***** 2003年2月11日 *****
[T:42532] Shinbashi sta.



 こんにちは、深町です。


 今、品川の新幹線車庫跡と汐留貨物駅跡のあたり、高層ビルがニョキ
ニョキ生えてて・・・いやま人間が建ててるんですが・・・風景もガラ
リと変わったりなこの頃なのですが、その汐留(東新橋)の方で、なん
かやってんですね。

 昨年の秋でしたか、大江戸線とゆりかもめの汐留駅が開業してから、
初めてその駅に降りて、高層ビル群を見回しながら、そういや鉄道記念
物の0哩標跡は・・・・・その昔ここが汐留貨物駅だった頃、訪れた記
憶があります。更地になってもそこは守られてきたように、聞いてます。

 たしかこっちの方だと歩いて行くと、高層ビルの谷間の隙間に、工事
中の小さな建物がちらり。古風なアーチ窓なんぞが見え隠れしてるので
すが、一帯はまだ工事の真っ最中、近寄ることなどままならづ。

 仕方が無いので逆サイから・・・と新大橋通り(かな?)側へ回り込
むと・・・・・囲い越しに見えるにシートに覆われたそれは、旧新橋驛??

 なんか、見覚えがあるし。その後交通博物館で模型発見。これだ(笑)。



 その後、時々寄ってはその姿が露になってくる様を偵察してたのです
が、そんな先週末、背後の高層ビル街もちらほら営業を始めたらしく、
この建物の横が通路になって、正面はともかくお陰でそばへ近寄ること
が出来ました。ギリギリの所に工事の柵はあるのですが。

 立ってる案内地図にも出てますね。鉄道発祥記念館・・・だっけかな、
ちょっと覚えてません(謝)。(_ _) 新橋驛を模した建物、近付いてよ
く見ると、石積み風味がやけにカッチリしてて、なんかテクスチャー・
マッピングのようで(笑)。多くを望んではいけませんね。気分です気
分。でこの中では、所縁の品を展示され、お土産がちょっとあって・・・
・・・となるんでしょうか。

 なんとなく、お茶するところになりそうにも見え。(^^;

 後ろへ回り込むと、ホームがちょっとだけ突き出しています。しかし
すぐ先で高層ビルに激突(笑)。横濱は遠い・・・。

 あ、このホーム、やっぱテーブルが並んだりして。

 で、ありましたね、ありましたよ。

 島式ホームの両側にレールが敷かれ、その一方の車止めの後ろ、「0」
ってのが立ってます。ここがあの、鉄道記念物の0哩標の場所なのか、
それとも建物の中に本物(?)があるのか、はたまたその何れでもない
のか・・・・・ともあれ、目の前に「0」があるので、とりあえずこい
つをぱちり。

 にしても、ちょっと窮屈な場所ですねここ。やっと確保出来た・・・
のでしょうか。高層ビルに囲まれて、日が当たりません。夏の朝夕には
どうかなとも思いますが、多分通年殆ど。寒い季節のせいか、ちょっと
寂しい感じは、ありますか・・・・・文明開化の最先端の頃のこの驛
(ステイション? すてん所?)の輝きを想うには、聊かばかりかの想
像力が要るカモ。逆に、現代に迷い込んだ明治人を想うのもまた、いと
をかし。

 この建物、いつのオープンなんでしょうね。まだ内装工事の真っ最中
ですが、春には終わりそうです。どこかに告知など出てるのかしらん。

 あ、ホームにマッチ箱客車なんか据えられたりして・・・ちと期待。v(^^;



  *****
     深町 忠利 > ふかまちただとし
        E-Mail > cub@t3.rim.or.jp
           URL > http://www.t3.rim.or.jp/~cub/





***** 2003年2月16日 *****
[T:42549] Re: Shinbashi sta.



 こんにちは、深町です。



(略:東日本文化財団のページに詳細があるとのこと)



 これはこれは、思いっきり然るべきページがあったのですね
・・・・・何故か私、交通文化振興財団とか覗いてて。(^^;;;

#って覗いてみるとなーんか見覚えがあるような・・・忘れて
#たんか(汗)。(ぉぃ

 で、ここによると、かつての史跡にあった0哩標がそのまま
使われると。なるほどあれがそうですか・・・。本物の基礎部
分なども見学できるように書いてありますね。「場所」が本物
であり、「外観」は再現である・・・・・この明治と平成とを
ハッキリと切り分けた表現に、東日本鉄道文化財団のこの事業
に対するある種の自信、自負を感じますね。ホラ、観光向けに
何やらごっちゃにして誤魔化しちゃうような、受け手の誤解を
期待してそうなのって、よくあるじゃないですか・・・。

 お茶するところになりそうに見えたと書きましたけれど、やっ
ぱレストランが入るのですね。銀座と接する場所柄、ちょっと
オサレなお店っぽく?



 さて、今日も偵察に寄りました。(^^;; 駅前の植木をクレー
ンで吊って植える作業をしているところでした。囲いも大分取
り除かれ、ほぼ全容が見えますね、もう。ガラス張りの高層ビ
ルを背景に、夜ライトアップする様が浮かんだり・・・・・い
やライトアップするんだろなと。周囲との取り合わせを見てい
て、なんとなく札幌の時計台を思い起こした私・・・。

 正面はちょっと公園ぽくするように見える気がしたんですが、
かつての駅前風では、ないのでしょうかこれは・・・。

 ホームの側へ回ると、内装工事は殆ど終わったらしく、窓に
はカーテンが付き、レストランのテーブルや椅子も既に搬入さ
れていました。3月オープンならばたしかに、お店の準備期間
を踏まえるとそろそろ出来上がっていなければならないわけで
しょうが・・・。

 ここの再開発がまだ白紙だった頃、鉄道博物館をという話も
ありましたね。都内の一等地にあって、結局それは叶いません
でしたけれど、日が当たらない狭い場所ながら、せめてこの建
物をして、かつてここがこういう場所だったのだと語れる事は、
まあ良かったのかなと。逆に、ここまでしか出来なかったとい
う見方もあるんだと思いますが、まあそのへん、この国の鉄道
へ対する温度みたいなもの、なのカモ。

 そういや、今この辺りは「東新橋」という地名なのですが、
「汐留」という地名を復活させよという運動があるんですね。
貨物駅の時代と違って開かれた地域になってきたことで、より
意識されるようになったのでしょうか。差別化の意図もあるの
でしょうけど、個人的には残して欲しい名前かなと。駅名とし
ては今大江戸線とゆりかもめのそれになっているわけですが、
貨物駅とのこのギャップの妙がまた、しみじみしてきたり。

 ともあれ、駅舎のオープンが楽しみですねい。そのうちバル
ブ撮影にでも行こうかなと。(^^;



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