***** 2002年1月18日 ***** (独り言) 野暮用で八重洲へ来て、意外と早く解放されたので、銀座へ歩く・・・・・ カメラ店と、久しぶりにゆっくり、改装後の天賞堂でも覗こうかと思った。つ いでに早売りの雑誌も買っておこう・・・。 しなの^H^H^Hマイクロエースの0系なんぞに目移りしつつ、色々見て回る。 メルクリンだのロコだのの所で103形に釘付け。東西統合直前のかの地で実 物の牽くECに乗って以来、買おう買おうと思いながら10年以上過ぎてしまっ た代物。事情には疎いのだが、実物は風前の灯火らしいとも聞く・・・。 いつぞや「とれいん」誌で103形特集があり、103形マニアであるらし い南”ヨーロッパ特急”正時氏のコレクションを見たことがあったが、そこに 並べられた各社の模型、これがまた、並べるといずれも味わいが違っていて、 結構悩ましい・・・・・HOでプロポーションはメルクリンか、しかしDC電 源の方が良いかもな、真っ赤塗装は論外として、200km/h仕様以前の裾 がグレーの方が好き、パンタもシングルアームに換えられるだろか?、ロコの 塗装はやけに暗いけど?、無難なところではフライシュマンか・・・・・エト セトラ。そういえば、リマからE03なんぞが出たのも、その頃であったか。 飾るだけならHOが良いし、一方でZゲージなんつーものも、それ自体が鉄 道模型王国・ドイツ的。しかしこれがHO並と結構高い。意外とNではどうか と調べると流石に少しは安く、ただミニトリックスだかアーノルトだかの出来 に、少々がっかり。こちらでもフライシュマン・ピッコロ優勢、だったような ・・・・・あとは忘れた。なんとなく関水的渋さを感じるのだが、フライシュ マン。 結局、103形は今に至って持っていない・・・。いや洋モノ自体、無い。 さて、ミニクラブ。そういや機関車を並べた中に、しれっと1本、 「マイルドセブン ¥11」 ・・・と紛れていたあたりに、天賞堂のウィットを見たものであったが、そう いえばそれが見当たらづ。はともかく、相変わらずホレボレするミニチュア達・・・。 ふと、小さい箱を見る。どこぞのグッズ系雑誌で紹介されてた気もするが、 ミニクラブにして最小の、入門セット。掌サイズのケースに、機関車(Cタン ク)と貨車各1、エンドレス1周分のレール、それと電源として9V電池のケー スが詰まってる。¥15Kナリ。 琴線に、ぴーんと来た。 もう駄目である。店員氏を呼んで、こいつを所望。外箱が無いとバタバタし つつ、どうにかそれも見付かったところで、試走をお願いする。虫が知らせた のか・・・・・いやこれはNゲージャー(古)の本能、身に付いた習慣である。 「これまでクレームは来てないんですけどねー」と言いつつ快く応じてくれ る店員氏。商品の性質上、走らせる客が殆どいないんじゃなかろか、と訝る私・・・。 箱に取り掛かりながら定員氏、「こういう時に限って、調子悪かったりして (笑)」と。そういうことは、ままある。実際あったのだが。 「くるっぴー」のような透明の(って判りにくいか)、スーツケース風のケー スを開けるには、飛行機に乗る時に預けた荷物に付くタグのような封印を剥が さねばならないが、いずれは開けるのである。さて機関車をつまみ出し試走用 のレールに乗せる店員氏・・・・・どうか? ・・・・・・・・・・んむーーーーーー 動かん。指でちょんと突ついてやると、勢い良く発進。どうも余計なフリク ションでもありそうな風味。天下のメルクリンがこんなハズ無いですよね?、 といったムードの中、店員氏、別のセットを開ける決断。今度はスローからす いすい走った。落着。 はあ、ミニクラブ。洋モノに手を出すとは、ちょっとハイソな気分・・・・・ と思うあたり既に貧乏臭いのだが、ともかく、機関車は特別な(?)青塗装、 貨車は腹のたるんだおっさんが浜辺でくつろぐ(ヌーディスト?)のイラスト・・・。 機関車は多分一番小さいヤツ。胡桃の殻の中に入れてみよう(笑)。 ついでにエバーグリーンショップを覗く。ミニクラブの貨車だのがゴロゴロ と。早速ミキストにでもと思うも、手頃な車両が見当らず。HOのフライシュ マンの103形に一瞬たじろぐ・・・。 早速、家で広げてみることに。9V電池も買ってきた。大して場所を食うも のではないのだが、散らかった部屋で平らなスペースを確保すべく、製図板 (ドラフターなどという大層なものではなく、たーだの板切れ)を引っ張り出 してくる。こんな時にしか出番の無いというのに何故そのような代物があるの か謎ながらそんなことはさておき、レールを繋いで、電源繋いで、電池も入れ て、車両を載せ、いざ、発車。 ふぃぃぃぃぃぃぃぃぃん、こてっ。 あん? 猛ダッシュして、カーブでコケた。 どうでも良いが9Vでは速過ぎる。スピード調整も出来ないので、どうにも ならぬ。本当はちまちまとロッドの動きなどを楽しむつもりだったので、やや 冷め。ともかくまずは、水平を取ろうと微調整を。 ふぃぃぃぃぃぃぃぃんいぃんいぃんんいぃいぃ・・・・・ どうにか踏み止まりながらも、やはりイン側がリフト。その都度離線するわ けだから減速、遠心力が減り再接地、通電とともに再び速度超過に陥り・・・ ・・・という繰り返し。 9Vのままじゃ駄目だ。 ふと、単四電池が目に止まる。長さも似たようなモノである。これならどう か? 試みに早速、9V積層電池の代わりにこいつを2本入れ、折り返し部分 にはアルミ箔を詰め、ティッシュをちぎってスペーサーにした。いざ・・・・・ のろのろのろのろ・・・・・をを、遅過ぎる感もありつつ、結構しみじみな足 取り。しかしもうちょっと、走って欲しい気も。 9Vのまま、電池ケースの空きスペースに、可変抵抗でも詰め込むか・・・。 うむ。トミックスのパワーパック引っ張り出すのも、少々大仰だし・・・・・ ん、ポケットライン用の乾電池パックって、今どうしてるんだろか? あ、使 わなくなったウォークマン用のトランスから引っ張るというのは・・・。 少し情景も欲しくなってくるも、とりあえず、スケールの近い1/200の YS−11の周りでも、ぐるぐると。妙な競演・・・。 (終)