hobby diary

「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2011年1月-




1月31日(月)

新燃岳の噴火で、宮崎県南部が大被害を受け、その様子が連日ニュースで報道されている。口蹄疫や鳥インフルエンザでもそうだったが、かなりマイナーな地名を聞いただけでも、およそどんなところかパッとイメージが湧いてしまう。それもそのはず、霧島は、日豊本線、吉都線、肥薩線のトライアングルで囲まれたところにあり、このエリアの各線は、かつて蒸気機関車の撮影で、足しげく通ったところなのだ。しかし、画面に登場する景色は、変わらない自然と、変わった街並みという感じで、なかなか感慨深いものがある。

1月30日(日)

模型店で、トミーテックの信号テコをはじめて見る。単に、ポイント切り替えスイッチの先がそれっぽくなってるのかと思ってたら、なんとそれは1/12スケールのバカデカいもの。よくできているんだけど、これじゃ、Oナローでもデカすぎるぐらい。まあ、こういうのは、旧来の鉄道趣味者とは違う人がターゲットなワケで、これはこれでいいのかも。というより、こういう発想のほうが大事かも。

1月29日(土)

Models IMONで、話題の貨車用ボックスを、試験的に購入。いや、これはある意味でよくできてる。PEMPのプラキット貨車は、組み立てたら収めドコロに困るし、珊瑚模型店の貨車も、なんとか詰め込めば元の箱に入らないでもないが、緩衝材は入らない。同様に、モデルワムや乗工社のキットも、組み立てたら入れ場所に困る。まあ、その辺の車輛が、ウマく収まってくれるというのは、とてもうれしいところ。これはいいかも。

1月28日(金)

前にマウントアダプタを利用して撮影したカットを拡大して、レンズの描写力の違いをチェックしていたら、偶然に、面白い構図ができあがってしまった。そんなワケで、カメラのディスプレイ上に現れたその画面を、トリミングで再現したのがこのカット。蒸気機関車の現役末期、ネコも杓子もお立ち台に並び出した頃、広田さんとかプロカメラマンが、「表現としての鉄道写真」の題材としての蒸気機関車の写真を発表するようになったカットみたい。暗いトーンや、粗い粒子も、なんかそれっぽい。まあ、こういう模型の写真は、我ながら見たことないが、こうやって見ると、「アリ」だなあ。

1月27日(木)

本日午前中に、大宮車輛センターで、C6120号機の火入れ式を実施。テレビ、電子メディアは、一斉にその模様を報道。例によって、朝日新聞、日本経済新聞は、インターネット版のトップに写真を掲載して、鉄分に気合を見せる。その写真によると、一部既報の通り、LP405の副灯をつけ、スノープロー、旋回窓を装備した、70年代初頭の青森区時代のイメージだが、空気作用菅の取り廻しは、けっこう変わっている様子。JR東の動態保存機の常で、全体はかなりキレイ。しかし、よく見ると、ロッド類はまだついていない状態。動く姿が登場するのは、もうちょっと先か。
その後、朝日、日経とも、夕刊社会面に同記事掲載を確認。全国紙での掲載は、二紙のみ。

1月26日(水)

おくればせながら、レイル77号を買ってくる。レイルはある意味、形ある記録として後世に残しておかなくてはいけない、鉄道趣味に関する情報を、こつこつとマメに拾っている、極めて良心的なムックだと思う。しかし、こういう情報に価値を見出し、それにお金を払う趣味人が、今どれだけいるかと思うと、けっこう難しいものがある。そういう層が、ある程度以上のヴォリュームで存在するのは、多分ぼくらのような「SLブーム世代」が最後で、それ以降は「超マニア」なヤツはいても、数的には限られると思われる。鉄道文化の記録を残す意味でも、我々が「買い支える」意義は大きいのだろう。とはいえ、鉄道黄金期の60年代・70年代を、実際の現場で過ごし、裏話を語れる方々から話が聞けるのも、あと何年の猶予があるのだろうか。

1月25日(火)

あくまでも、一般書店の店頭での話だが、なぜか今月は、RM、RMMといったネコの雑誌が売り切れになっているところが多い。なんとか残っているところで立ち読みした範囲では、これといって強力なコンテンツがあるワケでもないのだが、これは一体どうしたのだろうか。部数的に見ても、他のジャンルの雑誌やムックがあるところから見ても、書店や取次の要員ではないだろう。今月から配本の部数を減らしているとか、そういうことでもないだろうし、思いのほか、違う層に売れ出した、ってこともないだろうし。なんか、謎だ。

1月24日(月)

若い「撮り鉄」くんのBlogを見ていて、ちょっと気になる表現にひっかかった。ジャストなタイミングで、すれ違いシーンを見事に収めたカットだったのだが、キャプションに「カブった」と書かれている。複線の左サイドで構えているので、こっちに向かってくる列車か、走り去ってゆく列車がわずかでも遅れれば、確かに「カブって」しまい、手前の列車しか撮れず、きれいなすれ違いシーンにはならない。が、このカットは、どう見ても全くカブってはいない。過去の書き込みを見てみると、この方はすれ違っている構図を持って、カブっていると称しているようだ。いろいろ見てみると、他にも同様の誤用をしている人がいる。これでは、意味が通じない。一体、どこからこういう誤解が始まったのだろうか。

1月23日(日)

そんな流れで、新顔が入ったので、久々のお立ち台での撮影。254号機は、末期の全検期限での配転ゆえ、前照灯と旋回窓以外、外観的には九州時代とあまり変わっていないので、会津線時代の仕様とはいえ、けっこう親しみがわく。ところでC11だと、このジオラマの線路上に、楽々重連が収まってしまう。IMONのC11は、新たに12mmに参入してくるユーザをけっこうひきつけているようだが、多数の動態保存機がいることとともに、このコンパクトさが狭軌感を引き立てる要素になっているのだろう。ところでこのガーダー橋、マイクロエンジニアリング製の、Nゲージ用の大型ガーダー橋を流用したもの。アメリカ製のストラクチャだと、HO用は日本型にはちょっと立派すぎて、乙線規格以下の亜幹線やローカル線には使いにくいが、これはちょうど良い感じ。何連か繋げても、雰囲気がでそう。これは使えますよ。

1月22日(土)

このところ、妙に東西線に乗る機会が多い。今日も乗る機会があったが、珍しく東葉高速鉄道の車輛がやってきた。乗ってみると、メトロ車と区別がつかない。それもそもはず、広告がメトロとの共通扱いのようだ。まあ、都営浅草線に乗ると、北総車にはほとんど広告が入っていず、独特の寂しい雰囲気なのだが、車輛運用もそうだが、セット販売というのは確かにウマい方法ではある。京成・北総でもやればいいのに、と思うが、肝心の都営自体が、あまり広告媒体としてはよろしくないので、過払利息を取り戻しの法律事務所の広告が増えるぐらいか。

1月21日(金)

RMライブラリーから、「マニ60・61形 スユニ60・61形(上)」が発売。ちょっと前にでて評判になった、「マニ35・36・37形」に続く、同著者によるシリーズもの。鋼改車というだけでも鬼門なのに、さらにその再改造も加わるという、もっとも魑魅魍魎とした世界。それにしても、この著者は、客車マニアになったのが、旧型客車がほとんど全廃になってからで、全て「歴史」として調べた成果という。リアルタイムの頃からのマニアからは、突っ込みドコロもあるかもしれないが、「見ていない」からこそできる、外観のインデックスとしては、けっこう使い手があると思う。若い世代にも、こういう根性のあるヤツはいるということは、とても高く評価できる。というか、その世代ならではの、新しい楽しみかただといえるだろう。

1月20日(木)

NHK総合の「クローズアップ現代」で、「世代をつなぐ鉄道ブーム」と題して、女性やシニアなど、ライトな「鉄」の広がりを特集。この手のモノは、なかなか番組化が難しいのだが、なかなかよく実情をとらえまとめていた。昨今の鉄道ブームは、明らかに過去の鉄道趣味とは、ターゲットも中身も違うところを、ウマく捉えている。趣味業界の人にこそ、ぜひ見てもらいたかった感じではあるが。

1月19日(水)

趣味誌の店頭発売日。昔と違い、デジタル化してからは、悠々年明けの入稿で間に合うので、さほどクリティカルではないが、それでも休日を挟まず19日でいいというのは、余裕にはなっているだろう。さて「とれいん」が、趣味誌にしては珍しいスクープ記事。復元中のC6120号機の仕様は、青森区で奥羽本線に使われていた時代のスタイルになるとのこと。70年前後の感じだろうか。基本的に、宮崎転属直後も装備的には変わっていないので、蒸気末期に撮影した人にとっては、一番見慣れたスタイルといえようか。東北本線で優等列車を牽いていた頃のスタイルは、決してスタイリッシュじゃないので、東日本ゆかりといういみでは、妥当な線だろうか。

1月18日(火)

書店で見かけて、面白そうだったので、光人社刊「写真に見る満州鉄道」高木宏之著、なる本を買ってくる。これは、絵葉書コレクターの著者が収集した、満鉄およびそれに関連する風物を撮影した絵葉書を、写真集としてまとめたもの。内容的にも、今まで鉄道関係の資料では見たことのないものも多く、大いに興味を引くが、それ以上に驚いたのは、絵葉書のテーマの幅。およそ我々が考える絵葉書の題材とはならないような、会社の役員の肖像とか、工場の機械とかいったものまである。多分戦前は、庶民だと、旅行はできてもまだカメラを持っていない人も多く、自分が興味を持ち、記念に写したいと思ったものを撮る代わりに、それを撮影した絵葉書を買う習慣があったのだと思う。こういう生活習慣も、歴史としては伝わらないが、当時の風俗を知る上では重要だろう。

1月17日(月)

ということで、塗料を買ってきて、残りの塗装を仕上げる。まあ、残りは部分的なので、いろいろやりながら、片手間で塗っては乾かし、とこなしてひとまずフィニッシュ。どうせ再生なので、手元にインレタやデカルがあるワケではないので、今日のところは組み上げてしまうことに。ひとまず、一件落着。今回のジャンクの塊、1月中にはカタチにするという「公約」も達成。なんか、予想したより手間がかかってしまったが、思ったほどスジは悪くなかったので、このくらいなら手をかけてもいいかな。

1月16日(日)

午後は予定があるのだが、午前中なら時間が取れるので、一気に塗ってしまうことに。貨車4輌なら、手持ちの塗料でも充分塗れる目見当なので、さくさく塗り始めたら、なんかみるみる足りなくなってくる。よく考えたら、セキ2輌、ホキ2輌なので、裏表ある上に、折れ曲がっている分、表面積も大きい。ある意味、塗る面積は2軸車8輌分ぐらいあるんじゃないの。で、全部塗りきれない状態で、塗料切れ。時間もないので、続きは出直して、またやりましょうか。

1月15日(土)

1月もまだ半月あるのだが、下旬になるとかなり忙しくなってしまうので、やれることは早めに済ませてしまう必要がある。そこで、再生中の貨車をやれるところまでやってしまう。残りのソフトメタル系のパーツを取り付け、酸洗いまで済ませ、あとは塗装のみ。今月中にはなんとかなるだろう。さて、シンナープールやブラスクリーンなどの作業で愛用しているのが、野菜ジュースのペットボトルを利用した液槽。もともとのキャップを開ければ、容易に溶液を元のボトルに戻せるし、ボトルの凹凸をウマく利用すると、剥がれ落ちた塗膜などを分離しながら注ぐことも可能。さらに、元がリサイクルなので、汚くなったら使い捨てでも惜しくない。一部でちょっと話題になったので、画像にてご紹介。あんまり技法の紹介的なことは書かないのだが、ご参考になれば。要は、ペットボトルの四角の一面を、カッターでカットするだけ。キャップのところは、漏斗状になるように、他のところより多めに残してカットするのがミソ。

1月14日(金)

東京-上野連絡線の工事の進捗状況は、この区間を通るたびに記録として記している。見るたび見るたび、ちょっとづつ進んでいる。今日の時点では、上野より、東京より、それぞれの勾配になった取り付け部分に、コンクリート製の「桁」が、ついに載りはじめていた。橋脚は、神田駅を過ぎた秋葉原よりのところで、6本を残す状態。さらに、東京駅の引き上げ線になっている部分で、本線用の軌条が敷かれはじめている。けっこう作業が進んできた感じ。

1月13日(木)

今頃になって、やっと「国鉄時代」のDVDを見る。というか、見れる。毎回、単に貴重というだけでなく、趣味的に珍しいコンテンツがあって驚くのだが、今回の目玉といえるのが、「主灯を減、副灯を点」として走行する映像。トンネルに進入する急行第四十和田を牽引するC61が、まさにこの状態。スチルの方に、そういうカットがあったので、もしやとは思っていたのだが、この状態で走行する蒸気機関車の映像は、はじめて見た。LP405副灯は、純粋に組合対策で、実用としては使われなかったと思われている面もあるが、実際にそれで走行しているシーンは、リアルタイムを知っているものにとっても貴重。そもそも、昔は昼は前照灯をつけないのが原則だったので、実体験として見れた人もけっこう少ないのでは。

1月12日(水)

東京メトロ東西線なんて、都内とはいえ、ぼくの動線からするとほとんど乗るチャンスのない路線。珍しく乗るチャンスがあったと思ったら、15000系が来た。もう走り出してから半年以上経っているのだが、現物を見たのは初めて。しかし、屋根の張り上げのところだけ塗装があるというのは、妙にツルツル感が強調されて、なんとも妙な感じ。おまけに、あの水色。まるで昔の全日空の「モヒカン塗装」みたい。まあ、鉄道車輛としては、けっこうユニークで目立つことは確かだが。

1月11日(火)

1月10日に発生した、中目黒の老夫婦殺人事件。ニュースで現場を見たら、蛇崩川遊歩道沿いのところじゃないの。家から歩いても、30分ぐらいで行ける距離のところ。遊歩道沿いはずっと桜並木なので、春の桜のシーズンには、花見がてらよく散歩する。去年も花見散歩で、事件現場のすぐ近くから撮ったカットを、この日記コーナーの3月27日のところで使っている。件のカットは、車輛中心にトリミングしているので、ノートリミングのカットを再録。モロ現場が写ってますね。それだけではナンなので、同時に写した反対側のカットも。これは純粋に桜の写真で、あまり鉄道趣味と関係ないのだが、こちらもノートリミングで。

1月10日(祝・月)

予定のラストは、鉄道イベント関係の打ち合わせ。お相手は、ぼくとほぼ同年代に属する、中・高生の頃に、末期の蒸気機関車を撮影しまくった方々。ぼくはこの時期、ご存知のように九州に入れ込んでいたが、そちらは北海道一筋で撮りまくっていた。初対面ではあるものの、話をしていると、エリアは違っても、やはり同じ時代を過ごしたという同士感は強い。それだけでなく、いろいろなつながりがあることも発見。あの時代、確かにSLブームで、ネコも杓子もカメラを蒸気機関車に向けていたが、春夏冬、毎休みごとに、金と時間の許す限り、撮影旅行に行きまくっていたコアな人は、実はそんなに多くはなかったのだろう。改めて、それを実感した。

1月9日(日)

予定に追われ、忙しくクルマで移動中に、忙中閑ありでロードサイドのリサイクル店を覗く。こういうところは、Nゲージは相場観をもっているが、HOや16番は、相場からすると、めちゃ高かめちゃ安か、どちらかになっていることが多い。そんな中で、エンドウの金属道床とブリキ製ストラクチャを発見。物置の中からでも発見して、まとめて出した人がいたのだろう。このストラクチャ、好事家の間では妙に人気があるので、状態さえ良ければ、内容のワリには強気の相場でも、専門店では売れてしまうことが多い。このシリーズは基本的に関心外だが、トラス橋だけは、状態のいいジャンクが安くあったら、バラして一回り小さく組みなおす材料として入手してもいいかな、とは思っていた。そしたら、かなりキレイで状態がいいのが、プラレール並みの価格であるじゃないの。文字通り、行きがけの駄賃で早速GETしてきたが、逆に状態がいい分、剥して組みなおすのはなんか惜しい。はて、どうしようか。安いことは安かったが、なかなか悩ましい。

1月8日(土)

この3連休は、スケジュールが目白押し。新年になっても、あいかわらず予定が忙しい。毒を食らわば皿までで、ならばとばかり、予定の中に去年の年末に塗装を剥すところまでやった、ジャンク貨車の再生をやる時間を強引に予定してしまう。そうしないと、こういうのは、いつまでも仕掛りのままになってしまうのがオチなので。この貨車、塗装や外観がメチャクチャワリには、基本的な組みは、そんなに悪くない。自分自身がそんなにウマくないので、バラして修正してもさほど変わらない。ということで、破損部分の補修、修正にとどめるが、後からつけにくいところに限って、取れたり壊れたりしている。まあ世の常だが、ホワイトメタルパーツのすぐ脇の、デカいロストパーツが取れてたりとか、半田でいこうか、接着剤でいこうか、悩ましいところもあったが、勢いで全部半田で取り付け。元が「台車より安い」ジャンクなので、サクサクこなして、ほどほどのところでOKとする。2時間で4輌完了。なんかで追い込まないと、人間は動かないものだねえ。

1月7日(金)

今月の「記憶の中の鉄道風景」コンテンツは、「吉松機関区」はちょっとお休みして、廃止直前の東急東横線 横浜-桜木町間の想い出。これ、仕事で外出の途中で、これ幸いとばかりに撮影したものなので、ポケットに入るAPS一眼で撮影したもの。APS対応のスキャナは持っていないので、ミニラボのスキャンサービスを利用したのだが、これが侮れない。Webでの利用には、全く問題がないレベルの解像度は出ているし、フィルムならではの色調の多様さもちゃんと表現でき、画面上でも違いがわかる。ということで、記録に発車時刻表を撮影したカットで、その解像度をご紹介。クリックすると、スキャンデータそのものを見れるようにしたが、細かい注釈のところまでキチンと読み取れる。これで一本当たり500円なのだから、手間まで含めると、カラーネガについては充分使える。

1月6日(木)

結果的に、今のところ毎日どこかしら模型店を覗いているが、今年はワリと人出がいい感じがする。実際の売り上げに結びついているかどうかはわからないが、人の気配は明らかに賑やかだ。そこで目立つのが、家族連れと、カップル。結果的に、女性の姿が、店頭で目に付くことになる。旧来のお客さんとは180度違う層だが、模型店に入ることに抵抗感がなくなってきているということには、注目すべきだろう。かつて、鉄道模型専門店に足を踏み入れるのは、アダルトショップにも匹敵する敷居の高さで、とても女性連れで行けるところではなかった。そういう客層の変化についていけるかどうかが、今後の模型店のあり方を規定することになるのだろう。

1月5日(水)

久々に天4に行くと、大きな意味では状況は変わっていないのだが、妙な出物が場所を占めている。なんと、鉄道模型社/CABのキハ58系が、20輌以上まとめて出品。鉄道模型社時代の、例の特急色の腐ったようなのから、CABの妙に明るい急行色まで。まあ、お好きな方が放出したんでしょうが、出来とは関係なく、模型社ファンはいるので、それなりに買い手はつくでしょう。もう一つは、ファーラー等のヨーロッパ製ストラクチャプラキットの組立済みが、ところせましと60棟以上。まだまだ出てきそうな様子だったので、100棟ぐらいになるかな。これはレイアウトから外したもののようなので、、去年の年末に大量に出ていた、欧州型ジャンクと同根か。ただ、その物量にはびっくり。

1月4日(火)

仕事始め。朝刊各紙に「MADE IN DREAM」なる、JR東日本の15段全面。3月5日のE5系「はやぶさ」デビューにちなんだ企業広告だが、東北筋ということか、はやて、やまびこ、はつかりと、E5系、E2系、200系、キハ81系、C61(!!)が並んだビジュアルを使っている。485や583がないぞ、とか、突っ込みどころはあるのだが、今年はやはりC61を売り込みたいんだな、とよく見ると、給水ポンプのところにカバーがついている。20号機をあしらうのかと思ったら、なんとこれ、梅小路の2号機じゃないの。西なら東海じゃないからいい、ということなのかな。

1月3日(月)

正月休みも今日まで。夕方ちょっと前の、そろそろ日没という時刻は、東京駅にいた。帰省ラッシュの最中に、長距離路線のターミナル駅にいることはあまりないので、けっこう発見があって面白い。新幹線がズル混みなこと、下り列車もけっこう人が多いことは織り込み済みだったが、通勤区間、近郊区間は、新幹線がはきだす乗客を吸い込んでも、充分余力があることや、ハイウェイバスへ乗り継ぐ人が意外なほど多く、バスターミナルがメチャクチャ混んでいたことなどは、なかなかの新発見。長距離列車からは、いわゆる「ゲタ電」に乗換が常識だったのは、国鉄時代の想い出ということなのだろうか。

1月2日(日)

ひところは、繁華街でも、正月は1日から営業というパターンが多かったが、最近では2日からというのが一般的。ということで、初詣エリアで以外では、2日から人出が増えるというパターンが多い。出かけたついでに、やっている模型店を覗いてみたが、けっこう人がいる。まあ、出掛けとしては幸先いいんじゃないの。街中も、歩きにくいぐらい人出があるし。

1月1日(祝・土)

本日より新年、2011年。いつもながら、初心が肝心とばかりに、何か気の利いたコトを書きたいとは思うものの、正月休みの期間は鉄分が薄いのでネタに困る。この「ホビー日記」のコンテンツをスタートしたのが2004年の2月なので、今月で丸7年、来月からは8年目に入る計算。まあ、「出戻り感」が残っていた最初の頃は、何をやるにつけても新鮮感があったのだが、さすがに出戻ってからの経験だけでも十年以上となると、なかなかそうもいかない。今年は、去年以上に趣味関係でも「公務」が多くなると思われるので、書きたくても書けないコトも多くなるだろうし、書けるネタをひねり出すのもけっこう大変かもしれない。



(c)2011 FUJII Yoshihiko


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