「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2017年5月-




5月31日(水)

JR西日本の「やまぐち号」用の、新レトロ客車が完成し陸送の様子が伝わってきた。オロテ35とスハ35とのことで、現代の車輌構造ではあるものの丸屋根に仕上げてあり、ちゃんと屋根の端にはステップもある。まあ違いを言い出せばキリがないが、ちょっと自由形が入った「カワイモデルの客車」ぐらいの感じは出てるのでは。今となっては構造的に踏襲できないところも多いレトロ車としては、かなり気合入れ雰囲気を出してきたことはよくわかる。でもこうやってみると、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の型式の付け方とか、西日本のこだわりって部分的に妙に濃い部分があってなんか妙だなあ。

5月30日(火)

6月分の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツ作成。今回も悩んだのだが、毒を食らわば皿までとばかりに、今月も先月までと同様、九州への最初の撮影旅行から8月1日の筑豊本線シリーズ。時間軸を逆にたどっているので、朝、原田駅で撮影したカットから。この時のカットには「記憶の中の鉄道風景」でまだ使っていないものがあり、それだけで一回分行けそうだったので力づくではあるが押し切った。1日で5回分だモンなあ。エコだよな(意味不明)。

5月29日(月)

「四季島」の陰に隠れて話題から遠ざかっていた感のある「カシオペア」が団体ツアー列車「カシオペア紀行」として上野-青森間で運行。確かにラストランは「JR北海道管内」を走るラストランで、車輌自体が廃車になるわけではなく、JR東日本エリアでは準エースになってしまったもののまだまだ見られるわけで、こりゃかえってお得かもしれない。どうせなら、乗るのだけを目的に比較的短距離をゆっくり走行するとか、一晩でぐるっと回って「上野発上野行き」みたいなのも、けっこう客がつくんじゃないの。



5月28日(日)

ジャンクを漁って再生していると、時々思わぬ運に巡り合うことがある。安かったので何かに使えるかとテンダー上回りだけ入手したのがとっかかりだったが、1年ぐらいの間に、やはりジャンクで同じ製品のボイラーと台枠が出てきたんで落札。あとはパーツとして入手できるので、1輌再生可能なところまで来てしまった。が、現状での不足パーツを全部新品で購入すると、かなりの値段になってしまう。今までの投資もあるし、毒を食らわば皿までか、それともめぼしいパーツも出てくるまで待つか。とはいえ12oのパーツはほとんど出てこないからなあ。あっても欠品ありジャンクみたいな形だろうし。形になってきているだけに、悩ましいところではある。

5月27日(土)

ワールド工芸から、珍しくストラクチャものである「火の見やぐら」が発売されていた。火の見やぐらは、エコーモデルの阿部さんがかつて「城新鉄道」のストラクチャとして発表して以来、鉄道模型界では定番ともいえるアイテムだが、なんとこれは1/87だと。まあ、規格サイズがあるわけではないし、もともと大きめの建築物なので、1/80でも1/87でも変わりないのだが、あえてHOスケールを前面に出したのは、HOナローファンの需要を考慮したものと言えよう。12oよりもナローはスペースや大きさの限界があるので、そこんトコがけっこうシビアだし。値段も手ごろだし、繊細なエッチング技術も生きてなかなかいい感じ。特別企画品ということなので、見つけたら買っといた方がいいですよ。

5月26日(金)

山陽新幹線岡山駅付近を走行中の「みずほ615号」車内で、78歳のジジイが椅子に放火するという事件が発生。幸い乗客の協力で消火し、身柄も押さえられたが、2年ほど前の「焼身ジジイ」を思わせる老人の狂行。あの時は、焼身ジジイだけでなく、包丁ジジイとか、キれた迷惑老人が続出して閉口したが、今度もそうならなければいいが。大体70以上の世代は日本がまだ貧しくて野蛮な時代に育ったので、ボケてくると、戦後の混乱期に叩き込まれた暴力癖が出てきてしまう人が多いから困ったもの。テロだよね、全く。

5月25日(木)

本日は仕事で高崎線沿線へ。朝は埼京線が混雑でダイヤが乱れた影響で、乗ろうと思っていた湘南新宿ラインも大幅な乱れ。大宮以遠はどこで何に乗り換えるのが一番早いか、乗る時間によって列車の組合せが結構変わるのだが、一旦乱れだすと乗り換えアプリも使えず出たとこ勝負になってしまう。こうなると、昔取った鉄の杵柄がモノを言う。結果的には、遅れている分本来もう行ってしまっていて乗れない列車に乗れたりして事なきを得たのだが、これいつも乗り換えアプリに頼っているひとはけっこう辛いのでは。カーナビ普及以降に免許を取った人は、アナログの地図が読めないみたいに。

5月24日(水)

JR西日本の動態保存蒸気機関車D51200号機が本線上で試運転開始ということで、けっこう話題になっている。最近は東武の「大樹」をはじめとして、試運転とか「見せる」ことでパブリシティーにする手法がかなり広まっている感じ。気になっていた短縮煙突には、大型の集煙装置ではなく、近年のC571号機と同様の回転火粉止型の装置が取り付けられている。しかし、最近の保存蒸気の常で、いろんなところに装飾がついていて、異常にキレイに飾ってあるなあ。おまけに配管の取付が几帳面なので、これ模型だとパイピングをHOスケールで0.5φぐらい細くしてやらないと感じが出ないような。このイメージを模型化するのは大変そう。

5月23日(火)

一週遅れで届いた静岡ホビーショーの情報によると、アオシマがDD51に続くOJシリーズ第2弾として、EF66を来年発売と発表したとのこと。DD51も、筋金入りの鉄道・鉄道模型マニアも唸るコダわりの出来だっただけに、今度も大いに期待されるところ。それにしても、第2弾が出るということは、それなりに売れたということなんだろうな。意外といい所をついていたのかも。

5月22日(月)

わたらせ渓谷鐡道水沼-花輪駅間で、East i-DことキヤE193系検測車が測定中に脱線事故。確かに5月は関連社線の測定を行うのが恒例だが、検測車の事故というのはある意味前代未聞。要は許容範囲をはるかに越えた「測定しきれないほどの異常値だった」ということなのだろうか。JR北海道の路線は大丈夫なのかな。

5月21日(日)


本日は日本鉄道模型の会の月例理事会。来年の第3回鉄道模型芸術祭に向けて、今までの2回の経験を踏まえての戦略作り。芸術祭自体の知名度は定着してきたので、今後はモデラーの発表の場であり、作品を介したコミュニケーションの場である、「3Dの趣味誌」とでも言えるプレゼンスを確立することが、持続性ある開催のためには必須ということを確認。今後はこの方向で一層の発展を図ってゆくことになります。で、天気がいいので朝の内にワンカット。踏切お立ち台(小)と実写背景の組合せ。実写背景は、この手の小さい地面との組み合わせでも、けっこういい感じのカットが撮れるのがミソ。「マクラ」と空絵だとこうはいかない。で、備忘録だが、池袋からの帰りの副都心線は、またもや「ヒカリエ号」。本当は一本あとの急行の方がちょっと早いのだが、敢えてこっちで。本当に良く出合う。

5月20日(土)


本日は恒例の「D&GRN鉄道春のオープン・レイアウト」ということだったのだが、いろいろと人に会う用事がありけっこう時間がクリティカル。とはいえ、用事は新宿・池袋周辺だったので、時間の余裕ができたらちょっと顔を出せるかなという期待をもってスケジュールをこなす。すると午後3時ぐらいから小一時間なら寄れそうな感じだったので、江古田の松・謙さん宅に向かう。よく存じている方々がすでに集まっていたので、ご挨拶ができてよかった。会はそのあと、中華料理店に場所を移して宴会とかあったようだけど、こちらは次のスケジュールがあるのでおいとま。部屋の照明は、ハロゲンスポットが切れたところからLEDに変えているということで、全体に明るさも増している感じ。ということで、ワンカット。ところで、池袋までの山手線はE235に乗車。まあ、これは確率通りよりはもうちょっと遭遇率が高いような。でも、来週からは量産編成も運用につくからなあ。ここで出会えたのが、ある意味最後のラッキーかも。備忘録として。

5月19日(金)

実は鉄道趣味というのは、「葬式鉄」の逆で日常の記録をキチンと残しておくところに醍醐味がある。trainspotterではないが、昔の趣味人はたとえば毎日通勤や通学で乗車したり出会ったりした車輌や編成を克明に記録することで、内部資料が公開されていない中、運用や仕業をリバースエンジニアリングしたりしていたものである。今ならスマホのカメラがあるので、自分が使っている路線なら、そこを走っている全編成の記録写真を残すこともさほど大変ではない。まあ、スマホのカメラは収差の歪みが激しく、また動体の撮影が難しいので、鉄道写真向きではないのだが、この辺は工夫すればなんとかなる(実証済み)。こういうところって、自然に興味を惹かれるとおもうのだが、このあたりがまた「ひらがなおたく」と「カタカナオタク」の違いというところに行ってしまうのだろうか。

5月18日(木)

本日が、今月の趣味誌の店頭発売日の模様。模型店に行ったわけではないし、木曜で天賞堂は定休日なので、例によってModelsIMONのWeb上の情報からの確認。今月は取次経由の書店発売日である21日が日曜日なので、本日全誌そろっての店頭販売。逆にファン誌まで同一日というのはかえって珍しいかも。

5月17日(水)

ちょっと「思考実験」。suica/pasmoのルール上最短経路での運賃計算によるということになっているので、いわゆる一筆書きはいくら乗りまくっても全然OKのワケだが、JR・東急・東武と大手の鉄道会社は、複数のメトロ路線とラチ内乗り換えが可能。たとえばメトロ南千住からメトロ錦糸町とかはメトロ線内で乗り換えると、日比谷線と半蔵門線の連絡が悪いので最低でも2回乗り換えないといけないが、北千住-押上間で東武線を挟んでしまうと乗り換え1回で可。これでもラチ内なんで、出場時の料金はメトロ線内経由のものになるはず。まあ、そこまで含んだ上での料金ルール設定だとは思うが、こう駅ナカ施設が増えてくるとなんか微妙な気も。まあ、駅ナカ施設を使って金を落としてくれれば、行って来いでプラスとも考えられるけど。

5月16日(火)

SNS等への投稿を見ると、東武鉄道のSL「大樹」の試運転はすでに始まっている模様。習熟運転が始まってしまえば、「撮り」の人はかなり出撃するんだろうな。しかし、東武の車輌内の路線案内には、列車種別として、優等列車のところに「SL」ってのがすでに載っている。まあ、これだけ投資しているのだから気合も入ろうというものだが、観光列車ではあるものの、完全に定期列車扱いというのはやっぱりスゴいなあ。

5月15日(月)

JR北海道の例の軌道検測車、マヤ35が甲種回送。ほとんど窓がない車体は、いかにも特殊用途という感じで結構怪しい。しかし、これ断面がE257とか最近のJR東日本の特急車と同一ではないの。いろいろ深い闇を感じるところ。ところで本日は久々に京王線に乗車したのだが、やっぱりきましたよ。グリーンの高尾山号。これも相性がいいんだよね。行けばかなりの確率でやってくる。

5月14日(日)

昨日は宴会で飲み過ぎ・歌い過ぎたので、今日はおとなしく。しかし蒸気機関車の撮影旅行って、ぼくの場合70年夏の九州が最初で、75年夏の北海道まで都合5年間だけ。それも50年近く前の出来事なんだけど、それが人生に与えた影響は余りに強烈だなあ。10代後半の多感な時期ではあるけど、そこで決まっちゃったようなところもあるし。ナマイキなガキだけど、ここで自分でしか撮れない記録を残さなくちゃっていう使命感に背中を押されて、金と時間という制約事項の許す限り飛び回っていたからなあ。いつかは印刷原稿として使われるはずだと信じて、ブローニーのカラーポジで撮るとかやってたし。おかげで今になって、マジで出版物に使われてるわけなんだけど。

5月13日(土)

忙しくて鉄分なしの一日。友人と話をしていて、行ったことがある県の話になる。ぼくは47都道府県のうち、42都道府県には行ったことがある。比較的多い方ではないだろうか。行ったことがない5県は、四国4県と沖縄。と書くとわかる人にはピンと来るが、広く全国各県を制覇した裏には、蒸気機関車の撮影がある。四国はぼくが撮影旅行を始めた時にはすでに無煙化が達成されており、沖縄はそもそも鉄道がない。行ったところでも、鳥取と島根に至っては、1971年冬に山陰筋の蒸気を撮影に行ったときの1回のみ。それ以来50年近く足を踏み入れていない。まあ鉄分が濃い人は、一般人よりは多くの都道府県に足を踏み入れている傾向が強いとは思うのだが。

5月12日(金)

このところ、12oのIMONシステムトラックの出物によく出会う。本日も直線中心に50本以上を入手。直線については、持ち寄って運転会等を行う場合には、留置線等を作るためにはいくらあっても余ることはないので、当面のニーズが曖昧でも、手に入るときには押さえておきたいもの。それよりモジュールで走らせるのも久しくやっていないなあ。まあ、これは一人ではどうしようもないのだが、今年中にはなんとかしたいぞ。

5月11日(木)

ちょっと用事があったので、幕張のイオンモールに行く。遅まきながら初めての訪問。いやあデカい。本社お膝元ということもあって、単純なコストではなくショールームやパブリシティー的な効果も含めた採算をみているのだろう。中には鉄道模型専門店としてポポンデッタさんが出店している。ポポンデッタさんはいろいろな商業施設に出店しているし、東武、京王など百貨店系で残った模型売場もかつてのカツミ、宮沢に代わってテナントとなっている。しかしここは、それらと比べてもかなり広いスペースの店づくり。それも得意の飲食部門なしの、純粋に模型と鉄道オモチャのみの構成。ショッピングセンターの中の模型店としても最大級ではないだろうか。個店としての採算の方が心配になってしまうが、まあ本職税理士の太田社長なので、そこはぬかりないとは思うが。

5月10日(水)

打ち合わせに銀座まで行こうとすると、銀座線でやってきたのはレトロ車1040F。やっぱり阪急だなあ。色もそうだが、デコラ板の表面を木目仕上げにしているというのが、やっぱり阪急なんだよね。これは備忘録。その後はちょっと用事があって松戸まで。上野-東京ラインができてからは、直通がありさえすれば、松戸は30分かからないんだよね。こりゃ近い。で、松戸からの帰りはどの経路を取ろうかと考えたのだが、これが余りにありすぎる。北千住からのどの経路を使ってもそれなりに帰れるし、JR線・メトロ線の組合せも順列組合せとしては死にそうにある。乗り換えアプリを使ってみても、タイミングによっておすすめ経路が全然変わる。便利になったが、かえって悩みが増えてしまったような気も。まあ時間もあったので、いろいろ乗れる「マニア向けの経路」でかえってきましたが。

5月9日(火)

このところ夏日が続いていて半袖シャツで充分という感じだったのが、久々に平年並みの気温。逆にちょっと寒く感じるのが恐いかも。ところで、最近「撮り鉄」のモラルが問題になっているが、これって今に始まった話ではなく、年季の入った趣味者からすればかつての「SLブーム」の頃からあった問題の再燃。鉄道写真を撮る人が少ない時は、カメラを向けている人はほとんど「アマチュア鉄道写真家」で、そもそも鉄道趣味人としてそれなりに年季が入っているし造詣も深い(あるいはそうなろうと思っている)人。その一方で撮る人が増えてくると、その増加分は決して「鉄道愛」があるわけではない「にわかファン」が中心になる。この人達は、鉄道の記憶と記録を残すプロセスとして写真を撮るのではなく、単に「お立ち台に行って撮る」こと自体が目的になるので、極めて行動が即物的になる。結果狭量になり、周りに迷惑をかけてしまうことも厭わなくなる。まあ「おたく」と「オタク」の問題のように、これは趣味の市場が拡大すると必ず起きることですなあ。

5月8日(月)

こっちはカレンダーと関係なく作業している身だが、連休も終わったので久々に仕事先に出向く。今日の用務先は、東上線沿線。相互の連絡が悪いとかなり時間がかかるが、渋谷から直通に乗れる時間を見計らって出発すれば、乗車時間は短くて済む。しかし、直通自体が昼間は1時間に2本ぐらいなので、便利かどうかは別なのだが。ということで、副都心線の乗車となると気になるのは、やっぱりアイツ。ヒカリエ号。今日もちゃんと来ましたよ。相変わらず引きが強い(笑)。備忘録として。

5月7日(日)


GW連休も今日まで。今日も雲が多いが、そこそこいい天気。これを活かそうと、朝の内にちょこっと写真撮影。5月の今の時期の陽射しは、実は8月中・下旬という真夏とほぼ同じ角度で、空気が澄んでいる分見かけ上の色温度が高く、夏の盛りっぽいライティングにすることが可能。ということで、47年前の夏の鹿児島本線を思い出して。あまりの暑さに、コーラのホームサイズを一気にがぶ飲みした記憶があるが、あれって500ml(当時はcc)。今では普通にペットボトルの容量なのだが、当時はどでかかったイメージがあるんだよね。

5月6日(土)

今日はGW連休中、唯一休日ではない日。まあ、こちらはカレンダーに従った営業ではないのであまり関係ないのだが。ちょっと前から、1/87用の貨車に使うインレタかデカルを探しているのだが、これがなかなか手に入らない。一番強い味方がIMONのバラ打ちのインレタだが、これは入っている記号が限られているのだ。ということで、もしかしたらということで「あそこ」で聞いてみる。すると余りがあったので、商品ではないけど特別分けてもらえるとのこと。助かった。塗ったのはいいがそこで止まっている車輌がいくつかあり、これでやっと進められる。しかしそれ以上に難物なのが、貨車の管理局表記なんだよね。これは12oやってる人みんな欲しがってるんで、売れると思うんだが。

5月5日(祝・金)

このところ東武関係の話題が多いが、今度は下今市機関区開設の記者発表。「大樹」運転のためのベースということだが、パブリシティーと共に直接の動員も期待してある意味ゴールデンウィークに「当ててきた」というところか。しかし、乗務員の育成や施設の建設など、総合的な投資額もかなりのもの。まあ、新たにテーマパークを作ることを考えれば、インフラ投資なしで新アトラクションを建設できるようなものなので、観光における鉄道の有利さをまざまざと示している。とはいえ、やはり首都圏から日帰りエリアという地の利は圧倒的なのだが。

5月4日(祝・木)

「四季島」は北海道に上陸し、走行シーンがネット上に続々アップロードされている。そこで話題になっているのが、上野駅の13.5番線が外から見えないようになっているところ。先行の「ななつ星」は、お召列車感覚というか、沿線の皆さんから手を振ってもらえる優越感も売り物にしていたのに対して、あくまでもプライベートを大切にというおもてなし。まあ、東京着発であの金額だと、一度列車に乗ってしまえば外界から遮断されることを利用して、内外のVIPがお忍びで利用とか、不倫関係での秘密の旅行とか、面が割れると困る利用者も多いと思われるので、お客さまへの対応という意味では適切なところだろう。そういう「事情」がわからない「童貞オタク」が、文句を言っているだけだと思うけど。

5月3日(祝・水)

今月の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツ作成。今月は、先月のノリで決まってしまった、九州への最初の撮影旅行から8月1日に筑豊本線を撮影した時のカットの残り。時間をさかのぼる形で、先月の筑前山家駅の前に、冷水峠で撮影したカットをご覧いただく。この前の原田駅でのカットは、すでに南の庫から 筑豊本線の沿線で(その1) -1970年8月1日-で公開しているので、ここに1970年8月1日に撮影した全貌が、全5回で揃った感じ。とはいえ、まだ何カットかボツになったのがあるんで、もう一回「補遺」ができるかも。

5月2日(火)


このところ朝はいい天気が続いている。というワケで、ちょっと時間を作って一枚。こちらの踏切のモジュールはそのサイズと平面性から構図の取り方が難しかったのだが、実写背景との併用で、けっこう撮りやすくなった。どの角度からも、ひとまず絵にできる。まだまだ撮ってない構図があるので、これはこれで楽しめそう。

5月1日(月)

本日からJR東日本の「四季島」が運行開始。ということで、ニュースやワイドショーでは軒並み取材が入り、かなりのパブリシティー露出。ある意味豪華列車自体は、すでに予約完売でこれ以上プロモーションは必要ない状態だが、ここまで来ると鉄道会社自体のブランドイメージアップと、「鉄道で観光を」キャンペーンという色合いが強い。そういう効果を目的の一つとすると、豪華列車のコストの考え方もけっこう変わってくるのでは。極端な話、乗客から各列車のランニングコストさえ回収できれば、間接費用はパブリシティー効果との兼ね合いで相殺できてしまうわけで、もっといろいろなパターンの豪華列車を走らせられる可能性も出てくるのでは。



(c)2017 FUJII Yoshihiko よろず表現屋


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