***** 1999年8月17日 *****
[T:30920] Re: [info]Photo Exhibition of Meitetsu750



 こんにちは、深町です。


 これは本題の方です。(ぉ

 先日ご案内しました、

cub>     山崎和彦写真展 「赤いでんしゃ −名鉄750形−」

・・・でありますが、先日モバイルで投げたような具合で、私も8/12
の夕刻に、お邪魔してまいりました。


#道中色々レスって下さった皆様、こちらから何も返さず申し訳ありま
#せんでした・・・。m(_ _)m


 その大きさ等、どんな会場なのかでんでん分らなかったのですが、比
較的小ぢんまりした中に、元気な電車の姿が踊っていました。山崎氏は
プロのカメラマンをなさっていて、最近キヤノンからニコンへ乗り換え
てたりしているのですが、ほほーこういうカットはAFだとラクだよなぁ、
と思ったら「俺はAF使わないよ」と本人談。あーあまた駄目かと碓氷
あたりでやってた私なんかと、このへんのテクニカルなギャップを痛感
しつつ・・・・・しかし腕前というものは、持てる時間の差を生むもの
ですね。

 あーでもないこーでもないとゴソゴソやってる間に、もっと先へ進む
ことが出来る・・・・・腕前の生む時間の差というのは、そういうこと
で。例えば碓氷峠あたりで自分の撮ったものを振り返って「これっぽっ
ちだっけ?」と呆れるほど、歩留まりというか、形に残したものが少な
かったりする・・・・・最後の年なんか「何を切り捨てるか」を意識し
て撮ってた程で。勿論どんどん進んでキリが無いことは分ってたのです
が、しかしホント、あと何年生きるか分らないけれど、生涯という己の
「持ち時間」の足らなさを意識させられたというか、写真ってものの深
みを見せられたというか・・・。

 んじゃあ、その経験からどうしたかというと・・・・・結局何もして
ませんわ。(^^;;;;;;;;; ああ、堕ちていくのでしょうか。(--;;;;;;;
でも言い訳すると、「何を諦めるか」は即ち「自分をどうしたいか」を
問うことでもあって、これは勉強になりました。(-_-;

 なんだか私事の話が長くなりましたが、よく「巧い写真」と「良い写
真」とは違う、なんて言いますけど、これ美術や音楽や、あらゆるもの
に通じると思うのですが、「巧い」だけでも虚しいけれど、「良い」も
のを支える「巧さ」というのは、やはり必要な土台なんだよなぁ、土台
をきっちり組まないと、心の内とアウトプットとのギャップに苛まされ
ながら、中途半端で終わっちゃうのかもなぁ・・・・・というわけで、
今は下手の横好きで変化球ばっか撮ってますけど、基本に立ち返ってみ
なくてはならんな、とか色々思う今日この頃です。

 で、山崎氏の作品なのですが、撮影から現像、プリントに到るまでそ
のきっちりした土台に支えられた感じは、見る者を安心させるというか、
奇をてらうような嫌味さとは対極にある気がしました。少しソフトのか
かった、渓谷の緑の中を赤い電車がアクセントになっている作品など、
ソフトも嫌味にならないギリギリの効かせ具合(たまーに、レンズにカ
ビ生えてるんじゃないかとか、さてはフィルター買ったばっかりだな、
というような酷いのありますよね)で、写真的にほっと癒されるような
心地です。子供達や沿線の人々を織り交ぜたものもありましたけれど、
今後のシリーズに期待したいところです・・・・・・なーんてエラそう
ですが(笑)。

 でも、今後ここのギャラリーでシリーズ化されるかもしれないという
ことなので、楽しみですね。(^-^)



 それから遅れ馳せながら、当MLの方が幾人も見えたとのことで、山
崎氏も驚いた様子でした。中日を過ぎての告知だったので心苦しかった
のですけど、ご覧頂けて光栄です。私からお礼するのもちょっとピンボ
ケな気がしますが、どうも有難うございました。(_ _)



 ではではついでに、こちらを再掲載。

cub> ご縁がありましたらなかなかしみじみな「赤いでんしゃ」の日常を、ご覧になっ
cub> てみてくださいませ。そうそう、先月発売の「ダイヤ情報」誌のグラビアも飾っ
cub> てますので、そちらも併せてどうぞ。


 しかしまた、あらためて訪れてみたいですねぇ、「赤いでんしゃ」の
土地を・・・。(^^;;;;



#ところでDoCoMo東海のキャラクターって篠原ともえなんですな。
#こっちのしろすえとトレードしてもらえないかな・・・。(ぉ



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     深町 忠利 > ふかまちただとし with T
        E-Mail > cub@t3.rim.or.jp
           URL > http://www.t3.rim.or.jp/~cub/