***** 2002年3月21日 ***** (独り言) ここ一月ばかり、南武支線だったり。なかなか納得のいかぬカットを撮り 直し、繰り返し、このままお別れの日を迎えるのではと情けなくなる。ミー ハーなことは今更否定もしないが、これまでの皺寄せとも言え・・・・・ま だ頭の中にしか無いカットが色々とあるのである。ま、ともかく足代はかか らないのだし(笑)。お陰で早起きにもなった(苦笑)。過去何年かの浜川 崎線の写真を発掘などしてみると、あ、こんなの撮ってたんだと驚いたり・・・ ・・・覚えてないのは他の物撮ってる合間のだったからか。 川崎新町の桜は一昨年に撮ったきり・・・・・そう、桜の季節なのである。 どうでも良いが今年は早過ぎ。学校は春休み、ホームでのスナップに学生は 登場しない(全くということは無かろうが)。代わりに春休みを利用して遠 来のマニーがフレームに占めることになる(笑)。 今日はいきなし初電から撮ることにした。今の時分、初電は朝焼けアワー なのである。これを逃すと、もう日出前の101系は撮れなくなるかも知れ ない・・・。初電を撮るには電車を利用するわけにもいかないので、クルマ で川崎新町へ。回送を見送って、三脚だの何だの用意して、初電待ち。いよ いよ踏切が鳴って、電車が通過し、遮断機が上がり、それっ・・・・・踏切 内に三脚を立てて、バルブ。ホーム停車中に撮らねばっ・・・・・と、背後 から「あの電車撮ってんですか?」との声。今時風の兄ちゃんのよう。った く取込中に、と思いつつ振り返らずに「はい」とだけ答えると、「・・・頑 張ってください」と呆れられた。まあ普通は呆れる。 ともかく自信無いので段階露光・・・・・空の感じではまだちと早いよう なので、暫く繰り返すことになろうか。ふう。程なく貨物列車が通過。こい つが来て踏切が閉まっては撮影どころじゃないので、今後も今日のようなタ イミングでお願いしたいところ。 一旦帰って、クルマ置いて装備も変え、朝の光線のうちに出直す。桜はま だ五分ってところか。木によってはもう全開なのだが、程良い咲きっぷりの 木、線路直上の送電線の鉄塔の陰がモロに。(=_=; 誤算であった。不覚。 他の木がまだイマイチなのでどうまとめたもんか難渋しつつも、今日は幸い 空が青く抜けてくれたので、撮らぬよりはマシと撮る。これまで青空で撮れ たためしが無かった。故に夜桜に逃げたりしてたのである。 鉄な人が1人やってきた。聞けば横浜線の初電で来たという。横浜線の駅 までタクシー飛ばしたというから、恐れ入る。X−700が渋くて、話の感 じからすると、ブルトレ少年世代らしい(笑)。しばらく並んでパチパチ。 またしばらくすると、南武線HPオーナー氏まで登場(笑)。ネタを仕込み に来たとのこと。駄弁りながらパチパチ。 1人になってからも暫く粘ってはみたものの、太陽が南に回り込むに従っ て、桜が陰りがちに。もう、今日のところは降参。やたら暖かいので、すぐ にも残りの桜が全開かましそう。気懸かりは空模様・・・・・青い空で撮り たい。 電車に乗って尻手へ。到着しようかというところで本線ホームに209系 が。パノラマで101系との並びを撮ることに執念を燃やしている(笑)昨 今、「!」と意気込むも、タッチの差で行ってしまい・・・・・時刻表見る と、本線の電車と並ぶことはダイヤ的にもう無さそうなので、もういいやと 帰宅。 そういえば、他に見かけた鉄、らしき人も含んで、2人くらい。川崎新町 で私らのそば通り過ぎたカメラ持ったおじさん、そのままどこかへ消え・・・・・ あと逆サイの金網で脚立乗ってる鉄。そんくらい。賑わうのは午後の尻手や 浜川崎、といったところなのだろうか。パニック期の絵面を考えつつ・・・。(ぉ 午後、野暮用で出かける。京急新1000形の記念カードが出るという。 中吊りに「カード」しか書いてないので、果たしてパスネットなのかと一瞬 不安な気もするも、ちゃあんとパスネットカードのロゴマークも。納得・・・ ・・・ん、小さくルトランのロゴも。あん?? ルトラン用の機器でも使え るという意味なのか、ルトランの名前を引き継ぐことになったのか・・・? 野暮用のあと、横浜線は鴨居駅に入ると、電車の案内掲示が遅れ気味。構 内放送を聞くと鴨居〜中山間で架線にビニールの飛来物が絡まった由。さっ きから外を歩くのもトホホな強風なのである。ホームに下りると「はまかい じ」が止まってる。「あさま」色の方。ホームの案内掲示は「通過列車」(笑)。 カメラを取り出し、いつ動くか判らんのでまずは近い方の最後尾をぱちり。 その後先頭車へ歩いて行き、またぱちり。朝の青空はどこへやら、午後から 雲った空は夕暮れに向い、ヘッドライトの主張も際立ちつつある。 横から背広姿の人が、カバンからコンパクトカメラを取り出しながら、近 付いてきた。場所を譲ると、その人は照れながら会釈を返し、そして電車に 向き合った。やがて運転再開の報。「はまかいじ」は短くタイフォン、やれ やれといった調子で動き出し、青く沈み行く中を去って行く・・・・・こい つもいつまでだろ。 (終)