「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2022年1月-




1月31日(月)

JR北海道の動態保存機C11171号機は、ピストン弁のピストンリングの折損事故で入場し修理中だったが、修理完成後の試運転で再び同じピストンリングの折損事故が発生。前のも全検出場直後で交換した部品に問題があったのだが、これはもうマトモな部品を作る技術がなくなったということか。苗穂工場はもうダメだな。大井川鉄道が部品を発注している焼津の工場にでも部品を発注して、技術指導も仰いだら。ところで本日は朝三軒茶屋で反対側ホームに停車中の8500系8637Fに遭遇。すれ違っただけでも、31Fか37Fか、どちらかはすぐわかるからいいな。備忘録として。

1月30日(日)

東京メトロは1月28日に有楽町線豊洲-住吉間と南北線品川-白金高輪間の鉄道事業許可を国土交通大臣に申請。前から東京メトロの上場とのセットで話題に上っていた政治的案件ではあるが、去年国と都が合意した既定方針に従って動き出したというところか。有楽町線豊洲-住吉間については、豊洲駅も住吉駅もこれを前提にしたホームの準備工事が済んでおり、ある意味時間の問題でもあった。一方南北線品川-白金高輪間はまだ品川駅の位置も決定してないなど、いささか唐突な感が無きにしも非ず。しかし、交通の要衝となった品川駅には都心をクロスする形でのアクセス路線がないので、そこそこ需要も考えられるし、基本的に白金高輪駅の引上げ線の延長なので、白銀高輪止まりの列車をそのまま延長すればいいのでダイヤ的にも無理がないし。

1月29日(土)

2020年から工事が行われていた京葉線舞浜駅のホーム延伸が完成し、本日から供用開始。東京方・蘇我方それぞれ50m程度ホームを新設し、上り列車と下り列車の停車位置の位相をずらすもの。オーバーラップする部分は10輛編成で前の5輛分程度とし、元々上り方・下り方と二つあった階段を活用して、乗客の動線を上りと下りで完全に分けてしまうことを目的としている。改札口から方面ごとに分けて案内するようになる。費用の半分をオリエンタルランドが負担しているというのも、なかなか珍しい展開ではある。

1月28日(金)

本日は後期の試験なので、後期最後の出勤日。朝三軒茶屋で電車を待っていると、向かい側の下りホームに入ってきたのは、8500系8637F「Bunkamura号」。もうこうなると見れるだけでもラッキーな気がしてくる。朝の回送のスジの続行で入ってきていたようだが、表示は「臨時」。目を凝らして中を覗くと、関係者が乗っていて何やら作業をしている。本日の運用を見ると、夕方ラッシュに8631Fが登場していたが、8637Fは定期運用にはついていない。なにやらイベント運用をやるのだろうか。

1月27日(木)

秩父鉄道が2022年3月12日(土)よりICカード「PASMO」の使用を開始すると発表。東京近郊の鉄道では唯一ICカード非対応というローカル線感覚を誇っていた同社だが、ついに来るものが来たというところか。とはいえこれは駅の無人化と組み合わせた形になっており、投資資金が手当てできたので、将来的なコストダウンを図るべく導入できたということだろう。有人で残る駅は羽生駅、熊谷駅、武川駅、ふかや花園駅、寄居駅、長瀞駅、秩父駅、御花畑駅、影森駅、三峰口駅。それ以外の駅は、3月11日(金)を持って無人駅となる。

1月26日(水)

銚子電鉄が、3編成ある電車の内1編成(3001F)は検査入場で運用外だったところに、運用中の2002Fが故障という泣きっ面に蜂。電車が動かないから減便せざるを得ないという、危機的状況。とはいえ、もはやネタで持っている会社。この「もう走れない」極限状況も、ぬれせんべいの売り上げに繋げるんだろうな。まあ、これはこれで経営戦略でもある。別に銚子市内は銚子電鉄があろうがなかろうが、ジモティーはそれほど関係ない構造だし。

1月25日(火)

京成電鉄が2月26日からのダイヤ改正を発表。JRとの乗り入れがないので3月12日にあわせる必要がないのはわかるが、京急とともにわが道を行くダイヤ改正。京急の方は微修正だが、京成はけっこう大きな変更がある。スカイライナーが1時間に一本青砥停車となり、都営線方面との連絡を図りアクセス向上を狙う。日中の本線の特急は快速に変更し、快特とアクセス特急が京成高砂で連絡するカタチとなる。全体としては、本線と成田アクセス線の役割分担がさらに明確になり両者を使い分けるようなダイヤとなるといえるだろうか。

1月24日(月)

本日は出掛け頭に、渋谷駅の反対方向のホームに8500系8031Fを発見。2編成になってから運用に着いているのを見るのもめっきり減ったので、見れるだけでも貴重。しかし残りは、普通のとBunkamura号になってしまったので、一目でどっちの編成かわかるようになってしまった。で、帰りは夕方17時半ごろに日暮里駅でEF81の牽引するE26系カシオペア編成が通り過ぎるのを目撃。もう暗くなっていたので撮影はできなかったが、昨23日(日)に上野-仙台間で運行された昼行カシオペア紀行の回送と思われる。しかしなんで尾久車輌センターで打ち切りにしないのか。すでにある臨時のスジを使っているので一回上野まで入れなくてはいけないのかな。まあ、上野に登場したなら写真がSNSとかに上がると思うので、ちょっと様子を見てみよう。

1月23日(日)

昨日はFABの営業日だったので、ディアゴスティーニのクハ481を持って行ったところ、「特殊顧客」の皆さんも興味津々。インジェクションの精度や床下の考証もパないし、これがこの値段ならネタで買ってもいいんじゃないという声が続出。どうやらテストマーケティング品もディアゴスティーニのWebから通販で買えることや、すでにヤフオクで転売ヤーが2倍近い値段で売っていることまで判明。しかしこのままでは、正式発売前に買いそうな人はみんな買っちゃうんじゃないの。午後は用事でクルマで動き回っていたが、京王線と環七の立体交差で「高尾山号」京王の緑車に出会う。こういうのはうれしいな。運の良さを感じるし。

1月22日(土)


さっそくディアゴスティーニの鉄道車輛金属モデルコレクションの485系(と言っても先頭車のクハ481しかないが)を使っての撮影。こうやってフォトセッションに使ってみると、これ結構よくできてるよ。もちろん値段が値段なんで贅沢は言っておれないが、各社の12㎜の車輛と並んでいても違和感がない。というかヤードみたいな車輛がたくさんあるところに紛れていた方が、かえって目立たないかもしれない。しかし、このシリーズ本当に発売になるのかな。そっちの方が気になったりして。

1月21日(金)

東急田園都市線の8500系8630Fが運用を離脱したとの報。すれ違いざまだが、2020系2149Fと思しき屋根がまだまっさらの2020系を目撃しているので、そろそろと思っていたが。これで残るは8631Fと8637Fの2編成。さてどちらが最後に残るのだろうか。8637Fとかだったら、これはちょっと複雑な心境だな。

1月20日(木)

久々に都心で仕事があり、午前と午後二でまん中が空いていた。そこで最近一部で話題になっているディアゴスティーニの鉄道車輛金属モデルコレクションのテスト版を買いに取手まで往復。このシリーズなぜか1/87・12㎜のHOスケールということで、87業界がざわついている。ディアゴスティーニ得意のテストマーケティングが茨城・福島両県で行われているので、一番近い茨城たる取手にみんな買いに行っている。駅ビルの中のくまざわ書店だけ、特異点のような売り上げが立っているんじゃないのかな。完全にソリッドモデルだが、なかなかよくできている。駅やヤードにおいておく分には充分賑やかしになるのでは。

1月19日(水)

JR北海道の観光列車の目玉の一つ、「SL冬の湿原号」を牽引するC11171号機のピストン弁の故障が試運転時に起こり、運転不能になるという事件が発生。22日からの運行は、DLが代打で牽引するとのこと。これはピストン弁のピストンリングが折損したため起こったもの。しかしそのピストンリングは、去年の全般検査時に新製・交換したものという。金がないのはわかるが、JR北海道はどこまでダレちゃってるんだろうか。

1月18日(火)

寒波が押し寄せてきて、天気は冬晴れだけど北風が強い一日。秋葉原で買うものがあって出かけたので、代々木で山手線から中央緩行線に乗り換える。昼過ぎの時間で結構立ち客も多く混んだ電車が来たのだが、目の前に来た6輛目は千葉寄りは他の車輛より混んでいるのだが、三鷹寄りの半分がガラガラ。なんか嫌な予感がしたのだが、ドアが開くとともに噴き出す異臭。見ると、三鷹寄りのシルバーシートのところにホームレスの人が乗っている。それも尋常ならざるキツい異臭を放ちながら。これはヤバい。梅雨の時には山手線とか雨宿りでホームレスの人が乗ってくることもままあり、周囲が誰もいない異常事態になることは多いが、今日は寒かったからなのだろうか。料金を払っている以上、乗車拒否はできないのでJRとしても辛いだろう。居合わせた乗客はもっと辛いぞ。個人的には蛋白質の腐敗臭系の匂いは全くダメなので駅員に通報しようかとも思ったけど、切符持ってるんじゃどうしようもない。ホームレスな生きかたは個人の自由だけど、その悪臭を一般社会に放つのは暴力的迷惑以外の何物でもない。河原で人知れず生活してくれよ。それなら支援するから。だが電車の中はテロだ。断じて許さないぞ。痴漢と同じように迷惑する人がいるし、迷惑する人が狙われた特定個人じゃなく、車内全員だというのは痴漢以上に悪質。異臭、許すまじ。

1月17日(月)



本日は月曜で税金とか窓口でなくては払えないものを払いに金融機関に行く。最近の金融機関の窓口は、支店の選び方をうまくやれば非常に空いていることが多い。万が一を考えて時間の余裕をみていたが、昼過ぎには終わってしまった。午後の大半が空いたので、また乗ったことのない電車に乗りに行くことに。何も考えずに渋谷の埼京線ホームに行くと、湘南新宿ラインの特別快速高崎行きがやってきた。ひとまず乗って行き先を考えるが、もしかして上毛電鉄に乗って夕方にはかえってこれるんじゃないかと思いつく。上毛電鉄は一度も乗ったことがない路線。高崎から伊勢崎行きの両毛線、前橋から中央前橋行きの日本中央バスの連絡バスとサクサクいい感じに乗り換えて効率良く乗車。するとホームにいたのは711F「干支電車」。ここ元京王井の頭線の3000形を8編成も持っているので、これもなかなかラッキーかと。車内には黄色と白の虎のぬいぐるみが溢れている。711号が白で、712号が黄色。しかし、白はよく見ると豹も混じっているよう。車内にはちゃんと自転車持ち込みの人もいるし。それにしても直線区間が長いがカーブはキツいという妙な線形。平野の外れを走る路線ならではか。西桐生からJR桐生まで歩くと、人身事故で遅れていた両毛線の小山行きがちょうどやってくる。なんか、いろいろいいめぐりあわせで、相当に効率良く回ることができた。よしよし。

1月16日(日)

本日午前11時50分ごろ、いすみ鉄道堀田踏切(大多喜町三又)で、上総中野発大原行き上り列車(1輛編成)と軽トラックが衝突した。列車の乗客5人にも車を運転していた勝浦市の自称漁師の男性(79)にも怪我はなかったという。遮断機や警報器がない第四種踏切で、車が列車直前に踏切に進入し、車の左側面に衝突したもの。列車には大した被害はなかったようだが、少なくとも千葉のローカルニュースにはなっているというのは、まだまだいすみ鉄道のバリューもあるということだろうか。

1月15日(土)

新海誠監督が2007年に制作したアニメーション作品映画「秒速5センチメートル」に登場する店のモデルとして「聖地」化した、JR東日本小山駅のホーム上立ち食いそば店「きそば」が、昨14日を以って閉店となった。営業最終日には最後の一杯を求める多くのファンらが集まり、100人以上が待つ行列は約50メートル以上に及んだという。これは基本的には鉄ネタではなくアニメネタではあるが、「葬式鉄」の一種と考えられないこともない。とにかく暇な人が多いという証ですな。

1月14日(金)

北陸地方の大雪で、新潟県内の鉄道は軒並み運休。上越線まで止まっている。最近のJR、特に東日本はリスクがあるとすぐに全面運休にしてしまう傾向があり、昭和の昔のように鉄道がライフラインを握っていた時代とは大きく違うのだろうが、今年は豪雪の年であることは間違いないだろう。今年度中には、もう一度ぐらい来るかな。

1月13日(木)

JR各社が共同キャンペーンとして、「ゆけ、新幹線。 ~会いたいをのせて~」を展開すると発表。現在開催中の「会いたいをのせて」キャンペーンの一環として行うもの。各社の新幹線が一堂に集まるイベントは、どことなく「シンカリオン」を思わせる。呉越同舟なので、車輛の並びにも苦労の跡が。東は一見遠慮気味に見えるが、北枠のE5、西枠のE7と絵面では東系の車輛が過半を占めるというところが深いなあ。しかし、JR四国は蚊帳の外。まあ、広島電鉄より企業規模が小さいんだから仕方ないか。

1月12日(水)

京急川崎駅に残る「フラップ式発車案内装置(通称パタパタ)」が、この2月で一般的な液晶表示に置き換えられることになり、そのお別れの記念乗車券が発売されることが発表された。これは1986(昭和61)年12月25日から使用が開始された、京急線で最古のフラップ式案内装置で、最初のものが最後まで残ったことになる。それにしても案内装置のお別れで記念乗車券というのも前代未聞の椿事だなあ。切符マニアは、出せば何でも買うのか?一体。

1月11日(火)

小田急のICカード利用小児料金一律50円はセンセーショナルだが、小児用定期一律800円もある意味スゴいパンチ力を一部の業界に対しては持つ可能性が。それはすなわち、中学受験の小学生用塾業界。今までは小学生の行動半径に合わせて、中学受験生の多いエリアには駅毎に教室を開いてきたが、小田急沿線に限っては有力塾が広いエリアから生徒を集めることになりそう。もともと小田急線沿線は世田谷区や町田市など親の学歴が高いエリアなので、地元よりレベルの高い塾に通わせる事例がかなり増えるだろう。子供の人口が減少している折、これはかなり勢力分布が変わるのでは。

1月10日(祝・月)

この前の乗り歩きの時、総武本線の209系に乗ったら座れたのは偶然トイレの近くの席。おかげで総武本線普通列車のトイレの使用状況がよくわかってしまったのだが、いかに一編成に一か所とはいえ、けっこう使用頻度が高い。ほぼ一駅間に一人の利用はある。ドア間のロングシートに一人ぐらいの乗客数(二人のところもあるが、誰もいないところもある感じ)だったことを考えると、結構利用頻度が高いような。無人駅が中心とはいえ、もともと有人駅だったのでほぼ各駅トイレはある状況の中でこの頻度というのは、私鉄の有料特急のトイレの利用度を考えるとかなり高いのでは。駅トイレよりキレイなのだろうか。

1月9日(日)

計画だけはして材料は揃えてあったのだが、今年の鉄道模型芸術祭の出展作の製作にいよいよ手を付ける。新年になったらスタートさせようと思っていたので、まあ松の内が開けるあたりでいいタイミングか。ひとまず改造ポイントとそのやり方と手順を決めて確認し、部材等々のアタリを見る。またベースがジャンクなので、どこまでバラしてどこはそのまま生かすのかを見極めるのがポイント。けっこうスジは良さそうなので、それほどの大仕事にはならなさそう。本日はプランニング中心で、実作業は一部解体を始めたところまで。

1月8日(土)

田園都市線に乗ろうとしてやってきた東武車は、LED照明の色温度に特徴がある東上線用の50000系。さては51008Fと思って番号を見ると、なんと51009F。東上線から本線に転属した2編成目が登場した勘定になる。ご丁寧にその後51008Fも出会って確認したので、2編成が本線系統で運用されていることは間違いない。となると最後に残っていた30000系09Fの代りにこいつがやってきたことになる。しかし、こんな転属ができるのなら、50000系と50050系を分ける必要はなかったのではないか。まあ、東武は細かく分けるのが伝統ではあるのだが。ところでその後東横線に乗ると、またもや「緑車」がやってくる。先月から引きが一段と強いな。備忘録として。

1月7日(金)

東急が運賃値上げを申請。来年の3月からとかなり先の話だが、平均12%の値上げで初乗りは140円となる見込み。「民鉄の雄」を自任する東急としては切先を切って値上げを打ち出してきた感じだが、今の大手私鉄の運賃はかなり低水準に据え置かれているのは間違いなく、世の中のデフレ感を打ち破る意味でも刺激にはなるのでは。東横線のワンマン化などコスト削減への努力もやっているが、鉄道は人件費比率が高いだけに、こうマンコストが上がるご時世だと仕方がないところだろう。

1月6日(木)

爆弾低気圧の通過で、首都圏は大雪警報の出る大雪。鉄道も道路も空港も、交通は大混乱の一日。何年に一回かは大雪があって交通がマヒするのだが、それに備えるために必要になるコストと一日運休した場合の損失を比べれば、どう考えても一日止める方が安くて済むのだからなあ。雪の日にクルマに乗ることが日常的にない限り、スタッドレスとホイールを買うよりは、雪の日はクルマに乗らない選択の方が安くて済むのと同じということか。

1月5日(水)

今月分の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツの作成。今回も先々月からのシリーズの続きで、1972年夏の最初の北海道撮影旅行時に室蘭本線白老-社台間で撮影したカラーポジの第三回。まあ場所が場所だけに、今回もマンネリなカットの連続ですが、これも飽きるほど蒸気機関車の牽引する列車がやってきた時代の、北海道の幹線の最後の記録ということでお付き合いくださいな。白老-社台間も今回でひとまず打ち止めです。

1月4日(火)



本日は多くの会社で仕事始め。こっちは2日から仕事をやっているのでなんと言うこともないのだが、役所や金融機関が今日までは閉まっているので、その関係の作業は今日からになってしまう。さっそく午前中はその関係の仕事だったが、新宿で昼過ぎに一段落したので「なんか面白いことはないかな」と調べてみると、20分ほどでVSE使用の「はこね21号」が出発することが判明。なんか昨日の中継にハメられてしまった感が無きにしもあらずだが、これが最後の機会かもしれないので箱根湯本まで全線乗ってみることにする。しかし確かに話題沸騰で、どの駅にも撮影者がいるし一般人も混じってスマホを向けてくる。まだ学校は始業式前だし、会社でも5日が仕事始めというところがあるので、冬休みの最中みたいなこともあるんだろうが、こんなに「撮られる」列車に乗るのも珍しい。もちろん、沿線の「お立ち台」スポットには数人から十人程度の「撮り鉄」が並び、白い望遠レンズの砲列を作っている(しかし328とか目立ちすぎるぞ、天気がいいから望遠系なら普通のズームで充分だ)のが異様な雰囲気。まあ、それを列車の中から冷ややかに眺められるというのはいい体験だったかもしれない。カメラを持っていないので、スマホ撮影にて失礼。

1月3日(月)

箱根駅伝復路の箱根湯本駅のところは、いつも対岸のカメラ台から国道1号線を走るトップ走者をパンする構図で中継される。毎回小田急電鉄がカメラ写りを狙って、このタイミングにあわせて箱根湯本駅の1番線に話題の車輌を入れ込んでくる。新車が出ると新車がやってくることが多いのだが、今年は3月で定期運用からの引退が発表されているロマンスカー50000形VSEを出してきた。なんか話題を盛り上げていろいろ客の動員を図ろうという意図が見えすぎちゃっていて、ちょっとナニかも。でもまあこれなら相当に商売道具にすることはわかったので、団体ツアー企画とかいろいろ出てきて当分走行シーンは頻繁に見られそう。

1月2日(日)

関東地方は寒波で寒いだけだが、年末から年始にかけては、北陸から東北の日本海岸にかけては大雪で交通に大きな影響が出た。昔と違って、ライフラインは高速道路や航空機、鉄道では新幹線で、在来線はヤバくなるとすぐ止めちゃうようになった。おまけに年末年始の休み中なので、地方の在来線では主要な乗客となっている通学生は学校が休みでニーズがない。それなら、あっさり止めて雪が納まってから除雪した方がいいということなのだろう。まあ、民間企業だからね。鉄道も。

1月1日(祝・土)


あけましておめでとうございます。今年はさすがに狼少年にも愛想を尽かす年になるんだろうな。世間も決して馬鹿じゃないから。「上に政策あれば、下に対策あり」。結局は厚労省利権の問題だってことが、あらわになっちゃったし。ということで、今年も一部の趣味人の方にはお送りした年賀状のデザインで。元のカット自体は既発表なのだが、去年はこれしかジオラマ作ってない(厳密には撮影用の仮設セットを元にした製作)からなあ。まあ、今年は「あそこ」に行ってから半世紀だし。で、正月の挨拶回りで東横線に乗ると、早速「緑車」やってくる。これは新年早々縁起がいい。おみくじなら「大吉」だな。願も賭けてたし。さあ良し。今年は行くぞ。




(c)2022 FUJII Yoshihiko よろず表現屋


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