「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2022年12月-




12月31日(土)

あと、実物関係では関東地区の乗ったことのない線区の乗り潰しがけっこう進んで、首都圏のJR・民鉄はほぼ完乗。ことのついでに2回目、3回目という線区もかなり出てきた。こうなると、今まであまり縁がなかった路線の沿線風景もすっかり覚えてしまい、地図を見てもそのエリアがどんな感じかイメージが湧くようになった。特に北関東3県は、今まではクルマで高速を通過するだけの縁しかなかったのが、高崎線にしろ宇都宮線にしろ東武伊勢崎線にしろけっこう乗ったんなというのが実感。西武なんて暇を潰すのが目的で、特急に乗りにいったりよくしたし(時間的に半日潰すのにちょうどいい)ということで、2022年も本日で終わり。皆さん、一年間のご愛顧ありがとうございました。

12月30日(金)

自分のことを振り返ってみると、今年は本当に模型との接点が少なかった。作ったのも買ったのも、ここ数年で一番少ないレベル。これは自分の意欲というより、面白い出物や欲しい製品に出会わなかったのが一番の原因。オークションでも入札はしているが、別に落札できなくても「そんなもんかな」で済んでしまうぐらいのモノばかり。たまに底値で16番量産品のジャンクを落札して、それを修理するとかぐらい。話は違うが、オークションはもともと自分で再生するタイプのマニアは少なく、余程のレアアイテム以外はジャンクは非常に安いし狙っている人も限られているので落札しやすい。特に量産品は16番でもNでも、再生マニアが極めて少ないので、時々スゴい安値で落とせたりするから面白い。実は量産品の方が、Assyパーツや「ニコイチ」とかで簡単に再生できたりするから、これはこれで値段次第でけっこうやりようがある。残骸も結構溜まってたりするので、これを元に何か作れるかも。

12月29日(木)

今年もあと3日。中途半端にコラムが余ってしまったので、ここから3回は今年の趣味界を振り返ってみたい。ある意味実物関係においては「鉄道開業150周年」というのが大きなエポックとなっていた。鉄道が社会の物流においても人流においてもダントツの基本インフラだった鉄道100年の時とは違い、鉄道は数ある基本インフラの一つで得意分野も限られる交通機関になってしまった。その分最初から国民的な盛り上がりは期待できなかったのだが、結果は意外な展開となった。つまり鉄道会社にとって「鉄チャン」はオイシイ金蔓ということが広く認識され、鉄道150年記念の名の元に有料・限定の特別イベントがいくつも組まれ、それがどれもたくさんのお客さんを集めてしまったのだ。まあ、結果として廃車が延期されたり、保存されたりといった尾鰭もついてきているので決して悪いことではないが、相手が完全に商行為としてやってきているのに乗るのは、趣味としてはあまりレベルの高いものではない。クリエイター気取のひらがな「おたく」から純粋消費者のカタカナ「オタク」への変化が十数年遅れて鉄道趣味界にも蔓延して来たということなのだろう。それで喜んでお金を出してくれる人がいるのなら、それはそれで喜ぶべきことではあるけど。

12月28日(水)

元国鉄高森線の南阿蘇鉄道は、2016年の熊本地震で被害を受け、現在も一部区間で運転を見合わせJRとの連絡ができていが、このほどMT-4000形新型気動車を2輛導入した。2023年夏の全線復旧を見据えJR線直通乗り入れを考慮しATS-DK形運転保安装置を搭載している。その他バリアフリー対応や旅客利便性向上のため、半自動ドアシステムや車椅子スペースを取り入れた車輛となっている。線路の復興は災害復旧の公的資金が入っているのだろうが、この時期に大々的な投資をするというのも中々大胆な経営判断。まあ、ヤル気は伝わってくるので、そういうパブリシティー効果があるのは確かだろうが。

12月27日(火)

高崎車両センター所属の「リゾートやまどり」(485系YD-01編成)が、昨日お別れ撮影会が行われ、本日郡山車両センターまで廃車回送された。「最後の485系」と謳われていたが、確かに485系の改造で作られ車籍としてはそうなっているが、車体はリゾートトレインとして新製されたため、実態としては発生品利用の新製と変わらないのだが。いずれにしろ国鉄時代の車輛はどう考えても耐用年数を過ぎているからなあ。

12月26日(月)


強力な寒波で多くの地域で大雪となったので、雪のジオラマを思い出して引っ張り出す。冬の陽射しにはちょうど似合っている。しかしこのジオラマ、雪に覆われた景色を作ってあるので、向きとか変えてもあまり変化がない。逆側から撮っても枝振りとかが多少違うだけで、それほど変わった構図にならないのが玉に瑕。作った直後に、いろいろ構図を試したので、どう撮ってもなんか似てきちゃう。ということで変わり映えがしないのですが。

12月25日(日)

JR西日本は、山口線の観光列車「やまぐち号」の2023年3~5月の運転計画を発表。この期間は「DLやまぐち号」として、DD51型式もしくはDE10型式重連により運転するとのこと。SL牽引だからこそ「やまぐち号」だったんじゃないかとも思うが、車輛を新造してからは単に「レトロ観光列車」になっちゃったのかな。まあ、ディーゼルでも昭和の「国鉄型」であることは確かだが。

12月24日(土)

東武鉄道の3月ダイヤ改正のパブリシティーが始まったが、東上線では列車種別と停止駅の見直し、森林公園以遠でのワンマン運転の導入などけっこうドラスティックな変化があるのだが、川越や朝霞台など埼玉県内の各駅から新横浜乗り換えでの新幹線連絡が便利になることを目玉にした展開。なんか人の褌で土俵を取っているような感がなきにしも(東武の車輛は乗り入れない)。本線系では通勤需要を見越した南栗橋駅への特急停車などもあるが、500系3連使用のリバティーりょうもう号を、200系6連使用のりょうもう号に戻すというのも中々興味深い。それだけ需要があったということなのだろう。

12月23日(金)


いつも大学の講義をやった後すぐ帰る時に乗る電車はりんかい線車輛の運用。昼の時間帯は、埼京線から新宿以南に直通する便は少ないので、おいおいそれになってしまう。今日も何気なく乗ると、車番からりんかい線20周年記念号70-010Fと気が付く。それならとばかりに、渋谷で降りてから見返りでワンカット。暗くてシャッタースピードが遅いのか、これ流し撮りになってるよ。少なくとも車番にはピンが来てるからなあ。スマホで流したのって初めてかも。

12月22日(木)

今年8月の豪雨で甚大な被害を受け不通となっていたJR東日本五能線の岩舘-鯵ヶ沢間の内、岩舘-深浦間については今月9日より運転を再開していたが、残る深浦-鯵ヶ沢間についても23日より運転再開と発表。これで五能線全線が運転再開となる。最近のJR東日本のやり口だとこのまま廃線という可能性もあったが、ひとまずは復旧ということになった。まあ、東北キャンペーンで五能線使ってるから、責任上簡単にはやめられないわな。

12月21日(水)

日曜からの寒波で、東北から九州までの日本海岸で大雪となり大きな被害が出ている。高速道路や国道も不通となり、多くの車が閉じ込められる被害が出ている。鉄道もJRは新幹線こそ動いているようだが、在来線は軒並み不通となった。かなりヒドい状況のようだが、また週末に寒波が来る予報も出ている。最近の気象状況は極端なので、久々の豪雪被害が懸念されて心配だ。

12月20日(火)

JR東日本は、8月の大雨で被災し運休している津軽線・蟹田-三厩間の今後の対応について、の協議を、青森県や沿線の外ケ浜、今別両町と年明け以降行うと発表。復旧工事を行う場合は期間が約4カ月、費用は最低でも6億円と見込んでいるが、同区間は利用者が1日当たり約100人と少なく大幅な赤字のため、バスへの転換など廃止を含めた今後の在り方を探る。JR東は復旧して存続する場合、同区間の復旧費用や維持管理費について県と2町に一定の負担を求めることとしており、それを前提に2町の町営バスの一体的再編なども含め、将来の持続性も合わせて検討するという。まあこの10年ぐらい、災害→廃止というのが定番になっているので、これもその一例となるのであろう。

12月19日(月)

JR横須賀線・湘南新宿ラインの武蔵小杉駅に「新3番線ホーム」新設され昨12月18日から使用開始。ラッシュ時の「混雑状態」が極度に達したため、新ホームを建設し上り下りで別ホームにするとともに、動線を分ける計画のハイライト。本日の朝ラッシュ時は、戸惑う乗客も多々見られたものの、下り列車の乗客の居場所がなくなるほど危険なだった状況は緩和された模様。今後は東急東横線・JR南武線・JR横須賀線間の動線の改良がおこなわれる予定。しかし、どうせなら最初から二面二線で作ればよかったのに。あるいはNECから土地を買って、二面四線で東海道線・横須賀線・相鉄線間の乗り換えと快速の追抜ができるようにも出来たのにと思ってしまうが。

12月18日(日)

鉄道マニア大使として知られる米国のエマニュエル駐日大使が、「小湊鉄道」で日本のローカル線の旅情を味わった。これは地元選出の松野博一官房長官が東京都内で会食した際小湊鉄道の写真集をプレゼントしたのがきっかけで、松野氏の案内で五井-上総鶴舞間を乗車した。乗車に先立ち、五井の車庫では小湊鉄道が開業当時に米国から輸入たボールドウィン社製の蒸気機関車も見学。それにしても上総鶴舞までというのが、なんともマニアック。完全にマニアうけの駅じゃん。「市原ゾウの国」か「チバニアン」にでも行くんならさておき。

12月17日(土)

東急・相鉄新横浜線の開業・相互乗り入れ開始は、来年3月18日と発表。まあ普通の鉄道ファンなら、3月開始という時点で3月定期ダイヤ改正の第三土曜日というのはわかっていたのだが、国土交通省の検査とか通らないと具体的に発表できないので、今になってしまったということだろう。もちろんJR各社・民鉄各社も同日にダイヤ改正。京葉線の「幕張豊砂駅」(やっぱり「イオンモール幕張駅」の方がよかったと思うんだが、コストコが嫌がるか)や元東海道貨物線の「大阪(うめきたエリア)駅」も開業。

12月16日(金)

講義からの帰り埼京線に乗車中、新大久保駅付近でSOS警報が押下されて緊急停止。女性の車掌だったが、車内を現場に急行して対応。今回は体調を崩した乗客への対応で、新宿駅に連絡し救護体制を準備してもらっての発車となった。しかし、これ痴漢とかオッサン同士のケンカで乗客が危険とかだったらどうするのかね。まあ、今の緊急ボタンにはインターホンが付いているので、内容を聞いてから車掌が出向くのか、次駅での対応体制を整えた上で、車内放送で連絡するのか、多分マニュアルになっているとは思うのだが。酔客同士が乱闘をはじめたら、ぼくでもボタンは押すが。そういえば、一昨日三軒茶屋駅で乗客同士で痴漢を取り押さえるシーンに出くわした。駅員に連絡しようかと思ったが、先に通報した人がいて駅員が来たので関わらなかったが。

12月15日(木)

本日午前6時頃、JR北海道函館本線豊沼駅の構内で特急ライラック2号と除雪車が衝突。除雪車を運転していた男性がけが負ったが、特急列車の乗客・乗員は無事。この事故で岩見沢-滝川が運転見合わせとなった。除雪車は、JRの作業で駅構内の除雪を行っていたもの。また例によってJR北海道だが、本当に冬はダメだなあ。職業モラルが地に落ちてるんじゃないの。

12月14日(水)

12月11日正午頃、いすみ鉄道西畑-総元駅間で列車の運転士が線路わきに人らしきものを見つけ、ブレーキをかけて緊急停止する事件があった。列車はラストランが近いキハ28を連結した貸切列車。捜索すると40代とみられる男性がカメラを持っており、運転士は男性に注意。しかし、この時の男の格好が何とも。迷彩服に身を包み、茂みの中に立てた三脚上のカメラにも迷彩柄の布をかけ、草の間からレンズだけが覗いている状況。まあ「お騒がせ撮り鉄」は後を尽きないが、迷彩で線路際に接近するとは。ミリオタでもあったのかな。でも、あっさり運転士に発見されてしまうのだから、ロシアの動員兵並みか。困った椿事だなあ。

12月13日(火)

JR東日本は、新幹線の線路点検に関するモニタリング技術の開発が完了したことを受け、新幹線用の「レールモニタリング車」と「線路設備モニタリング車」の2種類の保守用車輛を導入し「スマートメンテナンス」を開始すると発表。「レールモニタリング車」は従来の約2倍の測定速度でレール状態を総合的に調査・測定することが可能で2023年度から導入予定。「線路設備モニタリング車」は2024年度から導入予定。線路設備の種類に応じてその状態について点検・検査を行う。これらによる高精度測定データをデータ処理にすることで、より、これまで技術者が実施してきた線路点検や検査、工事調査を業務全体をDX化して生産性と安全性の向上を図るもの。

12月12日(月)

JR貨物と西日本鉄道、センコーの3社は、2023年4月より鉄道による航空貨物の保税輸送を正式に開始すると発表。3社はこの9月からテスト運行を行っており、その成果を受けての決定となる。関西空港に隣接する西鉄のりんくう貨物センターからすでに輸出許可を受けた航空貨物を貨物便の多い成田・羽田国際空港まで保税状態で運ぶもの。現在はトラック輸送しているが、移動する航空貨物の半分を百済貨物ターミナルから東京貨物ターミナルまで鉄道輸送とする計画。特に東京貨物ターミナルと羽田空港は近く、非常に効率が良い。環境問題も労働問題も抱えているトラック業界としては、比較的置き換えがしやすい需要なのであろう。今後はこういうニーズが高まってくると貨物にも追い風になるのだが。

12月11日(日)

JR北海道は、当初2023年9月30日に廃止予定としてた留萌線石狩沼田-留萌間の鉄道事業廃止予定日を2023年4月1日に繰り上げると発表。鉄道事業廃止出書は2022年9月9日付けで国土交通大臣に提出されているが、その期日を繰り上げたもの。北海道運輸局による関係者への「公衆の利便の確保に関する意見の聴取」で、繰り上げにより利便を阻害するおそれがないと判断したためという。これで残りは深川-石狩沼田間の平坦線のみになる。ここも盲腸線になってはバス置き換えの方が適切だろうし。もともと留萌港からの石炭の積出のために作られた線なので、良く残っていたといえばそうなのだが。

12月10日(土)

事業費精査の第4回有識者会議で北海道新幹線札幌延伸工事の事業費の増加分試算額が約6450億円とされたことが判明。この金額が中規模県の年間予算に匹敵する額であり、北海道の負担額も極めて巨額となるため今後実現のためには地方負担額の調整は不可避。また、一部のトンネルで最大4年程度の工事遅れが予測されており、ただでさえ八方ふさがりの北海道にとっては踏んだり蹴ったり泣きっ面に蜂の状況。一体完成できるのかよ。伸びれば伸びるほど、北海道は札幌圏以外熊と鹿ばかりで人がいなくなっちゃうぞ。

12月9日(金)

今日もまた大学への出勤途中に渋谷駅で「黒山手」に出会う。いつも乗る電車は講義の時間に合わせて同じなので(まあ、埼京線が遅れることも多いが)、多分先週と同じ運用。もしかして「黒山手」って運用を限定しているのかな。で、帰りに池袋経由で副都心線に乗ると、やってきたのは4112F。今週2回目。「赤車」も結構引きが強くなってきたのか。今度はQシート車4512号車に乗車。備忘録として。

12月8日(木)

東急は「Visaカードのタッチ決済」および「QRコード」を活用した改札の入出場に関する実証実験を2023年夏から開始するとともに、24年春には全駅へ導入すると発表。東急電鉄、東急、三井住友カード、日本信号、QUADRACの5社による取り組みで、三井住友カードの提供する公共交通向けソリューション「Stera Transit」を導入するタッチ決済やQRコードでの乗車は、一部の鉄道やバスで実験的に導入されているが、首都圏の大手鉄道会社が全社的に導入を発表したのは初めて。2023年夏からの実証実験は、田園都市線で行われるようだ。

12月7日(水)

用があってクルマで新青梅街道を上北台から国道16号の交差点まで走ったが、箱根ヶ崎までマジで拡幅用地をすでにほぼ確保しているのね。両側にそれぞれ1車線分以上用地があるので、中央分離帯を作って多摩モノレールを延伸するとともに、右折車線等を整備すべく道路も拡幅する模様。まだ計画段階かと思ったら、こりゃ工事始まるの速いぞ。基礎部分までは道路と一緒に整備して地方公共団体が費用を負担するのだろうし。で、東横線に乗ったら4112Fがやってくる。当然Qシート車4412号車を選んで初乗車。ロングシートモードなので、だからどうだということもないのだが。備忘録として。

12月6日(火)

JR西日本は、所有するオヤ31型式31号車をえちごトキめき鉄道に譲渡すると発表。時を同じくして、えちごトキめき鉄道も鳥塚社長のブログでえちごトキめき鉄道入りを公表した。トキ鉄では、車籍を残した形で動態保存するとのこと。すでに金沢まで移動しているが、公開は来春の雪解けを待って直江津のレールパークの再開に合わせる予定。レールパークもだんだん展示車輛が増えてきているということは、持ってくるんじゃないかと想像される車輛がいくつかあるなあ。

12月5日(月)


小田原方面に行ったので、「鈴廣かまぼこの里」まで行って「えれんなごっそ CAFÉ107」で保存されている箱根登山鉄道のモハ107号車を見てきた。それにしても「鈴廣かまぼこの里」は壮観。小田原から箱根湯本に向かう国道1号線沿いの両側約100mが、完全に「カマボコ・テーマパーク」化している。小田原厚木道路のインターより小田原側なので、ここに用がない人は通らないエリアということもあるのだろうが、通るクルマがことごとく寄ってゆく。そういう中で保存車はカフェのテーマにもなっており、中でも飲食ができるようにテーブルも設置されている。箱根湯本に向かう電車も見れるし、保存環境としては良いのではないだろうか。

12月4日(日)

主要鉄道会社の「ゆく年くる年」年末年始の運行計画の発表が揃ったが、コロナ騒動を越えて各社ごとの対応が大きく分かれた感じ。JR東日本は、ほぼ戦前からの「省電区間」は終夜運転、他はダイヤ通り。大手民鉄は、終電繰り下げ、初電繰り上げはあるものの終夜運転はなし。その一方で京成は終夜運転を行うなど、初詣関連の需要の有無で対応が異なる感じ。関西も同様な感じで、JR西はしない一方、京阪と近鉄は需要を見越して運転を行う。まあ、費用対効果をシビアに判断しているということだな。

12月3日(土)

大井川鐵道が2022年9月20日から行ってきた「蒸気機関車C56形135号機動態化プロジェクト」のクラウドファンディングが終了し、4,283名、83,560,200円の支援金が集まったと発表。目標金額は1億円という鉄道関係では類を見ない金額で、目標こそ達成できなかったが、それに近い金額を集めたことは注目に値する。いわゆる濃い鉄道マニアだけでなく、鉄道好きの一般人もかなり参加したものと察せられる。修繕には約3億円がかかる見込みで、集めた資金はその一部として投入されることになる。すでにえちごトキめき鉄道のクラウドファンディングも目標額を達成し第二ラウンドに入っているが、今後保存鉄道関係のクラウドファンディングも増えるものと思われる。一般の鉄道好きまで巻き込むスタイルが定着すれば、鉄道趣味にとっても新たな時代がやってくることを予感させる。

12月2日(金)


金曜はここ数年十条の大学で講義を持っているので、埼京線で出勤。埼京線ホームが移動するまでは、新宿まで山手線に乗り新宿から乗り換えていたが、簡単に埼京線に乗れるようになりグッと便利になった。で、朝電車を待っていると、山手線内回りにやってきたのは「黒山手」これで見たのは2回目だが、今度は一応シャッターを切れた。で帰りは埼京線は新宿行きが多くなる時間帯。新木場行きが来ないと直通できないので、池袋で山手線に乗り換える。すると「黒山手」がやってきて初乗車。中はネットフリックスのアドトレインというだけで、別段変わった仕掛けはない。1日に2度出会うというのも面白い。備忘録として。

12月1日(木)

今月分の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツの作成。前回に続いて72年夏の最初の北海道撮影旅行で撮った、函館本線函館口でのカットの2回目。まだ北海道のライフラインとして、青函連絡船と道内各地を結ぶ貨物輸送のほとんどを蒸気機関車が牽引していた時代だけあって、その撮影した列車の多さは相当なもの。2回目が過ぎてもまだ朝です。今回はその時の撮影旅行の目的の一つだった最後の現役D52型式の136号機を撮りまくります。






(c)2022 FUJII Yoshihiko よろず表現屋


「ホビー日記」にもどる

はじめにもどる