***** 1999年1月30日 13:36:02 *****
[T:24968] [Mo]Zero Mail 1999/1/30



 ふかまちでございます。


 昨年からミーハー・スイッチが入りっぱなしの私、今日は富士山を
からめての0系撮影に出かけてしまいました。

 そ、あの、よく絵葉書なんかになっている、アレですね(笑)。今
更何も新しいものはないのですが、この定番中の定番を、しかと自分
自身で見届けておきたいなと思ったので。

 思い起こせば幼少の時分に、この構図で0系の「ひかりごう」を描
いてました。きっと当時の私にとって、新幹線の最も馴染みある姿だっ
たのでしょう。まだまだ岡山までだった頃、「世界最速の高速鉄道」
の栄誉も欲しいままに、この国を語る上でフジヤマ、ゲイシャガール
と並び評された、我らが「ひかりごう」。

 この富士山バックの構図には、そんな記憶がオーバーラップして来
ます・・・・・当り前のように親しんだものがはかなく感じた時、突
如無性に愛しくなったりするもので。

 結局、ロマンティスト気取りのミーハー、なんですな。(^^;;;;



 で、今朝は頑張って、品川4:35発の東海道線で発ちました。殆
ど寝ていないでの出立だったので、途中の記憶は殆どありません(苦
笑)。沼津で乗り換えて、何気なく進行方向右側へ目を向けますと、

        赤富士。

・・・・・・いやいや、今日は幸先が良いです。まるでカレンダーの
ような(笑)富士山を車窓に眺めながら、今日一日への期待を膨らま
せてると、やがて吉原着。

 地図から大体の当たりは付けてたので、そちらへずんずんと歩いて
行きますと、果たして見覚えのある光景が目の前に現れてきました。
初めての撮影ポイント、けれどもそこは懐かしい場所・・・。

 この辺りは製紙工場が多くて、実際には煙突をどう避けたものかし
ばらくうろうろしていたんですけど、ここだろうという場所に荷物を
置いて支度をすると、程なくして「こだま446号」が現れました。
もちろん0系。

 これを皮切りに、0系、100系、100N系、300系、そして
500系と、来るわ来るわ。さすがは天下の東海道、しかも「あさま」
あたりの2倍の16両編成で、この運転密度なのですから、もう他の
比ではないですねい。新幹線規格とは本来、東海道輸送の実状に則し
て生まれたわけで・・・。

 けれど700系と、100系試作編成にお目にかかれないのは、ちょっ
と寂しいですねぇ。700系は最早来世紀の新幹線電車なわけで、こ
れはまだまだ見るチャンスはあるんですけど、国鉄の遺作ともいえる
100系試作編成は、やはり手元の記録に収めておきたいもので・・・。



 そうこうするうちに、なんだか富士山に雲がかかってしまいました
よ。これは辛いところ・・・・・空気もなんだか「抜け」が良くなく
なってきましたし・・・・・うーん、予報の「晴れ」は確かに当たっ
ているのですが、快晴でさえあるのですが、写真的にはちょっと要求
レベル上がってしまいますねぇ・・・・・昨日奮発したPLフィルター
も、雲がかかっては気休めにしかなりません・・・・・とほほ。

 とりあえず、午前の部はこのへんにして、午後の部の富士川鉄橋へ
向かうとしましょう。



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     深町 忠利 > ふかまちただとし(モ)"W"
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