***** 1997年1月4日 20:26:58 ***** [T:5311] Train Drive Game こんにちは、深町です。 以前ここでも話題になり今月のRMの後ろのページでも取り上げられている、 ゲーセンに出現したトレイン・シミュレータのゲームなんですけど、アレ、私の 地元・川崎で発見しました。去る12/30、京急川崎駅そばの大きなゲーセン にて。 「できるかな」のゴン太君のぬいぐるみは無いかなーとふらりと入ってみたの ですが、突如視野に入ってきたのが、マスコン付の筐体。まさかと思いましたが これがあの噂のゲームじゃあないですか! なんと。 見過ごすわけにはいかないでしょうこれは。早速両替したですよ。1回¥200 で、コンティニューが¥100。 まずは初級の山陰線に挑戦。どっか(失念)から京都まで。結構リアルかなー と思うも、しかし信号は車上信号(笑)で、遠くの信号機を見るのではなく突然 画面上にぽーんと現れ(これを「いきなし現示」と呼ぼう・・・・・しかしその 時に「ちん」て音がするので、こりゃやっぱATCですよねえ)、しかも「第2 閉塞進行!」などと歓呼までオートで行われてしまいます・・・。速度制限は、 あるのか無いのかよく分からず。説明書きも無く、どうやら引っ張れるだけ引っ 張って良いようです。でも保津峡あたりのくねくねしたところを80km/hだ のですっ飛ばすのって、アリなんすか? しかも視覚的にも聴覚的(ジョイント 音)にも、120km/hくらい飛ばしているような感じ(リッジ・レーサーか と思ったぜ)なので、ついつい抑えてしまうんですよね。 たーだ速度制限もこれまた「いきなし現示」でぽーんと突如現れるので、慌て てブレーキ、ということも・・・・・・・さらにこのブレーキ、クリックのメリ ハリが無いので、うっかり非常制動かけてしまう(勿論減点対象)局面もしばし ば。画面上にブレーキのゲージが出てるのですが、違和感ありますねこれは。 最近は大分良くなりましたがクルマのゲーム、最初は実際のクルマとの違和感 があまりにも顕著で、なまじホンモノの体感を知っているとかえって走りにくい 風だったのですが、このゲームについてもそんな感じです。勿論列車の運転なん かしたこと無いんですけど、その挙動の違和感といったら・・・・・・・距離感 も変だし、低速での惰行時に速度がすぐ落ちちゃう(転がり抵抗がゴムタイヤよ り大きい!?)ので構内再加速で減点されたり、とにかく、これまでに養われた (?)感覚がむしろ足枷になってしまうのは、残念至極です。 違和感に苛まれながらも何度かコンティニューして、丹波口発。ををを見覚え のある高架ですねい。この先の左カーブで、右手に梅小路が見える筈なのですが ・・・・・・・・そこまでディテールは無かったです。レーシング・ゲームなん かで遊園地の観覧車が回っていたりするような凝りようは、望めないですか。 「SLスチーム号」の線路に「出雲」のHM付のDD51がいたりするのは御愛 敬として、どうにか京都駅着。ふう。 名前を入れるんですけど、ををををを、4文字入れられる、アルファベットや 数字に紛れて、1文字分の「モハ」とか、なんかイロイロあるじゃーないですか あ。うーむ。私はなんも考え付かなかったので、「EF63」でし・・・。 順番待ちらしき人もいないので(笑)、そのまま「上級」の山手線。2つしか 無いんですけど、これで渋谷から東京まで行くのです。山手線は元々ATCだか ら、「いきなし現示」でもおっけー、かな? 山手貨物のSVOとか、なかなかに見せてくれます。慣れて来たのか、さっき の山陰線より走りやすい印象。まあこちらが身近だということもあるでしょうね。 でもでも、東京まではやらなかったです。「はーん、こんなもんか」で終わっ ちゃったというか・・・・・。 最初は珍しさもあって照れながらもニコニコだったんですけど、さっきの違和 感が災いして、だんだんくたびれて来るというか・・・・・・持ち時間が30秒。 定刻より遅れて停止すると、その遅れ分だけの秒数が引かれます。停止位置は手 前1mから許容で、少しでも超えると減点。しかしあの違和感がもどかしく、段々 「俺のせいじゃねーよ、コイツがタコなんだよ」という気分になってきてしまう のでした。惜しい。まことに惜しい。 RMの記事にあったように、どうもこれは試作品らしく、故にどことなく殺風 景で「詰め」の甘さもあるのでしょうけれど、是非ともこれの改良版に期待した いところです。凝れば面白くなると思うんですよね。 でもなー、これ、どっちかっつーと、ちまちましたゲームですよね。釣りのゲ ームもあるけど、良い勝負かもしんないかなー。いやカジキかなんか釣られたら 派手さで負けますか。えらくちまちまと技巧的で・・・・・・かつてレーシング・ ゲームでも、3Dバリバリのドライバーズ・アイながらそのハンドリングのマニ アックさ(本来はリアルと呼ぶべきところ)が災いして商業的にはあんまし成功 しなかった気がするゲームがあった(ナムコのウィニング・ランね)のですが、 いやあ、タイムがちょっと犠牲になるのを承知でドリフト気味にヘアピン立ち上 がるのが気持ち良かったのよねえ。一方初心者はスピンばっかしちゃってゲーム にならない、という側面があったわけで。その後(セガのバーチャ・レーシング から?)は超アンダー・ステアが主流になったようですね、最近は知らないけど。 シミュレータとしての完成度か、ゲームとしての楽しさか、バランスが難しい ですね。私は門外漢だけど。 でまああのゲーム、大人数でわいわいやる感じじゃ無いかな。まず、対戦が出 来ないでしょ。(ぉ いやー、対戦モード、作ろうと思えば作れますよ。「踊り子」 vs京浜急行快速特急みたいな並行路線同士のバトルとか、そうそう小田急多摩線 vs京王相模原線のチキン・レースとか、どでしょ?(^^;;; ***** 深町 忠利 ふかまちただとし 註:これが後の「電車でGO!」、なのでした・・・。あんまし良く書いて ませんが。(^^;;;;;;;;;