***** 1998年10月25日 18:57:49 *****
[T:23368] [Mo]Usui Mail 1998/10/25



 こんにちは、ふかまちでございます。


 ひょっとしたらお久しぶりかもな碓氷メール、本日は「碓氷峠鉄道文
化むら」建設進捗状況を外野的に偵察に参りました。天気が良いので
「ざんげ岩定点観測」オプション付です(笑)。んで横川を俯瞰しなが
ら、今ぽちぽち打ってます。今日のMR(モバイル鉄)アイテムはDDI
ポケットのPHSで、ここは圏外なので高崎方へ戻って投げなくてはな
りません・・・。因みにNTTパーソナルはざんげ岩でもバッチリ、と
のこと。実証した方がおっしゃってました(笑)。

 さて眼下の横川駅構内には、EF53 2,DD51 1,EF59 1,EF30 20,EF70 1001,
EF63 1,EF60 501、ちょっと離れてオハユニ61 107、ナハフ11 1、
キニ58 1・・・・・・とまぁ、ホームから1本となりの5番線には、
そーそーたる顔ぶれがそろってまして、これらもちろんみんな、「碓氷
峠鉄道文化むら」の保存車両。久々に「編成」(?)をここで拝めるの
は、ちょっと嬉しいような気も。

 そしてこれからまだまだ、レストアした車両達がやってくるんですね。

 そのまた1本置いた隣、よく出番待ちのロクサンが待機していたとこ
ろなんですけど、運転区の庫の横でシートを被っていたロクサン4両が、
こちらへ引き出されていました。庫の周りも工事が始まるのでしょうか?
軽井沢方(・・・)の1両は、シートが足りなかったらしく顔がよく見
えます。(^^;;;

 この機関車群とロクサン、いわゆる構内踏切からよく見えて撮影も可、
なんですけど、構内へズカズカ入っていく輩が後を絶たないのか、通路
両脇には最近ロープが張られたようです。こんなものが「廃止前」状態
に復元(?)されるというのも、なんだかなぁ・・・。あ、杭はどうな
ってたっけ・・・?

 でまさっきその踏切で撮っていた時、そこへ、ホームからこっちへ出
てきて、ひょい、とロープを潜るおじさん。こっちへ来て、機関車撮っ
てます・・・・・をゐをゐ、ちょっと待った!

 私「改札通らなきゃだめですよ」、おじさん「は?」。

 は?、じゃねーだろよ。(-o-#

 運転区の建物は相変わらず・・・・・・ではなくて国道へ向いた正面
入口の壁が剥がされてます。こちらもリフォームが進みつつあるようで。
「さなぎ」のような状態なんですね、今は。



 その名は「あぷとくん」だったか、園内を周回するナロー蒸機鉄道の、
その客車が搬入されてました。色は「青大将」ベースに窓周りが赤、風
だったか・・・・・なんか言葉だけではスゴイ色みたいですけど。(^^;;
国道からよく見えるのですが、その3両がそれぞれ「榛名」、「妙義」、
「赤城」と命名されてました。なんだかお座敷列車みたい(笑)。そし
てそこに連なるようにビニールシートの仮設ガレージらしきものがあっ
たのですが、じゃあこの中が、アレですかね?

 余談ですが、「あぷとくん」の蒸機はべつにラック式というわけでは
なくて普通の蒸機・・・・・・けれども「アプト」は碓氷の鉄道の象徴
のひとつであるので、その意味を込めて平仮名で命名して、親しみやす
く「くん」を付けた・・・・・・といったような説明が松井田町サイド
からなされていたような。

 また大井川鉄道には現役の(というよりは最新式の)アプト式鉄道が
ありますけど、こちらには以前より「アプトくん」というキャラクター
がいますね。バリバリにカブってます。(^^;; イラストを印刷したお土
産物があったりします。



 で、ざんげ岩定点観測に戻ります。(^^;;;

 既報だったと思うのですけど、下り線が、かつてED42が収まって
いた「準鉄道記念物」の屋根のあたりで途切れていて、目で追っていく
と「郵便局の踏切」こと第16中山道踏切まで、すっかりレールが無く
なっています。横川駅寄りの半分くらいは、枕木さえ剥がされている様
子。横軽のいわば肉体が解体されていくのを見るのは、自称「横軽ist」
的には身を切られる思いもなきにしもあらず、なわけですけど、これも
また致し方無しか・・・・・上り線の方は辛うじてまだ、健在です。

 敷地内は、「郵便局の踏切」方向から放射上に4組、8本の展示線が
並んでいます。実際敷地の入り口まで届いているのはそのうち1本、他
の線路へは仮設線路で振り分けるのでしょうか?

 でその展示線、長さ的には恐らく2両/本という雰囲気なので、計
16両は収まるといった具合。展示線1組毎に島式の仮設ホームのよう
なものが据えられていて、展示車両内に入るか中を覗くか出来るようで
す。

 外周の「あぷとくん」用ナロー線路は、まだ国道に面したあたりしか
姿を現していないんですけど、構想発表から気になっているのは、「郵
便局の踏切」から入ってくる線路との交差。軌間の違う平面交差出現か
という期待(笑)を抱いてしまったのですが、さてさてどうなるのか
・・・・・・また、運転区の庫の近く、国道へ向けて建設工事の大きな
看板が立っているあたりに、どう見てもターンテーブルな丸い物体が見
えます。たーしかに、松井田町の資料のイラストでもこのへんにターン
テーブルがありますし、それでしょうきっと。



 風が冷たくなってきたので下界へ降りて、まだ明るいので丸山へ。

 建物前のコスモス、まだ咲き残っていました。今年は少し少なかった
のですけど、いつもより長く咲いていたようです。そしてきっと、多く
の人の目を楽しませたことでしょう・・・・・・それだけここは、今も
人の訪れる所なのだから。

 暮れ行く丸山には私しかいなくて、聞こえるのは茂みの虫の音と、遠
く上信越道の車の音。変電所の建物はいつものように堂々と、私を見下
ろしています。誰もいなくとも、いつでもここに堂々としている・・・・
・・・・ずうーっと前から。晩秋の風に揺れるコスモスは、そんな時の
流れにゆっくりと、リズムを取っているようでした。



<<予告>>「ざんげ岩定点観測」シリーズ、近日公開。取り込み階調^H^H快調!



#でこれ、帰りの高崎線の電車から投げますです。いじくってたら熊谷
#も過ぎちゃいまして、今どこだか。(^^;;



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     深町 忠利 > ふかまちただとし(モ)"W"
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