「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2020年2月-




2月29日(土)

今年はオリンピックイヤーの閏年なので、2月29日がある。とはいえ29日が土曜日なので、ビジネス的には28日が月末で変わらないところ。それにしても、世の中の「Xデイ」化が激しいな。建前としては出歩きが自粛なんだが、ホンネはヒマなんで意外と人がいるところには集まってる。近場にしか行かないのか、電車はかなり空いているんだけどね。

2月28日(金)

コロナウィルス対応は、なにか過剰な状況となってきて、官庁や公共事業関係ではXデイの時のような自粛ブームになってきている。まあ、役人は自分に責任が来ることをなにより恐れるので、あるポイントを過ぎると一気に自粛の嵐になっちゃうからなあ。ななつ星や瑞風などの豪華観光列車もキャンセルになったし、大宮や京都の鉄道博物館も2週間休館という流れ。それより朝晩の通勤電車の方が余程感染の危険が高いと思うのだが。

2月27日(木)

Vintage Rails2号は、昨日の午後辺りからModelsIMONや書泉といった早売りをしている店頭では発売になっている。この中で書泉グループでは、プレミアム・キャンペーンを実施中。書泉グループの「書泉グランデ」「書泉ブックタワー」「書泉オンラインショップ」で『Vintage Rails vol.2』をお買い上げの方に、松本謙一主筆撮影のオリジナル写真(3種)をプレゼントする。詳しくは書泉さんのWeb https://www.shosen.co.jp/fair/130404/ をご参照のこと。

2月26日(水)

函館港の若松埠頭に係留され、博物館となっているもと青函連絡船の「摩周丸」が、17年ぶりの改修のために函館湾を航行し函館ドックに入ったとのニュース。タグボートに牽かれての航行だったが、船は「浮いている」という意味では、戦艦三笠みたいに陸の上に上げられない限りは「動態」ともいえるから、こういう扱いになるんだろうな。3月上旬には修理が終わって再び公開されるとのこと。

2月25日(火)

昨日から西武池袋線の10000系NRAもJR東海の700系も、さよならキャンペーンが始まったようだ。葬式鉄は記念のラッピングとか入ってからの方が萌えるのかなあ。鉄道ファンなら、その前の姿を記録しておきたいと思うのだが。鉄道が好きというのではなく、イベント好きなんだろうな。なんか違和感が大きいのだが。まあ、趣味は性癖と同じで多様であるべきだし、いろんな楽しみ方があっていいので、それはそれで盛り上がって頂きましょう。ちゃんとお金を落としてね。

2月24日(月)

中古店でウォルサーズとかアサーンとかの米国型貨車のジャンクが300円から400円ぐらいの超格安で大量出品。ジャンクとはいっても、付けたパーツが外れているという程度だし、大体パーツも残っているので、最初のイージーキット状態と考えればいい。おまけに、交換用金属製車輪に付け替えたものや、純正のケーディーがついているものもあり、よく選ばば非常にお得。ということでまとめて買ってきて修理。米国型もそんなに多くはないけどそこそこはあるので、量をこなせるというのはけっこういい話。こういうのにハマると、また増殖して危険なんだが。

2月23日(日)


本日は日本鉄道模型の会の月例理事会。池袋鉄道模型芸術祭は、東京芸術劇場のガイドラインに沿う形で、予定通り実施することを決定。ということで、3月21日(土)・22日(日)に行われます。ところで、往きの副都心線では「ヒカリエ号」に出会う。今月もやってきたなあ。で、理事会の後は用事があったので西武池袋線に乗ろうと池袋に行くと、7番線の特急ホームにはNRE10000系が入線しているではないか。3月のダイヤ改正で池袋線系統からいなくなってしまうので、記念に撮影。多分撮るのはこれが最後になるだろう。

2月22日(土)


Vintage Rails第2号も、書店での発売日の28日まであと1週間。ということで、表紙を公開します。この表紙を店頭で見かけたら、ぜひお手に取って内容をご覧になってください。今回の特集は、メインターゲットである50代・60代の方々には特に響くものではないかと思います。お楽しみに。

2月21日(金)

本日は追試があるので、大学に出勤。学生がインフルエンザの診断書を持ってくると、強制自宅療養になり試験は公休、追試をやらなくちゃならなくなるのね。山手線の定点観測は往きは34F。その前の田園都市線は、2020系31Fがやってきた。おととい32Fに乗ったので、31Fが運用に付いていることはわかっていたが、乗ったのは初めて。意外と早く乗れた。しかし銘板を見ると、32Fは2020年製だったのに、31Fは2019年製。そこまでは、去年の納入だったってことか。

2月20日(木)

JR東日本は、今年の5月29日(金)の深夜から、30日(土)・31日(日)にかけて、埼京線・湘南新宿ラインの新宿-大崎間を運休にして、渋谷駅ホームと線路の移設工事を行うと発表。まあ、オリンピック前にホームの移設をやるというのは着工時から発表していたので、日程が具体的になったという感じか。6月1日より新ホームの供用開始ということだが、これはかなり使いやすくなるなあ。ぼくも大学に講義に行ったり、池袋からJRで帰ってくるのならそっちを使うと思うし、山手線に乗車しているかなりの客が、埼京線・湘南新宿ラインに移行するのでは。

2月19日(水)

田園都市線に乗ると、やってきたのは2020系32F。もうそこまで運用に付いていのか。今年度中に35Fまで出てくるらしいので。8500はさらに減るんだろうな。とはいえ、まだまだよく見る。検査残が残っている分だけ使い切るつもりなのか、優先的に使っている感じ。見れるうちに見とけよ。

2月18日(火)


多摩方面で仕事があったので、少し早めに出かけて昼飯は「八王子ラーメン」を食べることに。まあ八王子ラーメンって言ったって、東京風の醤油ラーメンに玉ねぎを刻んだのが載っているだけといえないこともないのだが、やはりこういうのはご当地で食べるのに意味がある。で用務先に移動しようと八王子駅にくると、長野の211系の回送に出会う。これって、豊田電車区の電留線に入れるんじゃなくて、日野駅の引上中線での留置なのね。折り返し時間とか、高尾の引上線の空き具合とかの関係なんだろうけど、そこを使うとはなんか面白い。でもこれ、近郊形231の235置換がはじまるといつまで見られることやら。

2月17日(月)

ちょっと用事があったので、秋葉原まで行く。それにしても外国人観光客が少ないのにはビックリ。こんなに空いているアキバって1980年代の平日みたい。久しぶりにみたような感じ。よく見ると欧米人の観光客は若干いるようだが、本当に人が少ない。ところで、帰りは「レトロ車」1040Fに出会う。なんか久しぶり。

2月16日(日)

なんか久々に模型店に行き、これまた久々に模型を購入。1/87 12㎜の貨車だが、今年になってからはじめて模型を買った勘定。出戻り以来、一月以上なにも買わなかったというのは、もしかして記録かも。まあ、無駄遣いしないというのは、ある意味ではフトコロにとっては健全なことではあるのだが。反動が怖いな(笑)。

2月15日(土)

さかつうギャラリーがオランダのMARTIN WELBERG工房の代理店となり、同社の製品である多様な草地製品の販売を開始するにあたり、製品をずらりと揃えた展示会を店頭で実施。します。製品はB5判ぐらいの地面に植生を生やしたものとなっており、広いスペースにも対応可能。草の丈と色、生え方の組み合わせでバリエーションを作っており、同社製品の組み合わせでも、他社製の草との組み合わせでも、多様な使いかたが可能。ひとまず、低い草、中くらいの草、藪っぽいの、と3パターンを注文してみた。ひとまず届いたら、テスト用のジオラマを作ってみよう。

2月14日(金)

Vintage Rails第2号、いよいよ本日校了。年末年始が入ったし、途中で一部企画変更もあったし、12月、1月とけっこう忙しかったが、これでやっと一息。一般書店では2月28日、早売り店の店頭売りは2月26~7日となります。読者の皆様、しばしお待ちください。

2月13日(金)

Vintage Rails第2号も、今日明日が色校と最後の佳境。今号の特集は「東京が変わった! -1964~1970-」。東京オリンピックから大阪万博の間で日本の社会も文化も大きく変わり、ここから今に続く現代が始まった。特に東京は、その変化のショールームともいうべき」激しい変貌を遂げる。その東京の変化を鉄道という視点からオリンピックイヤーに振り返る。また、『鉄道ファン』誌名誉編集長の宮田寛之さんの長編インタビューと誌上写真展も、ベテランファンには見逃せない。その他全編が「東京」と「昭和40年代前半」という二つのキーワードでリンクされた、濃い企画になっている。今月末発売。乞うご期待。

2月12日(水)

渋谷ハチ公前交番脇のショーティー青ガエルが、ハチ公の故郷である大館市のテーマパーク「秋田犬の里」に移設されることになった。あのエリアの再開発があるので、どうなるのかと皆さん気になっていたと思われるが、ひとまずは落ち着き先ができて良かったという感じ。まあ、ショーティーにしてあるので、いざとなれば個人でも引き取る人がいるかなとは思っていたが、観光資源としても活用されるようでなにより。

2月11日(火)

国土交通省が2018年度における東京圏の鉄道路線の遅延状況を発表した。平日20日間当たりの遅延証明書の発行状況ワーストランキングは、1位:メトロ千代田線(19.8日)、2位:JR中央快速線・中央本線(19.0日)とJR中央・総武線各駅停車(19.0日)、4位:小田急小田急線(18.8日)、5位:JR埼京線・川越線(18.3日)という順位。しかし千代田線の20日中19.8日って、ほとんど毎日ってことじゃないの。遅延証明が出ない日は余程運がいいってことだな。

2月10日(月)

先月分と今月分の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツの作成。今年に入ってから忙しい上に、こういうのが仕事になってしまったのでどうしようか考えていたのだが、ひとまず今年からは新企画にチェンジして継続することに。場所や日を決めて固め打ちするのではなく、ブローニーのカラーポジで撮ったカットを一つとりあげ、それに関する想い出やエピソードを紹介してゆくことにした。先月分は1974年7月に撮影した貝島炭鉱専用線の31号機。今月分は1975年7月に撮影した登別駅のD51241号機。今後ともよろしくお願いします。

2月9日(日)

昨2月8日から2月中の週末と休日に、京成電鉄は特別イベント「京成リアルミュージアム」を旧博物館動物園駅で開催している。前回のアート展示に次ぐ今回の公開は、京成電鉄の遺構で歴史を振り返ることをコンセプトとしており、スカイライナーの模型や過去のヘッドマークや記念切符を展示するというもの。ホームに入れるわけではないし、今回はもうあえて行くわけではないが、逆に定期的にイベント会場として利用していってもらえるのなら、なかなかいい方向なのではないだろうか。

2月8日(土)

昨年引退した箱根登山鉄道の「モハ1形103号」は日本工業大学にて保存されることになっていたが、このたび展示施設が完成し、その発表があった。B6 2109号機が動態保存されている「工業技術博物館」前に静態保存され、学校内に入れば一般の人も見学可能。月に数回は室内を公開し、2109号機との競演等も行われる模様。。

2月7日(金)

イタリアミラノ近郊のローディで、現地時間6日にミラノ発サレルノ行きの高速列車「フレッチェロッサ」が脱線、貨物列車と衝突し一部車輌は横転とのニュース。運転士二人が死亡し、乗客ら31人が負傷とのこと。かなりの高速で走行中の事故にもかかわらず、比較的被害者が少ないのは、早朝の列車で乗客が少なかったためらしい。車輌は電車式のETR400形と思われる。原因は線路側の問題のようで、保線工事のミスという説もある。

2月6日(木)

東京駅構内で「うまさ一番 富山のさかなフェア」を実施。これは富山湾で水揚げされた新鮮な魚介類を新幹線で東京駅へ輸送し、獲れたての魚を味わってもらうという企画。確かに航空貨物と同じで、少量・高速な輸送に対する需要があるものなら、新幹線による荷物輸送というのも需要はあるはず。北海道新幹線とか、東北新幹線の盛岡以北とか、どうせ旅客輸送は限られているのだから、この面でニーズを開拓すればけっこう稼げるのでは。

2月5日(水)

昼はかなり暖かかったが、夜から急に冷え込む。水曜日の寒波は、今年一番の寒波。雪国ではけっこう雪も降りそうだが、これがこの冬一番の冷え込みのよう。本当に雪が積もらずに終わってしまうみたい。この冬は、除雪車出番なしだな。

2月4日(火)

上総一ノ宮駅を6月までにリニューアルとJR東日本が発表。確かに、オリンピックのサーフィン会場となって脚光を浴び、人口も増えているわりに、蒸気機関車が走っていた時代から同じ駅舎のままというのも寂しいからなあ。千葉の家からも近いので、人や家が増えているのは実感している。もともと、駅近くなら一ノ宮始発もあるし、東京に通勤するのにもそんなに大変ではない。さらに、九十九里エリアは鉄道のアドバンテージが構造的に大きい。これで地価が上がらんかのう。

2月3日(月)

イカロス出版で打ち合わせなので、南北線に乗ろうとホームにいると、反対側の線路は回送列車の表示。何が来るのかなと思ってみていると、やってきたのはなんと3020系。もう習熟運転をやっているのか。とはいえ、南北線は完全ホームドアで仕切られているので、写真撮影ができないのはもちろん、6輛なのか8輛なのかさえよくわからない。これは残念だなあ。

2月2日(日)


事務所から通路に出ると、なんとも妙なところを旅客機が飛んでいる。そういえば実機を使った北方からの滑走路進入の試験運用をやってるんだ、と思い出す。渋谷の上空だろうか、かなり高度が低い。どうやら機体はJALのA350か。さすがにこの高度で水平距離がこれだけ離れいていると、渋谷の騒音が伝わってこないのと同じで、街のノイズに紛れるなあ。

2月1日(土)

ということで今月からは、鉄道趣味に限らず乗り物とか男のコ向けのホビーの話題にまで広げて、ゆるく書くことにする。やっぱり仕事になっちゃうと、そのうえで趣味に割く時間は減ってしまうからなあ。そういう感じで進めれば、なんかネタもでてくるでしょう。ということで、よろしく。






(c)2020 FUJII Yoshihiko よろず表現屋


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