「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2018年6月-




6月30日(土)

関東は昨日梅雨明け。史上最速の6月梅雨明けということで、陽射しがキツい。でも、このままいくと去年のように8月が雨季になって、日照不足になるのでは。早い梅雨明けではあったが、「梅雨が明けるまでに再生中の機関車3輌を塗装可能な状態に仕上げる」という公約は何とか果たせた格好。火曜日にテンダの工作を終えておいて良かった。

6月29日(金)

今日は講義の日だが、前後の用事があったので山手線経由ではない経路で出勤。ということで、今月の山手線定点観察は4回。E235が2回、E231が2回のイーブン。まあいい線かな。ちなみに水曜に巣鴨に行ったときは、往きが第3編成、帰りが第10編成と、どちらもE235系だったけど。

6月28日(木)

いわゆる3月決算企業の総会集中日。東急電鉄の株はある程度持っているので、株主総会に行ってきた。時間的に都合がついたので、はじめて出席した。他の鉄道会社のように「鉄」な質問や意見が出てくるかなと思って期待していたのだが、「緑車」をもっと長く走らせてほしいという意見ぐらいかな。評判もいいので、利用者の皆様のご意見を反映した形で対応したいという返事でしたが。

6月27日(水)

松本謙一さんとちょっと打ち合わせをする用事もあったので、それも兼ねてさかつうギャラリーヘ行き、「松本謙一展 鉄道写真から模景まで」を見てくる。いつもジオラマの作品展示をしているコーナーを使用した展覧会なので、そんなに広い会場ではないが、それぞれの作品の妙味や裏話を松・謙さんご自身からじっくりと聞けるチャンスなので、ご興味のある方は是非足を運んでください。会期は7月8日まで。まだまだやっています。

6月26日(火)

本日は、明日とどちらに予定が入ってくるかわからなかったので、先週中は両方とも空けておいた。結局水曜日になったので、今日は比較的時間の余裕がある。ということで、9600型式のテンダーを仕上げてしまうことに。今回は、使えるパーツは部品取りの「0.5台」からできるだけ剥して使いまわすことにしている。ということで、使える細かいパーツを外すのだが、解放テコを一個飛ばしてしまう。しかし今の環境では、1oビス以上のパーツならほぼ発見しているので、時間をかければ見つけられる。今回も時間はかかったが、無事発見。多少余計な時間はかかったものの、夜までに2輌分完成。これで半田付けするパーツは取り付け終わり、あとに残るのは塗装後に取り付けるパーツなので、これでいよいよ塗装に取り掛かれる。梅雨明けが早そうなので、梅雨が明けたら塗ろうという公約を果たす意味でも、行程が進んでよかった。

6月25日(月)

ちょいと仕事があり、相模大野まで行く。前後のスケジュールの関係で電車で行ったが、もしかして相模大野の駅で降りるというのは生まれて初めてではないだろうか。通ったことは何度となくあるが、あのあたりに用事ある時は基本的にクルマで行くので、電車を降りたことがない。で、帰りは町田-長津田経由。長津田の車庫には2020系3編成6020系2編成のフルメンバーが、キレイに並んで留置中。最近見てないと思ったが、明らかに一般の車輌の留置とは違うところに入っていたので、もしかして運用についてないのかな。なんか初期トラブルへの対応かもしれないが、ちょっとナゾ。一時は良く走っていて見かけたのに。

6月24日(日)

必要なパーツを買いに珊瑚模型店まで。行けばあるのだが、日曜しかやっていないのでなかなかタイミングが合わない。方南町の駅は、ホームの6輌対応とエレベーター設置のために一線使用状態。それで賄えてしまうんだよね。ところで珊瑚は珍しくお客さんが誰もいない状態。昨日がサロンだったということで、その影響もあるんだろうが常連さんが常駐していない風景というのも、なかなか見られないかもしれない。ということで短軸の車軸と車輪が手に入ったので、これで9600型式のテンダーに着手。北海道の9600型式は、昭和初期にD50型式投入で捻出して移動した初期型が多いので、半分以上短軸だからなあ。九州は後期の新製配備が多いので、相対的に長軸が多いけど。

6月23日(土)


2輌の9600型式の方はまだテンダの加工とか残っているが、C56型式の方がひとまず先に仕上がってしまったので、未塗装状態で発表。まあ、かなりクセのあるディテール加工が行われていたのだが、やり直すよりはそのテイストを活かして再生した方が面白いし、前の持ち主の気持ちを引き継げるんじゃないかということでそれを尊重。壊れていたり、まだ作ってなかったりしたところを中心にした再生工作と相成った。16番用のパーツを多用しているし、線材も太目基調の使い方だし、ぼくとしてはけっこう異例な作りになってしまったが、まあこれも味わいでは。全体がゴツい作りなので、前照灯もLP403の九州仕様でまとめてみた。なんか、一層ボイラが細く見えるなあ。

6月22日(金)

「講義の日」金曜日恒例の定点観測。本日はE235系、第6編成。これで今月は231対235が2:2に。五分の星になった勘定。まあいい線だなあ。ほぼ同じ時間の列車に乗っているが、山手線は全体が遅れても次々同じように列車来ることは変わらないので、同じ時間に乗っても同じ運用とは限らない。とはいえ同じような時間帯なら、入っている運用の数は変わらないので、均せば平均化してくるか。来週はどっちかな。で、帰りは副都心線だが、またもや「ヒカリエ号」。今月二度目。やっぱり来ますねえ。

6月21日(木)

今月は季刊ムックの発売月。なぜか九州ネタが多いので、資料ということでひとまず買ってくる。とはいえ、全く知らなかった驚くべき事実は、蒸気末期に関してはもう出てこないかな。話には聞いていたが記録の写真は初めて見た、というのはあると思うが。話は変わるけど、個人的にはスクエア・フォーマットって好きではないんだよね。なんか写真として落ち着かない。スクエア・フォーマットを前提とした構図というのはあるんだけど、それ以外はどうしても余白が気になっちゃう。まあ、好みの問題なんだけど。

6月20日(水)

今日は模型業界内の打ち合わせと、そのあと飲み会。色々難しい問題も多いが、この世界を盛り上げるためには、旧習に囚われることなく、今のお客さまのニーズに対応してマーケティングを進めることが大事ということでは一致。やはりビジネスはお客さまに合わせないと。厳しい状況だが、きちんとホントのお客さまのニーズをつかんでれば、あと10年は何とかなるし、その間に構造改革が出来れば生き残れるのではないかということ。これは、ユーザーの意見を言うことが大事ということなんで、皆さんきっちり夢を語って下さいね。

6月19日(火)

今月は、18日、19日が趣味誌の店頭発売日だった模様。最近は無理して早出しするより、印刷が即応になった分、締め切りをギリギリまでずらしてWeb連動とかの情報を入れ込む方がトレンディーなようで、編集方針が発売日に影響している模様。とはいえ、そういう動きとは「一線を画す」機芸さんはどうなっているんでしょうか。TMSの広告ページといえば、「当店はまだ生きています」の報告欄のようになっているけど、最近は今月も「出てるかな」の方が気になって仕方ないのだが。石橋さんは今月も健在かというレターのような感じ。

6月18日(月)

今日も天気が悪くて気温が低そうだし、ちょっとまとまって時間が取れそうだったので、久々に工作タイム。作業中の9600型式の続きと、仕掛ジャンクで入手したC56型式の再生・加工。C56は、なんか16番っぽい骨太のディテール加工でかなりごっつい味わいなのだが、これを全部やりかえるのは余りに大変なので、欠品や歪んだパーツの修正を行った上で、オリジナルの味わいを活かした形で、九州のC56らしく仕上げることに。どちらもエンジン部の方は大体カタチになった。あとテンダーを仕上げて、テンダーが出来てからバランス見て付けるキャブ周辺のパーツをつければ上がりだな。

6月17日(日)

日本鉄道模型の会の月例理事会。今年度の鉄道模型功労者が、先月の内定からご本人の受諾を経て正式決定。どなたが表彰されるかは正式な発表を待っていただきたいが、これからも鉄道模型功労者の表彰が続いて行くための重要なステップとなる方とだけご案内しておきましょう。乞うご期待。

6月16日(土)


またちょっと思うところがあって、テスト的にフォトセッション。蒸機現役時代は、アップで完全なサイドビューを撮ったカットはあるにはあるが、そんなに多くない。狙えるポジションが限られていて「これ以上撮ってもマンネリ」ってなったときか、乗る列車の関係でここでしか撮れないけど他の構図で狙えないときぐらいかな。しかし、真横からのカットを集めた写真集というのもあるぐらいで、けっこう好む方もいるのかもしれない。ということで、真横のカット。これは実はいつものように室内では撮れないので、屋外でセットを組んでの撮影。そこがテストだったり。イメージは道央だが、バックの植生が渡島半島がギリギリの感じで、あまり道央っぽくないけど。まあそこはお許しを。

6月15日(金)

本日は忙しくて鉄分なし。金曜日は講義の日の山手線定点観測は、E231系。E231に日常的乗れるのもあと少し、もうちょっとしたらそっちの方が珍しくなってしまうのかと思うと、今年が乗りも撮りも勝負ですぞ。しかし記者会見によると、昨日の新幹線の事故は、運転士は良くあるバードストライクと思ったとのこと。これって、JR西お得意の「思い込み運転」そのものじゃないの。

6月14日(木)

山陽新幹線博多-小倉間でのぞみ176号に52歳の男性が飛び込み、前頭部を破損するという事故が発生。破損部分から人体の一部が発見され、飛び込み事案が確認された。なんと対向列車の運転士がはじめて気が付くという事態。当該運転士は異音を感じたものの、重大な事案とは気が付かなかったという。2004年に蒲郡でおきた、新幹線ダブル+在来線の三重グモ以来のファンキー事件だなあ。

6月13日(水)

今日も仕事で東横線方面。電車に駆け込もうと思うと、なんか雰囲気が違うぞ。またもや「緑車」ではないか。今月まだ半月経っていないのに、これで3回目だよ。東横・副都心線方面は毎日乗るわけではなく、おまけに短距離乗車が多いので接する編成はそう多くない。これはやはり相性なんだろうな。そう思って考えると、けっこう特定番号の編成と出会うことが多い。ラッピングしてあるから目立つんで、そうでないと番号見ないとわからないし。なんか傾向値があるんだろうね。ということで備忘録。

6月12日(火)

仕事の関係で、東横線で出掛ける。とやってきたのは「ヒカリエ号」。それにしても相変わらず良く会うなあ。引きが強い。しかし、居合わせた小学生の男の子3人組、制服からすると慶応幼稚舎の生徒だが、「ヒカリエ」「ヒカリエ」とやけにうるさい。そんなに珍しいとは思えないのだが。それとも「ヒカリエ号」に出会うと運がいいとか、なんかそういうのが学校で流行っているのだろうか。まあ、運がいいのは確かだと思うが。備忘録として。

6月11日(月)

キヤE195が、試運転でいろいろなところに出没している模様。「撮り」の方がけっこう走行中の写真をアップロードしている。今は東京に現われており、千葉方面への各線の試運転が行われる模様。まあレール輸送列車自体それほど興味の対象ではないので、偶然見かけることはあっても、撮りに行くことはないからなあ。

6月10日(日)

用事で出掛けて、湘南新宿ラインで帰ってくる。山手貨物線の線路を移設してから、初めて渋谷駅の湘南新宿ライン/埼京線ホームを利用。すると南行線はホームのところも移設嵩上げされて、ホーム自体も一段高くせり出したものが仮設されている。元の東横線渋谷駅のところばかりが注目されていたが、こちらの工事も線路を移設してからでないとホーム工事ができないので、かなりの大作業。それで2日間かかったのね。

6月9日(土)


明日から明後日にかけて早くも台風がやってきて、また気温が下がるみたいだが、今日は逆にカンカン照りで今年の最高気温。ということで、朝の内にフォトセッション。この「踏切のジオラマ」はタンスの上に載せたまま棚晒しにしているが、天然ウェザリングが効いて来て随分彩度が落ちてきた。この感じを活かすには、あまり直射光が強くない方がいいので、ちょっと太陽が上がり気味になった時間で撮影。小さいジオラマなので背景と車輌が悩ましいが、まあこんなのはいかがだろうか。

6月8日(金)

JR東日本が、鉄道博物館のリニューアルオープンについて記者発表。7月5日の新館オープンに合わせて、展示内容を大幅に拡充とのこと。新館は、仕事ステーション、歴史ステーション、未来ステーションの3コーナーを設置。どちらかというと、展示というよりは、教育的なものも含めて「体験重視」の構成かな。キッザニアとか、今の子供にはこういう方がウケるんだろうけど。講義の日の定点観測は、E231。

6月7日(木)

E26系「カシオペア」は、今でも団体貸切の臨時列車として運転され、旅行会社の企画商品として売り出されている。でも、牽引するのってEF81なのね。それも通常の東色の。まあJR東日本はそれっきゃなくなったので、当然といえば当然なのだが。なんかちょっと商品価値が下がっちゃったような。まあ、マニア的には古いヤツが出てきた方がウケるというのもあるのだが。いっそC61とか、定数的にキツいならC61・C57重連で牽いた方が付加価値高いかも。

6月6日(水)

折角久々の仕掛り一掃キャンペーンを始めようかと思っていた矢先、また仕掛ジャンクに手を出してしまった。とはいえ現在は2輌が工場入りしていて工場が営業中なので(専用工作台を持っていないので、営業状態にするのが大変)、そこに1輌加わるだけだし、今度のも蒸機なので一緒に塗れるし、わりと筋が良くて再生箇所も少ないので、全体計画にはあまり影響なく対応できそう。まあ、作業中なら一個ぐらいなんとかなる。蒸機の塗りは4台までは同時にやったことがあるけど、そこまでなら問題ないし。で、午後から仕事で外出して副都心線に乗ろうとしたら、「緑車」に出会っちゃった。早くも今月2度目。これは備忘録。

6月5日(火)

μ3/4というと、最近は模型の写真はほとんどOM-Dとマクロエルマリートの組合せで撮影している。いろいろ理由はあるが、被写界深度の自然な深さと、カメラの小ささは圧倒的に模型撮影に有利だ。絞り込むと、無理パンフォーカスにしたのではなくて、35o版でほどほど絞りを開けて撮ったぐらいの感じで撮れる。カメラが小さいのはジオラマ撮影では極めて重要で、実際に景色の中に入って撮影したような構図も狙える。ボディーをLUMIXのGMにすれば、ホームの上や通りの中にカメラを入れることもできる。画質的には問題ないばかりか、ライカ設計のレンズはやはり彩度の乗りが一枚上手で、特に自然光の色温度を活かしたジオラマ撮影には強みを発揮する。あと35o換算90oという画角は、かつて蒸機現役時代の撮影では85oを愛用して一味違う絵作りを目指していたぼくにとっては、非常に使いやすいということもあるのだが。

6月4日(月)

仕事で久々の京浜東北線での移動。大井町を過ぎて東京車輌センターでは、E235の第20編成が駐機中。もうここまできちゃったのね。夏過ぎには、E235とE231が半々ぐらいになる勘定じゃん。ヤバいよ。E231の山手、撮るなら今だよ。晴れてたら、駒込の踏切とかマジ行った方がいいよ。いまなら葬式鉄じゃない、生きた姿が撮れるから。で、そのまま京浜東北線に乗っていると、品川新駅がかなりできてる。さらに京浜東北と山手の路線別-方向別チェンジの立体交差が出来てるじゃないの。現状の立体交差とほぼ同じ位相のところ。新駅は、品川から路線別のまま入るのね。高架路盤だけ出来てて、結構シュールだけど。とはいいつつ、今日は山手線は4回乗車。231が2回、235が2回。235は11編成と12編成。こんなところかな。備忘録として。

6月3日(日)

友人とカメラ談義で、μ3/4の話題。FXフォーマットというか、フルサイズカメラをメインにしたときのサブには、μ3/4はけっこう相性がいいという話。持ち運ぶ余裕があれば、メインもサブも同じマウントのフルというのが一番いいし(昔35oではそうだったよね)、実際ぼくも800シリーズと600シリーズで使い分けていたりするのだが、旅行とかそういう余裕がない時には、確かにμ3/4を持ってゆく。LUMIXの小さいのにパンケーキだと、コンデジぐらいの大きさだが、これでも雑誌の原稿とかには充分使える絵が撮れる。OMDとかだと、サブではあるもののメイン同様の使いわけができるし、マウントアダプターでフル用レンズを超望遠として使う手もある。とか言っていて、どうやら背中を押してしまったようだが。

6月2日(土)


鋭意再生中だった北海道型の9600型式、第二陣。ひとまず躯体は形になったので、中間報告を兼ねて。テンダは箱になっただけだし、まだ細かいディテール関係はやることがいろいろ残っているが、まずは「北海道型」とわかるところまではまとまったので現状を。今回は2輌とも「中・上」タイプ。北海道の、それも本線で使われていたカマにはワリと多い仕様だよね。2輌の内1輌は仕掛りから、もう一輌はひしゃげた完成品から、それぞれ再生したもの。完成品の修復のヤツは、シンナー漬けにはせず、交換が必要ところのみ塗装をはがしてパッチワークみたいにして対応したので、修理個所が色分けでわかっちゃうよね。まあ、梅雨明けには塗りたいところ。

6月1日(金)

金曜は講義の日。ということで定点観測。本日はE235系第10編成。6月は235からスタートですな。で、帰りは副都心線。いきなり「緑車」と出会う。これまたかなりの頻度。今月は何回御縁があるのだろうか。6月はなんだか、のっけから備忘録ばっかりですいません。



(c)2018 FUJII Yoshihiko よろず表現屋


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