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1367 sun3965 CUB     93/05/04 16:29 碓氷峠なんす                          97



 いやあ、行って参りました、碓氷峠。昨日、帰ってきたのですが、も、へろへろ
だったんで寝てしまったんですね。(^^;

 さて、今回の狙い目は、碓氷橋の「お約束アングル」、つまり、旧碓氷橋(眼鏡
橋)と、現在の上り線、下り線とが前後に3本並んだ構図なのですが、写真と地図
からおおよその場所を割り出すと・・・・道が無いぞお! 眼鏡橋をバックにする
なら、旧中仙道からイケそうな気もするのですが・・・。

 前日(4/30)は、遅くまで飲んでしまったので(ぉぃぉぃ)、出発を遅らせ、
6:30に川崎の家を出ました。案の定、関越は渋滞・・・・ううう。しかし、は
じめての上信越自動車道、なかなかグーでした。で、やっとこさっとこ横川駅前に
着いたのが、11:00頃・・・・ふう。

 当然、「おぎのや」の釜めしです。これはあとで「現場」で食べることにします。
薄ぐもりで、色温度のコロコロ変わるのを気にしつつ、駅に着く前に、引き上げ線
で待機中のEF63の重連を、早速築堤の下から1枚撮りました。横川駅のホーム
に、1人目の「鉄」を発見。うーむ、他のところも多かったらどうしよう・・・。

 まず行ったのが、丸山変電所跡(煉瓦造りの廃虚・・・)付近の直線。上信越自
動車道の斜張橋が、新しい風景をつくっています。ここはもう、結構な人出でした。
横川駅から、2キロ位ですからね。車でなくても、楽に来られる距離です。しかし
「広場」(車が停められる位のスペース)から軽井沢方向を狙うと、上信越道の影
が邪魔になるんですよね・・・。結構工夫が必要です。また、変電所跡とおりまぜ
ながら撮ったりもしました。

 そして碓氷橋。やはり南側から3本の橋を撮るには、碓氷湖の向こうの山からで
なくては駄目なようですね・・・。しかし「駐車場」(?)から数十メートルのと
ころに突き出した岩がありまして、そばまで寄ると、人の通った形跡が・・・!
意を決してよじ登ります。はあはあいいながら、ようやくその突端に到達したので
すが、幅2m程の「お立ち台」を挟んで、両側は崖。膝はガクガク・・・。しかし
踏み固まっているところからも、確かにそこは、撮影ポイントのようです。眼鏡橋
と下り線しか見えないのですが、まあまあの構図です。



 三脚を据え付け、カメラを固定し、どうにか2本ほどの列車を撮ったのですが、
果たして仕上がりは如何に? 降りてきた時には、膝は爆笑していました。ハハハ・・・

 そのあと、旧アプト線跡を見たり、熊野平でトンネルの63を狙ったりしながら、
軽井沢に出ます。

 で、ここで、例の草軽のL電機を探したのですが、結局見つからず・・・。渋滞
にハマったりして、思うように探せなかったんです・・・。折角(K+R+S+W)Aさんに
教わったのに。ご免なさい>(K+R+S+W)Aさん。 でも、また秋頃に長野方面へ行く
予定がありそうなので、その時にはきっと!

 しかし、なにも知らずにうっかり旧軽銀座に迷い込んだのは、大失敗! ここで、
私は一つの定義を思い出しました。

 「リゾート地 = 都会の植民地」

 もはや、「あの」軽井沢ではないのですね・・・。

 さて、この日は榛名湖で泊まる予定だったので、長野原からまわって倉淵村を通
って・・・というルートをとったのですが、いやいやいやいや、もんの凄い霧で、
宿へ着く頃には、半べそ状態でしたわ・・・(笑)

 翌日の榛名湖は、雪。も、笑うしかないな・・・。

 またまた、懲りもせずに碓氷橋へとやってきます。で、今度は北側から狙うべく、
旧中仙道へ向かって登っている道を探します。小川を渡り、地図上では幅1.5m
以上の道の筈なのですが、ようやく見つかったのは獣道。くふふ。

 雨の中、なんとか線路よりも高いところまで登ったのですが、そこから先は結構
ヤバそうだったので、そこで撮ることにします。木が切られていたりして、どうや
らここも「お立ち台」のようです。しかし、ノコギリ持参で来る「鉄」がいるんで
すかいね。なんか恐いぞお・・・。

 適度な霧で、風景の奥行きが出ていました。そこそこ良い感じで撮れた・・・の
ではないかな。

 といった感じで、行って参りました。フィルムは、まだ現像に出していませんが、
どんな風に撮れているか、今から楽しみです・・・と言いたいところですが、露出
に一抹の不安が・・・。

 次は、旧中仙道から、行ってみたいと思います。なにせ「俄」なものですから、
なーんにも知らないんですよね。人真似で精いっぱいです。でも、この碓氷峠には、
また行ってみたくなる「何か」があるようです。距離的な行き易さもあるでしょう
し、「今のうちに」という意識もあるのでしょう。結構ミーハーですから。でも、
私が感じている中には、自然に対する、鉄道技術の挑戦の場所であり、その歴史が
風景になっている、という魅力もあるような気がします。



                         CUB