***** 2000年8月21日 *****
[T:36535] Sayonara KQ Type-2000 2000/8/20



 こんにちは、深町です。


#KHKより通りが良いかしらん?(^^;;>KQ

 というわけで、昨日(8/20)、京急2000形のさよなら貸切ツ
アーに混ぜてもらいました。

 オリジナルの2000形、最近とんと見ないなー、と思ったら、もう
こんなことになってたのですね・・・。(--;;;;

 京急同趣会、鉄道友の会それぞれのツアーが、8両編成を半ずつ乗る
ような具合で、列車は品川→三浦海岸→久里浜工場と走り、久里浜工場
で撮影会やちょっとした見学があって、回送電車に乗って京急久里浜駅
で解散、6時間ほどの行程でした。

 2000形というと、そのデビューの時にアルミ板の記念切符が出た
んですよね。発売当日の早朝に京急川崎駅(当時は京浜川崎? どっち
だっけ?)に並んで「0001」番をゲットしたという自慢話をしてみ
たり(笑)。発行駅ごとに「0001」から番号振ってたんでしょか?

#鋏入れる場所の印があったけど、実際改札はどうしたんだろ・・・?

 ブルーリボン賞受賞記念切符は、三角形のペナント。勿論紙じゃない
んですヨ。(^^;;;

#切り離せる切符部分は紙。

 それだけに、今度のペナペナのルトランカードは、ちょと寂しい・・・
・・・立派な台紙もありますが。あ、硬券も出てるんですよねい。

 京急ロマンスカー。公な愛称ではなかったですが、そう呼ばれていま
したねい。そのタイトルの本もありましたっけ。私は当時お金無くて、
その表紙と同じ写真の下敷きだけ買いました。(^^;;; 最近地元の古本
屋で本も発見、手に入れましたけど。

 駅で列車を待っていると、

    「次の快速特急品川行きは、この度新しく登場しました
     新形車両、2000形が参ります」

・・・・・なんてわざわざ付け加えたりして、この先代600形以来久
しぶりのクロスシート車への、同社の思い入れを、そこかしこで感じた
ものでしたねい。

 それまで窓回りが白かった800形を従来の白帯に変え(格下げ?)
て、2000形のみの「京急特急色」として差別化を図ったのも、そう
いったことに由来するのでしょーか?

 置換えで去る600形への寂しさもありつつ、2000形の登場には、
そんな華やいだ気分がありました・・・・・あれから、随分と時が経っ
てしまったのですね。かれこれ17,8年? あらまー(汗)。



 さて、そんなに詳しくも熱心でもないながら、最も身近な私鉄であっ
て、関東私鉄には珍しく国鉄/JRを向こうに回してバトルを繰り広げ
る京急が大好きな私、そんな「京急ロマンスカー」としての2000形
のお別れ会に、混ぜていただくことにしたのでした。お誘い頂いたり色々
お世話になったりな皆様、あらためましてお礼申し上げます。(_ _)

 集合場所の品川駅へ行くのに、折角だから京急で行こうと京急川崎駅
で電車を待ってると、上りホームを2000形が通過・・・・・をを、
撮り損ねたー。(--# あれに乗るんだな。品川駅に着きますと、最後の
「京急ロマンスカー」は行き止まりの3番ホームで佇んでました。

 受付を済ませ、記念品を頂きました。2000形のカーテン生地を使っ
たランチョンマット(笑)。ををを、洒落てんじゃん! 鉄道関係グッ
ズというと、ともすれば電車そのもののイラストばかりだったりで、好
みもありましょうが個人的には、そんなベタベタなのしかないのかい、
とウンザリしてたりなんですけど、うんうん、このランチョンマットは
良いですねい。v(^-^) なんだか形見分けみたいな気分も漂いますが・・・。
(((^^;;;(--;;;

#なにィ携帯ストラップもあるとな!?



 いざ、発車。ゆっくりと八つ山橋を渡る・・・・・バトルの相手を探
してみると(笑)、うーん横須賀線くらいしか見当たらず。あっちは西
大井停車と新川崎経由のハンデがあるから、ちょっと相手じゃないです
ねい・・・。

 通い慣れた道を進む2000形。んが、定期列車のダイヤの合間を縫
うせいか、どうにもこの、バリバリな走りがなかなか味わえづ・・・。
しばらくゆったりとした序奏(誤変換にあらず)が続き、平和島で普通
だか急行だかをパスして、一気にアレグロに突入し駆け出すというのが、
(ちょっと古い記憶だけど)私の中の「京急快特」なのですけど、そん
な訳で今日はそれも無いみたい・・・・・とほほのほ。

 ま、昔乗っておいたから、いっか。

 多摩川を渡り、京急川崎着。ここでドアも開かないまま退避ホームで
若干の長時間停車。その間にレギュラーの快特に道を譲る・・・・・・
くぅぅ、屈辱的、というか、象徴的な場面のようでも、あり。

 川崎を出て、坂を下って八丁畷、鶴見市場と通過。ここで車内放送。

    「只今、最高速度で運転中です」

 車内がどよめく(笑)。京急サイドのスタッフも、ツボを心得てらっ
しゃる。v(^^;;

 と。

 それも束の間、たちまちスローダウン。JRをアウトから仕掛ける新
子安付近も、ノーロノロ。そこへ横須賀線の電車にあっさり抜かれちゃ
う。あれ、品川で見た列車でしょか? 道草食ってる間に詰められちゃっ
たくさいですねい。



 そんなこんなで、三浦海岸まで。道中、撮影隊もちらほら見られるも、
総じてはホント、ちらほら程度。方向幕こそ「貸切」なのですけど、HM
が付くでも無し、一見たーだのいつもの快特なので、そんなところなの
カモ、ですねい。公式のさよなら運転ではHMも付くそうですし、そっ
ちは賑わいそうで。

 車端のボックスシート、幸い座席数にゆとりがあって、そういやこれ
はやったことが無かったなーと、靴を脱いで足を伸ばしてみたり・・・・・
あー、良いわこれ(笑)。いつも混んでたから、こんなコト出来ません
でしたもんねー。あー、ビール飲みたいぃ。駅弁つつきたいぃ(笑)。
海見えないぃ(涙)。

#2000形の窓の縁は斜めになってて缶がそのまま置けない。(--;;

 三浦海岸でしばらく我慢大会(引き上げ線にいる間クーラー切れちゃっ
た)の後、折り返して久里浜工場・・・・・久里浜駅を過ぎ、工場を過
ぎようかというところで、スイッチバック! ををを、こんなの信越線
の二本木以来の体験です(笑)。

 その後久里浜工場で撮影会。お約束というか、アジな(ミスマッチな)
方向幕を出したりして、「次は何だぁ? をををそー来たかぁ(笑)」
なんて盛り上がってました。個人的には「川崎−小島新田」が良かった
です(笑)・・・・・あ、将来あそこを走らないとも、限らないですよ
ねぇ(汗)。

 思いつきでやってるのかと思いきや、ちゃーんとネタのリストを作っ
て順々にやってたのですね。いやはや。(((^^;;;;;;(_ _)

 超古の保存車を見学した後、工場の食堂で食事をしながら、2000
形の3扉化改造の記録VTRなどを鑑賞したりして、いよいよ2000
形ともお別れ、回送電車に乗って久里浜へ・・・・・これがまた、先に
3扉/ロング化された2000形だったりして。くぅぅ・・・。

 あ、ロングと言えば(をゐ)、ロングおじさんもいらっしゃったので
す。「それじゃあみんな、ばい、ばーい」なのです(多分関東ローカル
&世代依存)。京急を語りだすと大変なんですよね、ロングおじさん。(^^;;
いつぞやも「鉄道ファン」誌での、京急のダイヤの変遷に触れながら国
鉄/JRとのバトルの歴史になって、「新町手前のポイント通過の制限
で涙を呑んだ」といったような表現に、読みながらうんうんと頷いてし
まいましたわ。



 回送電車は我々を乗せて、久里浜駅へ向かうべくスイッチバック。そ
の車中より今日の主役、2000形最後のオリジナル編成を一瞥。さら
ば・・・・・来週のは見られないけど、運用落ちた後覗きに来ようかし
らん?(笑)

#久しぶりに長くなりました。m(_ _)m



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     深町 忠利 > ふかまちただとし with T
        E-Mail > cub@t3.rim.or.jp
           URL > http://www.t3.rim.or.jp/~cub/



捕:文中「京急ロマンスカー」という名を用いた本「も」あった的に書
  いてましたが、その本がそもそも「京急ロマンスカー」を用いた最
  初だったカモ・・・。