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3105 sun3965 CUB     95/01/04 21:12 その名も「飯田線」の饅頭              75
 
 えーとですね、今年一発目は、飯田線でし。
 
 今シーズンも青春18きっぷを求めた私、旧年中には野上を歩き、碓氷峠を歩い
て来た訳ですけれども、残るは3枚、後半戦はまず、軽〜く流してまいりましょう
か、と。
 
 1/2の夜に品川駅に並ぶ私。当然大垣夜行です。ホントは松本夜行が良かった
んだけど、走っていないのでは致し方ないでしょう。今回はナメくさって、入線1
時間前にやって来たのですが、まーたまた難無くボックスをゲット。一時3人まで
増えたものの、結局2人に落ち着きました。うーん、今シーズンはあまりにも楽勝
でないかい?
 
 そんなわけで余裕のうちに豊橋着。1時間ほど待って飯田線の電車に乗り込み、
出発。あれですね、またディズニーランドの袋を持った女の子を見掛けましたよ。
うーん、大垣夜行がメジャーになっているらしいことは承知しているのですが、彼
女達にとっても、定番なのでしょうか、今や。
 
 さていつものように、「飯田線のバラード」を1曲リピートでかけながら、車窓
を楽しみ・・・・・・・ところが元日遊び惚けていたのがたたったのか、途中の記
憶があまり無くて・・・・・・・佐久間ダムを迂回する長いトンネルも、「渡らず
の鉄橋」も・・・・・・・ああ、大馬鹿者。
 
 それでも列車は天竜峡に着き、ここで乗換えてさらに先へ。そして飯田着。
 
 
 
 実はですね、面白い話を聞いていて、飯田にその名も「谷あいを走る飯田線」と
いう饅頭があるそうで、でまあ、それを買ってみましょうかと。
 
 飯田駅前の通りをまっすぐ進むと、左手に「西友」があり、その斜向いにある、
つまり右手にあるこじんまりとしたお菓子屋さん、そこが目差す「赤門や」さんで
す。徒歩5分程度でしょうか。
 
 さて、注目の「谷あいを走る飯田線」なのですが、中のひとつひとつを包んでい
る紙には、飯田線、勿論ゲタ電の頃の写真が印刷されていて、饅頭自身には「コト
コト」という文字が浮き彫りになっています。箱の蓋には、飯田線の略歴が印され
ているのですが、
 
 「昭和33年5月、準急『天竜』(80系)運行開始。」
 
の後、
 
 「現在、急行『こまがね』(165系)3往復。」
 
で結ばれているのは、ご愛嬌?(笑)イツノハナシナンダヨ
 
 その上の写真も、どうやら58系気動車のようだし・・・・・・・うーむ(笑)。
 
 とにかく、ま、それを所望しまして、おかみさんと話をしながら、お茶と「赤飯
万十」なる、具が赤飯という珍しい饅頭を頂いたのですが、美味しいのでそれも求
めたりなんかして。それにしても、いやいや、なかなかに。
 
 話ではここのお店のみの販売で、駅の売店やお土産屋さんには置いていないとの
こと。うーん、なんだかなー。製造も外注ではなく自前だそうで、奥の暖簾の向こ
うには、それを造っているのがちらりと見えました。
 
 「谷あいを走る飯田線」・・・・・・皆さんも、飯田線を訪れた際の話の種に、
お一ついかがでしょう?
 
 
 
 さて、再び列車に乗って行きます。饅頭といえば「高遠饅頭」がこれまた美味し
いのですが、売っていることが確実の伊那市では、停車時間が足りずに購入断念。
てなわけで、今回「高遠饅頭」は無し。うーむ、残念。
 
 そのまま中央線に乗って帰って来た訳なのですが、うーむ、今回はちょっと手応
えが無かったか?・・・・・いやいや、「〜飯田線」だけでも、十分ですね(笑)。
 
 それもまた良し。
 
 
 
        胡桃が入っていて、美味しいです     CUB