***** 3521 sun3965 CUB 96/04/03 21:26 「ながら」とトロッコと 82 大分経つんですけど、先々週末、佐久間レールパークで写真展やるという人達に くっついて、飯田線へ行って来ました。 東京から「ながら」、初乗りです。373系、いやいやなかなかに快適ですね。 小田原から自由席になる車両だったのですが、やはり乗って来ますね。しかしさほ ど混むわけでもなく、トイレへ行くのも楽なくらいでした。 そんなこんなで名古屋着。時間潰して「きしめん」食べて、豊橋へ戻って今度は 「トロッコファミリー号」なのです。昨年に続いてシーズン初日の乗車、ビールと つまみも忘れません(まだ午前中だぜ)。 いよいよ入線。そういえば昨年限りで2軸貨車改造のコトラは引退してしまった んですよね。あのワイルドな乗り心地が無くなってしまったのは残念。しかし今度 新たに改造されたオハフ17共々、新塗装になった編成はなかなかに奇麗で、結構 気に入ってしまいました。そしてこの日の牽引機はED18。 彼岸とはいえまだ少々寒かったんですけど、わいわいと盛り上がり、中部天竜ま であっという間。レールパークに入り、さっそく展示の準備開始。そうそう茨城交 通から買い取った、キハ43000(だっけか)がいましたよ。旧気動車色という のはいわゆる「スカ色」とは若干違うと聞いていましたが、なるほどクリーム部分 が「芋ようかん」って感じですね(笑)。 でま、この日は大嵐へ行って富山村の村長さん宅の民宿に一泊。道中の村営だか の露天風呂がなかなか良かったです。 翌日、中部天竜へ向かう途中、私は城西へ寄り道。いえ「渡らずの鉄橋」で軽く 写真撮って行こうかと思いまして。 でまず「伊那路」が来るのですが随分間があるので、へろへろとトワイラの真似 事なんぞを。ここが丁度中央構造線にかかる場所であり、川沿いに線路を敷くのが 困難であることから、一旦対岸へ逃げてまた戻るというS字橋としたことは前にも 話しましたけど、それに至る前に、少しトンネルが掘られているんです。その掘り かけのトンネルを探してて、殆ど土砂に埋もれた状態のポータルを見付けました。 以前は橋を通る列車からも見えたそうなんですけど、木が生い茂って今では難しい ようです。 この辺りは今尚崩れ続けていて、やはりトンネルは無理だったんだなあと実感し ます。ポータルも土砂に押されて若干ひしゃぎ、亀裂が入っています。詳しく写真 に納めようと近くに寄ってて、足元が崩れて一瞬滑り台状態になった時は焦りまし たよ。手足を大の字に広げてようやく止まった次第。そこから起き上がるのもまた 難儀でした。やっぱトンネルは無理だったんですよ(汗)。 おっといけないと河原に戻り、「伊那路」1号を待ち構えます。数分送れてやっ て来ました。特急化でスピードアップしたとのことなのですが、しかしこういった 「遅刻」は日常チャメシゴトだそうで、結局急行スジで走っている、という噂もど うやら本当っぽいです(笑)。 もう1本撮って、城西駅に戻り、中部天竜へ。写真展はもう始まっていて、あと は今日の「トロッコ」で到着のメンバーを待つばかり。でその「トロッコ」が到着 するや否や、 「ぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」 蒸機の汽笛。そいや前にも見たような気がしますが、蒸気でなくて圧縮空気で鳴ら しているんですね。しかしチャンバーの容量が乏しく、圧と共に音も下がって来て 間抜けです(笑)。 でま上りの「トロッコ」(この日はEF58)でまたわいわいと豊橋へ、やー、 やっぱゴハチは良いですよ。しばらく最前部で右に左に揺れるゴハチを眺めてしま いました。かつて本線で見せた華麗な走りっぷりではないけど、どこか優雅である ところが、EF58なんだよなあと。 豊橋からはいつものように普通列車の乗り継ぎ。浜松で、そして静岡で、この静 岡からの列車366Mというのが、こないだまで165系の間合運用だったんです けど、今度の改正でそのまま373系に引き継がれたんですよ! つまり「特急型」 に乗れるわけなんです! 車端部はテーブル付のボックスになっていて、扉は無いもののちょっと個室っぽ い気分。ただ端っこですから多少は揺れますけどね。酔いの進みも早いようです。 あたまクラクラおめめグルグル・・・・・・・・・。 CUB