「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2008年11月-




11月30日(日)

表参道駅で、千代田線に乗り換えようとホームに降りてゆくと、なにやら普通と違う雰囲気。ちょうど、下りのMSEが停車中。地下鉄線内では、はじめての目撃。午後3時過ぎの列車なので、客層は微妙という感じもするが、6割ぐらいの埋まりかた。町田とか厚木とかへの帰りの人が多いのかな、とも思うが、まあまあいい線か。しかし、関西の民鉄とは違って、ぼくが子供の頃には、営団地下鉄で快速運用ができることも夢のまた夢だったのだが、平成の世の中では、そんなに違和感もない。まあ、世の中が「プレミアム」を認める時代になったということか。

11月29日(土)

ガキの夏休みの課題で作ったジオラマの、学校で展示中に破損した部分の修復工作を、3ヶ月ぶりぐらいで行う。さすがに、ウッドランドシーニック。3週間ぐらい学校で展示し、いろいろいじられたようだが、バラストやターフにはがれはない。ストラクチャも、ベースへの接着がはがれたものがあったが、これはもともと、壊れる前に取れるように、弱めにしてあったモノなので、想定内。意外に弱かったのが、国産の樹木。WS社の樹木は、曲がってしまったのもあったが、折れはしなかったものの、国産のヤツは、周辺に植えたものは、ことごとく差し込んだ部分が折れてしまった。まあ、真鍮線を植え込んで、差し込んでやれば修復と補強はできるので問題ないが、この辺の設計の甘さは感じてしまった。

11月28日(金)

ゴードン・デイヴィス氏の写真集、「思い出す日本の鉄道 国鉄編」を購入。版型こそ、最近多くなった「昔の写真を集めました」的な冊子と似ているものの、内容はなかなか深いものがある。とにかく、話には聞いていたが、こういうカタチで現物の記録写真をみるのははじめて、というものも多い。ご当人が世代的に若い分、ヒギンズ本と比べると荒削りなところもあるが、その分、記録として面白いものもある。それにしてもアメリカは、マスのレベルはメチャクチャ低いが、マニアのコダワリは日本の非じゃないし、古くからの蓄積もある。蒸気時代のアメリカの鉄道の記録とかも、びっくりするようなものがあるし。まあ、その「おすそ分け」的なものが、進駐軍を通して回ってきたという感じかな。

11月27日(木)

JR西日本の0系ラストランが、一般メディアも巻き込んで、ブーム過熱気味。ぼくらの世代からすれば、0系に対する思い入れはよくわかる。案の定、新人類世代を中心とする昭和30年代生まれが、ブームの中心のようだ。おまけに、0系も昭和を代表する車輌の一つということで、昭和レトロ、国鉄ノスタルジー的な要素も取り込んで、ブレイクしてしまったということか。それに引っ張られて、中古の模型市場でも、カツミの0系が高騰中。昔なら、先頭車でも3〜4000円、中間車なら2〜3000円で手に入ったモノが、1万以上つけても売れているから驚き。まあ、いくらで買うかは、買うヒトの勝手だから。

11月26日(水)

続けて、鉄博シリーズで。鉄道模型のジオラマは、かなり規模は大きくなったものの、キープコンセプトというか、交博のレイアウトをバージョンアップしたようなデザイン。一日をシミュレーションする演目も、基本的には踏襲しており、見世物としての一貫性を感じる。ただし、交博末期には1/80 16.5ミリという言い方で、あえてゲージ論を避けていたのが、公然と「HO」と称するのはいかがなモノか。ジオラマそのものの作りは、もろDDF。いまや公共の場の鉄道ジオラマは、完全にDDFの独壇場となった感がある。分売でおなじみになったストラクチャも、そこここで目につく。前のレイアウトは、基本の台枠部分はそうとう長持ちしたが、こんどはどうなのだろうか。DDFの作り方だと、10年20年は大丈夫だろうが、30年40年持つかどうかははっきりしないところではある。

11月25日(火)

鉄道博物館で微笑ましいのは、もと交通博物館の収蔵品が、いろいろなカタチで活用され、万世橋にあった時より光って見える場面だろう。昔からのコレクションも、あたらしいコンテクストの中に置くと、違う価値がみえてくる。「あ、これはあそこにあったヤツだ」みたいな感じが、妙に懐かしくて面白い。しかし、予想来館者数を実際の来館者数が大きく上まわってしまったことからもわかるように、実際の鉄博は、交博を引きずった部分より、新しい要素の方が実は大きい。このズレが出ているのが、ヒストリーゾーンの展示ではないだろうか。交博をベースとし、JR東としての持ち駒と鉄道の歴史からの評価を加味すると、妥当な線のラインナップにはなっているのだが、昭和レトロを期待する一般のお客さんからすると、もっと違う選び方があるように思う。たとえば、少なくとも普通のヒトには、181系と485系の違いは、「ヒゲ」の違い以上には感じられないと思うし。

11月24日(月・休)

開館1年1ヶ月にして、はじめて大宮の鉄道博物館にガキと行く。すでに情報は充分過ぎるくらい伝わっているので、なんかはじめてという気がしないのが寂しいが、それでも全体の施設は、想像以上に広い。逆に、ヒストリー・ゾーンはかなりの密度。とはいうものの、これ、情報なしではじめて来たら、けっこう圧倒されるスケールがあるといえるだろう。さすがに、人・人・人という感じではなくなっていたが、人気アトラクションは相当な行列。予約券も早々に打ち止めという状況。その分、レピーターとか多くなっているのだろう。相変わらず、中高年の来館も多い。あと、意外と目立ったのが、子供が女のコだけの家族連れ。確かに昨今では、鉄道現場でも女性社員を良く見るが、「鉄子」は確かにいる、ということか。

11月23日(日・祝)


今日も、朝は天気がいいので、またまた撮影にトライ。机上の撮影だと、ジオラマ全体にピントがくるように絞り込むと、「ヤマ」までの距離が被写界深度の中に入ってしまい、シャープに写ってしまう。ほどほどボケてくれるといいのだが、なんかこれじゃ、南稚内-抜海間の、サロベツ原野みたい(笑)。色の具合とか、今後工夫してみましょうか。ところで、気がつくと、太陽光の色温度がずいぶん下がってるのね。空の書き割りも、光源の色温度が下がると、それなりの感じになるのが面白い。

11月22日(土)

はれて晴れたので、ひさびさのフォトセッション。被写体は、先日入手したModelsIMON製の「EF58普段仕様」と決めていたので、昨日作った小道具を活用して、サクッと撮影。まあ、フォトセッションでは蒸気、ディーゼル中心で、電機は比較的珍しいので、それだけでも新鮮かも。イメージとしては、まだ客車急行が一部残っていた、昭和40年代の東海道本線というところでしょうか。しかしこれ、小型のジオラマなので、机のトップがスウェイバックしている影響がモロに出て、列車が微妙にかしいでますね。構図で垂直を出しちゃったので、上回りと下回りのズレが目だってるなあ。台そのものも考えなくてはいかんかな。

11月21日(金)

明日は晴れそうなので、朝、フォトセッションをすべく、その準備作業。今回は、なんとパンタものの撮影なので、せめて架線柱がないとしまらない。ということで、例によって手軽さをモットーに、DDF製の直流用複線架線柱を元に、12mm対応に、ダウンサイジング改造。あと、エリエイのスタジオでは、バックとのスキ間を隠すのに、「ヤマ」とか「マクラ」とか呼ばれている、発泡スチロールにターフを撒いた、「置物の丘」を利用しているのを思い出し、家で撮影する卓上で使えるように小さくアレンジしたモノを、スタイロフォームと、草地ペーパーで作成。どちらもリアルではないのだが、この辺は風流な「見立ての妙」で。

11月20日(木)

最初に勘違いして覚えると、なかなか修正されないという例。入換信号機って、基本的にポイントの切り替えというか、線路の開通だけを示すモノだと、子供のころに覚えて以来、40年以上。鉄道施設関係の本を読んでいたら、それだけでなく、車輌の有無による閉塞の状態も加味して示すモノだと、はじめて知った。まあ、ちょっとした違いだし、「開」を現示しないとどちらにしろ進行できないので、勘違いしていても、状況を見ている限り、間違いは発見できないワケだ。鉄道関係の基本情報で、新しい知識に出会うことは、この年になるとなかなかないので、けっこう新鮮な体験。

11月19日(水)

趣味誌の店頭発売日。なのだが、なんせこの数日、○天のWebが死んでしまっている。それも、サーバーダウンとかではなく、なんとドメインの期限切れ。その前から、Javaのエラーとかあって、そのままクリックして読めないページがあったりとか、なんかやる気が感じられなかった。確かに、店頭発売日の告知も、この数ヶ月載らなくなってしまっていたし。天賞堂の客層なら、高齢者中心の常連客、2・3階素通りで4階直行客、素人の一見さんの3パターンしかないから、Webなんて売上に関係ないのかもしれないけど。

11月18日(火)

今月は、天気が悪かったり、忙しかったりで、どうにもフォトセッションができない。このまま、下旬に突入してしまうのも寂しいので、先月の別テイクから、ワンカット。季節が、ホントに紅葉の時期になってしまいました。まあ、九州はまだか。前にも、似たようなカットがあったけど、まあ「お立ち台」ということに見立ててくださいな。みんな、この丘に登って撮影したがるんだ、と。このジオラマ、A4版ぐらいなんで、どうしても車輌がアップになっちゃう。ということで、今回もリスキーではありますが、ありポジも限られてるモンで。

11月17日(月)

大口の放出があると、天4の棚の構成は大きく変わってしまうのだが、このところけっこう頻繁に変化がある。今日行ったら、通常他社製16番の棚の一つが、3線式零番になっていた。カツミだの宮沢だの、フリースタイルのEB型がごろごろ。まあ、これも遺品系なんだろうが、最近はこの手の零番もよく見る。最近は、けっこうコレクターもいるようなので、それなりに捌けるのであろう。ところで3階では、IMONのEF58、最後の一台である、原形ぶどう色1号のヤツが売れていた。12mmも、気がつくと、なんか売れているからね。だんだん、棚の隙間が目立ってきた。まあ、売れてくれる分には、悪い話ではないので。

11月16日(日)

ということで、本日がテスト接合会。ユニトラックを駆使して、狭い面積で、複雑な配置を作り、DCCを使って「とにかく走らせて遊ぼう」という、新しい鉄道模型の楽しみ方の提案なのだ。プラレールよろしく、490Rと490R分岐のポイントを中心に組むのだが、なんと、本来完全互換であるハズの、曲線線路とポイントの曲線側では、長さが違うではないか。ポイントのほうは、トングレールが接するところにちょっと直線が入っていて、その分、約5mmほど長いのだ。エンドレスに、ポイントを一個入れるぐらいなら、ユニトラックの「なじませ継ぎ」で、どうにかなるのだろうが、ポイントを入れまくると、相当な誤差が発生して、無理して継ごうにも、届かない箇所がでてきてしまう。これって、ちょっとヒドいんじゃないの。ベテランなら「切り継げばいい」となるが、カトーのメインユーザーたる若年層の初心者には、ちと酷じゃないのかなあ。ううむ。

11月15日(土)

まあ、奇縁というのはあるモンだ。欲しかったのだが、買おうかどうか迷っているウチに、予約完売になってしまった製品。もともと、製品ラインナップに入っているのだが、生産量5台というのがナニなのだ(これって、製品というより、特製品、限定品の台数だよね)。で、それの「出物」にぶち当たってしまった。値段も、安くはないけど、高いワケではない。こういうのは運だよね。運以上に、根気と信念といった方がいいかもしれないけど。ということで、結果的に入手できてしまった。詳しくは、後程。

11月14日(金)

会社の近くで、屋外古本市。こういうイベントでは、鉄道関係の古書はつきものだが、鉄道関係を得意技としている古書店だと、店頭同様、非常に高くて全然おいしくない。しかし、全く専門外の古書店だと、メチャクチャ大穴で格安の一冊が手に入る可能性も高い。ということで、今回も覗いてみるが、鉄道ブームということもあってか、タマはあるが高め、というのが傾向か。そんな中で、ミリタリー・船舶関係に強い店で、鉄道連絡船の歴史の本を発見。基本的に「船」関係の出版社から出た船の本なのだが、それだけに写真や図版も充実している。基本的にあまり知識のない領域なので、けっこう好奇心をそそる内容。値段も安かった。今回は、これが収穫。

11月13日(木)

運転会用車輌の、DCC化作業。基本的にDCC Readyの量販品なので、作業そのものは、一般のブラス車輌のDCC化よりは格段に楽。とはいっても、車輌によっては、限られたスペースに、どのデコーダーをどうねじ込めばうまく納まってくれるか、そこんところは多少アタマをヒネる必要がある。まあ、最近のデコーダーは小さいので、ひとまず走行だけなら、そんなに苦労することはない。だが、無理にヒネって押し込むと、リード線の基盤側がちぎれてしまったりするので、要注意。結局、何本かデコーダ基盤側の最半田付けが必要になってしまった。でも、やはり量販品は集電・走行の基礎力が違う。そもそも、低電圧モーター利用の動力メカ設計のプロが設計しているんだろうし、その点が、メカ系の技術者が皆無ともいえる、日本のブラスメーカーとは違うところなんだろうな。16番とかのブラスモデルって、そもそもストックのままのアナログでもちゃんと走らないので、そこの調整からして大変だから。

11月12日(水)

このところ、16番の中古のタマの動きは、ひところよりは良くなった感じがある。○天4階でも、多少は動きが感じられるが、けっこう目立つのが、特製品や加工品といった、スペシャルメイドの模型。この手のモノには、もちろんピンキリがあるのだが、良かろうが悪かろうが、ほとんど評価をしないのがエバグリの特徴ともいえる。そういう意味では、眼力さえ確かなら、かなりお買い得な出物に出会うチャンスもある。16番は興味の対象外なので、全く惹かれることはないが、それでも、ワリとスジのいい出物が、このところ多い。それも、相場からすればけっこう安い。とはいえ、それが飛ぶように売れているワケではないのが、今の16番の客層を表しているということだろうか。

11月11日(火)

ゾロ目の日(笑)。珍しく、霞ヶ関で遅くまで仕事。千代田線の駅へ向かうと、21時半。次の次、38分発は、特急ロマンスカーMSEの本厚木行きじゃないの。指定券がまだ売っていたので、一瞬乗ってみたくなったの。しかしよく見ると、小田急線内の最初の停車駅は町田。さすがに、これでは帰るのがあまりに遅くなってしまう。これ、下北沢か、せいぜい向ヶ丘遊園に止まるんだったら、ぜったい乗ってビール飲んでたけどなぁ。例によって、ビール飲む席料と考えれば、近距離でも納得感はあるし。ということで、その一本前で、おとなしく帰ってきました(笑)。

11月10日(月)

まあ、なんとか最低限のレールは調達するメドがついたので、分担して、運転会に向けてユニトラックの改造開始。「システムレールを改造する」という発想は、けっこう世代を分ける踏絵。40代以上のマニアは、先にプランがあって、それに線路を合わせる発想なので、「なければ作る」ということになる。それに対し、30代以下だと、レゴのように、パーツとしてある線路を組み合わせて、どんなプランが作れるか考えるのが楽しい、という発想になる。じつはこれ、けっこう深い断層なんだよね。ある意味、国鉄時代を知っているか、JR以降のプロトタイプしか実見していないか、という断層ともシンクロするし。まあ、40代以上のマニアには、数的にはそれ以上に多い「持っているだけで走らせない」車輌マニアという人種もいるのだが。

11月9日(日)

この週末は、小雨空で、塗装もできず、写真も撮れない。もともと、用事は多かったのだが、けっきょく鉄分とれず。11月、12月は、週末の予定がパッツンパッツンで、どうにも余裕がないのが、下記のような事情で、年末まで埋まってしまった。なんか、年々忙しくなっているような気がなきにしもあらず。

11月8日(土)

12mmユーザーを中心に、忘年運転会をやろうということで、Models IMON原宿店のレイアウトをレンタル。こういうのは、一人で走らせてもつまらないので、けっこうチケットが溜まっていた。チケットはみんな持ち寄ると、かなり集まるので、こういう企画は一度はじめると、ハマりそう。ということで、12月27日の午後やります。御興味のある方は、ぜひいらしてください。

11月7日(金)

結局、運転会用のユニトラックは、どこへいっても品切れ。というより、HO用ユニトラック自体、久しく生産しておらず、欠品が多いので、近々再生産の予定、ということのようだ。まあ、Nでも、カタログに載っているからといって、今売っているワケではない、というのは、ある種常識的なので、これは「体質」ということだろうか。でも、線路とかは欠品しない方がいいと思うけどね。

11月6日(木)

JR東日本の動態保存機、C57180号機が、11月は、またまた門デフ装着をして活躍するとのリリース。今回は、「波にカモメ」だそうだ。11号機は、播但線では見たことがあるが、さすがに「波にカモメ」の現役時代は知らないので、個人的にはあまりピンとはこないのだが、リアクションはどうなのだろう。まあ、若い人からすれば、蒸気末期の昭和40年代も、蒸気全盛の昭和30年代も、歴史の中という意味では変わらないのかも知れない。目先の変化を狙う着眼点としては、なかなかいいところかな。

11月5日(水)

そういえば、鉄模連の日本鉄道模型ショウが、先週末にあったようだが、さすがに皆さんのBlogとかでも、あまりでてこない。6〜7年前ならいざ知らず、この数年間は見切品即売会以外の話を聞かないので、まあ、行ってもしょうがないと思っているし、行った人の話を聞いても(ご苦労様です)、まあ「想定内」ということのようだ。もともと、旧来の鉄道模型業界を代表する団体でもあるし、ある意味、日本の鉄道模型界は、旧来のメインストリームより、周辺市場の方が変化が激しい昨今であるので、これも時代の流れというところか。

11月4日(火)

デアゴスティーニの「鉄道データファイル」が、買うだけは買ってるんだが、段々記事が散漫になってきて(もともと100巻の予定を、300巻まで水増ししたのだから、しかたがないか)、読んでないのがけっこう溜まっている。そんな一冊をパラパラめくると、南アフリカの6E型電気機関車の記事。南アフリカの鉄道は、それほど知識がないので、けっこう新鮮に読めたが、驚いたのはその記事中で、南アフリカには「交流50000V・50Hz」という電化方式があるという部分。50000Vって、空中の絶縁を図るだけでも、半端じゃないはずなんだが。と思って、別の資料を調べると、これは鉄鉱石輸送の特別な区間(といっても1000km近くある)で、貨車200輌、20000トンの専用列車が走っているんだそうだ。いやあ、世界には想像を絶するところがあるモンだなあ。まあそもそも、アパルトヘイトなんていう、想像を絶する制度を実施していた国なんだけどね。

11月3日(祝・月)

DCCソケット付きの車輌をDCC化しようとして、手持ちのコネクタ付きのデコーダーをつけたら、うまく納まってくれない。そんなに大きな基盤ではないのだが、要は、ケーブルとソケットがじゃまになって入ってくれないのだ。ケーブルを直付けすれば、文句なしに入るサイズなのだが、これはとんだ落とし穴。もっと小さなデコーダーにコネクタを付け替えるか、ソケットを外して直付けするか、でも、どちらにしろなんか癪に障る。ということで、作業は中止で出直し。

11月2日(日)

この連休も千葉にきているのだが、今回は足を延ばさずに、近場で昼メシを兼ねたドライブ。ふと思って、九十九里鉄道の遺跡を、並行する道路を走りながら鑑賞。ぼくが子供の頃、廃線後10年経っていない(まだ廃車体があった)時には、ほとんど「田んぼの中のデカいあぜ道」だったが、今は、かなりの部分が遊歩道として整備されているので、とてもわかりやすい。残りの部分は、拡幅され、一般の道路として利用されている。開発により線路敷が消えてしまった箇所もあるが、ワリとよく残っているほうだと思われる。今や、東金は朝夕には東京直通の電車が走る通勤圏だが、10kmと離れていない片貝は、かなりひなびた過疎の風情。この間に、昭和の前期に鉄道を敷設しちゃったというのも、考えてみればスゴい話。当時の「鉄道ブーム」のバブルさが忍ばれるというモノ。

11月1日(土)

三連休は、久々の晴天。ということで、朝の時間を利用してフォトセッション。先日購入の、D511038号機を引っ張り出してきての撮影。吉松のD51といえば、C55/C57との重連での吉都線上り貨物列車(と、勝手に決めつける)。ゴールデンコンビのC5557号機との重連にしてみたものの、この角度じゃ重連にみえないよなあ。まあ、しょうがないか。しかし、こうなると欲しくなるのは、「霧島ハム」の専用コンテナを積んだコキ。わかるヒトには、わかるよね。Models IMONで出してよ(笑)。


(c)2008 FUJII Yoshihiko


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