで。

7月2日(土)

久々の車輌工作に重い腰を上げる。といっても、まずはパーツ作り。午前中一杯で、1/87の標準門デフ(いわゆるK-7)を作成。門デフ自体は、かつて16番で飽きるほど作ったので、今回も基本的な構造と工法は一緒だし、昔とった杵柄。しかし16番とHOスケールでは、キープすべき精度が全然違う。サイズの差は1割だが、精度の差は3割増しか5割増しという感じ。全体のプロポーションが勝負なので、バランスや平行・直角にかなり気を付けないと、妙な感じになるコトを発見。そういう意味では、16番は大らかで作りやすいと、あらためて納得。かつてはそんなことやらなかったが、仮組してかなり角度の調整をした。ところで、デフを切り出している途中、出戻り前に買い溜めしておいたヘラクレスの刃の最後の一本がプッツンと。急遽渋谷のハンズの彫金コーナーに飛んでいって、バローべを奮発。しかし、これは違う。カンタンに、かつまっすぐに切れるじゃないの。おまけに、切断面はヤスリで仕上げたようにキレイだし。ということで、ちょっと慣れたら、ケガキ線ピッタリ、「仕上げいらず」に切れました。結局、道具に金かければ、最後には得するってコトね。

7月1日(金)

しかし、先月はほんとに良く買いまくったモノだ。というか、新品で予定していたものは、一つしかなかったワケで、そういう意味では、なんとも出物によく当った月だったということだろう。運がよかったということか。で、ついにDCCに手を出す。といっても、とあるところで、コントローラの見切り品があったので、テスト的に、コントローラとデコーダー二つを購入してみた次第。説明を読む限りでは、昨今のソフト的にコントロールするオモチャを知っているヒトにとっては、そんなに難しい話ではないようだ。もっとも、工作系専門のクラフツマンだと、多少距離があるかもしれないが。これは、コンピュータでもハードのヒトはソフトが苦手だし、ソフトのヒトはハード、特にディスクリートの回路とか苦手というのと同じだと思うけど。




(c)2005 FUJII Yoshihiko


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