***** 2000年6月10日 ***** (独り言) 鶴見線営業所が10周年ということで、南武線の101系電車を使ったイベ ント列車が、鶴見→海芝浦→弁天橋と運転されることになった。この101系、 朝のラッシュアワーに浜川崎支線で2編成で走ったあと、1本は中原へ戻る運 用だったのが、最近は弁天橋へ行ってそのまま翌朝まで寝てるようになってい た。今回のイベント列車は、その寝ている時間の間合いというわけだ。実際、 浜川崎からその足で鶴見へ来るらしい。 考えてみると、横浜支社というのはイベント用の持ち駒が無い。そのエリア 内で保有する車両といえば、ロングやセミクロスを基本とした系列ばかりであ る。253系もいると聞いたが、少なくとも団臨に回せるような身軽な車両は 無い。ジョイトレなど夢のまた夢。 そんなわけでこの101系、3編成あって定期運用では1本予備に回るから、 小回りが利く方ではあるのカモ。クモハ12がいない今、横浜支社的にはこの 101系電車を「東日本最古の現役国鉄形車両」ということで売りにしたいと ころ、かもしれない。素人目には103系と区別つかないだろうけど。 私は鶴見線沿線の住人ではないが、101系はちょっと地元的に自慢の電車 なので、鶴見へ出かけることにした。あの味わいのあるドーム屋根とからめて、 撮ってみようと思った。 入線20分ほど前に来て、頭端ホームの正面に陣取る。人影はまだまばらだ が、一目でソレと判る(笑)。生憎の曇り空で光線が足りないのが辛いところ。 開放でどうにか手ブレギリギリといったところか。今日は気分的に聊か旧式の カメラにしてしまったので、手ブレ補正レンズは無し。 隣のホームに弁天橋行きの黄色い103系、その向こうに、いよいよ101 系のイベント列車が顔を覗かせた。ドーム屋根の中に入る直前まで引き付けて、 レリーズ。まぁどうにか撮れたんじゃないかと思う。 TRAINWWW方面のお馴染みの面々と会う。呼びかけずとも、なんとな くOFF会になってしまうのだな。先々週の品川での「風っこ」お披露目会場 でも、そうだった(笑)。 海芝浦まで、乗ってみることにする。南武線では乗ってるから、101系自 体べつに珍しくないのだけど、そこはそれ。2両編成だから他の鶴見線103 系と比べれば単純に2/3の輸送力なのだが、それを差し引いてもぎゅうぎゅ うの混雑。朝の浜川崎支線でも、ここまでは混まないと思う。やがて弁天橋で、 どっと降りる。私らはそのまま海芝浦へ・・・。 この、ちょっと枯れた感じの終点というのが、長門本山ほどでないにしても、 なかなか悪くない。ちょっとだけ外に出させてもらったあと、海に面した公園(?) でしばし時間をつぶす。因みに電波状況的には、DDIぽっけがバリサン、と ころがDoCoMoのPHSではでんでん立たない・・・・・東芝と疎遠であ ることの、あらわれか?(ぉ 次の電車で弁天橋へ降り、いよいよイベント会場へ・・・・・ロクイチなん かも呼んでいたのだな、そういえば。「踊り子」のHMなんかつけている。そ ういえば今日も土曜日ではないか・・・・・あの「踊り子55号」の走った土 曜日。 まぁ、撮影隊が多いのだが、あまり傲慢な奴は見かけなかったものの、はや り、撮影タイムは設けてやった方が良いような気がする。そうすれば摩擦も起 きにくいだろうし、より多くの人が満足出来るのだろうし。 傍らを「レールスター」が快走する。このカートをそう呼ぶのって、比較的 最近聞いたような気がするのだが・・・・・そういや鉄道総研のイベントで走っ たのは「軌道自転車」と呼んでたか。こっちの方が期待させ過ぎなネーミング であったが・・・。そのレールスター、たかが数十mを行ったり来たりなのだ が、なかなか好評のようだった。流し撮りしてみる(笑)。 実は弁天橋の車庫に入るのは初めてなのだが、この庫が木造だとは知らなかっ た。こんな近くに、こんな地方私鉄みたいなアジなものがあったとは・・・。 戦災で焼けて復旧したものかと思えど、柱に「昭和18年」云々というバッジ が。とするとこれ、焼け残ったのか!? こんな工業地帯で!? 要確認か。 そんなこんなで閉会までいてしまい、電車に乗って国道駅へ。Tシャツがセー ル中のユニクロに寄る。(ぉ 紙袋を提げて花月園から京急に乗り、八丁畷へ。イベント参加のロクイチが 帰って行くスジを教えてもらったので、それを撮ろうというわけである。弁天 橋から浜川崎へ出て、尻手から連絡線を経て新鶴見・・・・・だったら面白過 ぎたのだが、残念ながら鶴見へ出てしまうらしい。 八丁畷というとその昔、荷物列車を引くゴハチをよく撮った。キャパもある しそれなりにバリエーションも展開出来て、それにチャリ圏内で手軽だった。 最後にロクイチ、いやゴハチをここで撮ったのは・・・・・う、国鉄時代の 「海底トンネル号」の時か(笑)。 でま、じっとロクイチを待つ。浜川崎支線の電車とカブリそうな時刻に、し かものろのろとやってきたので気を揉んだが、どうにか撮影する。露出がきつ かったから、のろのろは好都合だったか? まぁ大したアレでもないのだが、 久々に撮った気がする、走るゴハチであった。 (終)