「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2021年1月-




1月31日(日)

もう一月も終わって、明日からは二月。なんか時間の経つのが早い気もするが、この一月はけっこういろいろできたことも確かなので、やったことを振り返ると、けっこう長い感じがする。今日は久々に天気も良くて暖かめなので、けっこう人の出足が多い。こちらもちょっと電車に乗って足を延ばす。西武池袋線に乗っていると、またまた17000形の習熟運転に出会う。こんどは地上区間なのでよく見れるが乗車していた電車とすれ違いだったのが残念。今度は17002F。こっちは西武に貸し出されているのかな。二日連続で試運転を見るというのも面白いかも。まあ、それだけ導入準備も佳境に入ったということなのだろうが。

1月30日(土)


副都心線の池袋の駅で電車を待っていると、次の電車は「回送で通過」と表示される。通常の回送列車なら、池袋で運転停車しないわけがないので、これは17000形の習熟運転だなとピンとくる。やってきたのは17001F。17000形は、正面とかが写らないと10000形と区別がつきにくい。現物を直接見てもそうなのだから、まして写真に撮るのは難しい。横からだと、連結部分と先頭部分の塗り分けの違いぐらいしかない。スマホのカメラなら動画から切り出しているので、なんか写るんじゃないかなとトライしてみたのがこれ。かろうじて17000形の試運転の様子とわかるかな。

1月29日(金)

4×8のマジックは、やはり人間の体の大きさとの微妙な関係に起因するものであろう。確かに米国の白人男性と日本人男性の身長や体重には大きな差があるが、たとえば腕の長さは身長ほどの差がない。クルマの運転席を考えてもらえばいいが、160cm台の小柄な日本人男性でも、190cm台の巨漢の米国人男性でも、座席の位置さえ多少スライドすれば、各種スイッチの操作はほとんど同じようにできる。身体に由来する「1フィート」と「一尺」がほとんど同じディメンションなのも、これゆえであろう。そういう意味では、3×6は「手が届く」範囲だが、4×8だと「手を伸ばしただけでは届かない」エリアが出てくる。この差を視覚的、直感的に感じるところから、大きな違いが出てくるものと思われる。ストラクチャやシーナリーの縮尺を敢て変える「擬似遠近法」は、3×6のレイアウトではあざとくなってしまうが、4×8なら視点の方向さえ固定すればなかなかいい感じに出来上がる。そう考えると、4×8で外周のエンドレスのみで側線等はなし、内側は全部景色というレイアウトなら、かなりいろいろなことができる気がしてきた。

1月28日(木)


今回の増設計画はひとまず完成。とはいえ週末に火災報知器の点検があるので、一旦バラさなくてはならなのでその前に記念撮影。6輛+機関車だと、運転が楽しみやすいくらいの感じで納まる。7輛+機関車も16番という意味では、1960年代の大型レイアウト(のエンドレスが、このくらいの大きさ)を思い出せば決して違和感はない。これでおよそ1.2m×2.4m。アメリカでは標準的な4ft.×8ft.の合板のサイズだ。彼の地では、この大きさが鉄道模型のレイアウトのミニマルとして人気があるのもあらためてうなづける。HOスケールの外国型も走らせてみようか。

1月27日(水)

一日乾燥させたので、本日は草を植える。それにしてもミニネイチャーは段々作りが粗くなってきている。一つのシートの中での大きさの差があまりに激しくなった。まあ、これはこれで「いろんなサイズが合わさっている」と思って、ウマく使い分ければいい話だが、マイクロサイズとかだと本来の欲しいサイズが半分も入っていなかったりするから、問題といえば問題だな。まあ、この手の「草」は新規メーカーも次々参入しているので、今回も新しいところの製品をいくつか試している。さて今回の拡大はスペース的に邪魔にならない範囲を基準にしたので、定尺直線5本分とそんなに大きくなったわけではない。でもこれで1/87だと一周約540m、1/80で約500m。実際の駅間でも有り得る距離になるので、リアルなスピードで走らせればそれなりに間が持つ大きさでもある。6輛編成だと、結構のびのびと走らせられるなあ。

1月26日(火)

牽引するのが二軸貨車だけの頃はさておき、C57・D51クラスに20m客車の編成になるとやはりもうちょっとストレートが長い方が絵になる。ということでついに線路の増設。半年ぶりに、ターフを撒いて草を生やしたユニトラックを製作することに。長手方向にS246を2本、カーブの頂点にS123を1本カマせて、ちょっとだけ大きくする。線路は手持ちのがいくらでもあるので、どうせ塗装するからと汚いモノから利用。まあ、塗装と接着と、製作にかかるのはほとんど乾燥時間で手を動かしている時間はごく少しなんだが。本日は午前中に塗装と午後に植生のベースとなるターフ撒きまで。で、夜にはひとまず繋いで試運転。線路が大きくなると、フローリングの凸凹がけっこうシビアに影響するんで微妙にシムを噛ませないといけないことにも気付く。ということで、一晩ターフを完全に乾かして、草は明日だな。ここからがガーデニングのようで楽しいところ。前回とトンマナが近くなるようなところで、ミニネイチャー他の草もいろいろ用意もした。なんか、こういうはずじゃなかったような気もするのだが、「ショーティーでないプラレール」はまあ気楽ではある。

1月25日(月)


ということで、ひとまずプラ客車への部品取付とインレタ貼りが一段落。それにしてもHOや16番の量販品って、手摺りその他のプラパーツ取付とインレタ貼りという、模型工作の中でも「地獄の修行」みたいなところだけ残ってるのかね。まあコスト削減という意味では効果があるのは理解できるのだが。アメリカでの売れ筋が、「パーツ取り付け済み・レタリング済み」に移行していったのもわからんわけではない。まだ加工しなくてはならないところはあるがひとまず形になったので、早速「なんちゃって日南3号」を走らせて見る。これまた出物を入手していた、天プラのC57の登場。半世紀前にキットバッシュで作った16番のC55・C57特定番号機も手元に残っているが、流石に安達ベースでパイピングを加えた16番だと550Rはとてもクリアできない。でプラのC57九州仕様は晩年の宮崎区っぽい装備だが、ジャストのプロトタイプは実はないという平均値の代物。でも、16番はこういう感じでほどほどに作って、その時の気分で自分の好きな機番に見立てられる方がいいと思う。一応9号機のプレートは付けたけど。まずは短縮編成の方から。6輌編成だと最近仕事場で常設にしてある16.5mmのエンドレスでも一応違和感なく走らせられる。今までは再生した二軸貨車が常駐していたが、これから当面はこっちが常駐だな。

1月24日(日)

本日は日本鉄道模型の会の理事会から、東京芸術劇場との打ち合わせという流れ。各種書類を正式に提出。劇場側とも、今年は行えることを確認した。これで間違いなく、「第六回池袋鉄道模型芸術祭」は開催できる。こういうご時世とはいえ、二年間アマチュアが参加する鉄道模型のイベントが全く開催されないというのは、ただでさえ逆風の強い趣味界においては決定的なダメージとなりかねないだけに、今年はなんとか明かりが灯った感じ。皆さんもぜひいらしてください。

1月23日(土)

実は16番のバカな企画とは、12㎜、Nに続き、16番でも「日南3号」の編成を作ってしまおうというもの。かつて出戻って16番をやっていた時に、量販品中心に途中までは集めてはあった。半世紀近く前の学生の頃に作った16番のC57は何輛かあるので、それに牽かせようと手放さずに置いておいたもの。その頃には量販品で製品が出ていなかったマニ60とオロ11もその後発売されたので、中古で手に入れてあっさりと揃った。フル編成で7輛、オロを1輛にすれば6輛と、敷きっぱなしの16.5㎜の550Rエンドレスでも何とか走らせられる長さ。でも、スケール・ゲージを問わず同じことを繰り返すというのは宿痾なのか。自分でもあきれるのだが。

1月22日(金)

JR東日本・JR東海は22日、2021年3~6月の臨時列車運転計画の中で、夜行臨時快速「ムーンライトながら」の運行を終了することを発表。すでに今年度は新型コロナ禍の影響もあり、夏季、冬季の臨時ダイヤでの運行を見送っていたが、ここで正式に廃止を表明したことになる。43・10で東海道本線唯一の夜行普通列車として残った143M・144Mに始まる大垣夜行の伝統も、首の皮一枚残して命脈を保っていたが、それもこれで尽きることになる。個人的には中高生ののっけからファンとしては蒸気機関車一筋だったので、実はあまり縁がなくて、そんなに思い入れもなかったりするのだが。

1月21日(木)

京浜急行がロング・クロス転換シートを備えた新1000形増備車を製作中と発表。4輌編成×2本で、臨時列車等も含めて弾力的な運用に充当する計画。編成中には京急としては初のトイレ付きの車輌も。京急は伝統的に快特専用のクロスシート車を保有しているのだが、面白いところを狙ってきた感じ。まあ600形が登場した当初も、「混雑時は幅が半分になるクロスシート」などという考えオチの装備があったし。

1月20日(水)

本日よりJR東日本と首都圏の大手民鉄が、終電時間の繰り上げを開始。10分から30分程度、1~2本の運休や行先変更にとどまるので、その効果のほどはクエッションマークだが、ここで「やった」という実績を作る方が大きいのだろう。いずれにしろ人口減社会の到来を前に、この半世紀輸送力増強一本でやって来た通勤・通学路線も、どのタイミングでパラダイムシフトするかというのが大きな問題だっただけに、絶好のチャンスということなのだろう。まあ、これも便乗といえば便乗なのだが。

1月19日(火)

JR東日本が新型事業用車輛の導入を発表。それぞれ、電気式気動車のGV-E197系と交直流電車のE493系。どちらも国鉄時代の基準でいえば実質的に機関車。操作やメンテナンス性とJR東日本の動力車免許の関係で気動車・電車扱いとなったもの。GV-E197系は、レール運搬車キヤE195に続く、ホキ800によるバラスト運搬工臨の置き換えを狙った、砕石輸送や砕石散布作業用の車輛。ホッパ車とセットの6輛編成で運行するが、両端の動力車だけを機関車として使用し、回送列車等の事業用列車の牽引にも使用できる仕様。先週あたり、SNSでトレーラーで運搬中の姿を捉えた写真がアップロードされていたが、その正体が判明した格好。E493系は2輛ユニットの電気機関車として、車輛の入換作業や回送列車の牽引けん引を行う車輛。JR西日本の除雪車輛キヤ143もそうだが、グローバルな基準でいえばどう見ても「機関車」。ある種官僚的な詭弁だなあ。JR自体も、このところ役所に先祖返りしているみたいだし。

1月18日(月)

16番遊びは線路が敷きっぱなしなんで、今年に入ってからもいろいろネタを思いついてしまう。とにかく「ショーティーじゃないプラレール」なんで、量販品で「楽しく遊べる」ことだけを考えてどこまでできるのか、ある種の実験みたいな感じでやっている。そこでまたバカバカしい次の狙いを思いついちゃったのだが、そのキーになる車輛が中古で入手できた。まあ、数が出てるだけ量販品を手に入れるのは、ブラスの珍しいのを狙うことを考えればかなりサクッと出てくる。まだ詳細は語れないが、自分のアホさを改めて思い知るような企画であることは間違いない。これが、550Rエンドレスで思い入れと共に走らせられる限界かなという編成。乞うご期待。

1月17日(日)

国土交通省は1月15日、ひたちなか海浜鉄道から申請されていた「阿字ヶ浦~新駅2間」の第一種鉄道事業許可申請を同日付けで許可した。計画によると、現在の終点の阿字ヶ浦駅から、国営ひたち海浜公園西口付近までの3.1kmを延伸する。もので、途中に1駅を設置。途中駅から終点までは盛土区間を含む高架橋で建設される計画。これは、国営ひたち海浜公園へのアクセスの改善を主眼に、鉄道の利用者増加も期待したもの。2022年度中に着工し、2024年春の開業を目指す。

1月16日(土)

SNS等を見ていると、成田臨の写真が結構上がっている。今年は時節柄運行中止なのかと思っていたが、いろんなところからやってきていて結構盛況。国鉄だった時代ならいざ知らず、初詣列車は今でもけっこう根強く利用されているのだなあと改めて実感。まあ、そもそも初詣とかいう儀礼自体が習慣性が高く、今までが無事で幸せに過ごせていたのなら毎年同じスタイルで「平和な日々が続きますように」と願う可能性が高くなるということかも。これは平山先生のご専門かな。

1月15日(金)

本日にて後期の講義が終了。対面が4回、オンラインが11回というハイブリッド授業だったが、逆に希少な対面授業での学生の反応も良くなっているのが面白い。ところで東横線に乗ると、今日は「ヒカリエ号」がやってきた。ヒカリエ号はワンクールに2回ぐらいのペースかな。月一よりはちょっと珍しいかも。それでも乗車回数を考えるとわりと頻度が高いのかな。

1月14日(木)

趣味界の重鎮と懇談中に、コミケが同人漫画家(ひらがな「おたく」)達の発表の場から、一般参加者(カタカナ「オタク」)が「薄い本」を買うコンベンションの場に変質したのは1990年代のことだが、鉄道趣味界、鉄道模型界もやはり同時期に大いなる変質が起こっていたのではないかという話に。たしかに、鉄道写真にしても鉄道模型にしても、1980年代の半ばぐらいまでは作者に「表現したいモノ」があって、それをカタチにするというクリエーティブな行為であり、レベルはさておき鉄道趣味人にはアーティスティックなセンスが求められていた。それが日本が豊かになり、趣味関係でも既製品が増えてきたことから、他の趣味同様「創造する」ものから「買ってコレクションする」ものへと変化してしまったという文脈でとらえた方がよいのではないか。鉄道写真の変化も、この流れの中で作品を創る行為から、「全機番の記録をコンプする手段」のようになってしまったと考えた方が理解しやすいのではないかという結論に。確かにそうだよな。我ながら、鉄道趣味というとどうしても狭い枠の中で捉えがちだったことは反省だな。

1月13日(水)

JR東日本と東京メトロが、1月20日より終電の繰り上げを実施と発表。ひとまず緊急事態宣言が解除され次第やめるとは言っているが、段々ホンネが出てきたみたい。というか、若者の行動形態が変わってきて、必ずしも深夜帯の客数が確保できなくなってきているのも10年代後半の傾向としては確かなので、とにかくこれを機会にコストダウンで終電切り上げをやりたいというのはわからないでもないのだが、明らかに便乗だな。まあ、企業はみんなここぞとばかりに、赤字のついでに不良債権の償却とかやってるし。IRってそういうことだよ。

1月12日(火)

1月分の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツの作成。今回も前回に続いて、最後の撮影旅行である75年7月の北海道でのカット。今度は、この撮影旅行初日の栗山-栗丘間での撮影。この区間は都合2度撮影に行っているんだが、どちらも蝦夷梅雨で大雨に祟られた。おかげで気象庁が「梅雨」といわないだけで、北海道にも梅雨前線が停滞して活発に活動する「雨季」があることは徹底してアタマに叩きこまれたからなあ。ということで、今回は単なる記録ですが、ご笑覧ください。

1月11日(月・祝)

記録的な豪雪はその後も続き、東北地方では状況は多少改善されたものの、北陸方面では全く不通の状態が続く中、雪だけがどんどん積もってゆく状態。JR東管内はほぼ壊滅、JR西管内は、大幅な遅れと間引きで何とか動いているという状況。鉄道だけでなく、道路網も寸断状態になり物不足に、さらには家に閉じ込められた状態の人が多いため、電力需要も逼迫するというかなりクリティカルな状態となっている。ひとまず雪はおさまってきたようだが、すでに降り積もった雪を除雪してライフラインを取り戻すまでには相当な時間がかかるのでは。昭和以前とは社会・経済の状況が全く違うので簡単には比較できないが、これって未曽有な豪雪被害なのでは。

1月10日(日)

本日はちょっと用事で西武新宿線に乗ると、やっぱり38801F「DORAEMON-GO」と出会う。西武新宿線自体が今年になって初乗車なので幸先よし。8輛固定なので、ほぼ新宿線本線の各停運用に入っていると思われるため、運用についてさえいれば西武新宿から本川越まで乗れば会う可能性は論理的には高いのだが、ちょっと乗って出てくるというのは、やはり相性がいいのだろうか。

1月9日(土)

本日14時過ぎに、東急東横線・目黒線 多摩川-下丸子間の線路際で火災が発生し、約3時間以上に渡って自由が丘・奥沢-武蔵小杉間が不通に。現場は多摩川駅と多摩川橋梁の間の上り線側にある多摩川浅間神社と多摩川台公園の間の切り通し部分。あそこは丘の上に古墳があったのを掘削して線路を通したいわくつきのところ。線路際から火が出たようだが、法面の枯草にも延焼し、相当な火勢があった模様。しかし東急線内のみならず、西武線・東上線も含めて、相当に異例の運用が出まくったのではないだろうか。

1月8日(金)

豪雪の猛威が続いており、各線で運転見合わせが多く発生している。JR東管内では、新幹線も山形新幹線の山形-新庄間が運休だし、在来線も東北から北陸の日本海岸の在来線はほぼ壊滅状態。昔の豪雪の時とは鉄道の役割が変わっているので、計画運休も多くなっていることは確かだが、稀代の被害状況であることは間違いない。その他、JR西や第三セクタも含めて、日本海岸の鉄道はほとんど止まってしまっている。そういう意味では、上越新幹線、北陸新幹線は流石に強いなあ。

1月7日(木)

本日11時過ぎ、JR東日本只見線会津柳津駅で除雪作業をしていたモーターカーが雪に乗り上げて脱線、そのままホームに乗り上げる事故が発生。この区間は大雪による運転を見合わせを行っており、線路閉鎖した上で除雪作業だったことから、特に被害は発生しなかった。まあ除雪作業はハードな作業なので、脱線やスタックは昔からよく起こっていたことは確かだが、雪に乗り上げてそのままホームまで突進してしまうというのは、自重の軽いモーターカー除雪車ならではの椿事といえるだろうか。

1月6日(水)

JR各社が年末年始の輸送実績を発表。12月25日(金)~2021年1月5日(火)の12日間で、全体として前年比30%台。新型コロナの拡大によるGo Toトラベルの停止を受けて、また移動が自粛された全国的に移動が控えられた模様。さらに12月30日からの豪雪、強風の影響による遅延や運休も影響している。具体的には東海道新幹線が32.0%、東北新幹線が32.9%、上越新幹線が36.0%(いずれも前年比)という結果。まあ過剰に自粛ムードが蔓延しているというところだろか。

1月5日(火)

仕事始めから世の中は平常モードになりつつあるが、何だか正月三が日の方が人出が多かったような。本日は田園都市線は二往復乗車。うち、二度目の帰りが本年初の8500系、8631F。なぜか今年に入ってからはメトロの8000系に良く出くわすのだが、8500系はこれが最初。今年はどこまで減るのだろうか。ところで、一度目の往きが2020系の2138F。こいつだけはなぜか乗ったことがなかったのだが、やっと出合った。さあ2141F、来い!

1月4日(月)

本日朝、秋田臨海鉄道の土崎港付近の踏切で、スノープローで除雪中の機関車が凍結した線路に乗り上げ脱線する事故が発生。報道で見る限りは、スタックするような雪ではなく、どう見ても進入の仕方を誤ったようにしか見えない。この3月で廃線になる予定の路線だけに、気の緩みもあったのでは。JR北海道で毎シーズン雪による脱線があるが、ある種の緊張感がないと降雪時の運転はリスキーなのは確かだ。経験値の問題もあるのかなあ。

1月3日(日)

ちょっとした小加工で、今年の工作初め。去年からの流れで、またもや16番の細工。機関車のディテールのバランスからすると、これがついてないとおかしいというパーツがあるんだが、それが省略されている。多分、プラで作ると強度の関係で壊れやすくなってしうので、不良品を出さないために省略してしまったものだろう。まあそのままでもいいのだが、金属パーツで付けることとした。そもそも取り付けるところがスケールではないので、目視でそれらしい感じさえ出せればわりと気楽に位置決めができる。こういうイージーさが16番のいいところだよね。パーツの取り付けは、カトー製品の構造にヒントを得て、穴をちょっと小さめにして、接着剤を使わずロストパーツのランナーを押し込んで固定するようにした。実はHOスケールのブラス蒸機でも、下穴をギリギリにしてハメ込みで保持できるようにした上で、少量のハンダで固着するという技法を愛用しているので、その延長上ということもできる。多少ガタがあっても、塗装のラッカーが廻り込めば、小さいパーツならばまず自然に外れることはなさそう。こういう技法が取れるのも、16番プラ量販品ならではだな。

1月2日(土)


このところ強い冬型気圧配置で、冬晴れの日がが続いて陽射しが強い。偶然ではあるが、お立ち台ジオラマの踏切の部分にちょうどいい具合の陽射しが当たっている。ということで、手持ちですかさず撮影。その場でそのまま撮影せざるを得ず、周辺のモノが入ってしまうので、これは絞りを開けて被写界深度を下げることでクリア。しかし、またもや鉄道模型の極北のような写真を撮ってしまった。ひとまずプラモデルやドールハウスなども含めた「広義のジオラマ」の写真であることは間違いないが、これが鉄道模型写真かどうかは人により激しく意見が割れそうだな。ぼく的には、これこそ正攻法で鉄道模型写真なのだが。いっそどっかのレイアウトフォトコンテストにでも出してみようかな。タイトルは「かげ踏み」でいこう。

1月1日(祝・金)


なんか今一つ締まりがないまま一年経ってしまったような2020年だったが、明けて2021年はどんな年になるのだろうか。このまま「守旧派三兄弟」たる「野党・ジャーナリズム・アカデミズム」が没落してくれれば、そこそこいい年になるとは思うのだが。ということで、今年も一部の趣味人の方にはお送りした年賀状のデザインで。去年企画モノとして復活した、JR東日本C57180号機の小工デフ。それに便乗して撮影したカット。去年はジオラマの新作はなかったし、写真もあまり撮れなかったが、これは既発表の作品と同時に撮った未発表のカット。



(c)2021 FUJII Yoshihiko よろず表現屋


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