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1793 sun3965 CUB     93/10/18 20:48 「鉄」ルネッサンス(?)              86



 最近、にわかに高校時代の鉄研仲間(・・・)の間で盛り上がりを見せておりま
して。同期ばかりではなくて、そうですね、特に私の前後7、8代あたり(ジェネ
レーション・ギャップも楽しめる?)でしょうか。また、「OB会」というものが
あって、現役そっちのけで、飲めや(高校生は飲めん!)歌えやをしているのです
が、それが最近、OB会の機関誌なるもの(要するに同人誌か!?)を創刊したり
とかで、顔を会わせる機会が増えていた訳で。
 
 さて。高校を卒業してから随分経ち、それぞれ色々な道へ進んでいる訳でして、
思い余って(ぉぃ)「業界」へ進んだ者もいるものの、大抵は「フツーの」社会人
(あるいは学生)をやっております。そんな中で私のように、いまだに銀箱を持っ
て出掛けている奴、というのは珍しい方かもしれません。
 
 しかしそれでも、月給取りになって金回りが良くなり、あらためてカメラを買っ
た、なんていう人もいたりして(うち一人がカメラボードに登場)、撮影スタイル
を「現役時代」と変えて(「鉄」の中で、或はジャンルも広げたり)楽しんでいる
ようです。また、旅行好きな人は、相変わらず旅行好きな訳で。あ、「トワイライ
ター」もいたわ。(^^;
 
 で、先月、後輩を訪ねるついでに数人で高崎&横川へ行ったりしつつ、その後、
例の「機関誌」の創刊準備をしているうちに、
 
 「いやあ、最近銀箱が忙しくて」
 
 「おお、CUBはまだやってるんだ・・・・えらいぞ」
 
馬鹿にされたか?
 
 「で、最近はこんなの撮っているんですよ」
 
 「・・・・うーん、なんかうずいてきたなあ。(高校時代ならいざ知らず)今の
 俺達なら、クルマも使えるし、そこそこカネもあるし(独身ばっかり・・・)、
 久々に行くか!」
 
といった具合にその気運が高まってきた訳で。なんだかあちこち火を付けてまわっ
てしまった格好です(長谷川平蔵に斬られちゃうぞ・・・・)。
 
 ではどこへ行こう? はっきり言って私達、JR以後の事柄にも関心が無い訳で
はないのですが(けれどもPFが四国を走っていると聞いても、ピンとこなかった
りする)、やはり思い入れのあるものと言えば、EF58であり、DF50であり、
20系客車(当然3本ライン)であったりするのです。
 
 「みんないませんよ。ゴハチだって今じゃ客寄せパンダだし」
 
定期運用のさり気なさこそ魅力なんだ、という偏屈なのです。
 
 「んー・・・・そだ、北陸新幹線までは、あと何年だ?」
 
 「えーと、少なくとも長野オリンピックまでには開業ですから・・・・」
 
 「碓氷だな、これは。男の機関車・EF63だろやっぱ。本数も多いし。あと、
 おぎのやの釜めしも必須だな。案内はCUBな」
 
 「・・・ははは、廃線跡探検も出来ますしね。メジャーな撮影ポイントなら、も
 う地図が無くても分かりますよ・・・・崖登りは、しませんよね?」
 
 「それはパス(笑)。そんな根性はないよ。10月中は忙しくて無理だけど、路
 面凍結(笑)前には行きたいな。あ、峠は雪が早いか?」
 
 「12月改正前なら、貰い物のダイヤが使えますね。2分目なもんでちょいと見
 づらいですけど(笑)。4重連回送のスジも分かります(来ればの話)」
 
 「行く時は早起きするぞ。関越混むから」
 
 「いっそ前の晩出て、能登から撮る、というのは?(笑)」
 
 「おい!・・・なんなら行ってやろうか?(笑)。カルトさん(仮名・もっと上
 の先輩)もどうですか?」
 
 「いいぞお。俺は645持って行く」
 
 「そいや後輩Aが、最近F3やら300mmやら買って張り切っているんですけ
 ど、行きたがっていましたよ。あとBも・・・」
 
 「クルマ、何台になる?」
 
 「わお」
 
 
 で、来月あたりに、またまた「峠」です・・・・・・あーあーあーあー。
 
 なんだかんだ言っても、結局みんな「好き」なんだなあ・・・・・・しみじみ。
 
 
               鉄の放火魔       CUB