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1846 sun3965 CUB     93/10/27 20:23 20系増備・・・したい                67



 模型の話です。
 
 先月の「鉄道ファン」で20系客車を特集していました(「さよなら国鉄」以来、
思わず久々に買ってしまったではないですか)が、やっぱいいですなあ、20系。
それまでのどの国鉄型とも似ていない(まあ、軽量客車の「はしり」として10系
客車がいる訳ですが)、丸みのある、当時としては革新的なスタイリング。やはり
昭和の中頃の国鉄って、ノリにノッていた感がありますね。それだけでなくて20
系には、どことなく大らかな雰囲気があって(B寝台は狭いけど・・・)、世代に
もよるのでしょうがある種の「懐かしさ」を感じます。
 
 そういえば、ドアは手動式で(ロックは自動でかかる)、幼少の時分に乗った記
憶(全盛期の頃の九州特急)では、列車がゆっくりとホームに滑り込んで来ると、
各ドアに立っているドアマンが、完全に停車するや否やのタイミングでそれぞれを
開けるんです。いわば「旧式」の時代の光景なのですが、しかしそこには、それが
折戸であったこともあってか、幼心にも「格調」というものを感じたのでした。う
ーん、カッコ良かったな。
 
 なんでそんなことを覚えている? 物心がつくかどうかの頃の記憶なのですが、
当時すでに「魅せられて」いたんでしょうね。こういった「原体験」には、他に
EF58の光景などもあるのですが、それを引きずって「鉄」している自らを考え
ると、幼児期の情操教育の重要性、というものについて考えてしまいます・・・?ぉ
 
 私にとっては、まあそんな20系なのです。
 
 手元にある模型(Nですよ)は、関水から発売されている形式が一通り。ただし
ナハフ20はナハネフ22に切り繋ぎ改造してあります。これで6輌。食堂車が付
いているものの、イメージ的には、それを買い揃えた頃の「銀河」ですね。屋根上
は真っ黒にしてありますし。これを宮原(たしか)のEF58で牽く、というのが
実際の「銀河」だったのですが、最近まで青ゴハチを持っていなかった私・・・・。
走らせる時は、再後尾をナハネフ23にして、DF50での「富士」や、DD54
「タイプ」での「出雲」とかにしていましたね。
 
 で、そろそろもう一本欲しいかな、と。今度は全盛期の20系です。そう、渥美
清が車掌の20系・・・・(笑)。
 
 まずはカニ22。パンタ付の電源車で、直流区間ではMG発電という代物です。
一見カニ21にパンタを載せただけに見えるのですが、窓配置が違うんですね。実
はもうすでに、切り繋ぎ用のカニ21ボディーが手元にありまして・・・。
 
 マニアックにマニ20とかも・・・・?
 
 それから、今度は座席車も入れようと思っていまして、再後尾はナハフ20。
初期型ってことにして平面ガラスかな?(ぉ) ナロ20などはどうしましょ
う? また、某所でもちょっと話したのですが、昨日のカイシャ帰りに模型店
に立ち寄ったところ、ナロネ20(オール個室)とナロネ22(個室・開放合
造)の側面キットがあるではないですか。エッチング板で、妻面や屋根は関水
の車両のを流用する構成です。
 
 これは・・・・・。
 
 うーん、いろいろ欲張ると、到底6輌では収まりませんわね。いっそフルで!?
 
 牽引は、カニ22ということで専用の機関車を。んで、やはりP型のゴハチでし
ょう。そして当然ブルトレ色。昔関水からそれが出ていたのですが、なぜあの時買
っておかなんだあ! 仕方ないのでトミーのを塗りますか。あ、乗務員扉の後ろの
梯子の蹴込みを、以前流行った改造とは逆に埋めなくては。他にEF60や65の
P型、というパターンもありますね。そしてそして、これは専用機ではなかったの
ですが、青大将のゴハチと20系、というのもなかなか合うんですわ。
 
 わくわく。でも取り掛かるのは大分先なんでしょうなあ・・・・レザー・ソウを
まだ持っていないし。他にも「南武線シリーズ」やら「青大将つばめ計画」やら。
 
 
  パノラミック・ウィンドウ越しに遠ざかる灯を眺めつつ、
           秋の夜長独り再後尾に立ち物思いに耽る CUB