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3011 sun3965 CUB     94/11/10 22:18 ロクロクの台車                        45



 突然、素朴な疑問を思い出したので書きます。
 
 EF66という機関車がありますけど、あの機関車の1番台の後期型というのは、
台車が1輌分多く存在していますよね。折も特急貨物の全盛期、台検に入った時に、
イチイチ外してから検査していたのでは時間がかかる、というので、予め検査済み
の台車を用意しておいて、台検に入った機関車はそれに履き換えてすぐに出場出来
るようにした、という工夫です。そして外した台車は次の機関車が台検に入るまで
に検査を済ませておく・・・・・1番台前期型と後期型とでは台車の形式が違うの
ですが、こういったシステムは後期型のみだったと思います。
 
 さて、その後一部がブルトレ牽引に充てられたり、国鉄の分割・民営化で仲間同
士で別れ別れになってしまったりしたのですが、その台車は今どうなっているので
しょう? 1番台後期型は、JR貨物、JR西日本の双方に在籍しています。
 
 んでですね、現在でもそういった検査方法が採られているのかなあ? って。つ
いでに言うと100番台についても気になる(こちらの台車はグレーですね)とこ
ろなのですが、ややこしくなるのでこちらは考えるのをよしましょう。(^^;
 
 さらに、問題の台車は現在、JR貨物、JR西日本のどちらに帰属しているので
しょう? 保有両数からすれば、JR貨物でしょうか。でもJR西日本は、少ない
故に却って余裕が無いとか・・・・・・うーむ。両社の間で都合していたら、結構
感動モノですねえ。
 
 尤も現在でも、台検にその方式を必要とするほど、稼働率が高いのかどうかは不
明なんですけどね。黄金の東海道・山陽本線輸送の名残、なのでしょうか。
 
 
 
 ついでなのですが、ロクロクと言えば、10000系貨車。コンテナとか、鮮魚
列車とか、例の空気バネ台車の高速貨車達です。
 
 んでその10000系貨車、ここ数年思いっきり影が薄いですよね。10000
系って、カプラーが独特で、エア・パイプ付きの密着自連。勿論その牽引機である
EF65FやEF66もそのタイプのカプラーだった訳ですが、EF66−100
番台ではノーマルのものに戻っていますね。
 
 もう10000系貨車の役割は終わってしまったのでしょうか。う〜む。近頃は
貨車の高速対応化が進んでいるみたいだし、Zリンク台車を履いた物も開発中だそ
うですね。
 
 
 
                        CUB