***** 1997年4月25日 *****
[T:8085] Mr.Nishimura's !? ( Re: Book Ranking )



 こんにちは、深町です。


(略:こんな絵本が、という話)


 そ、それは、母子3人で海へ行く話じゃないですか!?

 「でんしゃにのったよ」とかいうタイトルでしたっけね・・・・・・。

 多分京都か滋賀のどこかから、須磨あたりまで行くという・・・・・・途中
は絵ばかりで文章も無く、その中で吹田操車場とか通るんですよね。団臨と思
しき列車を引くのはEF58−61、EF62の荷物列車との共演もあったか
と思います。

 EF62の走る東海道・山陽筋なんて、年代が思いっきし特定されますね。
もう10年以上になるんですねえ・・・・・・・(遠い目)。

 イラストは、知る人ぞ知る西村慶明氏。初期のRMで「けいめいのいらすと
のーと」という連載をなさっていました。現在の「絵画館」に近いものですか。
その精密な描写力は凄まじいものがあって、しかし決して機械的なレンダリン
グではなくて、「目」の存在を感じるというか・・・・・・非常に共感を覚え
るです。

 初期のRMやもっと古いですが「鉄道グラフ雑誌・レールガイ」なんかをお
持ちの方、あらためて捲ってみてくださいませ。ちょっと言葉じゃ伝わりきら
ないもので・・・。


 絵本は、侮れないですよ。



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     深町 忠利  ふかまちただとし



***** 1997年4月26日 0:09:10 *****
[T:8117] Re: I want the book!



 こんにちは、深町です。


(略:それ欲しい!、の声)


 ええと、タイトルは「でんしゃに のった」でした。「福音館ののりものずかん」
というシリーズ(?)のもののようです。

 築堤を行く117系新快速西明石行、からはじまり、あ、EF58−61は後ろが見え
ないですね。単機かも? あの、御召列車停止位置基準板が格納されているスリットまで
描かれていたりします。細かい! EF62荷物列車との複々線の共演は、まさに新快速
が中線から追い抜こうとしているシーン。新大阪ではクハ481−1500番台の「白鳥」
と並んだりしてますね。いやはや。

 気になる対象年齢は「4さい〜小学校初級むき」とのこと。子供だけにしておくのは、
勿体無い!

 1984年10月30日発行・・・・・・ああまさにEF62が走っていた頃ですね。
私のは1994年12月15日の第9刷で、本体¥728、となっています。

    ISBN4−8340−0038−9

とあります。福音館書店、です。福音館といえば「やこうれっしゃ」という本もなかなか
にスゴイですよ。

 「でんしゃに のった」もそうなんですが、この本も以前ここのMLで話題にしたこと
があります。雑客の夜行列車の編成が1冊の中で描かれています。中の様子がなかなかに
しじみじもので、また編成を追っていくごとに、最初のネオンのある街並みから、深夜の
静かな駅、長いトンネル、そして雪国と変化しています。牽引機はEF58−110、上
越型です。上野駅から始まるこの本、そのEF58が滑り込む終着駅が金沢なのは、ご愛
敬。(^^;;;

 こちらは、「こどものとも」傑作集で、やはり福音館書店。

    ISBN4−8340−0922−X

となっています。1980年発行で、本体¥728、です。こちらの対象年齢は「4才〜
おとなまで」とあります。うむうむ、そうだろうそうだろう。これ見ながら飲めますよ。
しみじみ。



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     深町 忠利  ふかまちただとし
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