「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2005年9月-




9月30日(金)

このところ獲物が少ない4階だが、本日もあまりめぼしいモノはないか、とおもって足元を見ると、ビニール袋でぐるぐる巻きにされた、欧州型ジャンクが、プラコンテナ二つ分。何かあるかなと思っても、ほとんど中の状態はよく見えない。と、その中にあやしいオーラを放つジャンクが。ボディーはよく見えないのだが、足回りは1950年代の東ドイツ製と見た。早速、開けてチェックさせてもらうと、なんとこれが1955年発売の、PIKO製DR23型の極初期モノ。ボディーは、かなりクラックがきていてバラバラになっているが、主要構造物はついている。失われたパーツもあるが、これは修復可能な範囲。なにより、調子はさておき、この状態でも動く。ということで、もちろんGET。東独の60年代モノは何台かあるが、50年代モノははじめて。しかし、中古で出ているということは、持っていた人がいたというワケで、やはり、往年の欧州型ファンというのは、異様に懐が広いなあ。

9月29日(木)

ちょっと前に購入した、モデル・ワークス製のストラクチャキット。組み立てようと思い、袋を開けると、なんとパーツが欠品ではないか。構造材なので、薄いボール紙やプラ板でカタチだけ作って代用するわけにもいかず、かといって、あの厚みのボール紙を入手するのはけっこう難しいし、ということで、ひとまずモデル・ワークスさんに電話して相談してみる。すると、製品としてはけっこう前のヤツなので、キットやパーツのストック自体はないが、設計データは残っているので、時間はかかるけど、新たに切り起こしてくれるとのコト。やはり、元が鉄道模型屋さんじゃないと、対応は親切なのね(爆)。ということで、詳細はそのパーツが届いてから。

9月28日(水)

ガキが欲しがって取ってきたオモチャは、なんと「私の生まれた街」の学校シリーズ。これ12種中8種が、学校関連。もし校舎や校庭だったら、またぞろ食玩屋かなんかで探さなくてはならないのかと、ちょっとひやひやしながら開けてみると、出てきたのは本屋。おお、でかした(笑)。けっこう、この手のくじ引きは強いヤツなので、半ば意味なく安心はしていたのだが、ひとまずはラッキー。早速千葉で使おう。

9月27日(火)

続いて時間がとれたので(というか、とれるのがわかっていたので、このタイミングで購入したのだが)、「国鉄時代」付録のDVDを見る。蒸気末期の8mm/16mm映像と、昭和30年代の電気機関車の映像だ。こっちは、ぼくらなんかがターゲットなんだろうな。きっと。それにしても、このムービーは手持ち撮影ではないか。ということは、スチルなしでムービー一本。この潔さには、恐れ入ってしまう。こっちはその時期、中学・高校生なので、なけなしの金をつぎ込んで撮影にいく分、「一列車あたりいくら」みたいな計算になって、リスクが取れない(笑)。だから、ディーゼルカーや優等列車には「流し撮り」ができても、蒸気には失敗の危険が恐くて、とてもそんなカットは撮れなかった。そんな時代にも、ムービー一本で勝負できるような太っ腹のお大尽がいたからこそ、こういう映像が見れる、というコトなんだなと改めて感心。

9月26日(月)

今日は読む時間があるので、おもむろに「国鉄時代」の第三巻を購入。今回の特集は、EF58。EF58は、もちろんよく見たし、嫌いなワケでもないのだが、決して萌えるカマではない。多分ぼくらのような、昭和30年代前半生まれの層には、そういうヒトが多いかと思う。ぼくらは、幼児の頃の絵本では58をよく見ていたものの、「鉄分に目覚めた」ときは、既に新幹線が走っていた。ということは、58は二線級に廻っていた時代だ。その一方で、デッキ付きの旧型電機もたくさんいたので、自ずと視線はこちらに向かうことになる。栄光の時代を知る上の世代とも、消え行く58に華を感じる下の世代とも違い、EF58というのはなんとも微妙な存在なのだ。そう思ってみると、編集もぼくらよりは下の世代をターゲットとしているようだ。この雑誌も、なかなかターゲットの絞り込みが絶妙になってきたなあ。

9月25日(日)

ガキと一緒に、新宿まで出る用があったので、足を延ばして、西新宿に移転した、「天賞堂モデラーズルーム」を訪ねる。オークタワーはわかりいいのだが、このモデラーズルームのある場所、ちょっとフェイントが効いている。最初はわからず、しかたなく管理事務所に場所を聞く。すると、ちゃんと案内図が用意されている。なるほど、場所を訪ねるヒトが多いのだろう。まあ、一度行ってみれば、次からはわかりいい場所ではあるのだが。中は、前の住友ビル店とそう変わってはいない。今度のところも、住友不動産のビルなので、いろいろ「大人の都合」もあるのだろうと思うが(笑)。このご時世なので、先行きにはちょっと心配の気も。まあ、ちょっといた間にも、プラキハを買いに来たヒトが複数いたので、それなりに常連さんがいるから成り立っているのだろうと思うが。そんなこんなで、こちらからすると獲物は少ない。まあそんな中でも、特価になっているレイアウト用品があったので購入。安かったので、まあなんかの機会にウマく使ってみよう。

9月24日(土)

雨だ。台風だ。光線状態が全く悪いのだが、ひとまず土蔵をフィーチャーした写真を撮影。凝る時間もないので、ストレートに。しかし、こういうベタな光線で撮ると、ますます質感の差が出なくなってしまうなあ。まあ、どちらにしろ自己満足なのでいいんだけどね。。

9月23日(金)

この3連休は、音楽週間。いろいろ、そっち関係の予定が詰まっている。午前中は空いているので、一気に「土蔵」をフィニッシュ。組み上げてしまうと、ワザワザ木造にしたメリットが出ているような、出ていないような。琺瑯看板の取り付けとウェザリングは、実際にレイアウトとかに設置するときの楽しみとして、ひとまずは素塗り状態で。けっこう、手数は楽しめましたが。

9月22日(木)

とある店で、ホーンビーブランドの人形を発見。ホーンビーということは、OOスケールということなのだろうが、どうもスケールにはコダわらず、そのアタりはイージーな多少トイっぽい感じ。これはこれで味がある。座姿だし、メチャクチャ安いので、乗客用に買い求める。しかし、この姿はどこかで見たことがある。と、考えると、バックマンブランドで出ている人形の色違いということに気づいた。まあ、製造元は一緒だし、塗り替えは欧州型の基本(笑)なので、ビックリするものでもないのだが、ちょっとした色使いとかで、なるほど、イギリスとアメリカという違いが出てたりするから面白い。そういや、プレイザーの日本向けでも、金型自体はヨーロッパ仕様と同じ人形もあるし。

9月21日(水)

やっと、一般書店の店頭に趣味誌が並ぶ。なんと5日のタイムラグ。ホントに記録ものだね。国鉄時代の3なんかも出ていたが、これはどうせ買っても読むまでに時間がかかってしまうので、今日はパス。「蒸気の時代」の21を買ってくる。ムサシノのOJゲージのC56が、ドアップの扱い。確かによくできてるは、こりゃ。松謙さんが高揚するのもわかるわ。お召し仕様でない、通常時の91号機とか出てたら、ちょっとヤバかったかも(笑)。

9月20日(火)

久々に、「土蔵」の続きを再開。まずは、いよいよ側壁の下見板の部分を染める。なかなかいいかすれ具合。やはり、木製にした効果はあったみたい。乾燥を待って、上半分の土壁の部分を作る。ここは、もろペーパークラフトなのだが、意外といい感じ。うまくウェザリングすれば、確かに塗装はいらないし、質感もけっこうある。そんなこんなで側面を完成させ、裏に補強の角材を入れ、L字型に正面、側面を接合したところまでで、本日は終了。だいぶカタチになってきたが、意外と手数がかかりなかなか前に進まないのは、相変わらず。

9月19日(月)

今回は、Nを走らせるぐらいで、鉄分は最小限。ガキの自転車の練習に、茂原の交通公園に行く。ここなら勝手に走らせておいても全然問題ないので、ついでとばかり静態保存の8620、58680にもぐって、島式先台車の構造をじっくりと観察。8620はそんなに保存機があるわけではなく(青梅にファーストナンバーがいるが、あそこはディープな構造観察は不可能)、ましてや現役時代は車輪の間に首を突っ込むなんてとてもできないので、実は実物をマジマジと見るのははじめて。図面では見ていたが、なるほど凝った作り。まあ、模型では最小曲線半径が違いすぎるので、メカを再現するのも難しいとは思うが、クラフツマンだったら、最小1000Rに限定しても(実物の8620の物理的な最小曲線は80R)挑戦しても面白いのでは。

9月18日(日)

連休は、また千葉に来たのだが、こんどは先週のお掃除モードとはうってかわり、くつろぎモード。のんびり近場で過ごそうと、ライブスチームの聖地、茂原ひめはるの里に。別に今日は一般日なので、常備のミニSLが走るだけなのだが、例によって一応乗る。と、線路を見ると、ダブルゲージの線路が途中から分岐して、5インチのエンドレスが内側にできている。コンクリートの路盤もできたばっかりのような感じ。なかなか、手が入っているようでひとまず安心。

9月17日(土)

この週末は、秋のレジャー週間なのだが、今日は昼スタートなので、朝を使って、久々のフォトセッション。このところ懸案だった、「タクシー営業所」がお題。実は、こういうシチュエーションで使おうと思っていた、もう一つの主役がいる。それは「きっと使えそう」と、キープしておいた食玩だ。「温泉シリーズ」にあった「日野ルノー4CVのタクシー」と、タイムスリップグリコの初代トヨペット・クラウンなので、年代は昭和30年代となり、ぼくの狙っている40年代とはちょっとズレてしまうのだが、まあ、これはこれで独立したセッションなので、その辺は大目に見てね。こうやって見ると、スケール的にも、けっこう悪くないじゃん。カトーの駅員さんも、運転手さんに転身してますが、微妙に手先とドアハンドルの位置関係がフィットしてたりして。

9月16日(金)

今週末は三連休なので、今月は今日が趣味誌の店頭発売日。しかし、16日というのは稀代の早さ。17日というのは時々あるが、16日は最短距離だろう。で、例によってついでに4Fを覗くと、ハンガリー製のチェコ鉄道仕様の客車が。それも、スロバキア分離後のCD表記のヤツ。コレクションとしては、これは押えておきたいところ。しかし、CSDでなくCDということは、今でもこのハンガリーの会社やって、新品を出してるのね。ううむ、深い。

9月15日(木)

私用だが、平日にまとまった時間が取れなかったため夏前から懸案になっていた案件があるのだが、本日の予定が全部キャンセルになるという珍しい展開なので、急遽休みを取って、それを実施することに。この案件、白河のほうまで行かなくてはならない用事なのだ。まあ、東北道はすいているので、都心を抜ければ楽なもの。で一般道に降り、目的地の付近までゆくと、県道が東北本線と柵一つで並んでいる。何かこないかな、と期待していると、EH500の牽く北海道行きのコンテナ列車が後ろから追いかけてきた。こっちは田舎道なので、明らかにあっちのほうが速いのだが、道がガラガラな分、なるべくスピードを出してしばし並走する。一人で運転しているので、写真も撮れないが、こうやって「流し撮り」ならぬ「流し見」すると、けっこう迫力がある。今の子供は、こういうのを見てファンになるのだろうなあ。

9月14日(水)

「土蔵」の続きを、少し。とはいっても、全体の工数のワリに、それぞれの工程が「熟慮」を必要とするので、けっこう時間がかかってしまう。その、熟慮の結果、下見板とそのカドを押える角材はバスウッドを利用することにしたが、それらを上から押える部材は、けっきょくキットの紙ではなく、プラの整形材を利用することにした。塗装は大変かもしれないが、強度とシャープさを考えると、これがよさそう。構造が決まったので、ひとまず木とプラの部分は作ってしまう。しかし、ミックスド・マテリアルなので、接着剤も、ボンド、瞬着、アセトンの使いわけになってしまった。

9月13日(火)

「土蔵」の建築開始。基本的なカタチこそ変わらないが、構造を全く変えてしまうので、「構想」には、スクラッチと変わらない手間がかかってしまう。下見板の部分を木にしてしまえば、そこで強度をキープできるので、内部の構造も変えたほうがいいし、そうすると、構造部材でない部品については、材質や取り付け方の自由度がかなり増す。で、結局選択肢が増えて、いろいろ考える要素が増す。というループの繰り返し。アイディアは固まったが、手数はなかなか進まない。

9月12日(月)

8月末に出した委託は、けっこう早く片づいていた。半ジャンク(笑)だったのが功を奏したワケではないのだろうが、訳アリ品を、それに見合った値付けで出すと、ほんとうに足が早い。まあ皆さん、店頭に来るような方は、相場観がよく読めているといいコトなのでしょう。「この値段じゃまず手が着かないし、あと2週間したら下げてくるだろうから、そこが狙い目だ」とか、自分もそれやってるからね。まあ、世話ないは(笑)。

9月11日(日)

帰ってきたら、スゴい夕立。出るに出られない状況なので、ふと思い立ち、エムズ・コレクションの「土蔵」を作るコトに。もちろん、これは「ホウロウ看板」を掲出するために入手したモノだ。エムズ・コレクションのストラクチャーシリーズは初めてなのだが、基本的にはキットというよりは、「ケガキ済み型紙集」というような作り。エッチング板みたいなモノで、まあそのぶん安いワケだが。これなら、そのまま作るより、何かアレンジして作りたくなる。このキットでは、下見板は紙帯を貼り重ね、ペーパークラフトのようにして表現するのだが、ここはひとつ、ホンモノの木製で行きたい。それを前提にかなり構造を変えて作ることにした。ひとまず使用する部品を切り出す。下見板の押え帯は、1mm幅で切り出すのだが、ぼくはこういう作業が苦手なんだよね(笑)。とかやっているうちに、雨も多少小降りに。ここから先は、来週の課題。

9月10日(土)

この週末は、千葉へ。この時期になると、2週間のインターバルなら、例年なら庭の手入れはいらないのだが、さすがに異常気象。真夏のように、たっぷりと伸びている。それを済ませてから、久々にNの常設お座敷の手入れ。最近は線路配置の変更をしていないし、この夏は余り走らせる機会がなかったので、レイルクリーニングカーを走らせて、線路の汚れを掃除するとともに、ズレた接続部分の修正を行う。しかし、特に問題があるわけでもなく、清掃しなくてもスルスル走っちゃうのだから、Nはスゴいといえばスゴいモノだ。

9月9日(金)

今日も、小一時間ほどの工作で一気に組み上げ、完成に持ってゆく。染め塗りだと、表面が乾くのは早いのだが、素材自体から溶剤が完全に飛ぶのにはけっこう時間がかかるので、毎日少しづつとりかかれるのが、結果的に一番効率がいい。さらに、夜塗ったところの修正を、次の朝にちょこちょことやれると、次の夜にはネクスト・ステップに移れるので、実に気分よく作業できたりする。

9月8日(木)

本日も引き続いて、タクシー車庫の製作。小物部品の塗装をしつつ、組める部分は組んでゆく。今回のキットは、まだ比較的新しいせいか、「合い」がいい。特に修正しなくては入らないところはないし、窓とかも、すんなり収まる。この修正(特に窓や扉が合わないとき)が、実はヒルマのキットでは一番手間と時間がかかるところなので、今回は手軽に行きそう。正味一時間なし。

9月7日(水)

満を持してアクリルラッカーを買ってきたので、これでタクシー車庫の製作開始。必要な色を配合。さすがにもう10軒以上作ったので、我ながら手慣れたモノ。実は、この色の配合というのが、スゴく苦手なのだが、混合比率がディジタルにアタマに入っていれば何のことはない。ということで、ひとまず、大物部分の塗りは完了。

9月6日(火)

朝、田園都市線で電車を待っていると、VVVF音も勇ましい東京メトロ8000系が入ってきた。車内も更新済だし、ドアの窓も大きいし、当然8009Fだと思って車番を見ると、8006Fではないか。もう一編成いたとは、知らなかった。更新時に車輪の踏面の削成をしたのか、妙に静かで軽快に走るなあ。でも次が出てくるとは、試作レベルじゃなくて、マジで更新時にVVVF化する気なのね。

9月5日(月)

そろそろ気候も落ち着いてきたので、何か作ろうかと思い、手始めにまたストラクチャを作るコトに。出物で買いだめしたストックの中から、今回はヒルマのバス車庫を選ぶ。とはいってもこのキット、バス車庫としては相当小さめで、営業所というよりは、泊まりの運用がある終点の車庫、という感じ。もともと、そういう場面設定ではないので、タクシー会社の営業所に仕上げるコトに。これなら、4〜5台の所属車輌がある営業所という感じで、規模的にもあう。で、着色しようと、配合した特製塗料の瓶を取り出すと、なんと固まっちゃってる。あらら残念。元の色もストックが尽きているので、買ってこないと。ということで、開店休業。

9月4日(日)

金曜日に購入してきた貨車の中に通風車があったので、それを使ってワンカット。荷物はツム一輌だけの、高原野菜の出荷、というところでしょうか。70年代までは、鉄道による野菜の出荷も多かったので、ぼくらの世代からすると、通風車は、冷蔵車による魚の輸送、トラ90000による間伐材チップの輸送と並んで、妙にリアリティーのある貨物輸送だったのだ。今では、産地から市場まで、ほぼそれと同じ時間をかければ、中国から野菜を運べちゃうからなあ。

9月3日(土)

中野までクルマで行く用事があったので、ちょいと足を伸ばしてFABまで。それを織り込んで、一輌もってゆく。今日持参したのは、またまた9600。門デフ中上の唯一塗装してあるヤツ。FAB常備のセキを牽引させる。「道外禁止」はナニだが、そこに目をつぶれば、黄帯セキは、けっこう石灰石輸送に使われていたので、感じは悪くない。しかし、珊瑚の蒸気は、大きなレイアウトで走らせると、やっぱり足回りの整備状態がストレートに出る。足回りは素組みなので、集電状態が悪く、どうにも走行が安定しないし、力も非力。お座敷でやっている範囲ではゴマかせても、こういうところで走らすには、ちゃんと整備しないとダメみたい。ということで、記念写真。前回のC55とは逆方向で。

9月2日(金)

12mm関連の大量処分が出品されると、風のウワサに聞いていたので、昼早々に天4へ。ワムの貨車を中心に、棚一つ半に満杯なぐらい、久々にタマがたくさん。とはいうものの、幸か不幸か、形式、番号等々カブっているのがほとんど。ないヤツだけ選んで購入。大散財になったらどうしようか、と、期待と心配が入り混じっていたのだが、意外に理性的な結末に(笑)。まあ、それだけこちらのリストが充実してきたということなのかもしれないが。

9月1日(木)

やっと時間がとれたので、国鉄時代のDVDを見る。それにしても、あるところにはある、というか、貴重な映像があるものだ。この時代の8mm映画というと、ぼくも小学校の運動会とか写してもらったことがあるが、そういう画面でも、被写体が誰かを識別するのがやっとで、表情とかとてもよみとれない。その頃に、金や時間といったリソースを投入して、映像を撮っていたというだけで、敬意に値する。動く絵があるだけで大変なことですよ。それにしても、動画のC62というのは、決してマッチョでなく、けっこうスマートなんだよね。特に、足回りの華奢な感じが。8mm映画では解像度の限界がある分、機関車がシルエットのようになって、このヒョロっとした感じが強調されているのも発見であった。




(c)2005 FUJII Yoshihiko


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