「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2009年3月-




3月31日(火)

年度末。昼休みに銀座を歩いていると、模型関係の知り合いに出会う。まあ、場所が場所なので、いろいろなヒトに出会っているのだが、都心で出会うのが珍しいヒトなので、ちょっとビックリ。けっこう、行動半径というのはあって、よく行くところは、その人ごとにワリと決まっていることが多いので、よく会うヒトはよく会うが(同じヒトに、同じ日に、別の模型店で出会うということも、しばしばある)、逆に会わないヒトには、ほとんど会わないからね。まあ、ぼくの出没するところが、一番人口密度が高いので、ぼくに会ったことのあるヒトは多いかもしれないけど(笑)。

3月30日(月)

今年もこれで、ワンクールが過ぎたけれども、時節柄なんとも忙しいこともあるのか、この3カ月は、ワリと模型分、鉄分が少なかった。その中でも、時間を作って、模型店を覗いたりはしているのだが、なんかまとまったモノを作ったりする時間が取りにくかったのも事実。自分だけでなく、模型界自体も、いろいろな意味で、踊り場的時期なのかもしれない、という気もする。

3月29日(日)

世田谷公園にて、恒例の花見。3月中旬の感じからすると、このアタりで満開という感じだったが、3分〜5分咲きというところ。ということで、昼から飲んでいたので、鉄分なし。前、塗装中だった、世田谷公園に保存されているD51272号機は、すっかり塗り替えられていたが、この手の保存機にありがちな、御召し機のようなテカテカな艶アリではなく、現役機を忍ばせるような、微妙なつや消し塗装。というより、模型っぽい仕上げといったほうがいいか。これはこれでいいとは思うが、対候性とかはどうなんだろうか。つや消しのほうが弱いはずだが。

3月28日(土)

本日より、東京メトロ丸の内線で、ワンマン運転開始。すでに、事実上のワンマン運転のトレーニングをしていたカタチなので、特に混乱もなく、駅員とかが特に立ち会っている様子もなかった。副都心線の初日を考えると、もうちょっと何かあるかと思ったけど、それにしても、ホームドアを設置した時点で、ワンマン運転化が狙いなのは見えていたのだが(丸の内線は、都心部では乗客が多いが、末端部では、かなり閑散としてくる)、まったくアナウンスがなかったのはなぜだろう。旧国鉄みたいに、対労組の問題があったワケでもないだろうし。

3月27日(金)

「国鉄時代」のDVDに、やっと手をつけられる。とはいっても、まだ半分しか見れていないが。今回のは、ほとんどリアルタイムで、同時期に撮影旅行にいったことがあったりする撮影地が多いので、個人的にはなんとも感じるものがある。しかし映像の発掘は、毎回担当者のご苦労に頭が下がる。出版物の付録とできるレベル以上のクォリティーがあり、退色や変質などがデジタル化で対応できる程度に収まっている作品が、一体いくつのこっているのだろうか。

3月26日(木)

山手線で通りかかったら、もう機関車はいないはずの、旧東京機関区のあたりに、なにやらEF65PFが。ということで、帰りがけには、わざわざ京浜東北線に乗って、立体交差の上を通って、ケータイにて撮影。確かにいた。が、一体なんの運用なんだろうか。しかし、ケータイのカメラって、動いている風景をとると、スゴい歪むのね。撮像素子のスキャンの仕方なのかな。線路は水平が出ているのに、架線柱が斜めになってるし。こりゃ妙な発見をしてしまった。

3月25日(水)

「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツ作成。「南の庫から」は、ちょっとマンネリ化したので、一時中断。ネタはあるので(特に、大ネタ中の大ネタ、吉松機関区)、時間がくれば復活するが、しばしお待ちを。ということで、心機一転の新機軸。は、よかったのだが、画像を入れていたサーバーが容量オーバー。容量が拡大されるまで、一枚だけ別のところに置いて、何とか凌ぐ。でも、これって理由に気付くまで、いったい何が起ったのかって、けっこうあせるんだよね。FTPソフトのエラーメッセージが出ないから。

3月24日(火)

模型屋の雑談で、なんとかいっても、鉄道模型は「こだま、58、C62」になっちゃう、っていう話。個人的には、そのどれにもそんなに強い思い入れはないので、どうでもいいのだが(といっても、58、C62はほしいと思うし、実際持っているが、こだま型がほしいとは思わない。ボンネットなら485系だろうな)、確かに昔も今も、安定的に売れている形式を調べれば、そういうことにはなると思う。EF58にしろ、C62にしろ、ゲージを問わず集めているマニアもいるようだし。でも、そういうお客を狙っている限り、マーケットは拡がらないんだろうなあ。

3月23日(月)

やっと、「国鉄時代」から読みはじめる。特集は、蒸気末期の北海道と九州の9600 。この、蒸気末期というのが、なんともミソ。北九州も、筑豊本線に蒸気があふれていた時代は、なかなか後藤寺まで足を延ばすヒトは少なかったが、本線系の蒸気が減っていくとともに、北九州のデスティネーションは東へ寄り、田川線を中心とした撮影プランを組むヒトが多くなった。かくいうぼくもその一人だが、9600自体好きだったので、他の人よりはちょっと早く筑豊本線にカマが残っているころから通ってたから。その頃は、まだ旅客もC11が多かったし。こういう「心の機微」がわかるヒトには、グッとくる企画だなあ。それより、末期の北海道で9600の本線運用があった線区って、貨物が一日一往復みたいのが多くて、クルマが使えないと撮れないところが多かったからなあ。まあ、74年・75年にはもう免許持ってたけど、末期の北海道のカマにそこまで気合い入れる根性はのこってなかったからなあ。

3月22日(日)

鉄分の濃い、土日の日経。けっこう妙な記事が出てきて目が離せないのだが、今日の朝刊、第2社会面には「台湾「御用列車」復元へ 総統専用車や戦前の皇室用」と称し、台北特派員発での「特ダネ(?)」。観光列車に目覚めた台湾鉄路局が、保存されている蒋介石総統の専用車を利用して、観光用の貸切列車として復活させる話題。その次には、日本人観光客向けに、戦前の御料車と総督専用車を再現・新製する計画があるらしい。現地の人たちがやっている話なので、日本人がどうこういう筋のものではないが、いいのかねぇ、一体。まあ、台湾人と本省人との間の溝は、台湾のヒトでないとわからない深いモノがあるようですので。

3月21日(土)

先週のリベンジで、庭作業の残りをやりに千葉に行く。幸い、午前中は晴れたので草抜きは進んだが、残り少なくなった農薬は、農業資材屋さんにいっても在庫切れ。まあ、特定の害虫に効く農薬は、ニーズのある時期が限られているので、こういうこともままあるのだが、残りを使い切っても全部撒けなかった。もう一度、再々リベンジが必要か。ところで、アクアラインのETC割引1000円の効果か、アクアラインがズル混み。大渋滞。朝の状態から予想して、ゴルフコンペ帰りの波が来る前に戻ったので、ギリギリで逃げ切ったものの、あと15分ぐらい遅かったら、もろに巻き込まれていたところだった。

3月20日(金・祝)

3連休の初日。祝日法が変わってから、土日月の3連休はよくあるが、金土日はけっこう珍しいかも。午前中に低気圧通過で激しく雨が振るが、午後からは好転。家事でやることが多いので、鉄分なし。国鉄時代と蒸気の時代を、ひとまず購入するだけは購入。とてもじっくり読むヒマがないが、パラパラとめくると、けっこう珍しい写真も。鹿児島の集煙装置付きの9600なんて、よく見つけてきた、という感じ。日豊本線鹿児島口で9600が使われていたのは知っていたが、集煙装置付きというのは、今回はじめて知った事実。鉄道ファン誌が創刊され、鉄道趣味が活性化した1960年代以降は、情報がマニアの間に伝わるようになったので、こちらも情報はリアルタイムで知っていたものがほとんどだが、1950年代以前の状況は、確かに埋もれた事実がまだまだありそう。とはいえ、歴史の証人たちが鬼籍に入ってしまっては、聞くに聞けなくなってしまうので、時間との戦いともいえるのだが。

3月19日(木)

昼メシで近くまでいったので、タミヤプラモデルファクトリー新橋に遠征してみる。模型店というよりは、販売もするタミヤのショールームという感じが強く、ホビーセンターカトーの2階で商品も売っているような感じ、というのが適切だろうか。とはいうものの、ぼくら的には、タミヤのプラ板やプラ棒などのプラスティック素材と、プラ用塗料が、欠品なくそろっている点はけっこう評価できる。ジオラマ用の発泡スチロール板を出していることなんて、今回はじめて知った。この関係は使えるかも。あと、スケールはさておき、ジオラマ関係の素材は、もうちょっとあってもいいかもしれないなあ。

3月18日(水)

今月は20日が休日なので、今日が趣味誌の店頭発売日かな、と思って覗いてみると、案の定発売になっていた。最近は、Webや店頭張り出しとかでの発売日の事前予告がなくなってしまったので(当日は出る)、なんか調子が出ないな。絶対、あの予告って、販促効果があったと思うんだけど。ところで、最近は自粛のご時世からか、趣味誌の購読をやめたという人もけっこう見かけるが、幸い当方はまだ余裕があるので、買いまっせ。

3月17日(火)

田園都市線・半蔵門線で見かける東武の50050系は、どれもすでにくすんで黒ずんでいるような状況だが、たまに東上線に乗ると、それより前に導入されたはずの50000系が、けっこうきれいな状況を保っている。伊勢崎線・日光線系統と、東上線とでは、実質的に別会社ではあるが、それにしても、この運用の差はなんだろう。東急の車輌とかも、南栗橋泊まりで戻ってくると、車内がなんか埃っぽくなっているし。人的なモノも含めて、「沿線環境の違い」といってしまえばそうなんだろうが。

3月16日(月)

前に、民主党の前原誠司副代表が「C5557号機の模型を買った」という記事について、ドコ製の何スケールのヤツか、と詮索したことがあったが、ヒョンなコトから判明。「別冊一個人 個室寝台列車を完全乗り比べ」で、前原氏がトワイライト・エクスプレスに乗る記事があり、そのインタビューの中に写真が出ていたのだ。答えは、Models IMON製の16番。12mmでないのが惜しいなあ。16番じゃ、自民党の中の利権勢力、守旧派みたいじゃないですか(笑)。

3月15日(日)

本日は、昨日と打って変わって、快晴。台風一過みたいなものか。ということで、昨日予定していてできなかった、千葉での農薬撒きと庭の草抜きのため、早朝から一日作業。とそんなワケで、鉄分なし。この前のフォトセッションのアウトテイクでお許しを。こうやって見ると、実際に撮影に行って、連続して撮影したコマみたいな感じ。まあ、こっちのほうが先で、連続して撮影したのは、フォトセッションでもそうなんだけどね。

3月14日(土)

春の嵐が吹き荒れ、時ならぬ荒天。当初は、今日明日で千葉に行って、屋外作業をする予定だったのだが、これでは無理。午前中は、家で家事をしながらおとなしくしていると、午後からは多少、小降りになってくる。そこで、予定外の模型店めぐり。すると、なかなか良いタマをGETできたり、ひさしぶりの模型仲間に会えたり、とけっこうの収穫。予定外でも、なかなか充実した結果に終わった感じ。

3月13日(金)

ということで、「富士ぶさ」ラストラン。ニュースやワイドショーでも、取り上げまくり状態。しかし気付いたのだが、マスコミでの取り上げ方は、決してマニアネタということではない。インタビューされるのは、見送りに来たヒトも、乗車している人も、団塊以上の、60代、70代のシニアが中心。夫婦で来ている人たちも出てくる。話の中身も、新婚旅行で乗った、とか、仕事で昔よく乗ったとか、ノスタルジックな思い出中心。まあ、一般的には「消え行く昭和」の文脈ということだろう。まあ、鉄道ブーム自体も、昭和レトロの一環、というのが実情だと思うが。br>

3月12日(木)

ローカル地域の高速道路を、土日祝日は、距離に関係なく1000円にするとのこと。民営化してから、こういう施策が出てくるのか、民営化しても相変わらず官庁と直結しているから、こういう施策が出てくるのか、いずれにしろ、バラ撒き的発想ではある。それなりに鉄道への影響はあるだろうが、旅客では、もともと鉄道はローカル間輸送には強くないし、新幹線も、大都市間、または大都市対ローカルが中心なので、どちらかといえば限定的では。需要拡大、経済振興を図るなら、割引くのは貨物の方じゃないのかな。この料金を、トラックに適用したら、鉄道貨物は大打撃。週末の貨物量は、半減以下になっちゃうんじゃ。いまでも、割引時間帯にわざわざぶつけてトラックを走らせているぐらいで、この料金を活用できるような運用を組んで、コスト削減をねらってくるんだろうな。土日はトラックばっかり、みたいになったりして。これじゃエコという面では、逆効果なんだろうが。

3月11日(水)

そろそろ、富士ぶさのラストランが、狂騒を極めはじめる頃か。しかし、こういう風になったのは、いつ頃からだろうか。碓氷峠の廃止は、多少は社会的にも話題になったが、人を集めたワケじゃない。0系、100系の東海道新幹線からの引退も、盛り上がったのはマニアの間だけだった。なんだかんだで、「出雲」がなくなるあたりからだろうか。こうやって見てゆくと、なんか鉄道ブームがどうやって作られたか、わかってきそうな感じもする。

3月10日(火)

最近、模型関係の趣味誌がつまらなくなっている、という声をよく聞く。とはいっても、TMS誌は十数年前からそういわれ続けている「別格(笑)」なので、残りの2誌についてのことだ。しかしこの問題、この2誌固有のことというより、趣味関係の専門誌のあり方自体の問題という気がしてならない。かつてのように、その分野でのニュース的なフロー情報が、雑誌記事としてあまり求められなくなってきたことに、うまく対応できていないのは、雑誌界全体を覆っている構造的問題ともいえる。その点、鉄道関係、鉄道模型関係なら、ムック的にテーマ別のストック情報中心の編集もできるはずなので、やりかた次第ではまだまだ可能性があると思うのだが。

3月9日(月)

東京メトロには、多数の路線の乗換駅になっている分、構内が広く、場合によっては路線間の乗換えに並々ならぬ時間がかかる場合もある。大手町とか、霞ヶ関とか、溜池山王-国会議事堂前などがそうだが、ここでの乗換えが絡むと、どの路線をどう選んで、どこで乗換えるのが一番便利で早いか、鉄道に詳しいと自負しているマニアでも悩んでしまうことが多い。時間帯によっては、路線ごとの列車間隔が大きく違うので、これも含めて考えると、最適化はますます難しくなる。一駅歩いちゃって、違う駅から乗るという手もある場合があるし(霞ヶ関-銀座線なら、虎ノ門まで歩いた方が早い場合がほとんどだが、これに気付くのはかなり上級編)、地下鉄網が便利になりすぎるというのも、別の複雑さを増すことになるようだ。

3月8日(日)

HOMP今年の活動は、キーマンのKさんが家庭の事情で動けないこともあり、番外の新シリーズでの展開。ということで、文字通りその「ベース」となる台枠が完成したことを受け、現物合わせでの接合と調整の会を開く。線路の微調整と位置決めまで終えて、ひとまずファーストステップは完了。各人、次のステップへ。今までの日本の鉄道模型界では例がなかった新しい楽しみ方、というと格好つけすぎかもしれないが、少なくとも極めてユニークな発想で作られたレイアウトになることは間違いない。

3月7日(土)

大雨あり、雪ありと、なんとも天候の落ち着かない一週間だが、本日は晴れ。ということで、サクッと撮影。新しい台があるので、Nの撮影にトライ。実は、通常の35mm判に近いカメラだと、Nゲージを撮るのは、HOスケールとかに比べると、けっこう難しいところがある。寄りすぎると、車輌のディティールやプロポーション上の限界が目立ってしまうし、引きすぎると、線路そのもののリアリティーのなさが気になる。おまけに、レンズの被写界深度の使いかたが悩ましい。ということで、ガキ作のジオラマにていろいろ研究してみる。現状では、模型誌の撮影はNのほうが多いと思われるが、これはこれで、なかなか深いものがある。

3月6日(金)

この前の大放出の残滓なのか、○天の4階は、妙な小物やジャンクがいっぱい出品。昔の縦型モーターや棒型モーター、ケーディーの#5 #6なんてのは、ぼくは関係ないけど、70年代の模型とかにこだわっているヒトには、いい買い物なのでは。個人的には、同時に出ていたミニカー群の中から、HOスケールのヤツを10台ほど。ミニカーと人形は、ある時に使えるのを買っておくのは、基本中の基本だからね。

3月5日(木)

銀座ニューメルサの前を通ると、ユザワヤ銀座店がニューメルサ5階に、3月26日開店なる告知。すわ、模型もやるのか、と思ったが、告知をよく読むと、洋裁、編物、手芸関係で、ホビー・クラフト関係は入らないようだ。しかし、よく考えて見ると、最近の○天が2階しか賑わっていないコトからもわかるように、在庫が充実した量販店ならば、充分銀座でも模型店が成り立つんじゃないかなあ。

3月4日(水)

ネコパブのムック、「模型鉄道でよみがえる 昭和の鉄道と暮し」。丸善での「エコーモデル展」の盛況を受けた、阿部ワールドを特集した一冊。全体は、TMS誌上でもその全貌は語られなかった、制作記を含む「城新鉄道」の記録、エコーモデル展でも観客の目をひいた、昭和の街並みや生活を記録した写真、エコーモデルの製品群紹介から構成。その中で目をひいたのが、阿部敏幸氏と片野正巳氏の対談。最近、昔なら機芸から出ていたであろうような書籍が、別の出版社から出る事例が多いが、それにしても、これはモロすぎるなぁ。

3月3日(火)

日経が鉄分暴走気味なら、朝日も負けじと。夕刊の社会面で、「さらばオレンジ 中央線の象徴」と題して、201系残り2編成という記事。何をいまさら、という気もするが、署名記事だし、何か鉄な記事を載せたいという気持ちだけはわかる。しかし、フィラーとして取っておいたネタなのだろうが、唐突感は免れない。朝日の夕刊は、このところ一面でニッポン人脈記「心の旅路」と称して鉄道関係者を取材した企画記事を連載してるんだから、それで充分という気もするが。この勝負(?)、今のところ、日経優位というところか。

3月2日(月)

それにしても、子供のころにムサボリ読んだ雑誌記事というのは、実に克明に覚えているモノ。オリジナルの号を持っているので、リアルタイムでは買っていなかったTMS特集シリーズを見ていて、改めてビックリ。細かい文章表現はもちろん、挿入された図表の細部に至るまで、我ながらよく記憶しているモノだ。内容そのものより、このデジャブ感と懐かしさでページをめくってしまうというのも、なかなか妙な体験。まあ、何十回と食い入るように読んだんだから、当然といえば当然かもしれないが。

3月1日(日)

天板が60cm四方、高さが70cmぐらいのテーブルが、居間にやってきた。これ、ブツ撮りの台として、実に都合のいい大きさ。いままでジオラマは、座るタイプのテーブルの上でとっていたのだが、これは天板が非常に大きくて、大きなジオラマもいろいろな角度で置ける反面、一番小型の三脚(昔SLの撮影にもって行った、五段のコンパクトで強固なヤツ)を使っても、光軸がトップよりかなり上にくるので、見上げる構図が撮りにくかったのだ。こんどは、通常の三脚でも、トップより下から構えられるので、ぐっとフレキシビリティーが増す。まずは、線路脇にしゃがんだ感じから。今までだと、線路脇に立っている感じが限度だったのが、さらに下げられるようになったのがポイントということか。まあ、本人の自己満足という感じもするけどね。


(c)2009 FUJII Yoshihiko


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