「夢」を大人買い

-今月のホビー日記・2026年5月-




5月17日(日)

天プラの9600の九州型は16番の製品としては結構良くできているのだが、その内部構造上九州の特徴とも言えるキャブ下部の穴が開けられないという致命的な問題がある。もちろん少数派では昭和30年代以降に他地区から転属してきたキャブ穴のない9600もいないわけではないが、やはり1/80でも1/87でも「九州のキューロク」にこだわってきた身として、九州らしさの表現として欲しいもの。ダイキャストのフレームがど真ん中を通っているからこそ「こういう製品」になってしまったのだと思うが、一つ打開策を思いついた。それができるかどうかはやってみないとわからないので、キャブ側面に傷があって加工が必要なヤツを人身御供にして作業開始。プラの側板の板厚が厚いことを利用して台枠との間に凹みを作り、そこにオーバースケール気味のコックのパイピングを取り付けることで、奥行きを深そうに見せるという算段だ。やってみるとなかなか効果的。やはり九州はこれでないと。まあ天プラ96は例によってオークションで難ありを何輌か集めたので、ぼちぼち加工していくか。

5月16日(土)

東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道・JR東日本が、6月27日(土)・28日(日)にSL大樹「はにつ(土津)」を下今市-会津若松間で運行すると発表。これはJR東日本びゅうツーリズムおよびクラブツーリズムが販売するツアーとして運行されるもの。6月27日は下今市発会津若松行きでDL+SL+客車3両、6月28日が会津若松発下今市行きでSL+客車3両+DLとなる。上り下りとも運行時間は7時間を越える長丁場。なお列車名は、会津藩初代藩主・保科正之公を祀る土津神社が由来。意外にも旧会津線区間は半世紀ぶりのSL運行とのこと。

5月15日(金)

東急電鉄の本年度投資計画、続報で事故車の代替は、先に新製で2020系を2編成製造して必要編成数を充当してから、事故車の修理を行うとのこと。ということはこれ、生き残っている車輌については編成での修復ではなく、バラして5101Fの方は東横線の5050系への組み込み(10輌編成化orQシート車外し)、2135Fの方はバラして6050系増備への組み込みとかするのかな。

5月14日(木)

本日は午後から友人が自由が丘で身内のクローズドな鉄道イベントをやるというので、ゲストとして参加。色々話をしてきた。こういう楽しみ方ができるのも、シニアになるとまたいいかな。で、行きがけには「白車」に出会う。今月もまあまあのペースでの引きだな。備忘録として。

5月13日(水)

西武線に乗っていて偶然発見してしまったのだが、清瀬の夢空間の保存してある公園って西武線の線路脇なのね。電車の車窓からもバッチリ見える。公共交通機関から見えるというのは、なかなかインパクトがある。行ってみたい気にもさせるし、場所がはっきりわかるので二重の意味でパブリシティー性が高い。ところで、その西武池袋線内で「黄車」と出会う。乗入他線で出会うと、なんかポイント高いな。備忘録として。

5月12日(火)

民鉄各社の26年度の設備投資計画が発表されている。東急では大井町線用の6050系6050番台を8編成増備する。現状の9000系、9020系の所定数に並ぶので、今年度中に一掃されることになるようだ。さっくり新製して置き換える東急とそれを譲渡してもらって活用する西武とで、キャッシュフローの厚みが歴然だよな。梶が谷駅事故車輌も、修理および新製ということなので、5101が修理、2035Fは車体新製での対応ということであろう。

5月11日(月)

ゴールデンウィークの千秋楽となる9日・10日の週末は、中央線、大井川鐵道をはじめ「夜行列車」という名の終夜運転の観光列車が運転され、満員の乗客で活況を呈したようだ。最近ではこの手の夜の間走りまくるタイプの観光列車が人気を博している。確かに非日常性という意味では相当にインパクトがあるので、結構病み付きになってしまっている人もいるだろう。そういう意味では限られたマニアでも、常連のリピーターになってくれれば充分集客は可能だ。終夜運転のためにいろいろなコストやリソースもかかるとは思うが、車輌の方を特別仕様にしなくてもいいので価格設定さえ上手く行けば、小さい鉄道ほどそれなりのカロリーアップも期待できる。そのあたりが、手を出すとやめられないところだろうか。

5月10日(日)

16番の天プラ9600の補修・改造はあとナンバープレートを貼るところまで来ていたのだが、最近の16番は昔みたいにレトロフィット用のナンバープレートを売っていない。オークションにもあまり出てこないし、仕方がないのでIMONのユーザ特注ナンバープレートの分売に賭けることにした。どんズバのはないが、一応九州で筑豊エリアにいたヤツならいいだろうという16番精神で買ってきて取り付け。ついでに前に再生した小工デフ付きの天プラ9600の分も買ってきて、ひとまず2輌カタチにする。運転会はこれでセラを牽かせればいいや。渋谷まで往きは田園都市線「絵車」。備忘録として。

5月9日(土)

本日は久々に松本さん宅の「D&GRNクレメンタイン支線」の整備工事の続きを再開。松本さんが池袋鉄道模型芸術祭の参加作品の製作やその後も多忙なことがあり、2か月ぶりの実施となった。今回も若手の浜田さんが手伝ってくれる。ヤードと接続するあたりのポイントマシンは全部取り付けて、ひとまずメインライン側の支線に関わるポイントは、全部マシンが着いた。だんだんコツがわかってきたので、試行錯誤せずにすぐ作業できる。次はクレメンタイン駅だが、この入り口のところにある二つのポイントのトングレールが歪んでいて、稼働させるには修理が必要(現状では半田で仮固定して走らせている。ということで、トングレールを外して持って帰って修理することに。今回は外したところの写真を。なんかドローンで撮ったみたいで、こういうのも面白い(というより、我々がTV番組とかでドローン的構図に慣れてしまったということだろう)。

5月8日(金)

ちょっと熊谷まで行く用事があって、クルマで関越道経由で行ったのだが、降りるインターは嵐山小川。要は森林公園とか小川町とか、東上線の急行の終点のあたりだ。練馬から入って渋滞さえなければ、制限速度で走っても3〜40分でついてしまう。そのわりにJR高崎線経由だと、熊谷は新幹線の駅という感じで、いかにも小旅行みたいなイメージになってしまう。まあ大宮をぐるりと回るので、実際距離も長いのだが。そういえばかつて西武秩父線がない頃は、秩父といえば国鉄の熊谷経由のルートに対して、東上線が秩父鉄道に乗り入れて、通勤型使用ながら圧倒的な優位に立っていたのを思い出した。西武秩父線が開通してからも乗り入れはやってたんだよね。前に「記憶の中の鉄道風景」に載せた1974年のカットを参考までに。

5月7日(木)

近々16番の運転会に誘われているので、そろそろ何かネタを用意しなくてはならない。全くストックのままというのもつまらない(出たばかりの話題の製品ならさておき)ので、何輌かある天プラの9600のジャンクの中からどれか修理して持って行こうと思うのだが、天プラの9600の九州型にはその内部構造上キャブ下部の穴が開けられないという致命的な問題がある。もちろん少数派だが転属の時期によってはキャブ穴のない9600もいないわけではないが、やはり九州らしさの表現としては欲しいもの。だからこそ「こういう製品」になってしまったのだと思うが、一つ打開策を思いついた。それができるかどうかはやってみないとわからないので、一番状態が悪いヤツを人身御供にして分解して作業を始めたのが2日前から。コックのパーツを探しに行った話は書いたが、プラの厚い板厚の分だけ抜いて台枠との間に凹みを作り、そこにオーバースケール気味のパイピングを取り付けることで、奥行きを深そうに見せるという算段だ。やってみるとなかなか効果的。ひとまず傷がついたり痛んだりしたところもあったので、そこも含めて今日は塗装まで仕上げた。塗る部分のマスキングにエラい手間かかったけど。で、お昼に東横線に乗ると、相鉄線いずみ野線直通の急行に「黄車」が入ってきた。今月一つ目。備忘録として。

5月6日(祝・水)

ゴールデンウィーク中の昨日と本日、上野駅地上ホーム13番線の「PLATFORM13」を使用してトミーテックの鉄道模型TOMIX50周年を記念するイベント「鉄道模型トミックス50周年 旅立ちのプラットホーム」が開催された。これは13番線に勝田車両センター所属のE501系K704編成を留置し、その室内とプラットフォームを会場として記念イベントを行うもの。入場には前もって販売されたチケットが必要など、鉄道模型関連イベントとしてはかなり本格的で大規模なイベントとなっている。さすが親会社が上場企業だけのことはある。なお、E501系の上野駅への入線は19年ぶりとのこと。

5月5日(祝・火)

天気もいいし気温もほどほど。ちょうど一日空いてしまったので、なにか乗り鉄で過ごそうと思うが、比較的近場で乗れて乗ったことのない車輌や路線がほとんどなくなってしまったので、なかなかネタに困る。ふと思いついて、八高線のHB-E220系には乗ったことがないのを思い出して乗りに行くことに。高崎の方に向かって行っちゃうと時間が読みにくくなるので、小川町まで東上線で行き、高麗川まで戻ってくる流れにした。車内は209系以来の現代的な電車だが、片開き扉で窓に中桟があるのが妙にレトロ感を醸し出す。加減速や走行感は電車そのもの。まあ、モーターで動いているのでそりゃそうだ。出発時のみかなりエンジンの回転数が上がって「動力」を感じるが、加速感とエンジン音のアンバランスが妙。それ以外は低回転で発電してジワジワ充電しているようで、昔の冷房付き客車の発電機程度なので、発動機感はそれほどない。それにしても高麗川以北の八高線とは思えない加速感は、車窓の景色とアンマッチングで不思議な感じ。バリアフリーのトイレは異常に占有面積が大きく、ドアも非常にデカい。その分開け閉めの音が大きくて車内中に響き渡るのはなんとかして欲しい。その後は飯能から西武池袋線-新宿線経由で戻ってきたが、小手指では7000系の7002Fが入線しているのを見たし、新宿線では「茶車」に出会ったし(昭和100年記念のヘッドマークを付けていた)。備忘録として。

5月4日(祝・月)

蒸機のパイピングにはつきもののコック。ロストパーツとしては16番のかなり初期からあったのだが、当時からの在庫を使い果たしたので補充しようとModelsIMONで探したが、エコーとかでは全然ない。片っ端から探して、今は亡きマイナーなメーカーの売れ残った製品をなんとか入手。基本的に必需品なので、どこか再生産してくれないかなあ。そんなに複雑なカタチではないので、昔の原型を使った製品でも問題ないと思うのだが。

5月3日(祝・日)

そういえばこの連休は、こどもの国線で動態保存の8637Fが営業運転に着いている。天気もいいし、けっこう撮影に行っている人も多いようで、SNS等でその姿を目にする。まあ、こっちは死ぬほど乗っているので、いまさら8500系という感じもするが、今の若い人はあの全面コルゲートのステンレスボディーに、ぼくらがかつてリベットの浮き出た戦前派の旧型国電に感じたようなノスタルジアを感じるのだろうな。70のジジイでも、京王の7000型とか東武の10000系とか、製造時期により全面コルゲートの車輌とリブ付きの車輌が混在している系列でコルゲートのが来ると「古い」って感じるからなあ。ところで休日の渋谷からの帰りは、17時台18時台の23分発の渋谷始発の急行中央林間行きを利用することが多い。今日もそうだったが「絵車」だった。備忘録として。

5月2日(土)

JR山口線の観光列車「SLやまぐち号」が、ゴールデンウィークに合わせ本日より運行開始。4ヶ月ぶりの蒸機のやまぐち号の運転となる。昨年はいろいろトラブルもあったが、今年はスムーズに問題なく走ってくれればと思う。JR西日本的には観光列車としてかなりの投資をしているので、ここは頑張って欲しいところ。今年度も12月までの土休日(9月は運休)に、1日1往復の運行を行なう。

5月1日(金)

大井川鉄道が6月から経営改善に向け井川線を観光鉄道化し、運賃ではなくアトラクションとして商品化することで、実質的な料金の大幅値上げをすると発表した。元々発電所の工事のために敷かれた路線なので沿線にはほとんど住民がおらず、乗客はほぼ観光客のみの路線なので、これは当然と言ってもいいアイディアだが、なかなか実現が難しい。しかしそれをしっかり実行に移すところがさすが鳥塚社長だ。案の定、地元の野党勢力とか既得権だとして反対する人もでてきているが、地元民には無料パスを出すとちゃんと対策をしているし、そもそも鉄道会社が生き残れなくては元も子もないのだから。せっかくの観光資源に金を産ませるには策がいるということを理解しないと。しかしこれが成功すると、全国のいろいろな鉄道にとって起死回生のワザになるな。「ノロッコ号」なんて1680円だけど、10000円でもいいくらい。そのほうがかえってインバウンド観光客にアピールするのでは。



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