「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2024年1月-




1月31日(水)

趣味もスポーツもそうだが、21世紀に入るとかつての昭和の時代とは違い、自分でやったり作ったりするのを楽しむ人はほとんどいなくなり、既製品を集めたり、プロの試合を見に行ったりするのが基本になってきた。その分鉄道模型でも、車輛もレイアウト用品も量産品が豊富に出回るようになった。どれもかなり良くできているので、「見立て」からさらに遠ざかってしまっているように思えるかもしれないが、実は良くできていればそれなりに深い「見立て」が可能になるのだ。そういうことで昭和の生き残りとしてはその経験を語り継ぐ意味で、16番量販品を使った「見立て」の世界を作ってみたいとは思っている。ここでも何度も触れたが、量販品の蒸気機関車にはユニトラックの370Rを通過できるものも結構多い。ということは、定尺べニアサイズのレイアウトが可能ということになる。N用のレイアウト用品を組み合わせて使えば、限られたスペースでも視線の方向を限れば仮想の遠近感を出すことも容易だ。一度そういう世界を見る経験が出来たならば、「見立て」の面白さを後世に伝えることができる。あるところでこの企画を実現できそうな機会もあったのだがその時はポシャってしまったので、今年から来年にかけては何とかやってみたいところだ。で、副都心線に乗ったら、やってきたのは「ヒカリエ号」。今月2度目にして、3回乗車。それも1日と末日という不思議な組合せ。これは縁起が良さそう。

1月30日(火)

エコーモデルの阿部さんの城新鉄道は、そのストラクチャーの細密さゆえにリアリズムっぽくとらえられがちだが、あれこそ究極の「見立て」であろう。何度もこの件については直接話を聞いたことがあるが、阿部さん自身が「見立て」至上主義なのだ。そもそも「見立て」という言葉自体、阿部さんが語っているのの受け売りなのだから。レイアウトは絶対にスケールにできない以上、リアル以上にそれ「らしく」デフォルメしなくては作ることができない。その時に「らしく」思わせるカギは「見立て」をどれだけ誘発できるかだ。見る者の記憶の中に残る過去のいろいろな情景が、レイヤーのごとく目前の模型の映像のバックにオーバーラップされることで、実際にそこにあるレイアウトと車輛以上の情感が沸き起こってくる。実は1960年代の16番はいろいろな意味で限界が多かった分、現実の模型を媒介として、こういう脳内に沸き起こるファンタジーを楽しむものだった。それは相当に余裕も教養もある人でないとできないことだし、実際当時のモデラーには「紳士」が多かったのもそれを現しているといえるだろう。心の広さが問われていたということもできるだろう。

1月29日(月)

微妙に月末3日分が残ってしまったので、ちょっと雑感を。16番を語る時には、山崎さん全盛の1960年代のTMSを読んでいた世代かどうかの違いが大きい。その時代の鉄道模型はある意味「能」のようなもので、限られた表現のレイアウトと車輛でも、「見立て」が広がることでそこに宇宙さえ見えてくるのを楽しむ世界観があった。逆にスーパーリアリズムでは、イマジネーションが湧いてこない。リアルで行くならばファインの方がいいし、見立てで行くならば極論すればスケールなんてどうでもいい。車輛限界さえ守ればそれでレイアウトは作れるし、地面の方はそういうフリースケールの方がかえって面白い世界を組み立てられる。ファインやっている人も、そういう世代の人は少なからず「山崎さんの16番」的な世界にノスタルジアを感じていると思う。要は実物を再現するのではなく、テーマパークのような「夢の世界」を作るところがポイントなのだと思う。そういう「スモールワールド」を今のレベルで実現してみたいという願望は、結構強く持っている。

1月28日(日)


ということで、続いてこれまたおなじみのエコーモデルの日車25頓。これは一度ここに載っけたことがあるな。これもジャンクをキット以下価格で入手しての再生。どれも元の味わいに合わせて再生したので結構テイストは違うけど、それも含めて16番らしさ。結局「何でもあり」が16番の良さだったんだと思うなあ。昔の「オメガセントラル」みたいに。世界中のいろんな車輛が同じレイアウトの上を次々走ってく。山崎喜陽さんの夢はここにあったんじゃないかな。でも、スケールのHOにも使えるようにしたジオラマだけど、昭和の16番らしさが伝わってくる使い方が一番いいのかも。でも、どっちもフルワルシャート。これ、けっこうソソるんだよね。

1月27日(土)


1月はなんだか忙しかった。模型も本当はやらなくちゃいけないことがあるんだが、ほとんどできず。フォトセッションもやってない。ということで急遽撮影。手軽にということで、16番で。思うところあって昔の16番の自由形Cタンクをいろいろ集めていたのだが(まあ一番16番らしいよね)、手がスベってプロトタイプのある私鉄形Cタンクもジャンクに手を出して再生したのがある。といえばブツはわかってしまうのだが、まずは珊瑚の「なんさつ」。有名なカツミの初代「Cタンク」のヒントになったのがこれだが、結構違うなあ。珊瑚製の方がカワイイかも。

1月26日(金)

小田急グループの箱根関係企業の再編が発表された。小田急箱根ホールディングス、箱根登山鉄道、箱根観光船、箱根施設開発を合併し、小田急電鉄の100%子会社として社名を小田急箱根に変更する。存続会社は箱根登山鉄道。箱根で飲食・物販業や清掃業、警備業等を行う企業も箱根プレザントサービスとして集約。これは箱根登山バスと共に小田急箱根の子会社となる、箱根登山鉄道、箱根観光船の飲食・物販事業を継承する。組織改編は2024年4月1日付。これにより箱根の観光資源開発の強化を図る。

1月25日(木)

西武鉄道が3月16日のダイヤ改正の概要を発表。大きな変更は、他社線との乗り入れのない新宿線系統が中心となっている。目玉は平日日中時間帯に急行と各駅停車を各1往復増発し、列車の運転間隔が現行の12分からコロナ以前の10分に戻る点。拝島線・国分寺線もこれに合わせた増発を行う。この他、朝の拝島ライナーの増発や、特急の運転区間の変更が行われる。これにより所沢始発の特急が登場する。池袋線系統は、朝の特急の増発以外は、利用状況に合わせた微修正にとどまっている。

1月24日(水)

昨日のJR東日本新幹線の架線事故は深夜までに復旧。本日は始発から平常通りのダイヤで運行された。このため、未明の時間帯に大量の回送列車が運行された模様。事故の原因は、架線にテンションを掛ける装置と架線を繋ぐ「重錘ロッド」が破断したためと判明。今後行われる検証により、そもそも構造的な問題があったのか、製造上の瑕疵があったのか原因が追求されると思うが、影響が大きいだけに結果が気になるところだ。

1月23日(火)

23日午前10時58頃、さいたま市内の東北新幹線で架線が垂れ下がってショートし停電が発生。この影響で、東北新幹線の東京-仙台間、上越新幹線の東京-新潟間、北陸新幹線の東京-長野間が運休。午後から一部区間で折り返し運転を始めたが、東京-仙台間と東京-高崎間は終日運休となった。また復旧作業中、2人の作業員が感電し救急搬送されたという二次災害も発生した。停電のため現場付近で立ち往生した列車から避難もかなり手こずった模様。現状ではまだ復旧のメドが立っていない状況だ。

1月22日(月)

すでに予告の通り、本日より七尾線の羽咋-七尾間が運転再開。実際のインフラとしての貢献以上に、鉄道の運転再開は復興の槌音の響きになるのは確かだ。道のように通る人がいれば通れるのではなく、定時に動いてくれるということが安心に繋がるのだろう。日頃「Mr.地域振興」トキ鉄の鳥塚社長がおっしゃっているように、鉄道が走っていることが、地域にとって心臓の鼓動のような役割を果たすのだろう。でも、だったらローカルの第三種鉄道事業者は地方自治体がなるしかないんじゃないの。学校がそうであるように。

1月21日(日)

サンゴパーツは本日から。ということで、去年の年末に探しておいてもらうようお願いした部品を取りに行くと、「もうちょっと待ってくれ」とのこと。パーツが揃ってから作業に入ろうと思っていたのだがスケジュール的なこともあるので、ワリと独立性の強い部分だし、頼んであるパーツとは関係なく進められるところからスタートするとするか。で、帰りに副都心線に乗り換えると、やってきたのは「緑車」。本年初緑車だ。下旬に入ってしまったが、やっぱり引きは強い。備忘録として。

1月20日(土)

来週の金曜日、26日から運転開始する「THE ROYAL EXPRESS 四国瀬戸内クルーズトレイン」の試運転がたけなわで、その写真がSNS等にアップロードされている。JR四国は機関車を持っていないので、JR貨物のEF210とEF65が牽引するのだが、EF210は前パンタを下げて片パンタで運行している。次位での回送時などを除くとあまり見ない姿で、交流区間のようで面白い。なんでそうなっているのだろうか。

1月19日(金)

能登半島地震により非常に大きな被害を受け全線で運休中の「のと鉄道七尾線」の内、羽咋-七尾駅間に関しては今月22日より運転再開の予定だが、七尾-能登中島間についても2月中旬の運転再開を目指して復旧工事を進めると、のと鉄道とJR西日本が発表。能登中島-和倉温泉間についてはまだ復旧時期は未定とのこと。

1月18日(木)

昨年12月26日に、北朝鮮の平壌発検徳行旅客列車で脱線転覆事故があり、400人以上の乗客のほとんどが死亡したと米国RFAが報道。端川駅を通過し、東岩-梨坡間の峠越えの途中で牽引力が足りなくなって逆走し、7輌の客車が脱線し次々と谷底へ転落したもの。彼の国の出来事なので詳細は不明だが、この手の事故は数年に一回起きており、車輌・線路ともに老朽化と整備不良でまともな運転が出来なくなっている北朝鮮の現地事情を示している。

1月17日(水)

本日午前7時頃、つくばエクスプレスのみらい平-守谷間でレールの破断が発生し、修理のため正午頃まで運休という事故が発生。信号電流が切れて停止信号を現示したため発覚したもの。温度などでレールが浮き上がったり曲がったりする事故はしばしば起きるが、破断というのはワリと珍しい。駅の案内でも「レール破断のため」と出ていたからなあ。ロングレールの溶接不良とかあったのだろうか。原因究明が急がれる。

1月16日(火)

JR東日本と沿線自治体の全面対決になってしまった、京葉線の快速廃止問題。JR東日本が少しだけ折れる形で、朝の上総一ノ宮発と君津発の快速各一本づつを復活させる再改定ダイヤ案を出してきた。まあ役所っぽい妥協案ではあるが、一旦発表したダイヤを施行前に改定するというのもかなり異例のことだし、廃止する快速を残すというのも前例主義の組織としては趣旨を覆すことだし、JRとしては苦渋の譲歩であることは間違いない。しかし、それと利用者のメリットが結びつかないところに、そもそも国鉄体質が残っているJRの問題点があるのだが。

1月15日(月)

昨14日、東武鉄道日光線新鹿沼-日光駅間で蒸気機関車牽引の記念列車「いちごSL 大樹ふたら」がSL大樹の編成を使用して運転された。栃木県誕生150周年・鹿沼市制75周年を記念したもの。新鹿沼-下今市間で蒸機牽引の営業列車が運転されるのは初めて。しかし、SLで営業運転ということは、東武は日光線に関して蒸気機関車による動力方式の許可を取っているということ。これは結構やる気を感じるな。佐野線とか伊勢崎線の先の方とか、線路空いているんだし、機関車も3輌あるんだし、どんどん許可とって走らせれば客来るんでは。このご時世だから、「お立ち台」は有料にしてもいいし。

1月14日(日)

今月分のディアゴスティーニ「鉄道車両金属モデルコレクション」が届く。今回は185系と489系と、国鉄特急電車二本立て。ハコモノはかなり手堅くなったけで、なんかCADデータを流用できる機種が増えてきたような。どうせ簡易金型なので持たないから塗り替えというわけにもいかないし、基本データを共用して細部を再設計しているのだろう。次回はC623号機。これも2号機のデータを基本にできるし。

1月13日(土)

JR北海道が、キハ143形を改造した4輌編成の観光列車「赤い星」「青い星」を2026年4月より運行開始をめざすことが公になった。「赤い星」は豪華列車で、個室、展望席、茶室を備え、食事の提供も行う。観光列車では珍しい「茶室」も用意する。夏場は道内周遊のクルーズトレイン、冬は釧網本線の観光列車として運行。「青い星」は短距離観光列車という位置づけ。「地元負担を前提に存続を目指す赤字8区間」を中心に運行区間を設定する。ということは、これも道や地元自治体の資金を投入するヤツか。まもなく正式の記者発表があると思われる。

1月12日(金)

所用があって京王線に乗ったが、運よく京王緑車の「高尾山トレイン」8713Fと、「サンリオトレイン」9731Fと、両方に出会うことができた。ぼくの場合、高尾山トレインは割とよく出会うのだが、サンリオトレインは結構珍しい。おまけに帰りに世田谷線に乗ると、玉電デハ200塗装の301F。まあ、見ることはよく見るが、乗ることは結構珍しいかも。まあ、引きの強いラッキーな1日だったなあ。

1月11日(木)

本日の北海道地方路線問題調査特別委員会で、地元負担で存続を目指す赤字路線の支援として、道は鉄道車輌4輌を新規に購入して、2月からJR北海道に対して無償で貸与する方針を明らかにした。この車輌は宗谷線・根室線・室蘭線・日高線で活用する予定で、年度中に順次投入してゆくとのこと。2022年度に釧網線・花咲線・石北線・富良野線に投入された、北海道高速鉄道開発株式会社保有のラッピングH100系に続く増備と思われる。これならいっそのこと、ローカル線は道営にしちゃったほうがいいんじゃないの。

1月10日(水)

近畿日本鉄道は、特急列車の喫煙室を3月1日から全廃すると発表。近鉄特急は民鉄唯一、喫煙室がある列車だった。すでに新幹線の喫煙室についてはこの春での廃止が発表されているので、今後喫煙可能な列車は定期列車では「サンライズ瀬戸・出雲」のみ、あと一部の喫煙室のある観光列車のみとなる。これもご時世ということか。しかしぼくは今は非喫煙者だが、普通に灰皿が客車についていた昭和の国鉄や、出張帰りばかりでオヤジ天国だった平成の新幹線喫煙グリーン車(圧倒的に車販が酒を売りに来るので、非喫煙者でも飲む人は極めて便利だったし、どんな話題を出してもセクハラ問題が起きないので気楽だった)が懐かしいのも確かだ。

1月9日(火)

8日午後4時40分頃、京都鉄道博物館で「SLスチーム号」の運転を終えたC622号機が逆走しテンダの車輪が脱線する事故が発生。けん引する蒸気機関車「C62形2号機」の最後尾の両輪が脱輪したもの。石炭と水の積込作業後、庫内に収めるべく転車台へと前進しようとしたところ、運転操作を誤って後退し車止を越えて脱線、通路の屋根に当たって止まった。まだお客さんがいる状態だったので、写真や動画の記録がかなり残されている。9日は休館日のため、車輌や線路の状態を調査した上で11日以降の対応を決めるという。

1月8日(祝・月)


ModelsIMONから、1/87 12mmのC5533号機が元日に発売された。最近ではあまり1/87の蒸気機関車を買うことも少なくなってしまった(というより、欲しいものは大体持っている)が、これはぜひ買わなくてはならない。それというのも、33号機があると最初に吉松機関区に行った時の流改を中心とする「5人衆」が全部揃うからだ。ということで、10号機、26号機、27号機、33号機、34号機の揃い踏み。このうち26号機は、最初の韓国製34号機をベースに改造して自作したもの。26号機は「角度」に掲載されているのでこの当時の吉松のカマの中では一番資料がある機番なのだが(だから天賞堂も26号機ベースで製品を出してきた)、なぜか製品化されていない。少なくともぼくの知る限りで26号機を作ったという人はいないので(ということは、基本的に存在しないということに等しい)、20年近く前に26号機を作った意図がやっと花開いた感じ。

1月7日(日)

台湾阿里山鉄道のシェイ式蒸気機関車21号機が、2019年に動態復帰が決まって以来足掛け4年の修復期間を経て、昨日より運行を開始した。今後は毎月第1土曜日に阿里山林業鉄路の嘉義-北門間で観光運行を行うとのこと。早速友人も乗りに行ってきた。短距離でテーマパークのアトラクションの乗り物のようだが、それでも人が集まる観光資源にできるのは台湾の民度や経済力のなせるワザだろう。日本にもファンは多いので、いっぱい行くのでは。

1月6日(土)

今年も正月の風物詩、成田臨や高尾臨が関東各地から運行されている。本格的な「足」だった昭和の国鉄時代とは違いツアー商品的な位置付けだが、ちゃんとお客さんが集まっているのは大したもの。地元の駅長さんとか、必死に売り歩いているんだろうな。それでも結構珍しい編成をフィーチャーしていたり、「撮り」の皆さんにはおいしいネタを提供しているようで、色々写真もSNS等に上がってきている。鉄道会社も、近頃のマニアを踊らせるマーケティング術にはだいぶ長けてきたようだな。

1月5日(金)

JR各社の年末年始期間(12月28日~1月4日)の利用状況が発表された。1日の能登半島地震による北陸新幹線や上越新幹線等の運休・遅延があったものの、2日の羽田空港事故への対応で臨時列車の増発などが行われ、全体としての利用状況は前年越えで推移している。前年対比ではJR東日本は109%、JR西日本は108%、JR東海は108%でコロナ前の2018年実績を越え、JR九州は111.7%。黒字各社はいずれも110%前後の実績を残した。

1月4日(木)


世間的には仕事始めのようだが、ぼくの仕事の予定は明5日からなので、本日は三が日でない正月休みを楽しもうと、天気も良いし開通以来懸案になっていた宇都宮ライトレールの乗り歩きに行ってきた。朝から宇都宮線が人身事故でダイヤが乱れたりしていたが、運良くラッシュ時間帯の列車が1時間遅れで来たりして、そんなに余計な時間はかからなかった。かつてはかなり閑散としていた宇都宮駅の東口だが、新しいビルなどもできテナントも入って賑わっている。そして驚いたのは、まだ学校は冬休みとはいえ、仕事始めの平日の昼にもかかわらず、ライトレールは混んでいるのだ。車内はクロスシートということもあって立ち席の余裕が少ないので満員。宇都宮市街の東側の端に当たるベルモールに向かう乗客が多く、そこまでは満員だ。専用軌道区間を過ぎると、工業団地の中を走る感じになるが、けっこう地元の乗客がいる。流石に工場がまだ休みなので終点付近は少なくなるが、それでも「乗りに来た」お客さんがかなりいる。折返しの列車も、乗ってきた人がそのまま乗って帰るので、芳賀・高根沢工業団地駅で座席は2/3ぐらい埋まってしまう。で、やはりベルモール至近の宇都宮大学陽東キャンパス駅で満員に。少なくとも、充分黒字になる乗客を確保している感じだった。あとは、沿線の土地の利用度がまだまだ低いので、これから住宅などが開発されるのを待つ感じだな。

1月3日(水)

元旦の地震、2日の羽田飛行機衝突と、帰省Uターンの足が大きく乱れた年始となった。特に空の便が大きく運休したので、各新幹線とも臨時列車を緊急増発して、飛行機での上京を予定していた旅客への対応にそなえた。地震の影響から平常運転に復帰したばかりの上越・北陸両新幹線も、早速増発で対応。今年は年末年始の休暇が伸ばしにくい曜日割りだけに、三が日で帰る予定の人も多かったと思われ、迅速な対応での足の確保には救われた人も多かったのではないか。

1月2日(火)

今月分の「記憶の中の鉄道風景」のコンテンツの作成。今月もまたPhotoshopのAIカラー化のニューロフィルターのプラグインを利用した蒸気機関車時代の昭和の鉄道写真をカラー化してみた記録しりーず。今月は先月からの続きで。1971年12月に日豊本線他の付近で撮影したカットのカラー化の2回目。アドビはサブスク契約なので、勝手にどんどんバージョンアップしてくれるのだが、カラー化ニューロフィルターも改良されているようで、なかなか上手くなってきているようなのでなかなか興味津々。

1月1日(祝・月)


あけましておめでとうございます。地震・津波がやってくるドラスティックな正月。毎年親しい方には模型のジオラマの写真を使った個人の年賀状を送っておりましたが、今年は昨年母が103歳で亡くなり喪中ですので、年賀状は控えさせていただきました。ということで、そうでなければ使ったカット。ジオラマも車輛も旧作ですが、ご挨拶ということで、今年もよろしくお願いします。ところで、今日は正月の親戚への挨拶回り。その途中で東横線に乗ったが、往きも帰りも「ヒカリエ号」4110F。往き帰り乗車は初めてだな。これは正月からラッキー。備忘録として。







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