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1718 sun3965 CUB     93/09/19 21:36 週末の物好き                          81



 ふう・・・。

 先日、高崎にいる、高校時代のクラブ仲間の顔を見に行こう、という話が俄に持
ち上がり、そして行ってきてしまいました。金曜日の夜にカイシャから定時ダッシ
ュで帰り、支度をして出掛けます。

 高崎といえば高崎。信越本線の起点。信越本線といえば・・・・銀箱持参で出掛
けるCUBでありました(うふふ)。

 夜中に彼の家(寮)に着き、ビールをあけて内輪ウケ話・・・・。

 翌朝、意外と早く目覚めた我々は、駅前のビックカメラでフィルムを仕入れ、い
ざ、高崎運転区へ(!)。そう、許可がもらえたんですよ。機関区で撮影だなんて、
何年ぶりでしょ。たしかEF66−100がデビューした頃に近所の新鶴見に行っ
て以来だから・・・・5年は経っていますよねえ? そういえば「高崎二区」には
9年ほど前に? うーん。まだEF55も復帰する前だったな。

 職員の方に案内して頂き、まずはいきなりデコイチ! おおお・・・・・。火は
入っていて、しゅうしゅういいながら煙を吐いています。ああ、蒸気機関車・・・。

 保存機はまとめて置かれているのですが、しかしどれも雨曝し故に塗装の傷みが
目立ち、早く本格的な博物館を! と訴えているようです。前に来た時に塗りたて
だったEF60−501も、部分的に剥げていましたし、デビュー当時の姿に復元
されたEF62ー1、63ー1も、赤錆のような色になっていました。ああ。

 EF58ー172もいるのですが、「これじゃあ、御召牽引機もカタナシだね」
という案内役の方の言葉にコクコクと頷く私。

 そんな中で、EF30は比較的きれいでしたね(ぉぃ)。

 前の前あたりの所長さんが、こういった保存に理解のある方だったようで、その
方が代わってから、ちょっと寂しい状態になってしまったようです。うーん、カネ
にさえなれば、やる気になるんだろうけどな。

 ところで「ムーミン」ことEF55ですが、生憎全検で大宮に行ってしまったよ
うで、残念・・・・。

 場所が場所だけに、あまり「絵作り」が出来ず、せいぜい広角であおってEF63
のジャンパ栓を強調する・・・・位だったのですが、銀箱を肩に、久々に「鉄」の王
道(笑)を行ってしまいました。あああ。

 案内役の方にお礼を言って、ふと現役のDD51に目をやると、あれま、御召牽
引機・842号機(だったと思う)ではありませんか! ランボードの所の、普通
なら白線になっているところが、ステンレス帯なんですよね。

 うーん、らっきー。

 勢いに乗った我々は、昼食の後に観音様を見物、そして横川を目指します。

 おいおい、またかあ?

 2週連チャンの「峠」。うげげ。

 しかし私の思惑通りだったりして? ぉぃ

 またまた許可をもらえてしまった、横川機関区。構内は閑散としていて、洗車等
のスナップを考えていた私としては、ちょっぴり残念。午後の陽射しを受けるEF
63・・・・窓に映る空・・・、半逆光で輝くED42のナンバープレート・・・
うまく撮れたかな?

 横川駅のホームに上がり、EF63の連結や、「おぎのや」さんの弁当売りのス
ナップをします。やがてお辞儀をする売り子さん達の前を列車は滑り出し、最後尾
には、この難所をエスコートするEF63。そのブロワー音は、頼もしくもあり、
どことなく物悲しげでもあり・・・・ホームの上で、しばしじっとその余韻に浸っ
てしまいました。

 夕闇に包まれゆく碓氷橋をぼぉーっと見物し、また降りてきます。夕食は・・・
「おぎのや」。

 ぉぃぉぃぉぃぉぃぉぃぉぃぉぃぉぃぉぃぉぃぉぃぉぃ   またか?

 寝不足と疲れでへろへろの体に釜飯を詰め込み、どうやら一服ついたところで、

 「よおし、バルブ大会に突入だあ。「能登」までやるぞ」

 しばしの間のあと、げらげらと力無く笑い出す一同でありました(笑)。


                         CUB