***** 2001年4月21日 13:13:31 *****
[T:39240] [Mo]Shirakami Mail



 こんにちは、ふかまちです。


 深浦で放り出されて、日本海を見ながらぽちぽち打ってます。穏
やかな晴天、時化てたら海に向かって泣いてやるところなのですが(笑)、
今日はそれもかなわず、海を望む大きな岩の上のベンチに腰かけ、
やや遅い春の陽気に、のほほーんとメールなんぞ打っております。

 故あって秋田までへ来たので、今日は「リゾートしがらみ」もと
い「しらかみ」に乗って、頭上は青空、左に海、右手に白神の山々、
と車窓を楽しんでいます。こちらは丁度桜の季節。遠くに望む山々
はまだ雪を頂いたりして、なかなかお得な眺めカモ。GW前とあっ
てか、車内も空いています。指定では海側の通路側だったんですけ
ど、隣の窓側席、ここまで空席のまま・・・。

 ちなみに東能代から先頭の1号車。先頭展望室に数人のおじさん
が談笑。出発信号の歓呼するあたりタダモノデハナイ感じなんです
けど、でも特に濃いぃマニーって風でもなく、やっぱろただのおじ
さん。んがしかし架線を「がせん」と発音するあたり・・・業界の
方ですか。((^^;;



 秋田駅にはちょっと早めに来て、下り「日本海」や上越新幹線開
業からこっちなかなかお目にかかれない「いなほ」などを眺めたり。
突然現れたED75の貨物(タンク車4両)には、思わずウハウハ。
トリプルセブン^H^H^H^H777号機、ん、これ、なんかのいわく付
きのカマでしたっけ・・・?>関係各位(ぉ

 時同じくして「しらかみ」入線。初めて間近に見るんですが、あ
の、顔の運転室窓の下のあたりって、真っ平なんですか。漠然と、
カーブを描いて左右から真ん中へ向かって膨らんでいるのかなぁ、
と(今にして思えば)思ってたんですが、あれ?っと。まあそんだ
けなんですが、貫通扉があるような車両でも大抵、3面にするなど
して多少膨らんでますよねい。これまで見た写真からは、真っ平と
は思いませなんだ・・・。

 しばらくして発車。「美しく青きドナウ」のオルゴールに始まり、
案内放送。車販の案内は「華麗なる大円舞曲」。ほほう、といって
るとまた曲が変わり・・・・・ええとこの曲なんだっけ?(--;;

 車内は過渡名装飾や色彩などなくシンプルで、大きい窓から射す
自然光に一切手出ししないというか、さわやか。その大きい窓なん
ですが、下辺は座席の座面10cm上くらいまで開いているんです
ね。ちょっとキワドイ、カモ。(ぉ

 グリーン車並のシートピッチがものすごく、向かい合わせにして
占拠しても、靴脱いでも足が届くか不安。(^^;; 前席のテーブル
を出したまま足が組めるというのは、なんかスゴイですねい。座席
そのもののボリュウムはまさしく普通車並なのですが、この「空間」
の贅沢は、普通車料金ではもったいないくらい。

#シートの素材のせいなのか、席を立つ毎に帯電してしまう・・・。(--;;

 そういえばこの感じ・・・・・西武のNREも、ものすごくシー
トピッチ広かったのを思い出しました。



 東能代の構内にDE15を発見。ラッセルヘッドも付いて、ちょっ
とラッキー。早速、五能線へ入って行く車内からパチリ。

 能代って「バスケの町」なんですか。ここで乗客がホームでシュ
ート! ここ、能代工業高校がものすごく強いそうなんですが、バ
スケの町まで言われてしまうと、もう敗けられませんな(笑)。

 あきた白神では「女性観光駅長」さんがお出迎え。てっきりホー
ムで敬礼して出迎えるのだろうと思って展望室でカメラなど出して
ると、あれっ?、ホームに誰もおらづ。なんだ改札口だか待合室入
口だかに若い女性が立ってますがな。どういうわけか白い夏服だと
いう思い込みがあったんですが、青い制服。やはりホームに出てて
くれないと絵適にはちょっと物足りづ。やっぱ敬礼で迎えて欲しい
ですよねい・・・・・こらこらそこのおじさん、観光駅長見て女の
コの好みの話を始めるんじゃない。(--;

 また少し走ると、今度は左手の海の岩場。さあどうぞ、と徐行運
転するんですねい。車掌さんは時折沿線の風景を紹介して、うーん、
鉄的には結構なんでも良い私なんですが、観光列車というのもまた、
ほのぼのと良いカモ。



 そんなこんなで深浦着。「リゾートしらかみ」は、さっきいくつ
かの駅で降ろした乗客を迎えに、来た道を戻って行きました。また
深浦へやってくるまで、2時間弱。その間車内にいても良かったそ
うなんですが、乗りっぱなしというのも、ねい。

 さて、穏やかながらまだ冷たい風に当たって、寒くなってきてし
まいまいた。民族資料館(だっけか)でも行きましょかね。松前船
の立派な模型があるんだとか。

 さすがにPHSの圏外なので、久しぶりにケータイで投げます。(^^;



  *****
     深町 忠利 > ふかまちただとし(モ)"W"
        E-Mail > cub@t3.rim.or.jp
           URL > http://www.t3.rim.or.jp/~cub/



補:秋田で見たED75の貨物は、識者によれば実は今となっては
  物凄〜く貴重な奥羽本線のED75運用で、777号機も昔か
  ら人気のあるカマとのこと。訳分からないでいるような奴が、
  ひょいと撮ってしまう好例か(笑)。





***** 2001年4月21日 16:27:24 *****
[T:39241] [Mo]Shirakami Mail #2



 続いてふかまちです。


#前のメール打ち損じがどうも多いようで。(--;;

 深浦の郷土資料館、もたもたしてたら時間が無くなって、パス。
無念。

 ふたたび「しらかみ」がやってきて、元いた席に収まります。
相変わらず窓側の席に人が来ない・・・どころか半分くらいしか
座席が埋まってないので、窓側に移動。律義というより、主が現
れた際の手間が面倒臭かったので・・・・・荷物多いし。

 千畳敷着。ここで10分停車。すぐ横の海岸の岩場がまーさー
にその千畳敷海岸で、そこで束の間散策することができると。発
車の3分前に汽笛を鳴らすとのことで、なんかどこか牧歌的な風
情とゆいますか。(^^;;;

 このノリ、何か適当な言い回しは無かったものかと思ったんで
すが、アレですねアレ、定期観光バス。なんだそのままか・・・・
・・・ちうか私が鈍過ぎですか。

 鯵ヶ沢で乗り込む人がいて、津軽三味線の生演奏。私の乗る1
号車の展望室で始まりました。車内放送でも流れているようなの
ですが、後ろの車両からも人がぞろぞろと。(^^;;

 べん・・・べん・・・べん、べん、べらべらべんべん・・・・・
んんんんんん本場。地元の保存会か何かの方のようで。さっき正
面に見えだして、今右手には雪を頂いた岩木山、左手にはウミネ
コの群が舞い・・・・・んんん、なんか染みてしまいました。や
がて列車は日本海に別れを告げ、新じょんがら節をBGMに、今
は枯れ草色した田んぼの中を進む・・・・・どこでも見ているよ
うな田んぼも、今日はいつもと違う感じ。もし冬に来て、寒々し
い車窓を見ながら聞いたら、またぐっと来ちゃったカモ。

 やがて五所川原着。メニューはほぼこれで終了のようです。白
状すると登場当初はちょっと斜に構えて見てた私、なんだかこの
列車が好きになってきました。向こうに津軽鉄道の・・・・・な
んかモノスゴク古そうな車両があるんですがぁ。(^^;;;



 川部で「リゾートしらかみ」に別れを告げ、奥羽線の普通列車
に乗り換え。なんだか心地好い余韻に浸りつつ・・・。ネイティ
ヴな会話に、意味解らずのまま耳を傾けたりしつつ・・・。

 をっ、大釈迦って駅があるんですか。へへぇ。

 シャララ、シャララ、シャララシャカシャカ〜。失礼。(_ _)



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     深町 忠利 > ふかまちただとし(モ)"W"
        E-Mail > cub@t3.rim.or.jp
           URL > http://www.t3.rim.or.jp/~cub/