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3435 sun3965 CUB     95/10/17 01:45 3回目の渡道                         104

 ちょっとタイム・ラグがありますが、行ってまいりました北海道。

 もち、シロクニです。

 7日の朝、6:50発の飛行機で一路千歳へ。前夜殆ど眠れなくて(わくわくし
てとかじゃなくって、荷物の整理が異常に手間取った)、ちょっぴりハイな私。

 あっ、というまに「北の大地」に降り立ってしまった私達(今回は遅れて現地で
合流の1人を含めて3人連れなんです)、早速レンタカーを借りて(4ナンバーの
ディーゼルのバンが安いですよ!)、いざ。まずはロケハン。

 運転日は10/8、10の1日置きで、遠征組にとっては撮影効率も良いとあっ
て、天候が思わしくないにもかかわらず沿線は結構な人出。んであちこち見てまわ
ったのですが、結局然別〜銀山の「216.7kmポスト付近」(定番中の定番と
いうお立ち台。現在発売中のレイルマガジン11月号の表紙の場所ですね)の雛壇
の上に決定。上り列車(往路)の分はまずこれでOK、と。

 そして今度は下り(復路)の場所なんですけど・・・・・・・・・私は密かに、
塩谷〜小樽間の「塩谷隋道飛び出し」を狙っていたのでした。写真集「NORTH
DRAFT」にあった写真が印象的で、是非ともそれを撮ってみたい(というより
も「ライヴで観てみたい」かな)と思っていたのです。トンネルを出た瞬間に「ぼ
ふっ」と煙を噴くところを。

 でま、途中ワイス温泉付近のポイントに全く人がいなかったのがかえって無気味
だなあと言いながら、クルマは塩谷隋道へ。

 着いてみるとやはり「同志諸君」が数人。でま、色々話し込んでしまったのです
が、「テンナナが、こうきてこうS字になっていて」「テンサンは、こっちからこ
う」などと、線形を手振りで表しながらの会話、てのが、なんだか凄かったです。
駅間が長いこともあって、撮影ポイントをキロ程で言い表すことが多く、この場合
の「テンナナ」は216.7kmポスト付近を、「テンサン」は216.3kmポ
スト付近を言っていたわけなのですが、傍で聞いてたらすんげーレアな会話だぜこ
れ、と大笑い(笑)。

 結局、彼らも上りは「テンサン」てことで、それではまた明日会いましょう、と
解散。

 夜、後発の友人を迎えに行った(列車が無くて我々の泊まる倶知安までたどり着
けず、小沢の近くまでバスで来たところを拾った)帰りに、これまた有名なポイン
トで国道から撮れる「200kmポスト付近」を見ると、既にクルマが8台程停ま
っていました。いわゆるひとつの「現場マルヨ」てやつですか(笑)。



 宿では、居合わせた(再会した)人達と、くっだんねー話を・・・・・・・・・
随分通っている人が、「もう、今年限りで走らなくていいよぉ。こっちも続れられ
ないぃ」と語っていたのが印象的でした(笑)。ひとつの「真理」ではあるかも。

 あと「シロクニ教」てのがあったなあ。元々は「鉄文協会員が一人¥50K出せ
ば全検通してお釣りが来る」という話だったのが、「俺入ってないけど金は出した
い」「じゃあ会員を通して」「何人以上紹介するとランクが上がるってのは?」・・
・・・・・・ときて「シロクニ教」と。「走る御神体」(笑)。悪乗りして「シロ
クニの煙を身体の悪いところに着けると効く」だの「ドレインから出た水がコップ
1杯で10万円也」だの「修行で煙室にこもる」だの・・・・・・・・馬鹿。



 今回はえれー長いので、分けます。



                        CUB



       「お立ち台行超特急」
               (筋肉少女帯「レティクル座行超特急」〜)


        僕を乗せて
        さあ! お立ち台へ列車が突き進む
        遠いとこから
        銀箱、三脚、沢山詰め込んで

        僕の前にも
        銀箱を持った同志が一人旅

        プロを真似て買ったのでしょか
        モータードライブの Wo−
        彼のレンズには ビニールテープの赤い帯
        乗り合わせた僕は 気付かぬ振りをした

        「この世で休みをとれた人達だけが、お立ち台行きの列車に
         乗れるの。お立ち台の入口では、シロクニの機関士が、私
         達のために、ドレインコックを開いて歓迎してくれるの」

        (妄想だよ、妄想だよ・・・・・・・・・・・)

        今のうちの どこかに向かい
        僕ら乗せて走る Wo−
        お立ち台行き超特急 挨拶している暇もなく
        カメラ持った僕達 線路に向かい
        お立ち台行き超特急 薔薇のように赤い目の
        徹夜明けという同志は へろへろと笑った

        「えー、御乗車有難うございます。ここで突然ですがマニア
         な人間、並びにオタクな人間は、今すぐ飛び降りて頂きま
         すので悪しからず。お出口は左側でございまーす」

        (悲鳴)

              (またレアなネタの替え歌を・・・・・・・)