「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2016年12月-




12月31日(土)

大晦日。2016年も今日まで。今年はぼくにとってはいろいろな意味でエポックメイキングであり、人生の転換点となった一年だった。会社を始めたので今までのような宮仕えの生活でなくなったこともあり、趣味生活もずいぶん変化した。まあ、模型をやる時間が減ってしまったというのは、かなりはっきりしている。その分、オークションでいっぱい落札してしまうという尾鰭がついているのだが。車輌関係は、ほとんど軽度のジャンク再生と仕掛りの完成のみ。年末に至ってちょっと気合入れて工作始めたぐらいで。地面系も、1月に札幌に出張に行き30年ぶりぐらいに雪景色の鉄道を見て、雪景色のジオラマを作ってしまったのが大きいけど、それだけだし。全体としては限られた時間の中では、それなりに楽しんでいるという感じだろうか。生き方に合わせて楽しんでこそ趣味というもの。生き方が変われば、また楽しみ方が変わる。それでこそ、趣味を満喫できているといえるのでは。

12月30日(金)

今回考えている工作は複数台数の同時並行作業なので、車輌毎ではなく、工程ごとにまとめて作業を行う方が効率がいい。ということで作業を開始の本日は部品取り付けのための下穴あけに集中。ここで最近話題の、ダイソーの800円モーターツールを試してみる。結果としては、コレかなり使える。太目の4色ボールペン位の感じで軽くて取り回しがいい上に、そこそこトルクがあるのでディティール工作とかにはちょうどいい感じ。ドレメルやプロクソンのモーターツールも持って使っているが、あれだと重さやトルクの強さで、手持ちで0.5φのドリルとか使うのはすぐ歯を折りそうでちょっと恐いが、これなら全然問題ない。まあ、工具というのは適材適所で使い分けるものなので、細かい作業用ということではあってもいいし、値段も安いのでおすすめですな。

12月29日(木)

今日から世間では年末年始の休みというところが多い。しかし、今年からは自営で会社をやっているので、被雇用者のような意味で、出勤日・休日があるわけではない。ということで、年末年始といってもそんなに変わるわけではない。逆にこういう時期ぐらいのんびり過ごそうかなという気にもなる。ということで模型関係でもやろうかと、今日はいろいろアイディアを練る。今年はあまり模型にかける時間がなかっただけに、考え始めるとアレもやりたい、コレもやりたいと思い浮かぶアイディアが多すぎて、休み中ではとてもできない分量に。ひとまず、プライオリティーを付けて材料を買いに行く。休み中に着手できればいい、という感じかな。

12月28日(水)

ということでこの1週間でかなり車輌が増えたので、「鉄道趣味のお話」のリストを更新。昨年末に600輌達成という記述があったが、現時点で689輌。1年で90輌近く増備した勘定。これは出戻り以来のハイペース。前は1年半で50輌とかそんなペースだったんだが。新製品もいろいろ出るけど、やっぱりオークションで落としまくったのが効いたのかな。まあ、出物は買えるときに買っておかないと、というのが鉄則ではあるのだが。

12月27日(火)

オークションで落札した車輌がまた届く。ワリと安めで落札できたが、蒸気機関車なので金額そのものは今年で一番値が張った代物。しかし、今年はオークションでの落札がホントに多かった。模型屋に行く回数が減った分、つい出来心で応札ということが増えたし、その結果落札する件数も増えちゃったというところか。タブレットはいかんよなあ。つい押しちゃう(と、他人のせいにする)。

12月26日(月)

昨日のターレットの写真、Facebookにも掲載したのだが、これが妙にウケが良かった。「鉄」方面の友人は「いいね」してくれるとは思っていたが、全然そういう趣味と関係ない方や、女性の方なども押してくれたり。夕刊輸送がまだあるってこと自体が、ニュースとして新鮮な驚きだったのだろうか。確かに、火事や事故の速報をアップロードしたのに近いような反応ではあったが。

12月25日(日)


昨日、大宮からの帰りは高崎線からの上り上野行き。上野東京ライン開通以降は珍しい地上ホーム15番線の到着。停車すると、ホームの頭端がなにやら慌ただしい。近寄ってみると、夕刊を満載した台車を牽引するターレットが待機中。折り返しの列車で、末尾の車輌を仕切った新聞輸送を行うようだ。千葉と並んで高崎線方面の新聞輸送も有名だったが、まだやっているのか。ということで、すかさず撮影。しかしシャッタースピードが切れないので、思わず流し撮り。しかしよく見るとこれ、運転しているオッサンの目にピンが合ってるなあ。一番注目するところにピンが来るので、ある意味習性なんだが。ターレットの型式写真ではなく、報道写真のような記録・ドキュメントという意味では、これもいいかも。

12月24日(土)

クリスマス・イブ。昨年はこの時期「池袋鉄道模型芸術祭」をやっていたので行けなかったが、毎年恒例の大宮ソニックシティで行われる「鉄道模型フェスタ」を覗きに行く。特に特製品目当てとかいうわけではないので、開場10分後位を狙って行ったのだが、まだ入場の行列が残っている状態。大宮駅からやってくる人の流れも多く、中々の盛況か。会場内ではいろいろ知った顔にも良く合いご挨拶大会。N中心ではあるものの、ユニークで斬新なアイディアのある商品も多く、なかなか面白い。12o関係のメーカーもいくつか出展しているので、いくつかジャンクを仕込む。鉄道模型界も、大メーカーはいろいろな面で苦しい状況にあるが、ベンチャー的な新興勢力には結構エネルギーを感じる。レーザーカッターや3Dプリンタの活用なども含め、今後の模型界のパラダイムシフトを予感させるかも。

12月23日(祝・金)

Models IMONの国際鉄道模型コンベンション事務局から、レターパックで今年の「JAM公式記録集」が送られてくる。宛先を見ると、日本鉄道模型の会の協賛社としての「よろず表現屋」の分ということのようだ。井門社長入魂の9600特集は、9600好きとしては記録として取っておきたかったので、これはラッキー。先日のWebへのユニークアクセス数の急上昇といい、お祭りの寄付のように見える日本鉄道模型の会の企業協賛にも、小さな新興企業にとってはメリットはけっこうありますよ(と、これは理事としての発言だが)。

12月22日(木)


祐天寺駅の定点観測シリーズ。線路関係はほぼ完成。モーターカーとか工事用車輌は、多分線路上に入っているのでは。架線も定位置に新たにセットされ、電線も繋がっている状態。あと、保安装置関係はどこまで出来上がっているのかわからないが、これさえ完成すれば、試運転は可能な状態と思われる。工事の方は、悠々年度中に上がるとみて間違いない。あとはどの段階でダイヤ改正をして、使用開始するかだな。

12月21日(水)

国鉄時代の高木さんの連載。このところ満鉄シリーズになっているが、今回は満州国鉄向けの制式機がテーマ。これは興味があるがよくわからなかったところなのだが、自社線用の同型車も含めてその関係性を極めてよく理解できた。昨日書いた西武線特集もそうだが、こういうこっちの苦手な整理をきちんとつけてくれる記事はうれしい。昔はそういう路線は鉄道ピクトリアルの得意技だったんだが、最近は老ファンのノスタルジアみたいな記事しかないからなあ。ところで、今日も山手線に乗っていたらE235系に遭遇。これで、出会いは2週連続。そんなに長時間、何回も山手線に乗っているわけではないので、ちょっと乗ったら来る感じ。なんかこのところ引きが強いような。

12月20日(火)

今月の趣味誌店頭発売日は19日だった模様。今月は季刊ムックが出る月でもある。「とれいん」恒例の私鉄特集は西武鉄道。このところ西武線に乗る機会が多いのだが、黄色くなってからの西武は余り詳しくなかったので、ちょうどいい感じ。こういう感じで、趣味誌に知らない知識が載っている状態って、久しくなかったかも。各形式についての特徴は、大体アタマに入った。そういう意味では、なかなか興味深く読めたぞ。

12月19日(月)

副都心線に乗車していると、何やら見たことのない車輌とすれ違う。走行中なのでゆっくり確認はできないが、ロングシートにもかかわらず、座席にはバケットシート型のヘッドレストが見えている。これは有料着席列車に使用される、西武40000系の習熟運転に間違いない。まあ、本当に「目撃した」というだけなのだが、見れただけでもラッキーかも。

12月18日(日)


トミーテックの鉄道コレクション・ナローゲージシリーズの「キハ1・ホハフ50」。いかに1/80とはいえ、はじめて見た時からその妙なデカさが気になって仕方がない。安いものなので買ってきて測ってみると、全幅が26oで全長が105o。1/87だと幅が2.3m、長さが9.1mってことになる。これ、充分サブロクサイズじゃん。と思って、強引にModelsIMONのTR-29を履かしてみる。台車の横幅がキチンと車体の内側に入る上に、首を振れちゃうじゃないの。もともとNの鉄コレ17m級動力ユニットを使うことを前提にしているので、かなり台車が外側に寄っている上に床が高くなっている。そこにそのまま取り付けてみたのでちょっと変だが、片ボギーや単車にすれば充分ボディーは使えそう。一軸駆動でいいので、動力化も楽そうだし。しかし、猫屋線って…。ぼくはその昔80年代から90年代にかけて「猫屋」っていうインディーズではそこそこ人気のあったバンドやってたんだけど、それを知ってか知らずか。

12月17日(土)

JR各社から、来年3月4日(土)のダイヤ改正に関する記者発表が一斉に行われた。でも、あんまり目玉がない。新線開業も、可部線の可部〜あき亀山駅間の延伸開業と(厳密には復活)、それに伴う河戸帆待川駅の開業ぐらい。駅の廃止は、JR北海道でいくつかあるが。寂しいと言えば寂しいが、まあこんなもんかなあ。

12月16日(金)

JR東日本から、旧型国電時代の「新潟色」が115系で復活との発表。赤2号と黄5号のヤツね。冬の雪中での視認性向上から生まれた塗色といわれているが、ワリと民鉄っぽい雰囲気が当時の国鉄では異色だった。まあ、厳密にいうと復活ではなくいわゆる「ウソ電」だけど、カラーのマッチングとしていい塗色かどうかというのが結構問われるところ。185系の湘南色とか特急色とか、結構人気あったし。戦前派の半流の車輌にも似合っていたので、けっこういい感じかも。

12月15日(木)

今月の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツ作成。今回もカラーネガの掘り起こしだが、場所は北海道から九州へ。最初の撮影旅行それも初日に訪れた、鹿児島本線は三太郎越え。この時のメインカメラでのモノクロのカットはかなりこのコーナーでも紹介しているが、今度はサブカメラ。まあ、押さえのカットではあるのだが、今となってはカラーならではの面白さも。これは、家族旅行ではなく撮影旅行の記録なので、モノクロのネガと一緒にキチンと整理・保存されていたのでカビこそ少ないが、やはり褪色は激しい。これまた一つの記録としてご笑覧下さい。

12月14日(水)

赤穂浪士討ち入りの日、とか言っても最近じゃピンと来ないよな。でも、1970年代ぐらいまでは、この日に合わせてテレビは討ち入りモノの特番とか、旧作の映画のオンエアとか、なんか妙に盛り上がっていたんだよね。ところで、日比谷線新型車輌13000系がを12月23日〜25日の3日間限定で特別運行というリリース。運転は南千住〜霞ケ関間のみで、休日の朝9時過ぎに出て10時過ぎに戻ってくる一往復ということだが、試乗会とかではなく、臨時列車といえ営業運転で走らせるというのは、中々の快挙。この前の銀座線運休時の表参道〜外苑前間の往復運転といい、このところ運転関係は英断が多い。まあ、もと営団なのだが、ってこりゃおやじギャグ。

12月13日(火)

山手線外回りに乗車中、そろそろE235系に出会うかなと思ったら、案の定内回りでやってきた。個人的には、乗車も多いし出会うのも多い。いずれも計算上の確率よりは有意に高いのは間違いない。でも、まだ一編成なんだよね。やはりこういうのも「相性」があるのかなぁ。どのくらい山手線を利用するのかにもよるけど、まだ「初めて乗った」って話を聞くし。

12月12日(月)


大宮で仕事があるので、湘南新宿ラインに乗車。ホームの位置関係もあり、湘南新宿ラインや埼京線は、先頭車に乗ることが多い。本日もカブりつきで乗っていると、池袋駅手前で、車内の非常ボタンが押され緊急停車。TIMSのディスプレイに非常ボタンが押された車輌と状況が表示されるので、10号車のトイレからの発信とわかる。グリーン車からアテンダントが現場に向かい、誤報と確認して発車。これで4分の遅れ。が、これだけで終わらない。浦和駅進入直前に、衝撃と異音。運転士はすぐさま非常制動。停止後、封を破って赤ボタンを押し、非常警報を発報。ここから運転指令と連絡を取り、駅員が来たところで運転士が降車し、異音発生現場まで向かって目視で確認(京急みたい)。写真は、確認中で乗務員不在の運転台。こんな位置で約15分止まったいた。結果的に、小石が線路上にあり、それを踏みつぶしたものと判明。合わせて19分の遅延。しかし、警報発報の一部始終をリアルタイムで見たのは初めて。これは果たして、運がいいのか悪いのか(笑)。

12月11日(日)

日本鉄道模型の会の理事会と忘年会。来年春に行われる「第2回池袋鉄道模型芸術祭」も、いよいよ具体的な実施体制が始まる。MP出展者も確定。前回からの参加者に加えて、新たに加わる出展者も多数。西口公園では、前回話題を呼んだ羅須地人鉄道協会に加えて、5インチ乗用模型によるミニ鉄道も登場。企業ブースについては、これから募集開始の予定。皆様、ご期待ください。

12月10日(土)

東京都交通局の地下鉄浅草線に、新型車輌5500形が導入されるとのリリース。「国際的にも日本のイメージとして一般的で、かつ浅草線沿線とゆかりのある歌舞伎の隈取りを現代風にアレンジ」したものとのことだが、歌舞伎の隈取といえばなんといってもかつて東急が8000系などの更新車輌に行ったいわゆる「歌舞伎車」を思い出す。そう思ってよく見ると、なるほど製造は東急車輌の末裔である、総合車両製作所横浜事業所とのこと。これには妙に納得(笑)。

12月9日(金)

来週から、大糸線に駅ナンバー導入とのニュース。年間を通じて多くの訪日外国人客に利用されているためというが、最近の状況を知らないのでちょっとびっくり。そりゃそうだ、学生時代には行ったけど、それ以来40年ぐらい乗ってない路線だからなあ。しかし、ナンバーはJR西区間も含めた付番で、南小谷がいきなり「9」で松本が「32」だって。なんか妙な感じ。

12月8日(木)

撮り鉄の方のSNS投稿の写真を見ると、JR東日本の「四季島」がついに北海道で試走を開始した模様。当初より、JR北海道管内も走行エリアとされていたが、実際に走っている姿を見るとなかなか印象深いものがある。エクステリアのデザインも、内地より北海道の方が向いているような感じ。主要幹線が電化されている東日本管内と異なり、ディーゼル発電でも走行可能というメリットが最も生かされるし。しかし、肝心のJR北海道が足元が危うい状態になっているというのがなんとも。いかに3電源+ディーゼルで、あらゆる保安装置に対応していても、線路がなくちゃ走れないし。

12月7日(水)


また別のお立ち台ジオラマで、「リアル背景撮影」のテストの続き。このシリーズは今のところ手持ち撮影で撮っている。まあ理由は聞かないで、というか実物を撮っているような気分で楽しんだよね。接写で手持ちだと1/60は切りたいので、絞りはf8〜11ぐらい。よってひとまず背景はアウトフォーカスで処理しているが、構図によっては背景までフォーカスを合わせてもいい感じがしてきた。当分、いろいろテスト撮影にトライして楽しめそう。背景の方も、撮影法が固まってからそれに合わせて改良できるし。

12月6日(火)

天気もいいし、ふと思い立ってジャンク再生で修理したまま未塗装だった貨車の塗装を開始。黒一色なんで、イージーにスプレーで塗装。下準備もブラスクリンじゃなくて、サンポールのエコノミー版。しかし天気さえよければ、家でデスクワークの仕事しているときって、なかなかこういう塗装に向いていることを発見。勤め人のときは、休日に集中してやらなくちゃいけないのでなんかおっくうだったが、この「仕事しながら」パターンはなかなかいい。但し、スプレーでないと大変なことになってしまうので、塗れるものは限られるが。そういや結構未塗装状態の車輌が溜まってるんだよね。このパターンで処理しようか。

12月5日(月)

昨日をもって、JR北海道の留萌線留萌-増毛間が廃止。増毛という意味深な駅名が有名な土地だっただけに、注目度も一般の廃線以上に高く、今朝のワイドショーでもかなり取り上げられていた。しかも、最終列車が鹿に衝突するというおまけつき。「鹿も」だよね。こりゃ全く。もっとも、企業として存亡の境、絶体絶命状態にあるJR北海道にとっても、パブリシティーとして話題にして欲しいという事情もあるのだろうが。やっぱり札幌圏以外のJR北海道は国営にして、基本的に誰でも無料で乗れるようにすべきじゃないの。元々屯田兵とか、国策で開拓したワケだし。

12月4日(日)


実物背景を利用した撮影は、続けていろいろ研究中。今度は前より大きくプリントして、斜めの角度でも構図が作れるようにしてテスト。例の構図のとり方に難儀する踏切のジオラマを使って、今までのやり方では撮れなかった角度から撮影する。まあ、多少の違和感はありまだ工夫が必要なものの、新たな可能性が広がっていることは間違いなさそう。松・謙さんの「線路が写っていれば鉄道写真」という名言があるぐらいで、車輌が写っていなくてもこりゃ鉄道の写真だよな。

12月3日(土)

最近は客貨車の模型でも、完成品には特定の車番が何種類か付けられていることが多い。番号カブりを気にする人もいるが、私は同じ編成の中に同一番号の車輌が複数いるのでなければ、それほど気にしない。基本的に編成単位でモノを考えているので、編成が違えば、違う日、違う時に出会った列車というイメージになる。それに、発売されている番号の種類がこちらが欲しい輌数より少ないことも多いので、特に貨車などの場合は気にしてはいられないということもままあるからだ。

12月2日(金)


てなわけで、ひとまずこの前霊園で撮影した遠景の写真をプリントアウトして、ジオラマお立ち台と組み合わせて撮影してみたテストカット。盆地の中にある丘の上のようなところに霊園があるのだが、周囲の山並みの感じがいかにも背景画としていい感じだったので、ふとアイディアが湧いてしまったのだ。光線の方向を合わせるのが難しいが、それなりにジオラマだけでは出せない雰囲気も漂わせている。微妙にモヤった空気感など、実物の写真ならではというところだろうか。実際にはお立ち台のすぐ後ろに、プリントした背景があるのだが。背景の大きさや倍率および置き方、色調や明度・彩度の設定など、これから研究すべきポイントも多々あるが、その辺をウマくクリアするワザが開発できれば、これは大いに期待できそう。来年はこれを極めるかな。

12月1日(木)

今日から12月。今年もあとひと月。今日から実家の改装工事が始まるので、それまでに家の中を空にしなくてはならず、10月、11月と恐ろしく忙しかったのだが、これでひと段落。というワケでもないのだが、導入した写真用プリンタの設営作業。これだけ大きいと、単に「置く」というわけにはいかず、周りを整理してスペースを作らなくてはならない。カートリッジも顔料系10色なので、ランニングコストもハンパなさそう。で、早速この前思い付いたアイディアのテスト。要は、実際の景色の写真を背景にしてジオラマを撮影しようというもの。実際の景色を「借景」にしてジオラマを撮影するやり方はあるし、マット画みたいに背景の絵と一体にしてジオラマを撮るのはごく一般的。しかし、実際の景色の写真をバックにすれば、有名撮影地を模型で再現するのとかとてもやりやすくなるし、レタッチや加工ではないアナログ技術なので、それ自体が一つの技法たり得るんじゃないかと思った次第。



(c)2016 FUJII Yoshihiko よろず表現屋


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