カメ辞苑(仮称)

個人的に周辺で聞かれる言葉から、いくらか集めてみました。中にはあちこちで使ってる言葉もあるでしょうけど、 なんじゃこりゃな言葉もあるでしょうけど、既に風化してるのもあるでしょうけど、まあとりあえずこんな具合で。 語録的なものやコラムみたいなのもあったりもしますが。なんとなく使ってたり、本当は殆ど使ってなかったり、 ある時だけキマった言葉はなかなか思い出せないものだったりもするので、 追々、増やして行くことになると思います。つまり随時更新。中には結構風化してるのもあるかもです・・・。


    あい-えす 【IS】
      →イメージ・シェーカー

    あうとれんじ-せんぽう 【アウトレンジ戦法】
      超・超望遠を構え踏切に仁王立ち、警報機が鳴るより先に真正面から列車を仕留める。これぞ漢。 実際には列車が高速な本線では相当に無理な相談で、せいぜい鶴見線程度でしか有効な手段となり得ない。 最早大艦巨砲の時代ではないのであった。

    あじ-かめ 【アジカメ】
      1.アジなカメラ。高価でなく、しかし珍しく、そして個性的であるカメラ、ギミック的カメラ、 或いは頑張ったが勇み足、前のめりなカメラ・・・・・とするのが定説。
      2.名機だと扇動されるカメラ。きっと誰か儲けてんだぜ。(ぉ

    あなろぐ-かめら 【アナログカメラ】
      どっかのMOOKが銀塩カメラをそう呼んでいたが、まるで原理の違うものの対語にするなら、もうちょっと考えようもあるだろうに、これではマビカやQ−PICの立つ瀬がない。

    ある-ちう 【アル中】
      1.アルパ中毒。アルパ中毒者。
      2.坂崎経由アルフィー繋がり。

    あんき-もの 【暗記もの】
      その昔スペックを諳んじる程にカタログを舐め回す中高生も珍しくはなかったが、三つ子の魂か雀百までかいい歳こいて未だ、或いは昨日今日で俄仕立てなのか、 どこぞの聞き齧りを立て板に水のオッサンも、たまーに出くわすカモ。会話上でイチイチ「勝ち」を取りに来る手合いも何故か多いようで、 趣味の上での共感や「知る楽しみ」とは大分、程遠く・・・・・というよりそもそも、双方向コミュニケーションが成立しなかったりするわけで、 ひっかけ問題的なネタ振りで恥かかせることはあっても(ぉ、基本的には面倒臭いのである。 「暗記ものは苦手でして」などと発したならば、まずそういうコトの表明と思っていい。(ぉ(ぉ

    いじっく-えんじん 【弄っくエンジン】
      →修正主義

    いちがんれふ-さがり 【一眼レフ下がり】
      いわゆる「ミラーレス一眼」の分類のひとつで、既存の一眼レフ規格からの派生とみなせるものを指す。 マイクロフォーサーズが嚆矢となったものだが、既存の規格とはセンサーサイズが同一、マウントは完全互換か、または純正アダプターを介して完全連動することが要件。 「ミニコン下がり」に由来。 ⇔コンデジ上がり

    いーとーまきまきいーとーまきまき 【いーとー巻き巻きいーと―巻き巻き】
      歪曲収差出まくってます、のテーマソング(糸巻編)。

    いめーじ-しぇーかー 【イメージ・シェーカー】
      キヤノンご自慢のIS(イメージ・スタビライザー)のジャイロ不調。OFFにした方がマシというのが情けない。 ところが映画の分野には本当にそういうモノがあるらしく、どうやらそっち用の部品が紛れていたようだ。

    うどんこ-びょう 【うどん粉病】
      放置したり、小雨に濡れた後などの、ゴム部分から何やら析出(?)して、白く粉を吹いたような状態。みすぼらしいったらありゃしない。

    うーろん-ちゃ 【ウーロン茶】
      その現像液いー加減換えたらどうだ。

    うわっつらー-らいか 【上っ面ーライカ】
      いわゆるひとつのコピーライカ。キヤノンをこの範疇とするか、といった議論が後を絶たず。ライカ上っ面―とも。

    おうと-まん・おうと-ぼーい・おうと-わんてん 【嘔吐マン・嘔吐ボーイ・嘔吐110】
      失礼しました。m(_ _)m

    おお-じゅんこう 【おお順光】
      おーお順光、光が回れば僕はうーれしいーよぉ(初期型長渕風)。

    おちぼ-がい 【落穂買い】
      値崩れした余り物を買うこと。後継機種やライバルの登場、陳腐化、人気の衰え等により、 値段が下がったところを見計らって、買う。欲かいてもう少し下がるかと粘っているうちに在庫が切れてそれっきり、 ということもあり、しばしばチキンレースにも喩えられる。忘れた頃に出てくる死蔵品の叩き売りも然り。 転じて、中古の値下がり狙い。後継機が出回れば相場が下がり、物によってはあっという間に二束三文である。 新旧の差は機種により色々だが、どう見るかはモノサシの置き方次第という、妙がある。 そんな悠長な買い方など、本当は大して必要な物でもないからだろう、などと言ってはいけない。

    おみこし 【お神輿】
      1本の三脚に平行プレートやらを駆使してカメラ満載状態。2本の手でレリーズを扱い切れず足やら口やら。 一脚なら竿燈ですかい?


    かたはいぱー-ぷろぐらむ 【片肺パープログラム】
      MZ−SはZシリーズの夢を見るか?

    かに-おとこ 【カニ男】
      「Ai改造なんか邪道だよ」とか言ってる偏屈男。(ぉ

    かぶるんです 【被ルンです】
      1.20世紀末の一時、iMacあたりが火付役だったかスケルトンが大流行りした。 もっと透けても良いだろうというものがなかなか透けないもどかしさもありつつ(ぉ、 それはさておきブームはカメラにまで波及する。肝心な部品は黒いし遮光は大丈夫なんだろうが、精神衛生上如何なものか、的な。 それ以前より、ディスプレイ用のカットモデルに近い性格のものが存在しており、 そちらが混同されればややこしいことになりかねず・・・・・そもそも機能すればの話だが。
      2.蛇腹にピンホールとか。
      3.外国の空港の手荷物検査は強烈らしい。

    かんい-あんしつ 【簡易暗室】
      電気コタツの伝統的な表現。

    きさつ-きさつ-きさつ 【記撮・記撮・記撮】
      はい、バタ〜。

    きみ-の-ね-は 【君の値は】
      数寄屋橋の店にて気になりし写真機の値札を追う・・・。

    きゃっぷ-たいへん-です! 【キャップ大変です!】
      あれっ、ポケットに入れた筈なんだけど・・・・・あれれじゃぁカバンかな・・・・・うっそちょっと待てよ・・・・・ありゃりゃ、レンズに着いてら。

    きやのん-とう-うは 【キヤノン党右派】
      FD使い残党。EOSぅ? あんな軟弱なモン使えっかよ。

    きゃぱ-の-ひょうし 【CAPAの表紙】
      月カメの表紙とも。読者層にあった頃リアルタイムのアイドルが誰だったかによって、その人の世代を知る。
      [用例] オレがよく買ってた頃のCAPAの表紙は、 浜田朱里とか伊藤麻衣子とか武田久美子とか岩井小百合とか「パンツの穴」デビュー当時の菊池桃子とかだったな。 あ、岡田有希子のまだ持ってるよ・・・。

    ぎんりん-ぶたい 【銀輪部隊】
      超初期のFDレンズばーっかとか、モノコートのOMズイコーばーっかとか。

    げいじゅつ-しゃしん 【芸術写真】
      技術的な失敗や、自分でもどうして良いのか分からないようなモノを、そう称することもある。 誰かがそう呼んだもののコピーを、そう称することもある。明示的に接頭語「お」を用いることもある。

    けっかん-かめら-まん 【欠陥カメラマン】
      欠カメとも。えーと、ヘタクソとかそう意味でしたっけ? >伊藤しゃん。

    げば 【ゲバ】
      何故に三脚をそう呼ぶのか? そんなモノを手に手にお立ち台に犇いて「凶器準備集合罪」なんて。(ぉ

    こうりゃく-ぼん 【攻略本】
      いわゆるひとつの薀蓄本。安く上がるのか昨今MOOK形態が多い。グッズ系雑誌の特集記事もこの範疇。 中古カメラの流行とともに雨後の筍の如く登場したが、中にはどー見ても素人の編集、質的にお話にならないものも。 ライカを”Reica”なんて書くなよ・・・。>某(ぉ でまぁ色々出てるけど、カメラでしみじみ、 というよりも手っ取り早く知識を得ようってな層向けの付け焼刃本が今や主流のようで、それではまるで、 寄り道を楽しむことなく真っ直ぐ「正解」へ向わんとするゲーム攻略本と同じでないかえ?、 というわけでこう呼ぶ。やや蔑称のニュアンスあり。でも結構買っちゃってるんだよな、これが・・・(苦笑)。 ライカあたりはさすがにネタが尽きたか、今度はじわじわとプラカメの時代に迫りつつあるようで、 これが気が気でない今日この頃。

    こうりゃく-ぼん 【後略本】
      こんな出鱈目本、途中で読む気が失せたぜ。(ぉ

    こんでじ-あがり 【コンデジ上がり】
      いわゆる「ミラーレス一眼」の分類のひとつで、既存の一眼レフ規格からの派生ではなく、コンパクトデジカメがレンズ交換式に発展したとみなせる規格。 センサーサイズがフォーサーズより小さいことがひとつの目安になるが、フォーサーズ以上のサイズのコンパクトデジカメをレンズ交換式にした場合も、この範疇に含まれる。 「電卓上がり」に由来。 ⇔一眼レフ下がり


    さわーどりんく 【サワードリンク】
      酢酸は酢酸だけど、止めといた方が良いんじゃないか?

    さんか-する-こと-に-いぎ-が-ある 【酸化することに意義がある】
      むしろ異議ありというか。→ウーロン茶

    しぐまにあ 【シグマニア】
      シグマ好きのマニア。シグマは純正至上主義者には時折けちょんけちょんに言われるブランドだが、 AF時代に入りコストダウンの嵐の中にあって、そんな純正とやらも怪しくなってきた昨今、 純正至上主義など妄想でしかない、という尤らしい理屈をこねつつシグマを再評価しようとする・・・・・ のかどうかよく分らないが、なんかシグマに惹かれちゃうんだな〜、というムーブメント、らしい。 バリオうんちゃらだのやってるらしいし。世代的には、 シグマと聞いてまず横須賀昌美の顔が浮かぶ世代が中心か? あの頃の玉をして「シグマの解る歳になりました」 と言えるようになりたいものである。ボディも欲しいところだ。  しぐまにあ-ふぁみりー【シグマニアファミリー】>シグマニアは互いの絆が深いのさ(多分)。

    じっつぉ-の-な-に-かけて 【ジッツォの名にかけて】
      三脚を据えながら、絶対ブレさせないぞぉ! と気合を込めるまじない。

    しゃこう-まにあ 【斜光マニア】
      夕日ギラリに萌えてしまう人。夕暮れ帰って行く人達を横目に「こーれからがいーのになー」。

    じゃんく-ふーど 【ジャンクフード】
      中古カメラ店の段ボール箱やカゴをがさごそ掘り返して求めたフード。或いはそういう所にある、 つまりジャンク扱いのフード。かつてタクマー用など安価に求められたものだったが、昨今のクラカメブームのあおりか、 金属フードは段ボール箱からガラスケースへ出世してしまった。今見られるジャンクフードは、殆どプラ製。

    しゅうせい-しゅぎ 【修正主義】
      階調さえ出てりゃいーのよ。あとはフォトショップでちょいちょい。エッジ立ててブレもちょいちょい。 写り込んだ邪魔物もちょいちょい。ああ、ボクってデジタル・クリエイタ〜。

    しゅどう-モードラ 【手動モードラ】
      電磁レリーズ機の場合、レリーズを押したまま巻き上げ操作を行うことが出来、巻き上がった瞬間シャッターが落ちるものがある。 この仕組みを利用して、手動巻き上げにより連写をすること。ケーブルレリーズでロックしておく等、効率化の小技もある。 この方法により、キヤノンAE−1でニコンF3をも凌ぐ6コマ/秒を達成したという記録も残されているが、AE−1のその後については定かでない。

    じゅうりょく-れんず 【重力レンズ】
      1.サンニッパとかゴーヨンゴとか持ち歩くにはクソ重いアレやコレ・・・。
      2.それ、非点収差とかだったりしませんか?(ぉぃ

    じうれん-そうかつ-せいぎょ 【重連総括制御】
      ダブルレリーズ。或いはダイヤモンドカメラあたりで見かけるような、ステレオ撮影用のカメラ2台連動キット等。

    じゅんすい-これくしょん 【純粋コレクション】
      そもそも必要以上にカメラを買うこと自体アレなのだが、一応実用を兼ねたりそれなりに使うことを念頭にしているものに対し、 どうしようもなく出番が無さそうなのに手を伸ばしてしまったようなものを指す。 コレクションの中にあって、いわばさらにコレクションとして特化された存在。ある意味パチンコ屋の火打石並に昇華されているといえる。

    しょうあつ-しよう 【昇圧仕様】
      モードラ或いはワインダーに手製の外付けブースター・バッテリーを装着、電圧を上げて巻き速を稼ぐ。身を削るチューン。

    しょうぶ-ぱんつ 【勝負パンツ】
      日頃はネガカラーフィルム使ってて、ここぞという時リバーサルに換えて、 気合のあまりそう呼んでしまったらしい。

    じ-らい 【地雷】
      そのつもりは無く店内に入ったのに、思わぬアイテムに出くわし衝動買いしてしまうこと。 あるいは衝動買いした物品そのもの。  じらい-げん【地雷原】>衝動買いしそうな店、あるいはそういう店の集まる地域。  じらい-じょきょ【地雷除去】>一度は踏み止まったが、結局買いに行くこと。 己の敗北感を紛らそうとする意思の表れか。より正当化したい向きは、救出作戦とも。
      [用例] 地雷を踏んだらお小遣いサヨウナラ。(ぉ m(_ _)m

    しろい-きょほう 【白い巨砲】
      グレーと言い張る向きもあるようですが。(ぉ

    すきゃんれす-かめら 【スキャンレス・カメラ】
      デジカメのこと。単にカメラといえば銀塩のそれを指した時代、画像データとして扱う際にフィルムスキャンを不要としたことによる。 モノの基準が移ろうとするその過渡期の言葉として、「馬無し馬車」などと並び挙げられる。

    すな-え 【砂絵】
      いくら感度とトレード・オフとはいえ、RXP(プロビア400X)が出るまでは、それはそれは辛かった。厳密にはRMS(MS100/1000)が出る前が辛かった。 そういった身体感覚的なバイアスか、デジカメのノイズには割と甘かったりする。

    せんぼうきょう-さつえい 【潜望鏡撮影】
      一脚でカメラをひょいと上げ、ハイアングルで撮ること。一脚俯瞰とも。人ごみで有効。推奨レンズは「ぎょぎょっと20」か?


    だっこ-ちゃん 【ダッコちゃん】
      クランプ付雲台。平行プレートでも足りないような欲張り撮影での他、そこいらのポールや他人様の三脚に止まったりすることも・・・。

    だーま-と-ぐれっぐ 【ダーマとグレッグ】
      ダーマトグラフ・・・・・深夜脳の考えることなどこんなもの。頭に「ノートリは最高!」とでも付けるか。

    たま-ひろい 【玉拾い】
      レンズを物色すること。

    たむろにあん 【タムロニアン】
      タムロン萌えの人。群れているわけではない。ゴム臭いAF玉が台頭する前の、茶筒時代を懐かしむ向きが主か。アダプトールのMF玉は、 財布が追い付かなくなった「山持ち」の駆け込み寺とも言われるが、あの各種マウントへ対応させるカラクリは、それだけでソソルものであったりも、する。

    ちょう-じゅんせい 【超純正】
      シグマのレンズにシグマのボディを用意してみたり、キヤノンT60にコシナのレンズを着けてみたり。(ぉ

    でぃっく-みね 【ディックミネ】
      それでもビッグミニと通じるらしい。しかし何故そう呼ぶ?

    てがた 【手形】
      覆い焼きも最初は匙加減が判りにくいらしい。

    てだし-むよう-かめら 【手出し無用カメラ】
      (主にプログラム)AEフルオートのカメラ。特に露出補正も利かないようなタイプをさす。廉価機に多いが、モード設定でそういう状態にあるカメラをさすことも。 お手軽気分で撮るのがなかなか新鮮だったりするが、興が乗ってくると結局マニュアル設定出来ない歯痒さに支配される・・・・・のは性か。

    てっ-かんのん 【鉄観音】
      キヤノンのカメラで鉄道を撮ること。或いは鉄道撮る人のキヤノン。キヤノン党の鉄。鉄道写真とキヤノンとのイメージ的繋がりは、比較的古い。

    てふてふ 【テフテフ】
      テフノン。したり顔で「ちょうちょう」などと読むのは下の下。

    どうこう-はんのう 【瞳孔反応】
      シャッター優先AE或いはプログラムAE等での、絞り制御動作、或いはあちこち向けながらその確認をすること。この反応が見られないとヤバい。 または、(特にジャンク品等で)絞り動作そのものの、連動や粘り等。因みに感情移入テストは行わない。(ぉ

    どうたい-よそく-えーえふ 【胴体予測AF】
      透視。(ぉ

    とりあえず-はち-の-はち 【とりあえず8の8】
      いえね、駅のホームなんかで列車なんかバルブ撮影する時さ、とりあえずF8の8秒から始めちゃったりするわけよ。あとは段階露光でさ、数打ちゃ当たるもんでね。

    とんねる-こうか 【トンネル効果】
      周辺光量不足を指すらしいが、誰が言ったか江崎玲於奈もびっくりですよええもう。


    なちゅらか 【ナチュラ化】
      ISO1600のネガフィルムを400で使うこと。狭義には、DXコード接点の一部を絶縁し、1600を400と認識するようにすること。 さらに狭義には、パトローネではなくカメラ側で絶縁すること。通常そのラチチュードを活かしISO400として撮影、 本来ISO1600であるから−2段のマージンがあることになり、露出補正可能なカメラであれば、必要に応じてアンダー補正し速度を稼ぐ。 また、スローが無い機種の場合でも、結果的に同様な効果が得られる。要するにその名の通り、フジのナチュラ(カメラ)と同様な機構を擬似的に実現しようというもの。

    にこいち 【ニコイチ】
      ニコン1。そう呼ばれるであろうことが判りそうなものを、何故に命名した?

    にこにすと 【ニコニスト】
      ニコン教原理主義者。べつに微笑んでいるわけではない。座右の銘は「キヤノンなんかビー玉」。(ぉ

    にせん-ぼけ 【二線ボケ】
      あ、これが乱視なんですか?

    ねっとぷれー 【ネットプレー】
      ロケーションの制約等により、金網に前玉を突っ込んだりする撮影方法。自慢の大口径超望遠も、ここではかえって仇となる場合があり、その優位性における逆転現象は、 時に「持たざる者」の精神的拠り所ともなる。

    のぶれす-おぶりーじゅ 【ノブレス・オブリージュ】
      より洗練され安い製品がいずれ出ることが分かっていながら、今の新製品を率先して買わねばならないとする信念。しばしば人柱に喩えられる。 単なる物欲の発露、或いは他者に先駆ける優越感への欲求という側面は、多くの場合伏せられる。


    ばいお-ふぉーかす 【バイオフォーカス】
      このレンズなーんか最近写りが悪いんだよなー。透かしてみると・・・・・あ゛ー!!

    はい-ろー-みっくす 【ハイ・ロー・ミックス】
      メイン機とサブ機とか、画質優先機と小回り優先機とか、ピッコロ持ち替えとか。

    ばか-ぼん 【バカボン】
      ベルボンの三脚が壊れた。凸(-_-#

    はくないしょう 【白内障】
      言うまでもなくレンズのクモリ。バル切れや硝材の経年劣化等々による。

    ばけ-ぺん 【バケペン】
      ペンタコン6をそう呼んだら持ち主に睨まれた。

    ばり-そふと 【バリソフト】
      光学設計、というよりも手入れの具合等により、バリバリにソフトになっているレンズ・・・・・ をそう表したいのは解るが、可変ソフトと紛らわしい。

    ばるばー 【バルバー】
      夜の駅のホームなんぞで三脚が犇めいている様というのは、それだけで気圧されたりするものだが、 何度も露出計翳したり段階露光かましたりと、そのうち殺気すら帯びてきて、入るんじゃねえフラッシュ焚くなバカヤロとなるに至っては、 夜昼の別なく、尋常ではない。クリエイティブなニュアンスを求めてかバルビストと呼ぶ向きもあるものの、 何故かよりパラノイア的な響きを伴ってしまう皮肉。

    ばーるぶ-ばーるぶ-ばーるぶ-たーいむ 【バールブバールブバールブタ〜イム】
      暮れ行く空を見ながら、財津一郎風に。いよいよバルブの時間だぜ。

    はわいあん-ぶるー 【ハワイアンブルー】
      QW水洗促進剤。

    ぱん-こん 【パンコン】
      パンケーキコンプレックス。いわゆるパンケーキレンズに萌えてしまう人。テッサータイプ以外認めないという向きもある。

    ぴっころ-もちかえ 【ピッコロ持ち替え】
      1.向かってくる被写体に対し望遠で狙った直後、より短いレンズのより小型のカメラに持ち替え、接近戦に持ち込むこと。被写体が遠ざかる場合、接近戦のカメラの方が大きい場合でも用いる。
      2.フライシュマンのHOゲージとNゲージを両方集めていること。1.とは厳格に区別されるが、待ち時間中に用いられることもある。

    ひぶんしょう 【飛蚊症】
      スキャナにかける前、引伸機で焼く前、こまめに掃除。

    ふぉと-なんとか 【フォトナントカ】
      かつて「日本カメラショー」と「写真映像用品ショー」という、別々の業界団体の催しがあり、前世紀末にくっ付いて「フォトフェスタジャパン」になった。 翌々年には「フォトエキスポ」に名前が変わり、その何年後かにはさらにIPPFやラボシステムショーもくっ付いて「フォトイメージングエキスポ」となった。 そのまた何年か後、旧日本カメラショーの団体が抜けて「CP+」を始め、残りが「フォトネクスト」となり・・・・・もう「フォトナントカ」でいいよ!

    ぷら-かめ 【プラカメ】
      プラスチックを多用したカメラ。クラカメ・ブームのへ反発がこもっているとの説も。  らいとうぇいと-ぷらかめ【ライトウェイトプラカメ】>景品になってるような、カサカサ系プラカメ。

    ふっしゅ-ああー 【フラッシュ! ああ〜!】
      こちとら今バルブで撮ってんだいきなり焚くなバカヤロ!

    ぷらしーぼ-こうか 【プラシーボ効果】
      「このレンズね、カールツァイスってドイツ製なんだよ。やっぱ写りが違うんだよねえ」みたいな、しかもコンタックスT2だったりみたいな、という風な人はバブル期にはよくいた。

    ぶりっじ-さっぽう 【ブリッジ撮法】
      低空で過ぎる飛行機などを進路真下から狙い、後屈姿勢に至るまで追う撮り方。または予め後屈姿勢を取り、上体を起こしながら追う。 カメラを構えファインダーを覗いたままで行うため、平衡を保つことが困難になることがあり、 夜闇に着陸灯が眩しく光るような場合では特に、注意が必要とされる。 また腹筋で上体を支える必要から、殊に後屈姿勢から始める場合に、日頃の運動不足を呪うことになる。

    ぶん-ちん 【文鎮】
      壊れていたり、カビが生えていたり、使い道が無かったり、使ってもらえないカメラやレンズ等。 つまり最早部品取りか、或いは文鎮、部屋の飾りくらいにしかならないの意。ジャンクなどで、 ちゃんと動くなら破格だが文鎮としては高いカモ、という品は少なくない。勝負ドコロである。  ぶん-ちん-や【文鎮屋】>写真を撮らないカメラ・コレクター。ジャンクを売る店。
      [用例] ちぃ、高い文鎮掴まされちまったぜい・・・。

    へど 【ヘド】
      新橋の某店の陳列棚のフェドの正札に、筆書きあるいは筆ペン書きで、そうあったり する した。

    べとべと-さん 【べとべとさん】
      加水分解でどうしようもない、ZEN 仕上げやゴム塗装のグリップなど。べとべとさんお先にどうぞ、とジャンク行きとなる。

    べるびあびより 【ベルビア日和】
      いわゆるドピーカン。ウルトラ日和とも言われたが、アグファ・ウルトラのドッカン発色も今は昔。

    べろだしちょんま 【ベロ出しチョンマ】
      普通に(フィルム)ピッカーと呼べば済むものを。

    ほうがん-びいき 【方眼贔屓】
      全面マットではなんとなく損した気がするので、せめて何かを、とついつい方眼マットを選んでしまう、要するに一種の貧乏症。 中古カメラでも稀に方眼入りの個体を引き当てることがあり、殊にそれが絶版であるような場合、 標準マットなどは比較的容易く後から入手出来ることもあって、本人的にはニンマリだったりするのである。

    ほくそ-えんでる/ほくそ-えんだー 【ほくそ笑んでる/ほくそ笑んだー】
      いわゆるひとつのフォクトレンダー。実際そういう顔してベッサLなんぞを提げてる御仁が街にいたりするので、 言い得て妙とも。 ほくそ-えんだ-べさ【ほくそ笑んだべさ】>フォクトレンダー・ベッサL。


    まいん-ぶるー 【マインブルー】
      地雷を踏んだ(衝動買いをした)後にしばしば襲われる自己嫌悪など。

    まとりょーしか 【マトリョーシカ】
      既存マウントに一切手を加えず、カメラの柄の内側にもう一つカメラを入れるようにしてこれを前後に動かすという荒技に出た、CONTAX AXというのがあって。

    まんでるぶろ-しゅうごう 【マンデルブロ集合】
      菌糸が派手に広がっている様子。 →バイオフォーカス

    みらーど-いちがん 【ミラード一眼】
      一眼レフの別称。かつて「一眼レフ」という呼称は単に「一眼」と略される場合があったが、後に登場したマイクロフォーサーズでは、 その「一眼」という呼称の持つイメージを借用する形で「ミラーレス一眼」を名乗り、単に「一眼」と言えばミラーレスを指すまでになる。 軒を貸して何とやらの格好である「一眼レフ」は、「レフ」の意味も顧みられないままミラーレスの対語としてわざわざ「ミラード一眼」と呼ばれるに至る。 尚、世の「一眼」の認識への皮肉を込めて「ミラード一眼(笑)」と装飾する用法もある。

    むた-ていぞう 【牟田悌三】
      ムター T* III ・・・・・何となくそう読める。

    もり-じお 【盛り塩】
      ああっ! 久しぶりに出してみたら電池室がぁぁ!


    やま-し 【山師】
      マウント改造したり、アダプター自作したりな人。

    やま-もち 【山持ち】
      そんなに所有マウントの種類増やしてどーすんだ!? はさておき、 そのコレクションを、オーナーの名前を冠して「○○連山」「○○山脈」等と称することも。 「○○山地」は「○○さん家」と聞こえるのであまり使わない。  やま-を-かう【山を買う】>新しく違うマウントのカメラを買うこと。  やま-を-うる【山を売る】>あるマウントの一式を処分すること。
      [用例] い〜やぁ〜、気が付いたら随分山持ちになっちゃいましてぇ。

    やま-や 【山屋】
      マウント・アダプター技にハマっている人。

    やみ-の-ふぃくさー 【闇のフィクサー】
      そりゃまあ暗室じゃ定着液も使いますよ。

    よどばし-かめら 【ヨドバシカメラ】
      無論、ヤシカ108MP限定モデル(ヨドバシカメラ30周年記念)のことである。


    らいか-ばーじん 【Leica Virgin】
      普通に考えるなら、まだライカを知らない人。またはマトモに使えていない人。 聖域化の前にプラ製のライカなど勿論論外だが、ライカがナンボのモンじゃい、 という向きにも関係無い話である。或いはその実、ただ単にマドンナの曲をネタに、 らいかばーじーん へぇい! 買ったらオケラっさぁ〜♪ と歌ってみたいだけだったり。

    らぴか 【ラピカ】
      雑誌「ラピタ」で企画された、クラカメ風レンズ付フィルム用カバー。ラピカメとも。  らぴか-ふれっくす【ラピカフレックス】>近々一眼レフモデル(?)が、 何か出るらしい・・・・・と思ったらただの限定仕様FM2だったので、これは無しだな。(ぉ

    れとろ-ふぉーかす 【レトロフォーカス】
      大正ロマンな描写をそう呼ぶな。ややこしいから。

    ろしあん-るーれっと 【ロシアンルーレット】
      1.このフェド、フィルム何本目で壊れるかな・・・(ぉ
      2.壊れそうなカメラを友人に貸すこと。(ぉ


    わいつーけ?-もんだい 【Y2け?問題】
      まっ黄っ黄に焼けたレンズは、どうしたもんかなぁ、という大問題。 まるでY2フィルター標準装備でないかえ?、と評された故事に因み、今日こう呼ばれている。 西暦2000年を無事に迎えても、依然この問題は解決されないのであった ・・・・・ところで編者の個人的なアレだが、トキナーATX240、24〜40mm/f2.8の中古、 何故に見かけるのは尽く黄色いんだろ!? いくらなんでも焼け過ぎだよなぁ、ありゃ。

    わん-ぴ 【ワンピ】
      キヤノンAE−1+プログラム。後にペンタックスZ−1Pを指すことも。





CUB's CAMs   Top Page