「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2023年5月-




5月31日(水)

昨日13時過ぎ、嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車が運行中に故障し、トロッコ保津峡駅から約700m離れた線路上故障し走行不能となる事故が発生。インバウンド旅行者や修学旅行生約300人の乗客は1時間半ほど社内に閉じ込められた後、線路上を保津峡駅まで歩いて避難した。などけが人はなかった。この影響で同鉄道は上下線とも終日運休となった。まあ完全な観光鉄道なので、派生的な被害は少ないと思われるし、トラブルもまたテーマパークのアトラクションを思えば一つの思い出になるのでは。

5月30日(火)

北陸新幹線開業に伴うJR西日本の組織変更について記者発表が行われた。新幹線関係の組織の新設と共に、在来線の第三セクタ化に伴う組織変更も行われる。福井・金沢の組織を廃止した上で敦賀に集約する。金沢総合車両所は金沢車両区に縮小。同松任本所すなわちかつての松任工場も廃止となる。かつては鉄道管理局があり鉄道の街でもあった金沢の存在感の低下が半端ない。しかしそれ以上に、JR西日本の在来線から交流電化区間がなくなってしまうというのも、改めて考えてみるとドラスティックな変化だ。

5月29日(月)

来年春の北陸新幹線金沢-敦賀間開業への大きなステップであるレール締結式が、27日に芦原温泉駅で行われ、全区間のレールが繋がった。今後各施設の安全点検が行われ、この秋からは試運転が始まるという。またぞろ敦賀から先の延長話が出てくるとは思うが、実は湖西線は160km/h運転が可能だし、JR西は160㎞/h運転の実績があるワケだし。それ以上に、実は敦賀って新快速の終点で実際には近畿圏。江戸時代までも若狭国で、北陸じゃなく京都の日本海岸と繋がっている。これ知らないで議論しても始まらないんだよね。敦賀は福井市みたいな田舎じゃない。

5月28日(日)

いろいろな用事があってどうしても千葉に行かなくてはいけなくなったが、平日に役所に行く用事があるので、もう日程的にはこの日・月しかない。幸い日曜までは天気が良い予報なので、道が混んでいそうだが意を決して朝から行く。でも結構空いてた。庭の手入れとか日曜にできる用事はスイスイ進んだので、押し入れを整理してみると昔安価で落札したジャンクのユニトラックを押し込んだダンボールが出てきた。目の子で数えると、これすでにある常設お座敷の内側に610Rと550Rのエンドレスが敷けるぐらいの線路が拾えそう。で、初期型のフニャフニャユニトラックが多いが、拾い集めてみるとほぼ揃っているので繋いでみる。あと550Rの22.5°が5本、直線246mmが3本で完成じゃないか。この位なら家と会社においてあるユニトラックの余りでなんとかなる。次回来た時は16.5mmの複々線化だな。ヨーロッパ・アメリカ・日本とHOスケールで揃えてもいいし、16番と、HOの標準軌とサブロクでもいいし。

5月27日(土)

富山地方鉄道今年4月に起きた保線作業員の死亡事故の責任を取り、同鉄道の辻川社長が決算会見で社長を引責任辞任する考えを発表した。この事故は4月11日に起こり、列車監視係からの指令が伝わらず、退避が遅れたために起こったもの。原因については現在運輸安全委員会が調査中であり、まだ理由は公表されていない。このタイミングで引責辞任というのも妙だし、ある意味何か裏が感じられる事案だ。一体真相はどこにあるのだろうか。

5月26日(金)

「鉄道友の会」が、今年のブルーリボン賞とローレル賞を発表。ブルーリボン賞がJR東海の特急用ハイブリッド車輌HC85系、京都市交通局20系がローレル賞に選定ばれた。まあHC85系は、いろいろな意味で妥当なところか。ケチなJR東海が、赤字のローカル在来線に最先端の特急用車輌を新製して投入したというだけでも、賞に値するだろうし。しかし、「鉄道友の会」って今一体何人会員がいるんだろう。趣味界では知っている人は多いのだが、会員なのは数人しかいないぞ。いずれにしろ限界集落であることは間違いない。

5月25日(木)


先々週に工事で1面1線化直前の青梅線東青梅駅を取材してきたが、工事後の姿も捉えようということで、再び東青梅駅に行ってきた。2番線側の安全側線は完全に撤去されているが、本線にはまだ分岐器のノーズレールが残ったまま(他の部材は撤去されている)。仮設でホームが若干延長されているが、本格的な延長工事はこれからだ。一方河辺側には分岐が新設されたが、これは最近の基準での建設なので安全側線はなく、単に分岐があって、定位側の下り線に場内信号機、反位側の上り線に出発信号機が取り付けられているだけだ。ダイヤ的にも基本は下りが青梅駅に進入してから交換して上りが発車というパターンになったので、よほどのダイヤの乱れが発生しない限りこの信号で下り列車が待つという状況は発生しないものと思われる。

5月24日(水)


ディアゴスティーニの「鉄道車両金属モデルコレクション」のキハ40。なかなかよくできているし、床下動力で下回り丸ごと作って取り換えてしまえば動力化もできるし、動力性能も単行で走れればいいワケだから、けっこうたやすく手が付けられそう。というのも、これまた結構よくできているのだ。ということでひとまず写真撮影に引っ張り出す。通常はジオラマでの撮影だと機関車や先頭車しか撮れないので、いかにそれで編成を想定できる構図にするかで悩むのだが、これは単行なので車輛全体を撮るということで、いつもとちょっと調子が違う。ということで、陽射しが強かったこともあって、これは手持ちでの撮影。このぐらいの構図だと、充分見れるな。こいつは。

5月23日(火)

アオシマがOJスケールのプラスティックモデルで、EF6627号機の現在の姿で特定番号機を発売と発表。すでに国鉄時代のEF66は製品として出していたし、それがかなりヒットしたのでラインナップとして打ち出してきたものであろう。しかし、プラモで鉄道車輛の特定番号機というのはけっこうドラスティックだなあ。まあ、戦闘機やレースカーでは、特定のパイロットやドライバーの愛機・愛車をラインナップしているので、売れるとなればやる業界なのだろう。欲しいとは思わないが、なんか面白いな。

5月22日(月)

珍しく手元にない12㎜の貨車の出物があり、けっこう最近の相場より安かったので買ってくる。それにしても久し振り。最近では市場に出てくる客貨車の出物は、すでに何輛も手元にあるというケースが多く、「流石にもういいよ」という感じだし、昔に比べるとかなり相場が上がっているので手を出さないことが多くなっていた。この数年は増備は芸術祭に出展した機関車のみというのが続いていたが、たまにはこういうのがないと。

5月21日(日)

本日は5月の観光シーズンとあって、各地で鉄道イベントが花盛り。天気も良かった地域が多く盛況だった模様。しかし、これだけ開いてよく集まるよな。ディープなファンは少ないが、ライトなファンは多いということか。池袋東武百貨店の「昭和レトロな世界展」という名のレトログッズ即売会も第3回で盛況だし、やはりライトなお客さんを掴むというのが今のマニア商売のカギなんだろうな。記念切符の乱発もそうだし。

5月20日(土)

JR北海道室蘭本線・千歳線の普通列車で運用されていたキハ141系キハ143形の定期営業運転が5月19日を以て終了し、本日20日より新製の737系電車による運用に置き換えられた。同時にダイヤが改正され、スピードアップも図れることとなった。まあ、ある物は使えというか、JR 北海道の中では数少ない「乗客需要がある区間」だし、いかに凋落したとはいえ苫小牧・室蘭にはそれなりに産業があるので、千歳空港へのアクセス需要も便利でさえあればそれなりに見込まれる可能性はある。というより、もう架線が張ってあるところしか、旅客の需要はないんじゃないの。タマネギやじゃがいもはさておいて。

5月19日(金)

東横線に乗ろうと渋谷のホームに行くと、3月の改正から登場した「渋谷始発急行」として「ヒカリエ号」4110Fが停車中。早速乗り込んだが、今月は早くも「緑車」と両方クリア。しかし、渋谷始発急行は特急の続行で運転しているので、自由が丘での緩急接続がない。昼間は湘南台行き急行の前の優等列車がこのパターンなので、30分おきに出現する。そのあおりをうけて各停が9分、9分、6分、6分という不等間隔になってしまっていて、近距離の各停利用者はけっこうあおりを食っている感じ。おまけに朝ラッシュ時の上りの祐天寺での追い抜きも全各停でするようになったし。

5月18日(木)

日立製作所と東芝のコンソーシアムが、台灣高速鐵路股份有限公司(台湾高鉄)から、JR東海の新幹線N700S系をベースとした新型車輌を12編成(144両)を受注したと発表。2026年から順次納入する。いろいろすったもんだがあったが、なんとか落ち着くところに落ち着いた感じか。これは現在開業時に導入された700系ベースの700T系を置き換えるのではなく、輸送力増強のための追加発注という。新幹線車輌は、酷使される環境から耐用年数が短いので今後の置き換え増備も期待できるか。

5月17日(水)

このところ役所関係の用事が多いので、世田谷線にはよく乗っている。世田谷線の線路上もかなりのところで草が密生して、路盤や路側の盛土や切通の草むらと繋がり、なんか草原の中を走るようになっているところも多い。と思っていたら、約1週間ぶりに乗ったら盛土や切通の草刈りをやったらしく、かなり刈り込まれている。また、作業中の区間もあった。しかし、線路のバラストから生えた草は何故か刈っていないので、かえって軌道敷緑化みたいな感じになってしまった。まさか狙ってるのか?

5月16日(火)

西武鉄道が豊島園駅において、駅リニューアルと「スタジオツアー東京 エクスプレス」ラッピング電車登場を記念するイベントを実施。ハリー・ポッター・ラッピング電車(20152F)の出発式には、トーベン・イェンセン ワーナーブラザーズ スタジオツアー東京ゼネラルマネージャー、前川練馬区長、小池東京都知事、後藤西武ホールディングスCEO の各氏が魔法学校制服のコスプレ姿で登場しイベントを盛り上げた。なおハリー・ポッター・ラッピング車輌は3編成導入され、主として豊島園行きに充当されるという。

5月15日(月)

京浜急行の2023年度設備投資計画が発表され、基本的には品川駅の地平化と品川-北品川間の高架化などすでに発表済みだったり着手済みの計画がほとんどの中に紛れて、「泉岳寺駅のリニューアル」というのが入っていた。隣接する高輪ゲートウェイ地区での再開発と合わせて、隣接地に京急と東急の連携でビルを建て、その地下を利用してホームの拡幅、コンコースの拡張・機能強化を行うというもの。地下駅でそれをやるというのは言葉ほどには簡単じゃないが、高輪ゲートウェイ駅と泉岳寺駅を結ぶカタチで新しい街区を整備し、東西の玄関口とするのであろう。現状では都交通局の管理駅だが、完成後はどうなるのだろうか。

5月14日(日)

都営新宿線から京王線直通の列車に乗っていると、京王線の本線の方が踏切安全確認で遅れている。通常、緩急接続を基本とするダイヤの鉄道会社だったら、定時に来ている乗り入れの方の列車も遅らせて、ダイヤ通りの接続をできるようにするのだが、京王は流石にインターアーバンの伝統。ダイヤと関係なく、先に来た方を先出しして、本来と違う駅での退避・追越にしてしまう。21世紀にこれはちょっとびっくりしたが、路面から始まった鉄道としては素直な対応かも。関東では、京急・京成の1号線系統と京王ぐらいじゃないの。どれも「京」がついてるな。そういえば京阪もインターアーバンの伝統を色濃く残すし。

5月13日(土)

ということで、東青梅駅の配線改造工事が本日行われ、14日の明け方までには無事終了した模様。SNSに掲載された工事後の写真を見ると、予想通りやはり安全側線はなく、するりと一線になっている。これで貴重な本線上の車止めがまた一つ消えたことになる。線路の端っコの車止めファンとしては、ちょっと寂しいな。でも、ギリギリ撮りに行けてよかった。

5月12日(金)


明13日に、青梅線東青梅駅の12輌対応工事が行われる。東青梅駅は立川から複線で来た青梅線が単線に変わる節目の駅である。このため構内にはポイントと安全側線が設けられているが、構内の両端が踏切であるためそのままでは12輌対応のホームの延長ができない。そこで複線から単線に変わるポイントを河辺側に移設し、駅ホームを1面2線から1面1線に換えることで、元のポイントと安全側線のスペースを利用してホーム延長を行う。見ている方も多いと思うがFacebookで「車止め」の連載をやっているのが、東青梅は失念していたので、これは2番線が生きているうちにどうしても撮らなくてはならない。ということで、今週の火曜に取材に行ったのは東青梅だったのだ。側線の方の写真はFacebookで使ったが、こちらでは2番線の現役最後の姿を捉えたカットを掲載する。これ以外にも名残りの記録はたくさん撮ってきたので、なんかの時に使えるだろう。

5月11日(木)

本日は首都圏は午前中は快晴だったものが、午後からにわか雨が振り出し、場所によってはゲリラ豪雨にみまわれたところもあった。雷も発生し、16時頃に東急東横線の自由が丘付近の信号設備に落雷、都立大学から田園調布の間の踏切が動作しなくなった。この影響で東横線と目黒線の一部区間が運転を見合わせている。結果的に運転を再開したのは20時半過ぎとなり、300本以上の列車が運休し、17万人近くの乗客に影響が出たことになる。

5月10日(水)

横浜まで行く用事があったので東横線に乗ると、「緑車」がやってくる。昨日の「レトロ車」に続いてラッキー。なんか縁起がいい。先月は珍しく出会わなかったので、久々な感じ。そろそろ来るかなとは思っていたが、とはいえまだ10日。上旬に会えるのはなかなか良い引きだ。ついでに5175F「新・SDG'sトレイン」ともすれ違ったが、一瞬ですぐわかるレインボーカラーの派手さは相当なもの。これも目に付くなあ。

5月9日(火)

昨日インターネットの記事を見ていて、急いで取材しないと間に合わない鉄道ネタを発見。ちょっと発表まで詳細はここには書けないが、天気が回復したので早速行って写真を撮ってきた。押えるべきところはひとまず押えてきたので、乞うご期待。ところでその後別の用事でメトロ銀座線に乗ると、久々に「レトロ車」40Fがやってきた。昔のように通勤に使っているワケではないが、比較的乗るチャンスは多いので、このところ縁が薄かった感じだったから、何だかラッキーではあるかも。

5月8日(月)

JR各社が、ゴールデンウィーク期間中の鉄道利用者の状況を発表。各社の新幹線と在来線特急の利用者は合計で1100万人と、2018年のゴールデンウィークに比べ94%の水準まで回復。1990年代以降でも7番目に利用者が多いゴールデンウィークとなった。特に東海道新幹線は2018年対比で101%とコロナ禍以前の水準を超える記録をクリア。国内旅行が回復した上に、インバウンドもかなりの勢いで増しているので、直感的にはこのGWの人出はスゴかったという感じがあったものの、データ的にもそれを証明した感じだ。

5月7日(日)

今月のディアゴスティーニの「鉄道車両金属モデルコレクション」が送られてきた。今回はEF81(北斗星仕様)とキハ40。もはや「大きな鉄コレ」という感じだが、その分かなり手慣れてきてクオリティも安定してきた。しかし、キハ40はこのシリーズ初の単行で完結するハコモノ。これはポイント高いぞ。出来も中々だし。これはいよいよ動力化してみるか。結構部品も使えそうだし。

5月6日(土)

JR成田線布佐駅で、強風による倒木が走行中の電車のパンタグラフに当たる事故が発生、車輌は走行不能となり、成田-我孫子間で7時間以上に渡って運転を見合わせた。布佐駅と新木駅間で倒木があり、走行中に接触したものと考えられる。この救援で、5輌の付属編成で走行不能になった10輌編成を引き出すというかなり変わった運用が見られた。

5月5日(祝・金)

J昨年から群発地震が続いていた石川県珠洲市で、本日14時42分ごろ震度6強の地震が発生。震源深さが浅かったために震源地付近の震度は大きかったものの、地震の規模自体はそれほどでもなく、おまけに揺れが大きかったのは稀代の過疎地域として知られるエリアだったため、交通機関への被害はなく、点検のため北陸新幹線・北陸線・七尾線等一時運転を見合わせたが、夕方までには運転を再開した。能登半島ってバブル期にクルマで沿岸を一周したことがあるけど、その当時でさえ北半分には一つも信号がない状況で驚いたことがある。過疎化が進んだ今となってはどうなっていることやら。まあ、人が少なければ被害も少ない。これは基本だけどね。

5月4日(祝・木)

JR東日本高崎支社は、「SLレトロぐんま水上」の渋川駅停車中を利用したかつて使用されていた貨物用の待避線からの有料撮影会を4月30日に続いて行った。その様子が早速SNS等にアップロードされているが、停車中で3000円。ホームに横付け状態だし、渋川や横川でも撮れないワケじゃない構図なんで、この料金をどう評価するかは人によるか。まあ推し地下アイドルとのチェキとか、テーマパークのアトラクションで自動的に撮られる記念写真とか考えればそんなものかも。しかし、写真を見る限りサイドロッドが公式型式写真のような下限の位置に来ているのはスゴい。まあ、これは停車位置を考えれば偶然だとは思うが。7日にもまたやるというが、いい日銭稼ぎだね。

5月3日(祝・水)

本日、東急東横線の5050系4000番台の4114Fが長津田工場を出場し、田園都市線で試運転を行った模様。予定通り5168FにQシート車の4414号車・4514号車を組み込み、改番・10輛編成化したもの。これで4月の4113Fに続くカタチで、予定されていた10輛編成15編成・Qシート組み込み編成5編成が全部揃ったことになる。さてあとは2023年度内と言われていたサービス開始だが、やはり相鉄線内に行くんだろうな。そのぐらいの距離がないと有料のメリットが少ないし、いずみ野線方面だとこれによってまだ開発の余地がある土地の価値がかなり高まる効果も期待できるし。

5月2日(火)

今年の子供の日は令和5年5月5日ということで5.5.5.となるが、この記念切符が東武鉄道・京王電鉄・京成電鉄・新京成電鉄・相模鉄道・伊豆箱根鉄道・大井川鐵道など各社で計画されている。それぞれ趣向を凝らしているが、これを買い求める人がいるということなのだろうな。一般の乗車券や入場券で、日付の語呂が良いモノを買い求めて記念にするというのは昔もあったと思うが、最近は本当になんでも記念乗車券にしてしまうからなあ。まあ、死蔵されるので純粋に売り上げがオンされるわけだけど、一体どういう人が買っているのだろうか。伝統的な「鉄道ファン」とは違う人達であることは確かだが。

5月1日(月)



少し前のバージョンアップから、PhotoshopのニューラルフィルターでAIによりカラー化する機能が付加された。最近盛んに広告キャンペーンで吹聴しているので、どんなものか試してみた。元の学習データが人物と森や山といった自然の景色に偏っているようで、建物とか看板とか人工的に塗装/着色されたものについてはちょっと弱い。ということで、電車やディーゼルはあまりウマく行かないが、蒸機については古い写真を学習させているのか、意外とウェザリングがウマい。まあカラーでもモノクロでも黒いので、模型と同じでウマくウェザリングできればそれらしくなる。別のカットで旅客列車を変換したら、青15号の車輛もぶどう色2号で塗ってきた。旧型客車はぶどう色2号と覚えちゃってるんだろうな。これは学習させないと。ということで、試した中ではワリとよくできた、栗野駅の人が多く写っているヤツと、元の彩度が低い高島線の水鏡のヤツをアップロード。ところでこのAIなかなかずる賢くて、色付けが苦手なモノについては思いっきり彩度を下げて出力してくる。まあ、これもウマいやり方ではあるのだが。







(c)2023 FUJII Yoshihiko よろず表現屋


「ホビー日記」にもどる

はじめにもどる