「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2022年4月-




4月30日(月)

厚労省の利権官僚は未だにイケイケでコロナ利権にしがみついているが、他の官庁はそろそろ行政訴訟が恐くて腰が引けている。そんな中でのゴールデンウィーク。さすがに国民はアホじゃない。もう狼少年の脅しには付き合ってられないとばかりに、国内は久々のレジャーウィーク。航空便は満席キャンセル待ちが出ているし、新幹線や高速道路もかなりの賑わいが戻っている。街場も人出が多いし、首都圏の路線も混んでいる。円安でもあるし、ひとまず近場の人出は復活したといっていいのでは。まあ、2年経てば脅しも通じなくなるという社会実験かな。

4月29日(祝・土)

東武鉄道は2024年度より、東武アーバンパークライン(野田線)を5輌編成化するとともに、新型車輌25編成を投入して現行の6輌編成を置き換えると発表。現行の60000系も5輌編成化し、そこから抜いた車輌も新製編成に組み込むということなので、60000系のバリエーションになる模様。5輌全て新造の編成が7編成、現行編成から現車した車輌を組み込むのが18編成ということで、8000系、10000系は全て置き換える模様。野田線にしては大胆な投資だが、果たしてその結果は。

4月28日(木)

京成電鉄は、9月1日に株式交換により新京成電鉄を完全子会社化すると発表。新京成電鉄株1株に対し京成電鉄株0.82株を割り当ててる。東京証券取引所の上場廃止は8月30日の予定。新京成電鉄は京成グループの一員だが1961年に上場しており、現在の京成電鉄の持株比率は44.64%で持分法適用関連会社としている。新京成電鉄の完全子会社化により、鉄道をはじめとした一体的な事業展開や経営資源の相互活用などスケールメリットを活かした効率的な協働体制を実現する。すでに京成の千葉線は新京成と一体化したダイヤになっているし、効果は高いものと思われる。こうなると気になるのが北総鉄道だが、あそこはまだ建設時の負債が残っているからなあ。第三セクタにしておいて第二種で利用した方がいいのかも

4月27日(水)

JR東日本は今年10月1日以降、普通回数乗車券の発売を終了すると発表。ICカードの普及により、回数県の需要が薄れたことに対応。すでに民鉄やバスでは発売を中止したところも多く、大勢の流れに従ったものということができる。また回数券における運賃割引サービスも、ICカード利用者に対し提供している、同一運賃区間を繰り返し利用した利用者に対し会員登録によりJRE POINTを還元する「リピートポイントサービス」により代替できるという判断。まあ、切符そのものがあまり使われなくなっている以上、時間の問題ということか。

4月26日(火)

東武鉄道が、かねてから外観の予想図が発表されていた新型スペーシア「N100系」の客室設備と内装に関する発表があった。両先頭車は展望構造となり、上り方の車輌はスペーシアを引き継ぐコンパートメント4室と展望個室、下り方の車輌はかつての展望車を思わせるコックピットラウンジになる。中間車は座席車になるが、下り方2輌目はプレミアムシート車。一般席車には2か所に4人用のボックスシートも設置される。定期特急列車とはいえ、観光列車のような作りとなっており、かなりの気合が入っていることが伝わってくる。6輌編成4本を導入とのことなので、JR乗り入れ対応のスペーシア編成はそのまま残って「日光」「きぬがわ」に使われるものと思われる。ところで、余剰になる4編成はどうするのだろうか。東武得意の下回りの使い回しがまた出るのだろうか。

4月25日(月)

今日は晴れて暑いくらいにいい天気だし、fixされた仕事の用事もないので、また休日にして乗り潰しに行く。日光周辺はクルマでしか行ったことがなく、JRの日光線も東武日光線の新栃木より北側と当然鬼怒川線も乗ったことがない。ということで、これを一筆書きのようにして一気に乗り潰すことに。鬼怒川線はC11が試運転の時に撮りに行ったが、もちろんクルマだったので乗車はしていない。これで東武鉄道は全線乗車となり、首都圏の大手私鉄は全社全区間乗車できた。ところで、朝出る時に朝運用の回送帰庫で8500系8637Fに出会う。朝晩はどっちかが出てくるんだな。あんまり乗らないけど。備忘録として。

4月24日(日)

鉄道趣味は、このところの流れだと鉄道会社主催の有料イベント中心になってしまいそう。まあ、コミケが昭和の時代の同人作家の集いである「ひらがなおたく」の祭典から、薄い本を買いに行く純粋消費者である「カタカナオタク」のイベントになってしまったのと同じで、純粋消費社会でもある情報社会におけるマニアのあり方としては、仕方ないところかなとも思う。まあ、これだと「撮り」とか「乗り」とかは安泰だけど、鉄道模型はヤバいわな。一体どうするか。栄光ある安楽死のほうがいいのかも。

4月23日(土)

東京メトロ副都心線17000系8輛編成の最終増備車となる第15編成17195Fが、近畿車輛か甲種輸送された。これで17000系は10両編成6本と8両編成15本、合計180両の製造が完了。7000系はすでに運用離脱してしまっているので、これは予備編成への充当分ということなのだろう。7000系も随分長く活躍したなあ。このシリーズの嚆矢である6000系がデビューした時の、「半世紀使える電車」というキャッチコピーは伊達ではなかったということか。これで東京メトロでは8000系が最古参。これももう時間の問題だな。

4月22日(金)

総合車両製作所が創立10周年記念事業として、1980年に長野電鉄へ譲渡されモハ2510となった「青ガエル」旧デハ5000系デハ5015号を復元・保存すると発表。長野県須坂市の「トレインギャラリー NAGANO」にて保存されていたが、昨年閉館となって宙に浮いていたもの。個人的には東急というと小学校に入るか入らないかの頃にはすでに7000系が登場していたし、その頃から鉄道の興味の対象は「最新か古いモノ」だったので、ステンレス車と3000番台には惹かれたが5000系は中途半端で余り関心がなかったのも確か。EF58や151系と同じだな。ところで、本日は渋谷駅にて8500系8637Fに遭遇。煽りだしただけに、撮影者がホームに沢山いたなあ。備忘録として。

4月21日(木)

東武鉄道が、かねてから動態復元中のかつて江別の山田氏が所有し、その後井門さんが購入した元雄別鉄道C111号機、現C11123号機の試運転を南栗橋の車両基地で報道陣に公開し、いろいろなメディアを通じてその動く姿が発表されている。映像から見る限り、ほとんど新製同様の復元で、一部パーツを利用したのみという感じ。上回りにはオリジナルの部分はほとんどなさそう。その分、それなりに元気に走行している姿を披露した。列車無線のアンテナは炭庫部分にあるが、発電機は150W型のままなので、保安装置は積まずに完全に「ヨ」の方に依存するやり方のようだ。6月には3重連での走行を披露するとのこと。ほとんど新製なら、状態はいいと思うので今後の活躍が期待されるところ。ところで「SL銀河」のC58239号機が浮くワケだが、あれも東武は買うんじゃないかな。この勢いだと。

4月20日(水)


京王線の分倍河原駅で電車を待っていて、南武線をオーバクロスするガーダー橋のところに目をやると、信じがたいモノを発見。木製枕木を、橋台に合わせて強引に斜めに配し、そこに強引にレールを固定しているではないか。なんか曲げそこなった模型のフレキシブルトラックみたい。実物でこんなのあるんだ。分岐器のところなどでは、枕木に対し線路が斜めになることもあるが、その場合は特製の長い枕木を使うのが常道だと思っていたのだが。流石、軌道出身の京王だけのことはある。模型でこういうのやったら、絶対マウント取ってくるヤツがでてくるよな。事実は小説より奇なり。

4月19日(火)


ここのところ不安定な天気が続いていたが、本日は久々に晴れ。とくに仕事の打ち合わせもないので、休日にして関東圏の乗り潰しをやることに。狙ったのは烏山線。これまた生まれて初めて乗る線区。というか、「乗り」ではないので乗ったことのない路線の方が多いのだ。が、ここは日中は2時間ヘッドの時間帯があるので、一応ダイヤをチェックしてからスタート。EV-E301系も初めてだが、基本的に中に乗っている分にはE231系ベースのいろいろな電車と変わらない。烏山線内は線路の影響で速度が低いが、東北本線の2駅区間は、ポテンシャルを活かしてガンガン飛ばす。八高線のキハ110が、高崎線に入ると実力を発揮して電車と平行ダイヤで走るのと同様、現代の車輛は性能がいい。烏山駅の充電用剛体架線はなかなかシュール。バッテリの容量を、烏山線を走らせることに特化して必要充分な範囲にしたのでこうなったんだろうけど、コストという面では往復できる容量があった方がよかったんだろうな。沿線は過疎地にはなっているものの、人家は絶えない。このあたりが、第三セクタや廃止にならなかった理由なんだろうな。ところで、帰りに「ヒカリエ号」に出会う。今月もなかなかいい調子。備忘録として。

4月18日(月)


実は昨日・本日と久々に泊りで千葉に行っていた。いろいろな事情から昨年秋以降日帰りでしか行けず、それもかなり頻度が落ちていた。春が本格化して雑草が繁茂する前に一度刈っておかないと手に負えなくなるので、なんとしてもここで行っておかなくてはならないタイムリミット。このところ天気の悪い日が多くて日程がとれなかったのだが、この日曜はなんとか雨が降らなさそうなので、強行突破した次第。なのでこっちの常設お座敷を走らすのも半年ぶりぐらい。12㎜の方は線路を磨くのが大変なので、16.5㎜の米国型量販品の方を走らせたが、そのままで問題なくスローも動く。半年間置きっぱなしにしておいた車輛だけに、これはちょっとびっくり。こういうメンテナンスフリーさも、外国型の量販品の優れているところだな。

4月17日(日)

相模鉄道は5月8日「相鉄線ミステリートレイン」を運行すると発表。使用車両・行先は秘密で、運行本数は3便。かしわ台駅4番線ホーム発着で、所要時間は1時間30分前後とのこと。「普段とは違う特別な行路上の車窓からの眺めを通して、相鉄線と沿線の魅力を再発見していただくことを目的に実施するもの」で「お客さまが普段ご乗車することのできない特別な行路を走行します」というのが相鉄の発表。相鉄で「普段ご乗車することのできない」線って、新横浜線はまだ工事中だし、厚木の貨物線しかないじゃないの。

4月16日(土)

東北新幹線は14日に復旧し、運休区間を代替するため東北本線と常磐線で行われていた臨時ダイヤも終了した。一方全線で運転を見合わせが続いていた阿武隈急行線も復旧工事が進み、4月18日より復旧した区間から順次運転を再開すると発表。18日より運転するのは丸森-槻木間。次いで梁川-丸森間は4月25日から。梁川-仙台間での仙台直通列車の運転は、4月29日から再開する。福島-梁川間は5月末まで運休の見込み。正確な運転再開日時は、復旧工事の進捗状況等を踏まえて発表するという。

4月15日(金)

JR西日本は、工事用ロボットの人機一体および日本信号と共同で、鉄道工事用の人型重機ロボットを開発していることを発表。クレーンの陸軌車のアームの先に人型ロボットの上半身(腕とセンサー)を取り付けた格好で、高所や危険個所でも、人が現場に入ることなく操縦室からリモコンで作業を行うことができる。これまで人の手を要していた作業も、作業員があたかも自分で作業を行うように操作できるので、容易に機械化が可能で、生産性と安全性の向上につながる。しかし、これじゃ「シンカリオン」だな。西日本なら、500系の前頭部のような飾りでも着けたらいいのでは。

4月14日(木)

本日より東北新幹線福島-仙台間の運転再開。これで東北新幹線は全区間が復旧したことになる。3月16日の地震発生以来、ギリギリ1カ月を割っての開通となった。当面は郡山-一ノ関間に徐行区間が残るため臨時ダイヤでの運転となり、列車本数は通常の1~2割減、運転時間も東京-仙台間で約30分、東京-盛岡間で約1時間多くかかるという。「つばさ」も「やまびこ」との併結スタイルに戻り、単独走行もこれにて終了となる。

4月13日(水)

JR西日本が先日公表したローカル線の経営状況が話題を呼んでいる。2019年度時点の輸送密度が1日2000人未満の区間が対象で、合わせて17路線30区間。同社在来線の約3割に相当し,合計では約1360kmに及ぶ。赤字の絶対額が大きいのは山陰線出雲市-益田間、紀勢線新宮-白浜間、小浜線敦賀-東舞鶴間の順と、やはり長距離線区が並ぶ。その一方、同時に発表された収支率では、芸備線東城-備後落合間はは収支率0.4%と、ほとんど売上がない状態であることも明らかになった。JR西日本の「貧困度」は、尼崎の福知山線事故の頃から話題にはなっていたが、これ以外の線区にも赤字路線は多く、かといって京阪神地区の需要にも限界があるので、かなり経営が厳しいことは伝わってくる。北海道の道東・道北と同じで、地域の住民自体がいなくなってしまっているエリアなので、その地域自体を今後どうするのかから根本的に検討する必要があるだろう。中国山地は全部自然に戻して人が住まない自然公園化するというのも充分有り得る落としどころだし。

4月12日(火)

西武鉄道の保存機関車4号機が、芝浦工大付属高校で保存されることになったと発表された。これは同高校・中学が、創立100周年を記念して豊洲の新キャンパスに移転するのに合わせて行われるもの。もともと付属高校・中学の方が同学園のルーツであり、鉄道50周年記念事業として鉄道省により設立された「東京鐡道中学」さかのぼる。この歴史を記念するモニュメントとして保存するという。うむ、豊島園駅のホグズミード駅化でイギリスっぽく塗装して保存すればと思っていたのだが、そっちに行ってしまったのか。でも、まだ5号機がいるな。

4月11日(月)

今日はなんとも引きの強い一日。まず朝渋谷駅で乗り換えの時に8500系8637Fに出会う。最近は31Fばかりだったので、37Fは久々。まあ来年の1月までは両編成ともイベント要員で残ることが公表されてしまったので、次はどれが運用を外れるかという今までのようなハラハラ感はなくなってしまったが。次に山手線に乗っていると東海道新幹線を走るドクター・イエローに遭遇。さすがに一瞬のすれちがいだったので写真は撮れない。引き続きすれ違った上野東京ラインを走るE531系常磐線快速の付属編成が、赤電リバイバルラッピングのヤツ。なんともいろんなものに出会う一日だった。なかなか運がいいのでは。備忘録として。

4月10日(日)

東急が鉄道創立100周年を記念して、「東急グループ100周年トレイン」を東急の各路線運行すると発表。目黒線3020系、池上線7000系、田園都市線2020系、世田谷線300系、東横線5050系、東急多摩川線7000系、大井町線9000系が各一編成づつ一年間に渡り運転される。この内目黒線、田園都市線、東横線、大井町線の4路線では、専用の車体ラッピングでデコレーションされた編成が運行されるとのこと。SDG'sトレインや再生可能電力100%もそうだが、東急は交通や都市開発といった社会インフラ系の事業が中心なだけに、IR的な意味を含めたイベントとしてこの手のモノに積極的に取り組むのは良いことといえるだろう。

4月9日(土)


毎年春恒例の「どこでも花見」を使ったジオラマ撮影。これももうそろそろ20年近くになるんだよな。毎年、大体東京でリアルの桜が終わった時期にやっている。今回はあまり深く考えずに川のジオラマを使って、山桜っぽく撮影。光線のいい所にジオラマと背景を置くと三脚が立てられず、今回は手持ちで撮影した。光線が強いので、絞り込んでも1/125ぐらい切れるので問題なし。手持ちの模型撮影はなんか楽しいんだよね。機関車は一番新しい作品ということで、池袋鉄道模型芸術祭に出展したD51どちらかと思ったが、北海道は公園とかにしか桜はないので、九州型のD5146号機の登場。安易ではあるが、こういう毎年恒例なものは安易な方が続いていいんですよ。

4月8日(金)

昼飯を食いに行こうと東横線のホームに行くと、待っていたのは「緑車」。早くも今月二度目の登場。そういえば先月は珍しく出会っていないのだが、その反動だろうか。といっても、1月も2月も2度出会っているんだよね。とはいえ、何度出会ってもやってくると気分はアガるわな。

4月7日(木)

富士急行は、グループ戦略の一環として鉄道運営を分社化し、4月1日より「富士山麓電気鉄道」として運行を開始した。創業時の社名だし4月1日なのでエイプリル・フールのネタのような感じもするが、企業自体は昨年の5月に設立し業務移管の準備を行ってきた。4月のアタマには記念イベントも行われたようだが、今頃になって知るとはあまりパブリシティーが効いていなかったということだな。

4月6日(水)

今月分の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツの作成。今回もまた1972年夏の最初の北海道撮影旅行時の室蘭本線栗山-栗丘間で撮影したカラーポジの第3回。栗山-栗丘間のシリーズはひとまず今回で終了。当時としてはけっこう列車本数のある区間ではあるが、追分からの石炭列車、札幌貨物ターミナル発着の千歳線が加わる「あそこ」以南に比べると、圧倒的に密度は低くなるのでカット数は結構少なかった。さて、次回はどうしようか。

4月5日(火)

昨日から東北新幹線は仙台-一ノ関間も運転を再開し。残るは福島-仙台間のみとなったが、これも4月20日の予定を大幅に早めて4月14日から運転再開とJR東日本が発表。橋脚の座屈も発生していただけに、一カ月を割っての運転再開はなかなかのもの。ところで、仙台以北の臨時ダイヤは「はやぶさ+こまち」のスタイルで走らせるのね。終列車が近い時間に発生したので、仙台に車輛が多く集まっていたということだろうか。

4月4日(月)

田園都市線に乗ろうと三軒茶屋のホームで待っていると、やってきたのは8500系8631F。これはラッキー。下りの長津田行きだったので、朝ラッシュ運用の終わりだったのだろう。まだ運用に就いていたんだと驚きつつ、轟音とクッションのない座り心地を味わう。2022年度中といわれていた完全引退は、2023年1月と東急から正式に発表されたのでまだ当分は見れるようだが、4月下旬から特製ヘッドマークをはじめさよならイベントが始まるので、通常の運用に就くのは一体いつまでなのだろうか。夕方からは急逝された平井憲太郎さんの奥様の眞理子様の告別式に参列したが、その池袋までの往き帰りで、往きは「緑車」、帰りは「ヒカリエ号」に遭遇。今日の引きはスゴい、役満級だな。備忘録として。

4月3日(日)

北海道、小樽市、余市町は、かねてより廃止を巡る交渉が進んでいた函館本線余市-小樽間について「鉄道を廃止し、バスを中心とした新たなネットワークを構築」ことに合意。これで予定通り長万部-小樽間の函館本線の山線の廃止が決定した。元々札幌地区と本土とを結ぶ路線を作るために、人跡未踏の地に線路を敷いた区間だけに、その後も沿線住民はほとんどなく、室蘭本線経由が当たり前になってからもよく存続していたといえる。余市までは高速道路が完備しており、鉄道よりも高速道路が基本的な地域間インフラとなった北海道では(鉄道が優位性を発揮するにはある程度以上の人口集積度が必要だが、そもそも北海道は極めて疎らにしか人が住んでいない地域がほとんどである)当然の成り行きであろう。誰も人が住んでいないのに、鉄道などという大量輸送を前提にしたインフラを維持するのは無理なのだ。

4月2日(土)

本日より3月16日に発生した地震の影響で不通となっていた東北新幹線の郡山-福島間が運転再開。当面は臨時ダイヤでの運行となるが、これがなかなか趣味的には面白いもの。山形新幹線の「つばさ」は、併結ではなくE3系7輛単独編成でほぼダイヤ通りの運行。停車駅も通常通り。その続行ダイヤで、各駅停車の「やまびこ」が入ってくるという感じの構成。上りのE3単独編成は、みんな撮りに行くんだろうな。席数の関係か、「やまびこ」と「なすの」にE5+E3・E5+E6の編成が入ってくるのも興味をひく。まあ、発生時刻が深夜帯ということで、それぞれ入庫していた車輛が多かったものの、北と南に分断されてしまったわけで、新幹線マニアにとってはかなり面白い運用も出てくるのだろう。4日からの仙台以北の運転再開後も、不謹慎な表現ではあるが目が離せない。

4月1日(金)



ディアゴスティーニの「鉄道車輛金属モデルコレクション」シリーズは、第6回のEF66まで発売して、ひとまず茨城・福島地区でのテストマーケティングが終了。皆さんが買い支えたご利益があったのか、見事に来年の3月からの全国発売が決定した。全部で60回だと。何が出てくるのだろうか。まあ、形式により出来にムラがあることは確かだが、今のところハコモノはダイキャストのメリットが活きてなかなかいい線いっている。EF66なんて12㎜の製品がないからなぁ。結構良くできてて、16番の量販品ぐらいの感じ。これなら機関区に並べておいておく分には問題ないし、どこかが動力化ユニットを出すかも。通販で申し込んだ人は、自動的に第7回からの配布になるという。これ、もしかして通販で申し込んだ人が多くて、それだけで規定数満たしたとかじゃないのかな。文面読むと、そんな感じ。ところで、このパッケージの写真は苦労した。スマホで簡単に撮ろうと思ったが、表面のビニールパックの反射がスゴくて、どうにも難儀。広告屋の意地を見せて試行錯誤の末何とか撮ったが、これだったら最初から反射がないように照明立てて、偏光フィルタ掛けて、ちゃんとブツ撮りでやればよかったような。





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