「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2009年12月-




12月31日(木)

今年も、本日にておしまい。まあ趣味に関しては、そんなにスゴくは作らなかったし、そんなにいっぱい買わなかったし、格別目立った成果もなかったものの、全体としてはそこそこで悪くない、という一年だったでしょうか。まあ、世の中がそんな感じだし。でも、来年は何かありそうだったりして……。なわけで、では、よいお年を。

12月30日(水)

この時期になって、めぼしいタマが出てくるということは珍しいのだが、今年はなんか出てくる。狙っていたモノが出てくれば、即押さえるのがオキテではあるものの、あまりに続いて出てくると、キャッシュフローが逼迫して、資金繰りも重要になってくる。まあ、ちょっと工夫すればなんとかなる範囲だったので事なきを得たが、これ以上まとまって出てくると、悩ましかったかもしれない。

12月29日(火)

某模型店のおなじみさんの忘年会。Nなど量販品のマーケットは、今までのヘビーユーザーが息切れする一方、旧来の鉄道模型とは全く違う層がジオラマユーザーとして現れてくるなど、いろいろな意味で激変なようだが、ブラスモデルマーケットは、どちらかといえば、ワリと安定的。というよりは、世間の動きとは関係ない、仙人みたいな人たちのマーケットということなんだろうけど。まあ、変化があったとすれば、優良顧客だった方が、鬼籍に入ってしまうことで、ユーザー数が減ることのほうが大きいかも。その分、中古マーケットは「祭」になるワケだけどね。

12月28日(月)

「アラ還」世代は、子供の頃の絵本はEF58、鉄道に目覚めた頃はこだま型、趣味人生を始めた頃は43・10前で奥中山やゆうづるを撮りにいけた、という感じだろうか。「アラフィフ」世代は、「夢の超特急」と「SLブーム」という、決定的に濃いところが刷り込まれている。自分も含めて、12mmとかやっているのは、ほとんどここに入ってしまう(笑)。「アラフォー」は、初期体験が80年代の「ブルートレインブーム」で、趣味人としての「国鉄体験」がほとんどない。このアタりの構図をわかっていないと、企画列車が走ると、異常なまでの熱気とともに、かつてのアイドルのコンサートのように、白い長タマをつけたカメラが林立する心理を読み取ることはできない。また、この違いをウマくつかまないと、趣味業界での成功も難しいのだろう。

12月27日(日)

鉄道趣味というと、おなじみ「もう3年早く生まれていれば」だが、あれは「情報としては知っていても、自分が撮影とか実体験できなかった世界が、大体3年分ぐらいある」という話。しかし、ちょうど一回りぐらい違う撮り鉄のヒトと話していて、趣味としての立ち位置自体が、もっと大きなスパン、大体10年スパンぐらいで変わってくることに気付いた。現状では、ちょうど、「アラ還」「アラフィフ」「アラフォー」という感じで、相当に感覚が違う。これはやはり、趣味者としての初期体験、刷り込みの違いが、一生ついて廻るということらしい。10年経つと、鉄道をめぐる社会的状況が変化する上に、昭和時代は、経済や技術の発展がめざましかったので、鉄道のあり方が決定的に違ってしまっていた、ということのようだ。

12月26日(土)

時間を調整したら、午前中が空いたので、速攻で大宮ソニックシティで開かれている「さいたま鉄道模型フェスタ」を覗きに行く。基本的にこの手のイベントは、ひとまず知り合いに挨拶、というのが主目的ではあるが。昼飯までには帰ってこなくちゃならないので、開場早々に入ったが、意外と混雑していない。大手メーカーの限定特製品とかが出てくるイベントではないせいかもしれないが、最近のNの低迷が影響している可能性も。まあ、電車代をかけて行くからには、何か買ってこないと、という気になるのは世の常。12mm製品を出しているところも、いくつか出展しているので、ジャンク出物を買って帰る。その後、午後からは用事で、クルマで千葉と神奈川を廻る。これで、南関東1都3県制覇。千葉と神奈川はよく行くが、埼玉に行くチャンスは少ないので、けっこう珍しい。

12月25日(金)

天4で、乗工社の12mmトラクションモーターの出物が2台。こりゃ珍しいし、自作が昔とった杵柄のオヤジファンには、なかなか役に立つ代物。これがあれば、プラ板やペーパーの箱モノはもちろんな、キットバッシュならブラスでも上廻りさえ簡単にまとめればいいので、運転会とかイベントとかの直前にでっち上げられる。まあ、そういうのは概して、笑いを取るための「ネタ」が多いのだが。

12月24日(木)

クリスマス・イブ。今ごろになって、TOMIXのNゲージ C57135号機が入荷。現物をみたらかなり気合いが入った出来だったので、7月に予約したのが、1次生産分で入荷できず、2次生産分で入ってきた次第。店によっては、プレミアム付きで中古を売っていたし。確かに、Nの日本型蒸気としては、出色の出来だと思う。TOMIXにとっては、蒸気は鬼門だっただけに、ひとまずリベンジできたというところか。IMONのセールの最中に入荷というのも、タイミングとしてはいいし。

12月23日(祝・水)

なんか体調も疲れ気味だし、とほほなコトもあったりして、まあ今日は鋭気を養うか、と、買っただけで読んでなかったムックとか、パラパラ読んでのんびり過す。しかし、最近のネコは、なんか鬼気迫るモノがあるなあ。C62特集の「国鉄時代」も、ヘッドマーク特集だけでなく、内容が、いままでのような「単に昔の撮影行の思い出」的なものから、80年代以降、トンと見なくなった「鉄道研究」的なものがかなり増えてきている。それより圧巻は、RMライブラリーのEF13。もともと電気機関車はそう詳しいわけではないのだが、全く知らなかった事実や写真が、次々と登場する。すくなくとも、趣味誌や趣味書で扱われた写真や情報については、かなり詳しくフォローしているほうだとは思うが、この世界では、初公開の情報といえるものがてんこ盛り。いや、実際に現場で働いていた人には「常識」だが、趣味者の間では全く知られていない情報ということなのだろうが、掘り起こせば、まだまだ眠っている「お宝」は多いということか。

12月22日(火)

某模型店で、キット組立品の出物があり、それが「メーカー完成品」か「プロ組立師の組立品」かという話に。その製品は、確かにメーカー直で完成品を販売したが、実態としては「お客さまオーダーの特製完成品」扱いだった。その作品は見たことがあるし、ぼくの手元にも、めぐりめぐってやってきたのが一台あるので、その出物が「組立師の組立品」であることは、仕様や仕上げの違いからわかる。しかし、製品として発売した「完成品」ならいざ知らず、こういう「特製完成品」は、メーカ完成扱いするべきなのかどうか、考えてみるとなんとも悩ましいところだなあ。

12月21日(月)

毎月、この時分になるとおなじみ、今月分の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツの制作。しかし、これ撮ったのは中三の夏。まだ誕生日きてないから14歳の時だよ。今の年齢の1/4に近いじゃないの。まあ、よく行って撮ったともいえるし。でも、蒸気機関車の末期って、松・謙さんもどっかで書いていたけど、「この時代に生きている以上、このタイミングでやらなきゃいかん」みたいな、妙な「妖気」が背中を押していたんだよね。使命感にせっつかれる感じで。その「気配」を感じつつ、この泥沼な世界に入ってしまったヒトも近い世代にはけっこういると思うけど。

12月20日(日)

朝からガキのイベントにつきあっていたので、低鉄分状態だが。夕方、書籍にポイントのつく模型店にゆき、今月発行の季刊ムック系をまとめ買い。そこそこの値段のヤツが、出る月にはまとめて出るので、けっこうポイントもバカにならない。で、圧巻は、国鉄時代の「ヘッドマーク付きC62」特集。知らないヒトからすると、集まりそうな気がするかもしれないが、実は「鬼門」があって、1950年代には事故廃車になった4号機など、写真自体が非常に少ないのは、ある年齢以上の趣味人には有名だし、東北筋配属のカマは、そもそもヘッドマークと縁が薄いモノも多い。まあ、企画自体はかなり前から練っていて、鬼門が潰せるメドが出来たので、この特集(というかC62特集そのものも)をやることになったのではないかと思う。しかし、それにしても、この企画に対する編集者の熱意と根性は、称賛に値するといえるだろう。

12月19日(土)

さっそく、更新修繕した「遠景用マクラ」を使っての、ダブルマクラの大型セット撮影。グッとひいて、手持ちでの撮影。35mm用の28mmレンズ使用だが、自分の影が入らない位置から撮って、トリミングでの利用。これだと、ちょうど標準レンズぐらいの画角かな。元の画面を見ると、スタジオセットの全景が写っている感じで、手の内丸見えでけっこう面白い。今度は、こういう撮影の裏を見せる特集もいいかも。

12月18日(金)

趣味誌の店頭発売日。新春恒例「とれいん」誌の特集は、東急電鉄。東急は、社会的存在感が大きいワリに(JRの方は、「民鉄の雄」という)、車輌や路線は実用一点張りで、趣味的にはけっこうキツいものがある。もちろん、地元では人気があるが、形式のバリエーションが多いワケではないし、優等列車はないし、例外的な運用も少ないし、けっこう特集にするのは勇気がいるところ。果たして、どういう反応になるのだろうか。ところで、レモン社の鉄道模型店が、ウィンドウ縮小。一部が、中古ジャンクカメラの棚に変わっていた。イクスピアリの天賞堂HBfも一月で店じまいだし、業界、ちょっと流れに変化が。

12月17日(木)

用事があったので、珍しく19時台の京急で、横浜に向かう。この時間帯の下りに乗るのは、余り機会がない。乗るとしても、もっぱら昼の時間帯である。で、ぶっ飛ばす昼間の快特に慣れている身には、夕方〜夜の列車は、全く別の鉄道かと思うくらいゆっくりしていて時間がかかる。混雑具合とか、いろいろな要因もあるのかもしれないが、ほとんど先行の普通列車が詰まっていて、並行ダイヤ状態。追い抜き駅で普通列車が側線に逃げて、やっとその時だけ信号が緑になる感じ。まあ、これはこれで軌道出身の路線らしい感じもするのだが、体感時間は2倍以上かかった感じ。

12月16日(水)

JR東海が、内外の記者を集めて、N700系・米原-京都間で時速330km/hの試乗会を行ったと思ったら、今度は、JR東日本が、E5系を用いて320km/hの試乗会。海外への売り込みをバックアップすべく、パブリシティー合戦という感じだが、まあやっぱり一般のヒトには「高速」というのは、まだまだ効くのかな。そういう意味では、中国でE2系を、「楽々出るから」という理由で、320km/hか330km/hで走らせていたという「実績」もあったし。もともと、新幹線の最高速度は5%の許容量をみているはずなんで、そんなモン、出しゃ出るとは思うけどね。そういえば日本でも、1960年代には、国内線のボーイング727が、羽田-伊丹間で、30分割って飛んでたりしたんだよね。早着競争して。でも、これって最高速度はマッハ出てるワケだよね。まあ、高度成長期というのは、そういうモンですが。

12月15日(火)

このシーズンとしては、珍しく家でメシが喰える日なので、このチャンスを活かして「更新マクラ」の製作。こっちは遠景をイメージして、ターフで仕上げる計画。ターフは、色を混ぜたり盛り上げたりと、その場のイメージで作りやすく、地面材料としては一番好きなのだが、基本的には「砂絵」なので、ある程度の面積に対して仕上げまでを一気呵成にやらなくてはならない。その分、ある程度まとまった時間と、それを乗り切る気合いが必要。ということで、ひとまず第一期工事完成というところまで、こぎつける。これだけでも使えるし、フォーリッジ使用の近景用マクラとの併用でも使えるように意識したつもりだが。

12月14日(月)

やっぱり、模型界は美大系のセンスを持っているひとが、量的に決定的に不足している感じがある。というか、理系が多過ぎるがゆえに発生する問題が、構造的な問題となっているといったほうがいいかもしれない。もちろん、模型界には芸系出身のビッグネームは、中尾豊さんにはじまり、最近でも諸星さんやシェフなど、けっこうたくさんいらっしゃる。しかし、数少ないヒトたちが、みんなビッグになっちゃってるようなところがあり、もっと裾野が拡がって欲しい感じは強い。特にジオラマ系は、こっちの感覚がないと無理なところも多い。極端な話、造作がなくても、絵心があるヒトなら、ベースパネルに油絵で地面や水面を描いてしまえるワケだし、ストラクチャも、ドンガラの上に壁面の絵をらしく描いた方が、構造そのものを再現するより、余程それっぽく見えたりするし。

12月13日(日)

さて、昨日から今日にかけては、鉄道趣味・模型関係では、ぼくにとってはいろいろ大きな出来事があったのだが、「まだ語るべきときではない((c)山崎喜陽)」ので(笑)、詳細はおいおい。ということで、お茶濁しに、昨日の別テイク。機関車は、「再生」した方のC57。このジオラマは、撮影時には回りにフォーリッジを盛り上げてもともとの壁面が見えないようにしなくてはならなかったのだが、マクラで開発した擬似3D茂みの手法で覆ってしまったので、どの角度からも、そのまま撮れるようになった。ということで、実は撮影する手間は、格段に少なくなった。こうなると、前使っていた簡易型のマクラが物足りなくなってきたので、遠景用に更新修繕することに。表面に貼り付けてあった「草地シート」を剥がし、表面を整形。こっちは、フォーリッジではなく、ターフで仕上げて、なんちゃって遠近法が発揮できるようにする予定。

12月12日(土)

明け方まで雨が降っていたようだが、だんだん天気が回復。午前中には、雲も多いものの晴れてきた。ということで、「釣り人のジオラマ改」を撮影してみる。このジオラマ自体は、けっこうよく使ったので、使える構図はほとんど撮り尽くした感じもあり(今回のヴァージョン・アップで新たな構図の可能性も増えたのだが)、前回同様の構図で、雰囲気の変化を楽しんでみる。雲の合間から太陽が顔を出す状況なので、日照が頻繁に変わるのだが、28mmでAF・AE撮影なので、勘に頼らなくとも、即、光の具合が読み取れるのは楽。ただこの構図だと、手の影が入らないようにレリーズするのが一苦労だったりするのだが。

12月11日(金)

朝、出勤しようと駅に行くと、バス停が不穏な混み方。まさかとは思うが、いやな予感。案の定、昨晩に続いて、田園都市線で人身事故。とはいうものの、現場が市ヶ尾駅だったので、あざみ野折り返し・全列車各停で一応動いている。まあ、多少混んではいたものの、それほどのトラブルはなく会社には行けた。このあたりは、発生現場のラッキーさと、列車指令の判断の賜物であろう。さて、あと何発くるのだろうか。

12月10日(木)

師走になると、多くなるんじゃないかといわれていた、飛び込み自殺の人身事故。予想通りというか、昨日は首都圏でなんと6連発。午前中1発、夕方から5発。まあ、皆さん大迷惑な一日。特に中央線は、朝、信号故障で運休、夕方、人身事故で運休と、満身創痍状態。中央線で通勤、通学のかた、お疲れさまでした。それにしても、死ぬときぐらい、みんなに迷惑かけまっくて、強い印象を残したいというのかもしれないが、全く困ったもの。死ぬのは勝手だが、せめて誰にも迷惑をかけずに、ひっそり死んでくれよ。

12月9日(水)

ディアゴスティーニの「鉄道データファイル」が、300号でついに完結。当初2年間・100号予定だったものが、6年間・300号に3倍増したんだから、まあ、ウマく鉄道ブームにのっかれた、ということだろう。でも、200号前後の水増し感や、最後の15号ぐらいのめちゃくちゃな詰め込み感をみると、泥縄で、全体としてのまとまりの悪い企画になってしまったコトも確か。それにしても、鉄道関係の記事は、思い入れさえあれば、いくらでも長く書けるということは証明されたみたい。最終号で、正誤表をつけたのは、この手の企画としては良心的といえるのでは。

12月8日(火)

JR東日本が、C61形式蒸気機関車の復活・動態保存について、やっと(笑)公式発表。リリースそのものは、JR東のWebを見ていただきたいが、新たに発表されたポイントは、運行は主として高崎-横川、高崎-水上といった高崎エリアでD51形式と合わせて年間110日程度行うこと、また、同時に旧型客車7輌の整備も行いイベント等で活用することである。運行基地整備費用「3億」とかいわれていたので、新たな拠点をつくるのかと思われていたが、高崎ベースでの運行というのは意外。それ以上に「7輌の旧型客車」は、どこのヤツを使うのかが、もっぱらの話題。

12月7日(月)

ネコパブのムックの新シリーズとして、鉄道名車モデル&プロフィールが登場。その第一弾がEF58。58は公言しているように「好きでも嫌いでもない」車輌だが、ペラペラと立ち読みしたら、けっこう良く出来た内容なので、購入。もともとNEKOは、余り濃くない、広く浅いファン向きの編集に強みがあったが、このところ、実物誌と模型誌を両方やっている強みが生きるような、ディープな濃ゆい出版物が続出している。もともと趣味誌の出版社としては商売上手な方なので、最近の鉄道ブームに乗るだけでなく、その反動で物足りなさを感じている趣味人にも深く刺さる企画もぶつけてきている感じ。やはりウマい。なんか、ウワサによるとこのシリーズ、次はEF65らしいが。

12月6日(日)

件の「マクラ」は、「釣人のジオラマ」にも使えそうと思ったが、釣人のジオラマは元がDDFの古い製品なので、茂みがウッドランドシーニックスのフォーリッジではなく、昔懐かしい「彩色スポンジ」でできている。これではバランスが取れないので、表面にフォーリッジを貼り付ける「更新修繕」を実施。色そのものは似ているので、みっちり貼り付けなくても、表面の質感が変わる程度に盛りつければ、けっこう雰囲気は変わる。マクラ自体が「偽装遠近法」なので、それとつながるように「より近い」感じが出れば併用可能になる。まあ、そのぐらいにはなったかな。しかし、モコモコになったジオラマを三つまとめておくと、なんか「室内森林浴」という感じがしてくるぞ。

12月5日(土)

天気予報は、曇りか雨かというものだったが、朝起きたら陽射しがあるじゃないの。ということで、昨日の夜に一応完成させた「マクラ」と、これまた第一期工事がひとまず終わった渓谷のモジュールで、テスト的に撮影。しかし、芯が発泡スチロールとはいえ、これだけフォーリッジを貼り付けると、けっこうな重みになるモンだ。マクラと空の背景とが、微妙にちょっとだけアウトフォーカスになるぐらいの絞り値を選ぶのがポイントか。もともと空の背景は、シャープにピンがきちゃうと、「書割」ってわかっちゃうからね。

12月4日(金)

もう、キャンペーン期間もほぼ終わりだが、やっと「チョコ電」に乗車。中は、「山手線100年記念」というわけでも、「明治チョコレート買い切り」というワケでもなく、一般の車輌と同様の広告、映像が出ているだけ。これはちょっと期待外れ。なんか仕掛けがあるのかと思っていたのに。それにしても、ホームが暗かったので超スローシャッターになり、通行人がブレ切って透明人間のように消えかけているのがなんとも妙。撮ろうと思って撮れる効果じゃないなあ。

12月3日(木)

ふと思い立って、渓流のジオラマに合わせて、フォーリッジでモコモコにした「マクラ(撮影の時、バックを埋めるのに使うダミーの山)」を製作開始。発泡スチロールを適当に切って、フォーリッジを貼り付けていけばいいのだが、全体を覆うために使うフォーリッジの量が半端ではない。ある色については、手持ち分の残りを使い果し、けっきょく新たに購入するハメに。これ、日本風の景色を作って、レイアウトの山を全部埋めるとなると、メチャクチャな分量が必要になってくるってことじゃないの。

12月2日(水)

鉄道車輌ディティールファイル005号は、D50に続いて、筑豊のD60。最末期に活躍した、11輌の記録。EF10の丸、角もそうだったけど、これが担当者の趣味なんでしょうね。まあ、この手の企画は、思いこみのある人でないとできないので、趣味に走るのはいいコトだけど。この次は何が出てくるんでしょうね。こういうのは、自分が見たことのあるものでないと、萌えないから。

12月1日(火)

前原国土交通大臣の「秩父鉄道視察」は、やはり名取さんの仕掛けであった。Blog「編集長敬白」において、自らそのアングルを告白。とはいえ、趣味誌の編集長が、政治ネタのパブリシティーを仕掛け、それがいろんなメディアで面白おかしく取り上げられるというのだから、世の中変わったモノだ。ところで、ジャーナリズムでは報道されなかったものの、やっぱり、ちゃんと「撮り」もやっていた。それも、先導付きの公用車で追っかけ撮りして2カット。まあたまの息抜きはいいけど、その分、ダム工事中止も、JAL解体もキチンとやってくださいな(笑)。


(c)2009 FUJII Yoshihiko


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