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2469 sun3965 CUB     94/03/22 20:30 「碓氷旧線の探索」                    33



 書グラで、碓氷峠の旧線跡のガイドの本を買ってしまいました。

 以前同店で見掛けたのですが、その時すぐに買わなかったものだから、その後一
時姿を消してしまって後悔しつつ半ば諦めていたのですが、再び店頭に並んでいる
のを見付け、今度ばかりはとすかさず購入した次第。

 しかしあの時、たかだか¥1Kも出せなかったのかなあ? うううむ。

 さて、内容はまさに「トワイライト・ゾ〜ン」。表紙を開くと、地形図上に旧線
のルートが記されていて、橋梁名や隋道名なども1つ1つ書かれています。私もあ
の付近の1:25000地形図は持っているのですが、あまりにも有名な碓氷第3
橋梁(眼鏡橋)はともかくとして、切り通し跡や築堤跡がかすかに認められる程度
だったので、これは助かります。

 かつてのアプト線の名残を、横川方から順に、まるでそこを歩きながら話してい
るかのように紹介していきます。著者自身幾度となくここを訪れていて、長年蓄積
した資料などをここに纏めたものですから、話に実感もこもっているというもので
す。当然、中には心当たりのあるものが登場する訳で、ちょっと嬉しくなります。

 旧線と新線との分かれ目地点も今一つ分からなかったのですが、これで何となく
分かりました。それから丸山に避線(制動不能で坂を下って来た列車を導き入れる、
上り坂の線)があったことなどは初耳。言われてみれば、それらしき地形を見たよ
うな気が・・・・?

 まあ今年は、釜めしを背に、自分の足で碓氷峠を越えてやろうと企んでおりまし
て(とはいっても当然、旧中山道ではなくて旧アプト線沿いですよ)、この本を十
分活用させて頂くつもりです。でもトンネルは、この間の恐怖体験(なんだか人の
気配がするような感覚)から、ちょっと勘弁、かな?


                          CUB