***** 2001年11月20日 *****
[T:40600] Ser."Daihyakka" by Keibunsha



 こんにちは、深町%ちょっと調子付きつつ です。


 時々、小学館「コロタン文庫」が話題に出るんですが、実は私あまり記憶に
無くて、そのかわりにしみじみぃ〜なのは、

        「ケイブンシャの大百科シリーズ」

 これでもかと色々なネタで出てくる、似たようなシリーズ(さしずめ小学生
の別冊宝島といったところか(笑))なので多分、実際には書店で混ぜこぜに
並べて売ってたんだと思うんですけど、私の手元に残っている「機関車・電車
大百科」がその、ケイブンシャのソレだったわけです・・・・・ページがパラ
パラ取れてんですが。

 さて昨日のことなのですが、書店で見つけてしまったんです、ソレを。

 復刻版、とあります。なんとなく、足元を見られているような・・・。

 をゐをゐちょっと待て、と手に取ると、コミックのワイド版くらいの大きさ。
はて、文庫サイズではなかったか? 中を開くと、復刻版というより海賊版じゃ
なかろうかという、印刷クウォリティ・・・・・あらららら?

 後ろの方を見ますと、見易いように大きく、原版が残ってなかったので複写
したとのこと(笑)・・・・・ううむそこまでして、とも思いつつ、見ると置
いてあるのは、以下の3冊の復刻版。

  ・世界の鉄道 機関車・電車大百科 (‘75/12発売)
  ・特急大百科(‘79/1月)
  ・鉄道もの知り大百科(‘82/10)

 それぞれ¥933(税別)。あああ、思わず大人買い(爆)。たしか当時は
¥500くらいで、当時の小学生にはちょっとした金額だったんですけど・・・
・・・江戸の敵を長崎で討つ、てのはちと意味が違いますか。(^^;;;



 まあしかし、リアルタイムの、レトロな内容・・・・・「機関車・電車」は
SLブームの余韻の時代でしょうか。蒸機に随分ページを割いてます。大夕張
の国鉄9600と同型のカマや、台湾のシェイ・・・・・これ、子供向けです
よ(笑)。他にはTGVのルーツと言えるガスタービン車だとか、マグレブの
ML100。宮崎実験線は未来形で書かれています(笑)。お約束では157
系「あまぎ」に、EF65P+20系ブルトレ、EF66鮮魚列車、TEE・・・
・・・ああ、もうメロメロ。

#挙げだしたらキリが無い。

 監修あるいは著作は南正時氏。中でもちょろっと、寝台で寝転んだりな姿が
出てくるんですけど、若い若い(笑)。写真提供者の名前など見ると、ををを
後の「レールガイ」誌副編さんがいたり。

 んー、タマランです。

 発売元の勁文社(こんな字書くんだ・・・)のページを見てみますと、この
本の情報は見当たらないようでした。

 ・A HREF="http://www.keibunsha-net.co.jp/index.html">http://www.keibunsha-net.co.jp/index.html

 もしや、と思い南正時氏のページを見ますと、お、あったあった!v(^^;

 ・A HREF="http://homepage2.nifty.com/masatoki/book02.htm">http://homepage2.nifty.com/masatoki/book02.htm



 さて、裏表紙にこう書いてありました(「機関車・電車」〜)。

      ”本書は昭和50年に発行され、鉄道ブーム
       をつくるきっかけとなった本です。当時、
       小学生だった読者の方々も、30代となっ
       ています。どうか、本書を手にし、当時
       を懐かしんでみてはいかがでしょう。  ”


 あー・・・・・思いっきりハメられたようです。どう見ても怪しい商品展開
のプラレールといい、どうも、カモな世代のようで。はあ。



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     深町 忠利 > ふかまちただとし
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