***** 1999年5月25日 *****
[T:28180] Re: Science Fiction Loco



 こんにちは、深町です。


(略:レトロフューチャーな、原子力機関車の話)


 うう、そうそうそうなんですよね(笑)。(^^;;;

 「学研の科学」でイラストを目撃したような気も・・・・・他に、お尻
がお碗形をしていて、その中で核爆発を起して反動で推進する(のか?
とりあえず電磁波バリバリだと思うけど)宇宙船とか、なんかトンデモナ
イ代物を色々見てきたような気も、いたします。(^^;;;;;;;;;;;

 ええと、その昔、NHKによる(現役時代の)「ニセコ」を牽くC62
の記録映画があって、これたしかビデオにもなっていたと思うのですけど、
動力近代化の中で蒸機が消え行く運命であることをナレーションで語るく
だりの中で、

    「動力は蒸気機関から、電気、ディーゼル、そして
     やがて原子力へ」

・・・・・云々と、思いっきり「夢のエネルギー源」として登場していた
ような。(^^;;


(略)


 「サンダーバード」に登場する原子力旅客機「ファイヤーフラッシュ」
ですが、たしかアレ、あまり長時間乗ってると被曝してしまう(!)ん
でしたよね・・・・・あな恐ろしや。

 エンジンから噴いてた炎も、大いに気になります・・・・・余談。m(_ _)m


(略)


 蒸気機関について、その熱効率だの何だのといったことは私には分ら
ないのですけれども、例えば我々のよく知る蒸機は、石炭でも重油でも
薪でも、必要な熱量が得られさえすれば、そんなに燃料を選びませんよ
ね。勿論煤が沢山出たりすればメインテナンスの問題も出て来るのでしょ
うけど、この辺は内燃機関より長けた部分かと思います。

 蒸機の熱効率を高めることは出来るのでしょうか? ボイラーの表面
は大変熱いのですけど、あれはつまり熱を動力として使うでもなく「捨
てている」ことになるわけですよね。宇宙船の耐熱パネルにも用いてい
るようなセラミックを、ボイラーに導入したら? おりこうファジーで
燃焼を最適化したら?・・・・・動力の近代化で消え入った蒸機、見方
を変えれば、「その後の進歩を止めた」とも言えるわけで、現代の技術
で「究極の蒸気機関車」を造ったとしたなら、果たしてどこまでチュー
ンナップ出来るのか・・・・・。

#水タンクに太陽熱温水器も採用したい(笑)。

 さらに、ピストンとシリンダーというレシプロ式ではなく、動輪の間
にロータリー式エンジンを応用したような動力機構を内蔵させたら?
小型化して動力分散方式にしたら? 勿論タービンを用いるという方向
もあるでしょうし、或いはこれだけで動力の全てを賄うのではなく、既
存の動力の補助的な用い方もありそうです。

 全くの興味本位なのですけど、そんなの是非見てみたいです。(^^;;



 外燃機関としては、空気を用いたスターリングエンジンというものも
あるそうで最近結構注目もされているようなのですが、私の乏しい知識
では満足にフォロー出来ないので、挙げるだけにします。(^^;;;;;;(_ _)

 エネルギー源の可能性は色々ありますが、太陽熱でも何でも補助的に
役立ちそうなものを組合せて、化石燃料に寄ることを無くすまで行かな
くとも、減らすことは考えられそうですね。

 そういえば回生ブレーキで架線電圧が上がった際に、これを備蓄する
機構があったと思います。確か‘80年代中頃に京急で採用したものを
私は覚えているのですけど、変電所だったかに大きなフライホイールを
用意し、これを回転させておき、架線電圧が上がったところで、その余
分を利用してモーターでこのフライホイールを加速させ、架線電圧が下
がったら今度は発電させて電気エネルギーとして取り出す、という仕組
みでした。その後広く普及したとも聞いていないのですが、どうなった
んでしょうねぇ・・・・・。


(略)



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     深町 忠利 > ふかまちただとし with T
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