「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2018年5月-




5月31日(木)

さあ、もう6月だ。今年ももう半ば。なんか直接出展するわけではないのだが、国際鉄道模型コンベンション関係は、いろいろと仕事が増えてきてけっこう忙しいかも。その関係でそろそろ準備の予定も入りだしている。まあ、いずれにしろ当日は会場で張っているので、座っているか仕事をしているかの違いだけなんだが、準備はけっこう大変かも。

5月30日(水)

現在2輌再生中だが、ふと考えてみると、あと仕掛りの機関車は1輌。あと客貨車の仕掛りが数輌あるものの、これはもしかしてちょっと頑張れば今年中に久々の在庫一掃が可能かも。まあ、この手のジャンクは出てくるときには出てくるので、そっちの具合にもよるけど。仕事とか歳とか考えると、この辺で一度仕切をつけておかないと、どんどんバッドサイクルに入ってしまいそうな予感もするし。

5月29日(火)

C56160号機が、「SL北びわこ号」で本線ラストラン。もうちょっと話題になってもいいかと思うのだが、意外と静かに引退。でも、160号機って現役時代から車籍が切れてないんだよね。今後はどうなるんだろうか。車籍をが外れると、あとはC571号機だけになっちゃう。まあ、こっちは当分安泰なのだろうけど。

5月28日(月)

鉄道友の会が今年度のブルーリボン賞・ローレル賞を発表。まだやってたのね。第61回のブルーリボン賞は西日本旅客鉄道35系客車、第58回のローレル賞は東日本旅客鉄道E353系・東武鉄道500系・鹿児島市交通局7500形とのこと。ううむ、なんだかなあ。どれも目立つ車輌ではあるものの、先進性や新奇性があるかというとそうとは言えないし。まあ、鉄道友の会自体が限界集落、絶滅危惧種なので、伝統芸能ということで仕方ないのかな。でもなんか、老醜を晒して過去の栄光を傷つけているような感じも。

5月27日(日)

日本鉄道模型の会の月例理事会。コンベンションでの発表に合わせるべく、来年3月に行われる「第4回鉄道模型芸術祭」の募集要項の基本ラインを決定。まだ多少の微修正はあるものの、基本的には今まで3回実施した結果を踏まえ、個人でもより参加しやすいスキームになります。その後はちょっと打ち合わせもあったので、練馬駅前のスワップミート同窓会の会場へ。まあ、これは数あるイベントの中でも、さらにご挨拶大会になってしまうのだが。用事についてはまだちょっと公開できませんが、こうご期待。で、帰りはまたまた「ヒカリエ号」に出会う。我ながら、スゴい引きだなあ。

5月26日(土)

学生の時の鉄道研究会の、定例OB会。毎年一回、このシーズンにやっている。まあいつでも来るのはSLブームから、鉄道百年ブーム、旧型電機ブーム、旧型国電ブーム、ブルートレインブームと、一番鉄道趣味が濃かった時代に現役だった世代。が、今回はその中でもさらに濃く、現役蒸気を撮影できた世代ばかり。まあ、この世代の皆さんが趣味界を支えているのは良くわかっているのだが、「病気自慢」が出まくっている会話を見ると、趣味界が「限界集落」になってしまうのも近いのかと自虐的に思ってしまうなあ。

5月25日(金)

講義の日の定点観察。本日の山手線はE231系。これで5月は3回中235系1回、231系2回。今は確か18編成ぐらいまで行ったはずなので、大体計算通りの確率か。で、帰りは用事があったので池袋から副都心線に乗ると、やってきたのはまたもや「ヒカリエ号」。「ヒカリエ号」と「緑車」は、あきらかに引きが強いなあ。

5月24日(木)

線材状のロストパーツが、半田付けしようとしたら熱で折れてしまうという珍事件が発生。多分細い部分の中に鋳物の巣があり、周囲だけでかろうじてカタチを保っていたのが、半田付けの熱膨張で千切れてしまったのだろう。余り経験したことがない現象。最近のロストワックスは昔より材質がよくなっていると思うのだが、その分細い線材とかも鋳造で作ってしまうんでリスクが上がったのかもしれない。予備パーツを使用して事なきを得たが。

5月23日(水)

JR西日本が、2020年より117系を改造した新たな観光列車を走らせることを、定例記者会見で発表。グリーン車の個室、1列シート、普通車のコンパートメント、フルフラットシートなど、6輌の車輌ごとに特色あるインテリアとする概要を公開。でも、117系っていちばん新しいヤツでも車歴30年越しているんだよね。まあ、JR西はフトコロ事情もあるからなあ。

5月22日(火)

天竜浜名湖鉄道が、TH2101号車を「Re+(リ・プラス)」として運行開始。塗装は何と「湘南色」。天浜線沿線の「お茶の葉とみかん」をイメージしたとのことだが、これは似合わないぞ。懐かしの「ウソ電」っぽさが爆発。そういう意味では、面白さには溢れてるということか。国鉄カラーなら、いすみ鉄道のような気動車標準色の方がよかったような。

5月21日(月)

昨日が東武の1800系のラストラン。臨時列車用の波動対応として残されていたのが、いよいよ廃車という事らしい。1819Fは最後の増備車で1987年製。車歴30年というのは、東武では比較的新しいうちに廃車といえるかも。しかし、初代りょうもう号として伊勢崎線系統で使われていたし(群馬方面は、ほぼクルマ使用)、鉄分がない時期のデビューだし、あまり縁がない車輌だったことも確か。多分、乗ったことがないんじゃないかなあ。

5月20日(日)

ちょっと前から整理していた、珊瑚の9600のジャンクの残りパーツ。手持ちのパーツとかも合わせるとあと2輌は再生できそうなので、足りない部品を珊瑚に買いに行く。というか、やっと行けた。首尾よく入手したんで、どちらもまたタイプの違う北海道型で仕上げる予定。ある意味、子供の頃の「石を持ち上げたら、ダンゴ虫がうじゃうじゃ」という感じでキューロクがうじゃうじゃいるのが北海道っていうイメージがあるんで、ラフでもいいから数が欲しいんだよね。イメージをカタチにするには。で、往きには「緑車」にであう。引き強いなあ。備忘録として。

5月19日(土)


そういえば、先週京都鉄道博物館に行ったとき、梅小路の扇形庫にC571号機がいたんだよね。不思議だなと思ったけど、C56160号機のラストランがあるので、入れ替わりで戻っているのかなと、あまり気にせず撮影だけしておいた。確かに、他の機関車とは別の立入禁止のエリアにいたのだが、正面からは撮れた。で、いろいろSNSの書き込みを見ていたら、梅小路で春から「中間検査A」をやっていたのね。昨日が本線試運転だったみたい。検査から上がった直後というところだったわけね。お召機みたいにキレイだったわけだ。ということで、ワンカット。

5月18日(金)

今月の趣味誌の店頭発売日。今日はIMONの店頭で確認したので確実。これができるのも、今となっては珍しい。そろそろModelsIMONさんも、あと3カ月と夏のコンベンションに向けた臨戦態勢になってきたようで、いろいろ忙しそう。まあ、今でも後援とかある程度の関係はあるので、中の事情も伝わってくるのだが。で、今日は講義のある日。今日も仕事で片道だけだったが、やってきたのはE231。逆にそろそろ231が来ないと変だよね。ということで、これは備忘録。

5月17日(木)

デカいコテやコテ台を出してくるのが面倒臭いので、20W-130W切り替えの電気工作用の半田ごてでパイピング加工をやってみたら、これが意外といい。蒸機のディテーリング用のロストパーツ程度なら、高出力にして充分な時間当てておけば、パーツの取付ぐらいまでは出来てしまう。また、線細工なら高容量の太い配線と同じなので、低出力で問題なくできるし、逆に他のパイピングを溶かしたりせずに済む。なにより、普通に仕事をしている机で、そのまま半田付けが出来てしまうのが一番メリットかも。ということで、これだと専用の工作台がなくても「毎日少しづつ作る」ができちゃうんだよね。もちろん蒸機の台枠を組んだり、ロストワックス製の正面を取り付けたりする無理だが、そういうところさえやっておけば、昔のイージーキットにディティール加工するみたいな感じで気楽にできる。ということで、ジャンクのニコイチの更に余りパーツをネタにした再生が進行中。

5月16日(水)

もうちょっと続く関西シリーズ。JR西は、未だに103系、113系、117系とか「国鉄時代」の車輌が、色やアコモデーションこそ変わっているものの、現役だもんなあ。と思うと、民鉄も1970年代の車輌が現役で使われていたりするし。建物も戦災を受けていないところは、古いものがビル街の間に残ってたりするし、これはこれで伝統なんだろう。考えてみりゃ、古墳時代からの2000年と太田道灌からの500年じゃこりゃ違うわな。東京の方が空蝉というか変だ。リセットする東国、リセットできない西国。そう思うと、名古屋は東京に近い。やはり、天武天皇以前の古代日本では、関ヶ原の「不破の関」が東国と畿内の境目だったってのは良くわかるわ。

5月15日(火)

今回の関西ツアーでは、用事があった先の関係もありJRを最も利用したが、時間と経路の許す限りいろいろな鉄道に乗ってみた。結果、阪急・阪神・近鉄・京阪・南海、そして大阪と京都の地下鉄と、と主要どころはちょっとづつでも乗ってみることができた。しかし先祖帰りというか、関東の鉄道とはその社会インフラとしての役割自体が違ってきているんじゃないかという印象が強く感じられた。これは関西の都市そのものにも言えることだが、なにか違う方向に力強く歩み出しているような気がしてならない。これは関西らしさの復活という意味で、いい傾向だと思うけど。

5月14日(月)


今日は本来の出張の日。午前、午後で打ち合わせが入っているのだが、間の昼が空いている。この時間を利用して、5年ぶりの大阪なのでまだ行ったことのないあべのハルカスに登ってみる。昔から天王寺は、ビルの上からいろいろな鉄道が見えるスポットとして知られていたのだが、これは桁外れ。JR、近鉄、南海、阪堺。いろんな路線のいろんな車輌が、遠くから良く見えて、Nゲージのレイアウトのよう。こっから見ると通天閣もミニチュアだもんなぁ。しかし、天王寺って結界というか、摂津と和泉の境というか、都会の大阪とヤバい大阪の境というか、とにかく北側と南側で余りに景色が違うのがショッキングだな。グローバルとアジアネイティブの対比という感じ。そんな中で列車がクロスするシーン。楽しいよね、こういうの。

5月13日(日)


今日の夕方からは仕事モードだが、その前はまた休日モード。今日もまた午前中はHOJCの運転会に顔を出す。あいにく関西は大雨の上に風が強く、まるで台風のよう。天候は残念だが、間の時間で、京都鉄道博物館を初見学。まあ、けっこう頑張った展示だけど、突っ込みどころもいろいろ。屋内で楽しめる施設ということか、なんともインバウンドの外国人が多い。こんなに多いのと思うくらい多い。まあ、ジモティーはこの天気じゃ出てこないから相対的に多くはなるんだろうけど。去年の鉄道模型芸術祭の羅須さんじゃないけど、雨で気温が低い時はSLの迫力は増す。ということで、ちょっと狙って撮ってみたのだが、SLスチーム号の出発シーンは、ワリとフォトジェニックに撮れたのでは。

5月12日(土)

この週末から月曜は、久々の関西出張。その機会を利用して、本日は京都市の醍醐交流会館で行われているHOJCの20周年記念運転会と懇親会に顔を出す。というか、山内さんに晴れてメンバーに加えて頂いたので、一泊増やして今日から前乗りで関西に向かったといった方が正解かな。とはいえ、今までも幽霊会員でこそっと出没していたし、いろいろな場で良くお会いする方々が多いので、これで晴れて会費を納めましたというところでしょうか。次回は、車輌を持って参加いたしたく存じます。そうなるとクルマで行かないとね。

5月11日(金)

金曜は講義のある日。先週は休日だったが、2週間ぶり。本日は講義の後は別の用事があったので池袋から地下鉄に乗ってしまったので、山手線は往きのみ。で、やってきたのはまたもやE235系の第9編成。やはりこの時間帯は打率がいいのか。備忘録として。

5月10日(木)

JR東日本が伊豆方面への新たな観光列車の運行を記者発表。E261系なるオールグリーン車の8輛編成の観光列車を新製し、2020年から運行開始とのこと。E251系を廃車にし、その分を新型車によるプレミアム観光列車と、E257系の転用によるアクセス特急とに振り分けるのであろう。185系置換分より転用E257系の方が多いナゾもこれで解けるし、東海道線方面のライナーも増えるのであろう。なんか民鉄的だが、伊豆アクセス路線は確かに東武線なんかと似たようなものだし。

5月9日(水)

寒い日が続くし、仕事とか約束の用事以外ではあまり出かけたくない気候。寒い梅雨が早く来たような感じ。ということでちょっとできた時間に模型をいじる。春の鉄道模型芸術祭用に3輌同時製作した残りの珊瑚の96仕掛ジャンク群を精査すると、手持ちの材料を組み合わせれば、あと2輌はできそうな勘定。ということで製作開始しちゃった。ヤバい。また北海道型で2輌。これができると、久々の仕掛り一掃が近づく。さらなる仕掛りの残りは蒸機1輌と、客車3輌。来年の芸術祭まで一年あればできるか。よし、今年はこれをやるか。

5月8日(火)

一段と寒くなって、暖房が欲しい朝。これじゃ風邪ひくよな。午後から六本木で用事があったので、東横線経由で出掛ける。するとやってきたのは「緑車」。こいつも振り返ってみると、結果的にけっこう相性がいい。で、用事を済ませて帰りにつくと、またもやってきたのは「緑車」。用事の間に折り返してきたワケだが、一日二度というのはこりゃ初めてだ。スゴい引き。誰でもこんなに良く出合うワケじゃないよね。備忘録として。

5月7日(月)

世間が連休明けになったら、急に寒気が入って冷え込む。この土日は、山口線でC56160号機がラストラン。5日はD51200号機と重連で「やまぐち号」を牽引。6日は12系による「ありがとうC56号」をDD51との重連で牽引。ある意味、初期の動態保存を象徴していた車輌だけに、蒸気機関車の動態保存が違うステージに入ってきたことを実感。動態保存機の数も増えたし、どの線区もメンテナンスフリー化のために路盤が改良されて、どんな機関車でも入れるようになっちゃったからなあ。ところで、田園都市線に乗ったらまたもや「Bunkamura号」。こいつ、けっこうよく出会うなあ。備忘録として。

5月6日(日)


世間での連休の最終日。こっちはあんまり関係ないのだが、逆に渋滞やズル混みが終わりになるのはうれしいな。昼に用事があって溝の口に向かおうとすると、やってきた列車は2020系。やっとのことで乗車チャンス。毎日使っている割には、けっこう時間がかかった。試運転から見てはいるんだけどね。室内は新しいのは確かだが、E23xの正常進化形という感じで正直言って驚きは少ない。2020系自身のアドトレインになっていたけど。こう考えてみると、この連休中は東武のリバティー、京王の新5000系、東急の2020系と、けっこう初めて乗った車輌が多かった。偶然乗れた感じだから、運は良かったんだろうな。

5月5日(祝・土)

午前中に仕事を始めたらワリとノってきちゃったんで、結果、仕事中心の一日。逆に道路や街が混みまくっているときにこういう風に出来るのも、自営のいいところだよね。夕方からは、ふとタキを入れるのにちょうどいい箱が欲しくなったので、IMONへ。16番の貨車用のヤツを流用すればいいかなと思ったら、1/87で15m級の10輌箱ってのがあるのね。ボギーのタンク車はカプラー間で16pから17pなので、すっぽり収まる。段々、適当に箱を買ってきてそこに入る車輌を選ぶのから、入れる車輌を決めてから箱を調達する段階に。ところで副都心線では、またもや「ヒカリエ号」に会う。備忘録として。

5月4日(休・金)


用事の帰りに都営新宿線に乗ろうと待っていると、やってきたのは京王新5000系。初乗車である。一般運用なのでロングシートモードだが、シートそのものは向きが変わるだけで一緒なので、クッションの厚みなどはやはり一味違う。ドア間6人掛けになるので、この面でも余裕がある。結局時間もあったので、終点の京王多摩センターまでタップリ乗って乗り心地を楽しんでしまった。それにしても、同業者や子供連れのみならず、一般の人も駅毎に記念写真を撮影するシーンが展開され、沿線住民への人気の程も良くわかる。ということで、終点の多摩センターで撮影したカット。

5月3日(祝・木)

なんかこのところの疲れがドッと湧いてきた感じだったので、日がな一日のんびり過ごすことに。どこかに行こうにもズル混みなので、近場で面白いネタということで、東京メトロ銀座線の渋谷駅工事に伴う部分運休で発生した、表参道-青山一丁目間の折返運転を見に行く。前の時も見に行ったが、どちらかというと「乗り」が中心だったので、今回は複単線で逆走回送をしているところの動画を撮ることに。映像は、twitterにアップロードしましたので、リンクからどうぞ。表参道駅5番線への青山一丁目行の進入シーン。しかし、ここに動画を出すのって初めてかも。

5月2日(水)

本日は仕事の日。品川で打ち合わせがあったので、ついでに出来て以来一度行きたかった「ニコンミュージアム」を見学。企業博物館というと、その業界や業種全体の歴史や俯瞰図を見せるものと、その企業の製品やブランドに限って展示するものと二つに分かれるが、カメラや光学器械に関してはすでに博物館があるので、これは「ニコン製品と日本光学の歴史」に徹した展示。その分ニコンマニア・ニコンユーザにとっては、「ニコン万歳」「ニコン最高」と叫びまくれる聖地になっている。過去のカメラとレンズの展示は、一眼レフだけだと「中古カメラ屋」になってしまうが、コンパクトカメラや特殊用途のレンズも含めて圧巻の展示。大井工場から出てきたのか、試作機の展示もマニア心をくすぐる。しかしここ、向かい側がキヤノンじゃないの。どうせなら連携して、日本カメラの歴史みたいなイベントをやって欲しいなあ。

5月1日(火)


連休中日の平日初日。例によって、打ち合わせや役所・銀行関係の用事以外は平日休日関係なく仕事ができるので、今日は個人的には休日。今年の連休前半は天気がいいので、その内にワンカットぐらいフォトセッション。何にしようかとおもったけど、北海道も気温が高いというので、北海道風のカットで。まあ、こりゃ秋の景色なんだけど。



(c)2018 FUJII Yoshihiko よろず表現屋


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