***** 1997年10月2日 10:54:54 ***** [T:12649] [uf][Mo]Tasogare Mail 3 「神田川」〜 「あさま」は もう写したかしら 早い時間に 家を発って やっと着いた 横川の駅 釜めし買おうと 思ったのに いつも混んでて 待たされた 跨線橋を 駆け上がって 背中で三脚 かちゃかちゃ鳴った 今日は空気の 抜けが良いと 登山口へ 行ったのよ ハマってたあの頃 崖も恐くなかった ただクマの足跡が 恐かった 「あさま」は もう過ぎたのかしら 20本も ベルビア買って 煉瓦の橋と 最後の紅葉 予報は晴れるって 言ったのに いつもちっとも 映えないの 橋の下には 碓氷川 3人やっとの 狭いスペース あなたは私の カメラを見つめ 出た目かいって 聞いたのよ ハマってたあの頃 崖も恐くなかった ただクマの足跡が 恐かった ***** 深町 忠利 > ふかまちただとし(モ) E-Mail > cub@t3.rim.or.jp URL > http://www.t3.rim.or.jp/~cub/ ***** 1997年10月2日 10:55:00 ***** [T:12650] [uf][Mo]Usui Mail 10/2 #1 おはやうございます、ふかまちです。 只今、ざんげ岩におります。 23号はイベントで台車を外してそのままだそうなのですが、あと未確認 の18号の他、EF63、9つのユニットが横川運転区におります。2号だ けは保存決定とのことで、軽井沢に留置されています。 「鉄道文化むら」(仮称)にはEF63−1の展示が予想されますが、 そういえばED42の保存機も、1号が横川で2号が軽井沢・・・・・・・ これも因縁でしょうか? 昨日一日まともな報告メールも投げなかったのですが、これは追って、弊 HPの「たった今」にて、画像を通じてレポートしたいと思います。 運転区の裏手では、穴を掘ってそこへ要らない書類などを放り込んで燃や しているのが見えました。昨日、制服を着込んでロクサンの前で記念撮影し ていた運転区の方々も、今日からは残務処理や後片付けでおおわらわなので しょう。火に投げ込んでいる人がいて、その後ろを押して驚かす人がいて、 ある種の和んだ空気は感じられるのですが、きっと、皆さんそれぞれ、昨日 (揃ってどこかへお出かけのようでした)の夜に、ひとつの区切りを付けた、 のありましょうか・・・・・そんな余計な詮索をしてしまい、後ろめたい私 です。 10時頃になって、ロクニの単機がやってきました。いよいよお迎えです。 ロクサン1ユニットを連結して、駅の2番線に据えました。高崎側にロクニ が立つというのは、初めて見るような気がします。ロクサンはパンタを下げ たまま、抜け殻のように、ロクニに牽かれてます。 役目を終えたロクサン、とりあえずはよそに留置すると聞いてますが、ロ クニは切り離されちょっと離れて休憩しています。多分、もう1ユニット連 れて来るのでしょう・・・。 余命わずかのロクニ、そこへ科せられた仕事が、先に燃え尽きた兄弟機ロ クサンの回送とは、切ないですね。 ***** 深町 忠利 > ふかまちただとし(モ) E-Mail > cub@t3.rim.or.jp URL > http://www.t3.rim.or.jp/~cub/ ***** 1997年10月2日 17:46:22 ***** [T:12655] [uf][Mo]Usui Mail 10/2 #2 こんにちは、ふかまちです。 ロクニはまた運転区に戻り、今度は茶ガマ混じりのユニットを牽いていきました。 これを連結して、5重連・・・・・・・いやパンタを上げているのはロクニのみ、 ですが・・・。 発車がいつなのかと待っていると、あの、懐かしいブロワー音が。 また幻聴かと思えど、なななんとロクサンが動いている! 確かに、ロクサンが 動いていました。「生きてる!」・・・思わず口走ってしまいました。留置してい るだけなので、動くのも当たり前と言えば当たり前なのですが、都合3両ほどのロ クサン達が、一つだけパンタを上げて、構内で入換をしていました。 もう、あの音は聞けないと思っていたのに・・・・・・。(ToT) さてロクニ、12:59に横川を出て行きました。恐らく、後ろの4両のロクサ ンにとってはもう戻ることの無い、旅立ちです。私は彼らの旅立ちを見送るために、 ここへ登ってきたのです。 さて、下山してからなななんと本物の「写音集」の方にお会いしました。先方も 私のことをちらとご存知のようで、些か恐縮。例の「裏写音集」(横軽の、ある種 ダークサイドを後世に伝えるための記録集)ネタを話すと、「楽しみにしてます」 と笑われてしまいました。下らなくて、スミマセン・・・。(-o-::: しっかし、彼らの「生録」にかける情熱は、プロカメラマンであることとは無関 係の「熱きアマチュア」そのものであり、その心意気には敬服。DJ誌の特集記事 に感化された方も、少なくないんじゃないでしょうか? 私もその一人ですし、そ れになんたって、録音機材の高性能化とその普及は、この時代の大きな力と言えま すね。投資という最初のハードルが低い分だけ、録音に取り組む人の感性が活かさ れるのですから。 碓氷もそろそろ日が暮れてきました。私も明日には社会復帰(笑)するつもりで す。ML上やDMで応援くださった皆様、有り難うございました。お蔭様で有意義 に見届ける事が出来ました。今は軽い脱力感とロクサンの亡霊(?)が伴っていま すが、そのうち折り合いが着くでしょう。‘84年のEF58引退の時はそのまま 鉄道から離れてしまいましたが、今度は違う気がします。同じ私では無いですから。 碓氷で得たもの、碓氷で出来た宿題、それらひっくるめて、私の、これからの鉄道 への接し方に、表れて来ると思います。 私の「碓氷メール」は、まだまだ続きます。「碓氷峠ファイナル」へも、ひょっ としたら何か書き加えるかもしれませんが、ひとまず区切りとしたいと思います。 お付き合い、有り難うございました。 あ、併HPの”碓氷峠の「たった今」”、早急に更新いたしますので。(^^;;; ***** 深町 忠利 > ふかまちただとし(モ) E-Mail > cub@t3.rim.or.jp URL > http://www.t3.rim.or.jp/~cub/