「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2021年3月-




3月31日(水)

酔った勢いもあって、「ショーティーでないプラレール」の妙なモノを落札してしまった。値段は安かったのだが、これに手を出すと他にいろいろ揃えたくなるヤバいヤツ。いかに量販品の中古といっても、そこそこ掛ってしまいそう。まあそれでも、全部やったとしてもブラス機関車1輛よりもかなり安いからいかんのだよな。これが何かは揃ってからのお楽しみ。揃ったら、完成なった「トレインドリーム」に走らせに行くかな。

3月30日(火)

さかつうギャラリーで購入してきた数種類の草を、犬走りと小さな土手に見立てたユニトラックの道床の斜面に植え付ける。手法としては前回確立したので、その延長上での処理。この草生やすところが、一番楽しいんだよね。ついでに前回ターフ撒きまでやったけど仕上げてなかった数本も一緒に整備。すると、一緒に入手したポイントを使えばカーブのところに交換できる信号場のような配線を作れることに気付く。ポイントは使わない方針だったのだが、あるものは試して損はない。現状は不動なのだが、かつてハワイアンでユニトラックのポイントには泣かされたので、構造には熟達したし、だましだまし直す手法にもかなり慣れている。ということで、修理可能と判断して、こちらの修理も行う。大体予想通りの原因(線バネが抜けるか、電磁石が外れて永久磁石にくっついたままになる)だったので比較的容易に終了。ポイントの転換スイッチと延長用コードは千葉にかなり予備の在庫があるので、今度行った時に取って来てためそう。

3月29日(月)


一日経ってターフが固着しているので、今度は草を生やす作業。といっても前回のは使い切ってしまったので、仕入れにさかつうギャラリーまで行く。最近は海外のいろいろなメーカーの草が入ってきていて、どんなのがあるか探すだけでも結構面白い。とはいうものの、けっこう一回切りでディスコンになってしまうものも多く、気に入ったのが手に入るとは限らない。まあ、ウッドランド・シーニックのように全く同じものを使いまくると全体の表現が平板になってしまうので、いろいろメリハリが付くという意味では「使い切り方式」も悪くはない。店の前の桜はまだ満開だったので、ついでに数ショット撮影して来た。そういえば、あそこの桜を入れて撮ったことがなかったな。

3月28日(日)

この一月程度は模型工作の時間はほぼ芸術祭向けの車輌工作に当てていたので、「ショーティーでないプラレール」の方は落札したジャンクが溜まってきたりしてそろそろ手をつけないと。ということで本日は雨なので、客貨車の修理・再生とジャンクレールの「なんちゃって地面」化を並行して進める。客貨車は比較的状態がよかったのでサクサク進む。レールの方はまた入手したレイアウト剥がしのユニトラックだが、ひとまず曲線についてはどう使うかアイディアがないので無駄作業になってもつまらないので直線レールを全部加工。昨日のうちに塗装は済ませておいたので、ターフを撒く作業を少しづつやる。ということで予定していた作業はひとまずできた。

3月27日(土)

東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に対して発令されていた緊急事態宣言の解除に合わせて、ツアー旅行が再開。「カシオペア紀行」も久々に運転された。26日(金)から27日(土)が、上越線、信越本線、羽越本線、奥羽本線経由で上野から青森まで、28日(日)から29日(月)が、旧東北本線経由で青森から上野までの運転となる。牽引機はEF8180号機だったが、上野-新津間ではEF641030号機が前補機の重連での運転となり、天気も良かったので多数の「撮り鉄」を集めた模様。最近はまた何か事件が起きたんじゃないか心配になってしまうのだが。

3月26日(金)

26日午前0時8分頃、常磐線土浦-神立間で品川発勝田行きの下り最終列車が普通電車が乗用車と衝突・炎上する事故が発生。火は1時間ほどで鎮火したが、車は全焼し先頭車輛にも類焼した。乗客と乗員64人にけがはなかったのは不幸中の幸い。事故車はパトカーが追跡していた無灯火運転の不審車で、現場付近で見失った逃走中にフェンスを突き破って線路内に進入したもの。運転手は事故後逃走して行方不明で手配中。この事故で土浦-羽鳥間が不通となり、復旧は夕刻となったため「ひたち」「ときわ」の運転見合せをはじめ大きな影響が出た。これは逮捕されたらJR東日本が損害賠償で民事を訴えるヤツだな。

3月25日(木)

3月24日16時45分頃、立川-日野間の多摩川橋梁で東京発高尾行きの中央快速線下り列車が線路内への人立入を確認して停車。安全確認が終わり、運行再開したのは約26分後となった。これは185系の廃車回送を撮影しようとした「撮り鉄」が橋梁上にまで侵入したため起こった事件。運転士からの「線路内の複数人がどかない」という連絡を受け、JRは警察に110番通報したため事件化した。それにしても、葬式鉄はそもそも常識がない連中なので厳しく取り締まっていい。なくなる時期は前もってわかっているのだから、その前のまだ現役感のある時代にいい写真を撮るべき。鉄道写真家を自称するなら、一年前から四季折々の中での最後の活躍を撮れよ。廃車回送の写真なんて、基本的に休車中の車輛や廃車体の写真と同じ。自分で撮ったデータを持ってても、全く意味がないぞ。ところで、その止まった中央快速線の列車が209系1000番台だったので、良識を守って撮っていたファンもこぞって撮影。その結果「事件」の写真や映像が大量にSNS等にアップロードされてしまったというのはなんとも皮肉かも。

3月24日(水)

「池袋鉄道模型芸術祭」は、いらした方からそうできなかった方からも、なかなかのリアクションを頂けている。やはり「やる」ことに大いな意義があったということを改めて感じた。ここで何もなければ、2年間全くアマチュアモデラーが主体となって参加するイベントがないことになり、趣味界自体もシュリンクする危機にもさらされていた。そんな中でも実施できたことは極めて意義が大きかったといえるだろう。ご出展された方にも、ご来訪された方にも、改めて感謝したい。ありがとうございました。

3月23日(火)


東京の桜もだいぶ咲き揃ってきたし、本日は快晴で天気もいいので、恒例の散歩を兼ねた桜撮影。中目黒まで暗渠に沿って桜を写しながら歩く。緊急事態宣言が終了したといっても、目黒川はそれほどの人出ではない。10年代の後半は平日の午前中でももう自分のペースでは歩けないくらい混雑していたので、これはかなり少ない。平日の人出の中心である老人層が、まだ自粛しているためだろう。しかし、目黒川の桜も繁茂しすぎて全く桜と電車の絡みが撮れなくなった。3年前はまだちょっとだけ隙間から顔が見えたのだが、今回は全くダメ。道路の部分の枝の隙間から、ちょっとだけサイドビューが見えるカットがギリギリ。運良く一目で目立ってくれる「ヒカリエ号」がやってきた。ちょっと判じモンのような構図だが、これで精一杯、来年からは全く無理だろう。ところで今日の田園都市線は1往復半。二度目の往き帰りは往復とも8500系。珍しい。往きが8635Fで、帰りが8631F。けっこういろいろやってきた一日だった。

3月22日(月)

「池袋鉄道模型芸術祭」があったので、開店以来行けてなかったModelsIMON新宿店を訪問。自社物件の3階フロアを全て使った広い店内は、おなじみのModelsIMONらしいインテリアと調度で構成され、入っただけでIMONのショップだとすぐわかる雰囲気。とはいえ量販店激戦区の新宿だけあって、商品密度はIMONの各店舗でも最密と思われるくらい詰め込まれているのが特徴。品揃えも敢えて激戦区に殴り込みをかけるかのごとく、Nと16番の量販品が中心。Nのパーツなどは、いままでのどの店よりもしっかり揃っているので、工作派のNゲージャーからは強く支持されるだろう。またスケールを問わず外国型模型の充実も特筆すべきものがある。特に外国型のN製品はこのところ日本ではほとんど見かけず、外国形ファンは直接海外からの通販に頼っていただけに、これが新しいファン層を拓くのか興味を惹かれるところ。帰りの田園都市線は8500系8529F。備忘録として。

3月21日(日)


「第六回 池袋鉄道模型芸術祭」の二日目。通常は日曜がお客様の数からいえばメインになるのだが、本日は春の嵐で荒天。それでもお客さんにいらしていただけるということは、やはり皆さんの「やること」への期待が高かったことをひしひしと感じる。おかげさまで結果として招待者等も含め、延べ1000人以上の方々にいらしていただき、運営側として想定していたラインをクリアすることができました。厳しい時代の中の、一点のぬくもり。いらしていただいた皆様の心の中に、明日に続く歓びの灯火をともせたのなら、われわれ運営サイドとしても苦労が幸せに変わります。来年も開催する予定です。ぜひご期待ください。

3月20日(祝・土)


「第六回 池袋鉄道模型芸術祭」の初日。祝日で天気がいいこともあり、いつもの芸術祭の土曜の出足よりかなりいい。常に客足が絶えない感じで、どんどん来訪者が来る。お客様さんに聞いても鉄道模型イベントへの渇望感は伝わってくるし、出展者にしてみればなおさらだろう。いまや、鉄道模型芸術祭の顔ともいえる昭和鉄道高校に至っては、二年連続で中止になっては、イベント出展の運営の伝承そのものが不可能になってしまう(現役生が誰も実際にやったことがなくなる)危機でもあった。われわれスタッフとしてもやりたかったし、お客さんも、出展者もやりたかった。その気持ちが一つになって実現した奇跡のイベントといえるほどの熱さにみなぎった一日となった。

3月19日(金)

「第六回 池袋鉄道模型芸術祭」の設営日。直前キャンセルの出展者もあるなどすったもんだもあったが、今年はひとまず開催にまでこぎつけられたことが極めてうれしい。昨今の模型界の状況を見るにつけ、2年間アマチュアモデラーの一般向けイベントが全く行われないというのは、各クラブ・サークルの状態を考えると極めてクリティカル。鉄道模型界の危機といってもいい。その中でひとまず旗を立てられたことは、後世の人が評価してくれるだろう。キャンセル分があるので結果的にソーシャルディスタンスが充分キープされる感じにはなったが、これもご時世ということでよかったのではないだろうか。とにかく「できる」というありがたさを痛感した一日だった。

3月18日(木)

JR東日本が、純金製の185系のミニチュアを1000万円で発売。全長が130㎜ということはNゲージサイズか。いかに受注生産といっても、これマジで買う人がいるのかな。C62とかEF58とかは、あらゆる模型を集めているマニアックなコレクターがいるが、185で誰が買うのかな。疑問も多いが、果たしてどういう結果になるのか知りたい気持ちも。

3月17日(水)


本日も天気が良くて暖かい。春分の日を前に、すっかり春の陽気になった感じ。ハチロクも最後の艤装が終わって、ひとまず完成形。天気にも恵まれ余力を残してまとまったので、芸術祭に関しては明日からはまた事務局の準備作業の方に専念できる。ということで、記念写真を撮影。ハチロクは九州では長年主力級で活躍していたカマではあるが、ぼくが撮影しに行くころにはかなりマイナーな存在になっており、一応、若松・早岐・人吉と本線運用があったところは撮ってはいるが、実はそれほど詳しくない。まあ「鬼滅の刃」の映画のブームがなかったら今年作らなかったかもしれない(その前に落札した仕掛ジャンクがベースなので、いつかは作っていたとは思うが)と思うと、いろいろな意味で記念になったなあ。

3月16日(火)

連日いい天気で、本日は20℃越え。もう初夏の気候で暑いくらい。今日もいろいろ仕事がある合間をみて、組み立て作業を進める。効率よく作業が進んで、ひとまず車輛としてカタチになった。一輛入魂の作品からするとイージーな作りではあるが、もともと写実的な肖像画ではなく、漫画的な似顔絵で作るのが作風なので、まあ「らしく」できなのではないかな。あと、ナンバープレートとかいくつか取り付けるものが残っているが、これは明日の楽しみに取っておこう。

3月15日(月)

本日は午後から打ち合わせ等があるので、午前中から昼過ぎぐらいまででハチロクの仕上げに入る。各ブロック毎に色刺しとウェザリングを行う。元の設計がキャブの屋根が外れる構造という珍しいキットなので、バックプレートの色刺しや窓ガラス嵌めは非常にやりやすい。その分、発電機の排気管の処理にはちょっと知恵が必要だったが(リン青銅線を使用し、弾力性を利用して保持する構造にした)。ひとまず順調に作業は進んだ。で、夕方からは松・謙さんと芸術祭の出展に関する打ち合わせがあったので、下落合の松本事務所へ。帰りは「DORAEMON-GO!」38101F。久々の西武新宿線だけと、また会ったわ。

3月14日(日)

春の嵐の台風一過で抜けるような青天。塗装日和といいたいところだが、結構風が強いのが難点か。それでも今回は小さい機関車で全部柄をつけ手持ちの状態にして空中で吹くので、置いて塗装するハコモノとは違って比較的対処可能。朝から作業を始めて、午前中に黒ベタ塗りを完成させ、昼に打ち合わせの用事に出かけてそこで乾燥。戻ってきて午後から下回りのウェザリングと組み立てを行いつつ、並行してエンジン部の色入れも開始という流れ。ということで、ひとまず黒くなりました。タイムスケジュール的にはオンタイムで進行中。まあ、これで間に合うメドは立ったんで一安心。

3月13日(土)

春の嵐、いわゆる爆弾低気圧が襲来した一日。最初は午前中に関東通過だったのが、どんどん速度が遅くなり、結局台風一過は夕方。夕日で虹が出たところも多かったみたい。ご午後から晴れる予報を期待して、塗装の準備を始めて、ブラスクリンで磨いたりしていたが、今日は塗装はできない。明日の朝にはプライマー塗から始められるように、塗装用の取っ手とか準備は万端整えた。とはいえ一日荒天だったので、とにかくデスクワークの仕事を進めて、来週の時間を確保することを優先させた一日。まあ、なんとかなったかな。

3月12日(金)

池袋鉄道模型芸術祭に関する東京芸術劇場との最終打ち合わせ。このまま問題なく開催できるので一安心。その後で、今度は線路を挟んで東口にある藤久ビル東五号館のギャラリー路草で開催中の、「稲門鉄道研究会 第6回写真展 鉄路の記憶 2021」「鶴田裕写真展 鉄道写真昭和29年-昭和33年 ~蘇るコダックロームの記録と記憶~」を見てくる。早稲田鉄研の写真展は、多くの著名なOBの作品を、現役蒸機、海外鉄道などいくつかの大きなテーマに分けて展示。幅広いバラエティー豊かな内容なので、どういう守備範囲の人がいってもそれなりに興味深い写真と出会うだろう。鶴田裕氏写真展は、氏が1950年代にコダクロームのカラーリバーサルで撮影した全国各地の鉄道写真を集めたもの。この時代に、車輌に視点を合わせて体系的に撮影したカラーポジというのは他にあまりなく、色の記録という意味では極めて貴重な資料である。「色の記録を残す」という全身全霊の気迫が伝わってくる。撮影した鶴田裕氏、デジタル化で復元した田島常雄氏とも、私財を投げ打って貴重な鉄道記録を残したという意味では、「色」版のIWコレクションといえるのではないだろうか。デジタル化によるカラーレタッチも、かなり正確な色が再現されている。これは一度見ておいた方がいいだろう。

3月11日(木)

西武鉄道が、4月中旬からゴールデンウィークにかけての、秩父方面への臨時列車の増発を発表。なかなか攻めるのう。確かに秩父は(豚丼屋とか人気店を除くと)密ではないし、首都圏の人からすると行きやすいかも。西武はプリンスホテルの客激減にかこつけた仕手戦と思われる大量売りで、明らかに過小評価と思われる水準まで下がった時に株を買ったので、けっこう儲けさせてもらったし(ぼくは資産のポートフォリオチェンジでしか株を買わないので短期売買はしない)、年度末基準で株主優待の全線乗車券と施設割引券が貰えるので、来たら「祭の湯」にでも行ってみますか。あそこのレストランの豚丼とかクルミ蕎麦とか秩父名物の料理は、ジモティーも行くほどおいしいらしいし。

3月10日(水)

さて、次の工程は塗装だ。とはいえブラスの蒸機を1年以上作っていないので、塗料とか全部死んでいそう。特に今回は九州のカマなのでトビカ・トップガードを使いたいが、あれは時間が経つと腐ってきてダマが出てくるので特にヤバい。前に古いのを使ってシンナープールになってしまったことがあるので、特に慎重になる。結構高いので残りを使いたくなるが、これが危険なのだ。ということで、ModelsIMONと東急ハンズに、塗装関係の材料を買いに行く。ついでにいろいろ買ったりけっこう散財してしまったが、退路を断つ意味ではこういうプロセスは大事。天気を見ながら週末あたりに塗装だな。

3月9日(火)

千葉の家の給湯器の配管が凍結して破損したので、修理の立会に行ってくる。時間に余裕がある時期ならば当然一泊だが、けっこう忙しい時期なので日帰りで。ちょっと探し物があって整理していると、全く存在を忘れていた半世紀近く前・70年代の16番プラ製貨車が十数輛入った箱を発見。天賞堂・カツミ・中村精密など。何輛かあるのは知っていたし、カツミのワム・トムは記事に使うので探し出したことがある。しかし、こんなにたくさん入った箱が手付かずで残っていたとは。16番をやっていた最末期、すでにブリキ製貨車には愛想をつかしていたが、プラ製のヤツはそれなりに手を掛ければディテールアップしたブラス製蒸機と充分にバランスが取れると判断。けっこう編成にしようと集めていたのだ。これらの70年代プラ製貨車は、どれも今のプラ量販品とレベルを合わせる加工をしたことがあり、パーツをつけたり塗装をしたりちょっと手を加えれば充分に使えるヤツということはわかっているし、その手法も確立している。しかし出てきたからには見て見ぬふりもできないし。仕方ないから持ち帰って少しづつ再生することに。しかし、ヤバいところでヤバいモノが出てきたなあ。いっそのこと、この70年代ものの再生で16番の貨物をもう一編成仕立てるか。まずはディテールなし、ベイカーカプラーのオリジナル状態で脱線せず抵抗もなくちゃんと走るように調整し、その上で何輛かづつ整備する感じかな。

3月8日(月)


天気が悪くて寒い一日。それならばということで、一日工作に集中。なかなか火が着かないが、一旦火が着くとけっこうノッてくる。とはいえ長くは根気が続かない。というのがぼくの性格なので、火が着いたら消えないうちにある程度のところまで固めてしまわないと「仕掛」の山を作る危険性が高い。ということで、ハチロクの作業と一気に進める。仕上げはまだだが、ひとまず半田付けする部分は全部こなした。塗装後に取り付けるパーツもあるので、まだついていないものもあるが、ひとまずはカタチになるところまでいった感じ。これで鉄道模型芸術祭には間に合いそうだ。ということで、現状の写真を。

3月7日(日)

昨日とは一転して、陽射しも弱く北風が強い寒い一日。三寒四温とはよくいったものだが、こう一日ごとに気候か変わってしまうのもどうしたものか。本日は池袋鉄道模型芸術祭と同時に行われる日本鉄道模型の会の準備作業。昨年は鉄道模型芸術祭、国際鉄道模型コンベンションがどちらも中止となったためほとんど活動がなかった状態なので、事業報告や決算はいたってシンプルなものになってしまいました。会員の皆様には、まもなくご案内が届くと思います。さて帰りの副都心線は、ヒカリエ号がやってきた。なかなかいい引きをしている。備忘録として。

3月6日(土)

春を通り越して初夏のような汗ばむ一日。とはいえ朝は曇っていたので、早速工作の続き。こういうのはエンジンがかかるまでは時間がかかるが、一旦ノってきて作るのが楽しくなってくれば作業は早い。出かけたり、他の作業もやったりしたが、今日一日でだいぶ進んで段々完成形が見えるようになってきた。修理はさておきブラス蒸機の工作なんて一年以上ぶりだが、手がつけば何とかなる。来週はいろいろ忙しいのだが、この感じだとほぼ予定通り進みそう。来週前半で生地完成に持っていって、後半から天気に合わせる余裕をもって塗装に入る感じかな。

3月5日(金)

今日は天気も悪く小雨も降るというので、意を決して芸術祭向けの蒸機の製作開始。まあなんでもそうだけど、手を付ける気になるまでが大変なんだよね。始められさえすれば、後はワリとなんとかなる。今回はそういうことで(ってなんだ)時流に乗ったハチロク。去年の春ヒマが多かったから模型用のクローゼットの整理をしていて、大昔オークションで落札した八雲工芸初回製品のエンジン部のみの仕掛ジャンクを発見。そのうち手を付けようと思っていて、全く忘れていたヤツ。それを発掘した途端、一昨年のジャンクの束から北海道型キューロクを5輛作った時の残り材料で6-13テンダが作れるんで、これを組み合わせればカタチになるではないのと閃いたのが発端。企画したのはあのアニメ映画のヒットより前なのよ。まあ、デフなしの若松機関区仕様を選んだのには影響がなかったとは言えないが。とはいえ毒を食らえば皿までで「無限」プレートも用意しておき、時間帯によって付け替えるというサービスもやろうかな。今日は作業も進んで、まあなんとか間に合うペースで行けそうなメドも見えてきた。問題は、塗装を始める来週末あたりの天気だな。で、必要な部品を買いに渋谷のModelsIMONまで行ったが、往きは8500系8631F。備忘録として。

3月4日(木)

JR貨物が新型本線用電気式ディーゼル機関車の入札を行っていたが、その仕様が一部で話題になっている。最高速度120㎞/hでかつ1300t牽引が可能という、ほぼ大型電気機関車に匹敵する性能が要求されている。スペックから想定される電気機関車EF210の定格出力は3390kw、その一方ディーゼル最強のDF200の定格出力でさえ1920kw。ほぼ7割増しというこの要求をどう実現するのだろう。実は3300kw台の定格出力って、アメリカの最新式ディーゼル機関車にほぼ匹敵するんだよね。あれ6動軸で軸重が30t以上あるから、日本の軸重に合わせるには、単純計算だと連結式12動軸ってことになっちゃうんだが。

3月3日(水)


スケールの蒸機に手を出す前に、やりかかっていた16番量販品のジャンク再生にカタをつけておかないといけないので、一気に仕上げてしまった。カトーの35系・43系のぶどう色2号の普通座席車4輌。いかにもローカルの普通列車といったところ。これがほぼ新品1輌の定価で手に入ってしまったので、なるほど「ショーティーじゃないプラレール」は安価で楽しめるなあ。再生といってもプラ量販品なので、汚れを洗ってキレイにし、取れたり破損したりしたパーツを手持ちの部品から付け直すというプロセス。何ヶ所か塗装の皮膜が痛んだところがあるが、それ以外は大体きれいになった。インレタの貼り直しが面倒といえば面倒。4輌だと、C11とかハチロクとかだな。これだと敷いてあるエンドレスの直線部分に全編成が収まってくれる。ということで、C11に牽っぱらせた編成の全体を珍しくハイビジョンサイズで撮影。通常の画面サイズだと、床ばっかりになっちゃうし。ところで天プラのC11は、N用パワーパックの停止時常点灯が効くんだな。びっくり。さてこれが5輌になると、C55・C57やD51も似合ってくる亜幹線の日中の普通列車の感じ。それもいい。量販品のオハ61とか出物がないかな。ってアカン、そっちへ行ってはアカンがな。

3月2日(火)

今月分の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツの作成。今回も前回・前々回の続きで、最後の撮影旅行である75年7月の北海道から。今回は前回の翌日に撮影に行った夕張線でのカット。実は夕張線はこれが最初で最後。この前に行った北海道ツアーは残ったC55・C57をできるだけ効率よく撮るのが目的だったので、追分には行っているが夕張線には入っていなかったのだ。そういうこともあって、おなじみの場所でのカットばかりなのだが、今回もお付き合いください。

3月1日(月)

今月もまた、先月に引き継いで月曜からのスタートとなんかキリがいい。いろいろ仕事もカタが付いたので、そろそろ芸術祭向けの模型の作成も本格化させないと。製作上必要となるジャンク部品の一部が千葉に置いてあるので、まずは取りに行くところから始めないと。ということで、午後を使って用事の合間に行って取ってくる。圏央道ができてからは渋滞さえなければ片道1時間半もかからないので、こういうことも可能になった。ついでに資料も持ってくる。何を作っているのかって? それはまあ、今のところは「時流に便乗して」とだけ言っておきましょうか。おいおい。



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