***** 3462 sun3965 CUB 95/11/18 09:51 久々に、碓氷峠。 75 10月中は一度も行かなかった碓氷峠。北海道のシロクニへ行ったとはいえ、や はりつのる想いは如何ともし難く、紅葉の季節には行かねばなるまい! と、なん と平日に出掛けてしまった次第、なのでありました。 予め、峠で知り合った俯瞰派の人よりその行き方を教わって、ついに煉瓦橋(旧 第3橋梁)との3本並びのポイントへ。聞けば「懺悔岩」(横川駅を見下ろす俯瞰 ポイントで、ここが気に入った私は今年もう5回行ってる)よりもはるかに楽ちん とのこと。え、そうだったの? いつものように関越を飛ばして、上信越道に入って、ピーカン空にうきうきしな がらクルマを走らせていた私だったのですが、下仁田を過ぎ、次の松井田妙義に近 づくにつれ、なんだか怪しい雲行き・・・・・・・・・長野との県境の方が、特に 曇っていて、あれれと思っているうちに雨がぽつぽつと。 うう、聞いてねえよぉ。 まあここまで来たのだから、とりあえず晴れ待ちすっか、とまずは「おぎのや」 で釜めしを調達、ちょっと「引いた」気分のまま、撮影ポイントへ向かいます。 そのアングルは、煉瓦橋を南側から狙うもので、丁度碓氷湖の背後にあたる山。 以前碓氷湖畔から、ちらりとみえる現在線の橋を撮ったことがあり、後ろを振り返 って「ここを登れば」と考えもしたのですが、結局、やはりそのようです。ただし 道は湖の逆サイド。 駐車スペースにクルマを止めて、雨も気にならぬ程度だったので行動開始。支度 を整え、山に入ります。ここは送電線の鉄塔のメインテナンスの為の道であるらし く、よく整備されていて登りやすいです。そして「足だけで登れる」んです(笑)。 尾根に出て、この道から外れ、今度は獣道(とゆーよりも「鉄道(てつみち)」か (笑))をえっちらおっちら。 具体的な撮影ポジションを探すのにちょっと手惑いましたが、来ましたよ、来ま した、見覚えのある風景! 靄がかっていて少しかすれ気味でしたが、雨は止んで、 薄日が・・・・・・・・・・そしてその時、 うわあ・・・・・・・・。 虹です。煉瓦橋の右下に、これがまた良い具合に虹がかかったのでした。 いやあ、なんか、諦めなくて良かったなあと。これは神サマからのプレゼントか しらん? と、ちょっと有頂天ぎみな私、なんか、撮影しなくってもいっかなあ、 という気分になりかけた(どうも最近、風景の良い所に来ると撮影が億劫になるよ うで)のですが、いやいやそれじゃ何の為にと、一応撮影も。(ぉ スペース的には、かなり広いです。御座敷いて10人くらいで宴会も出来そうな くらい。しかし木の枝の切れ目の「窓」は狭く、一度に撮影出来るのは2、3人程 でしょうか。風が吹いたら(枝が揺れて)かなり深刻ですね。 この日も風があって、すんげー寒かったです。 昼頃まで撮って、迷って崖の上に出そうになりながらもどうにか降りて、霧積温 泉で一休み。長湯し過ぎて、ちょっとひりひり。 途中、北陸新幹線の霧積川橋梁をくぐるのですが、この辺りはすっかり出来てい る風でしたね。ダンプの姿もなく、作業車の通るトンネル(どっから抜けていたん だろ)は塞がれ、電設関係の会社の車が数台いただけでした。架線はさすがにまだ 張ってませんけど、とにかく高崎〜軽井沢関というのは勾配走行試験をするために 特に急いでいるようで。 一方軽井沢でも、矢が崎踏切がとうとう車両通行止め。正確には、踏切を越えて も、その先で新幹線の道床が造られてしまったので通れないというわけです。歩行 者だけは通れて、新幹線の線路上に、架設の踏切(?)があるといった具合。 軽井沢駅は、もう新幹線のホームなど殆ど鉄骨が組み上がったようで、頭の中で 容易に「完成予想図」を描くことが出来るほど。現在の駅舎は取り壊される予定だ そうで、「今だけの」景色がそこにあるわけですね。 CUB