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2530 sun3965 CUB     94/04/11 22:51 踏切戦士シャダーン!                  69
 
 ところで、全国5000万人「鉄」の間で話題沸騰の「踏切戦士シャダーン」で
すが、先月発売の「レイルマガジン」誌上で試作4号機が発表されていました。
 
 さてさて、ここいらでいよいよ量産化というのもなかなかアジなのではなかろう
かと。試作型が4輌(?)というのも、奇しくもEH10と一致します。
 
 そこで量産型「シャダーン」。因みに私、ガンプラ関係は物凄く疎いのであしか
らず。
 
 これまでの4輌(?)の試験結果などのフィードバックを得、量産型では保守面
などに改良が施されます。運転席(?)の居住性向上や視界確保、ワイパーの取付
位置変更なども併せて実施されます。
 
 さてこうして量産型の登場です。まずは○三をはじめとする各メーカーに45輌
(?)ほどが発注され、そして落成ののち、量産型シャダーンは各地へと配属(配
備と呼ぶべきでしょうけど敢えてこの言い方)されて行き、活躍を開始。
 
 ほどなく、その実力は現場をはじめとした人々の認めるところとなり、やがて
「シャダーン」の増備が求められます。その頃、先の試作型「シャダーン」も、こ
の量産型に準拠した仕様に改造されます。
 
 そこで、「第二次量産型シャダーン」の登場。これは一次型に更に改良を加えた
もので、昇降ハシゴへのケコミの追加、シールドへの点検蓋の取り付け、そしてこ
こが最も大きな特徴である、運転席へのパノラミック・ウィンドウの採用がありま
す。のちにこの二次型以降のシャダーンは、ファンの間から「流し目」と呼ばれる
ようになります。
 
 二次型は172輌(?)という大量発注、シャダーンの黄金期を迎えます。
 
 しかしいつの世にも「初期型」にこだわるマニアというのもいるもので、
 
「やっぱシャダーンは45号までだよなあ」
 
と口癖のように繰り返すのでした。しかしさらに一次型の一部にもパノラミック・
ウィンドウ化されるものも出はじめ、やれ下関の31号機だ、浜松の5号機だと、
運用を調べては、原形を留める特定機を追い求めるようになります。
 
 シャダーンの増備はさらにに続き、より出力の大きいエンジン(?)を搭載の
500番代、前面貫通扉が設けられ、重連総括制御が可能の1000番代、静粛性
を高め、環境へ配慮した2000番代、寒冷地仕様の5000番代・・・・と発展
していきます。
 
 そのうち地域ごとの特徴も見られるようになり、低屋根仕様、スノープラウやヒ
サシの形状など、ファンの目を楽しませるようになったのは言うまでもありません。
 
 勿論、なおも「原形」にこだわるファンも健在です。
 
 そしてそして、お約束の「御召仕様」。
 
 この2061号機は、その塗色から、他のシャダーンとは一目で区別がつきます。
メッキ処理であったエンブレムも、2061号機ではステンレス製。電気配線など、
あらゆる部品の信頼性アップが図られているだけでなく、伝声管、停止位置指標な
どが追加されています。
 
 このシャダーン2061号機は、主に代々木の踏切でお目にかかれるとあって、
なにかというとこの踏切はファンでごった返すようになるのでした。
 
 勿論、御召列車が新幹線であっても、ちゃーんと見られますよ。
 
 
 
 ・・・・・なわけでして、どなたかウデに覚えのある方、想像力たくましくモデ
ル化してくれませんこと?
 
 
 
                          CUB